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夜羽視点

夜羽「美月がいないとなぁ…」

美月がいないと

こうなる。


キーンコーンカーンコーン


女子生徒達「「夜羽先輩〜！」」


女子生徒「夜羽先輩！一緒にお昼ご飯食べましょうよ！」

女子生徒「夜羽先輩、好きです！」

色んな言葉があちらこちらから降ってくる。
やだなぁ

その時に突然予知が始まった。
夜羽「みんな、ありがとう。少しの間静かにしてくれる？」
周りはしィーんと静かになった。


集中して、未来を見る。

夜羽(女の子…なにをしてるんだろ…)
誰かに向かって木刀を向け、叫んでいる。
周りにも男の子と女の子がいる。

(？！ 蹴られた！)

蹴られて気絶してる…。

車に乗せられて連れ去られた。

夜羽「急がなきゃ！」

人ごみをかき分け、その事件のあった道を目指してあたしは走っていった。


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夜羽「はぁ、はぁ！……！！」

間に合わなかった…！

さっきの予知はあたしがここで見る予知だったのか…
悔しい。

近くにいた男の子達の元へ近寄り、聞いてみた。

？？「初奈が…連れていかれた…！」
？？「あぁ、くそ…」
夜羽「そっか…なにか出来ることはない？
あたし、月影学園中等部三年の小鳥遊夜羽。
月影学園中等部の制服みたいだけど、君達は？」

スコール「俺はスコール」
リノア「私はリノア」
イルミア「イルミアです」
夜羽「宜しく。それでその初奈って子は君達の友達かな？」

静かになってしまった。

夜羽「ごめん、まずいこと聞いちゃって…
初奈って子、助ける？」

スコール「助けに行く…助け出すんだ」
イルミア「私も助けにいきます！」
リノア「うん、行く」

友達思いで優しい子達だ。

よし、手伝おう。

あたしは座っているスコールに手を差し延べ、立たせてあげた。