二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 【視点小説】消えた雪姫【参加者募集中】 ( No.817 )
日時: 2015/06/28 08:36
名前: ピコパ ◆aIf9C.jTkU (ID: k7pNoPCO)


翌朝、月影学園は真ん中から真っ二つになっていた。
スコール「……………はぁ…………」
リノア「何がどうなったらこんなに真っ二つになるのよ……」
その時、屋上に誰かが立っていた。それも二人。一人はかなり負傷しているアルフレド。もう一人は………
スコール「あの時の……」
モビルスーツと戦ってた魔法使いの一団の一人か……
スコール「アルフレドはどうやら徹夜で相手をしてたようだな。」
ティーダ「あ、先輩!今日は臨時休校だそうっスよ!」
正門にいた教師に話を聞いていたティーダが戻ってきた。
スコール「まったく………学園をここまで戻したのにどれだけかかったと思っているのやら……」
スコールは半ば飽きれていた。いったいどれだけの寄付金をつぎこんだことか………。本当、つくづく皆の思いを無駄にしてくれる。
スコール「これは仕置きが必要だな………」
ガンブレードを持つ手に力が入る。
スコール「リノア………レビテガとヘイスガ、あとウォールを頼む。」
リノア「りょーかーい!!ヴァリー!」
リノアは魔法を重ねがけした。これによりほぼ重力を無視した動きができる。さらに時空間を歪めることで速く動け、魔法障壁により物理攻撃によるダメージと魔法攻撃によるダメージを防げる。
スコール「よし……行くぞ!」
リノア「おっけー!」
ティーダ「俺も行くっス!」
偶然魔法がかかったティーダも引き入れ、3人はジャンプして屋上へ向かった。


アルフレド「……………」
赤璃「あら?もう終わり?つまんないの。」
狂気が滲む瞳を持った赤璃がじりじりと間合いを詰める。アルフレドは徹夜で赤璃の攻撃を受け続けボロボロになっていた。
スコール「そこまでだ、これ以上学園を壊されたら困る。」
その間にスコールとリノア、ティーダが降り立つ。
赤璃「またあなたなの………どうしていつも私の邪魔ばっかり………」
赤璃は怒りと狂気の入り交じる瞳でスコールを睨んだ。
スコール「俺だって正しいことなら止めはしないさ。しかしお前はあまりに自分勝手すぎる。皆でここまで戻してきた学園をお前は破壊したんだ。それ相応の礼はさせてもらうぞ。それともどうしてもこんなことをしなければならない理由があったのか?」
赤璃「話してもあなたにはわからないわよ…そこをどいて、それともあなたも死ぬ?」
スコール「お前に俺が殺せるのか?」
赤璃「…………どうやら痛いのを求めてるようね。……本気でいくわよ。」
赤璃はただならぬ殺気を秘めながらスコールに近づく。
スコール「いいだろう、俺も本気で行かせてもらう……」
スコールはガンブレードをライオンハートに強化し、獲物を狙う獅子のごとく赤璃を睨み前へ進む。