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美亜視点
理緒、大丈夫かなぁ…。
雪奈「あら、美亜。」
美亜「雪奈！どうやってここに…。」
雪奈「いいじゃない。そんな事より、雪天使の歌声の聖地のクリスタルを…。」
美亜「渡させるわけにはいかない！」
私は、雪奈を必死で止める。しかし、雪奈はものともせず払いのけた。
雪奈「さて、試練の場へ…。」
と言うと、突然雪奈の体に激しい痛みが起こる。
雪奈「ヘルヘイム……力を貸しなさい……。」
ヘルヘイム『残念だが、この結界を壊す事はできない。』
雪奈「何…でよ…！」
ヘルヘイム『この結界はかつて強かった雪天使の歌声の聖地のクリスタルの力だ。私をも退けるこの力では…。到底無理だ…。』
雪奈「くそっ！じゃあ、待つ…しかない…か。」
理緒視点
雪天使『理緒。』
理緒「ん…？」
雪天使『貴方は、人間を葬り去ろうとしているんじゃありませんか？』
理緒「違う！私は、たとえ嫌な人がいようとも、葬り去ろうとはしない！」
雪天使『ならば、貴方は１人で寂しかったのではありませんか？』
理緒「それも違う。私には仲間がいる。その皆がいたから、私はここにいる！」
雪天使『ならば、最後の質問です。』