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二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- STORY-第三者/足はゆっくり。 ( No.924 )
- 日時: 2015/07/15 20:59
- 名前: 涼月@つわさんお疲れ。 ◆VUQvTq9Vpk (ID: eM/clS77)
光視点
「あっはは!なーんか嫌な気配がすると思ったら…なんだここ!驚いた驚いた!」
…はぁ。
「あのね、ルイ。僕のこの移動術も万能じゃないんだから…帰れないよ」
「帰れないか!いやぁ、驚いた驚いた!」
…だめだこいつ。完全に蛍石の影響受けてやがる。
「…ぼくのは」
…あれ?なんかしゃべり方…
「わー、これではやくうごけるよー!」
…まさか…僕の蛍石って…『今剣』!?
「さって…驚いてばっかじゃいられないね。ちょっと自主規制しないと…」
「そうだね!はやくたおしておにごっこしようよ!」
「…ぴかる、あんた…」
ごめんルイ!
「はぁ…ま、いいや」
ルイは袖をポンポンとさわり何かを確認すると、走り出す。
「うぉ!?なにこの速さ…」
…まさかこれも蛍石…
「まあいい!敵どもにはわりいが驚いてもらおう!」
ルイは堅そうな敵に素早く掴み掛り、袖に忍ばせていた『それ』を刺す。
グサリ、と鈍い音がしたのが分かった。
「いやぁ…驚いた!ここまで硬いとは!」
もちろん敵ではなく、手に握っていた『それ』がだ。
厚藤四郎…鎧通しか。
「わー、ルイすごーい!」
「いやねぇ」
「よーし、ぼくもがんばっちゃいますよー!」
「いっけー!」
「いつもより、はやくうごけるんです!」
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