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電子(電池)視点

「みのりぃぃぃぃぃぃ！！」
枯れた声、もう隠すことを忘れとるその目。どう考えてもこいつはティンや。
「うわ、帰ってきたの？」
「いや！それが！いぢだいじなわげで！」
「まず喉飴なめろ、電子ちゃんが怖がってる」
「はあ…全くだね、君は」
「悪かったな」
相変わらずなおんのはええな…
「あ、あの…一大事、ってどういうわけですか？」
「いやー、俺一回捕まりかけたんだけどさ…すげえよ！高音が役に立ったよ！」
あー、さっき聞こえたモスキート音こいつか。
「で？進展は？」
「えーっと、初奈は無事だ！さっきセーラ？だったか？が一緒にいてやってた」
「で、君はその途中に捕まりかけたと」
「うるっせえな！この残イケ！」
「お、おちついて下さい…」
もう嫌や、このキャラ。せめてこっから帰るまでには戻ろ。
「…おっと、もうこんな時間か。僕はテレビ見るから帰るよ」
「「自分勝手すぎだろ」」
うん、お前らナイスツッコミや。
「えーっと…じゃあ私も…」
急いで、着替えられるとこへ。
変装解除→服着替える→声何とか戻す→戻ってくる。
「はあ…はあ…よ、お前ら」
「でんちん…ずいぶん息上がってるけどどうした？」
「なんでも…あらへんで」
「そうか」
「ティーン」
「！？」
「ヤッホ♪」
「ルイ！変なとこから来るな！」
「おしい、あと3cmカメラ下で赤が見えた！」
…変態か。
【電ルイ帰還】