二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 【視点小説】消えた雪姫【参加者募集中】 ( No.930 )
日時: 2015/07/16 07:29
名前: ユウリ (ID: 344/XKJR)

理緒視点
悠馬「な、なるほどな…。」
風間「少しは学んだか。紛い物。」
悠馬「はいはい。学びましたよ。」
???「風間…。」
風間「その声は…。南雲か。小僧がこんな所に出てくるんじゃない。」
こ、小僧?どっからどう見ても女の人にしか見えないけど…。声も女の子っぽいし。
???「皆様、始めまして。南雲薫なぐもかおると申します。」
風間「いいかげん女装を止めたらどうだ。こっちはもう飽きるほど見てきた。」
薫「そうですね。では。」
と言い、薫さんの服は黒い衣装に変わり、結んだ髪を下ろし、黒髪のショートヘアとなった。
薫「それにしても風間、お前、今日は本当にどうしたんだ?」
薫さんの声のトーンがさっきよりも少し低くなり、口調も変わっていた。
風間「何がだ。」
薫「今日、女に自分の下の名前を言わせたり、キスしたり、抱きしめたり、お姫様抱っこしたりして。いつもなら絶対やらないはずなんだけどなぁ。」
風間「で、用件は何だ。」
薫「お前が本当に風間なのかって確かめにきた。」
風間「ふざけるな。正真正銘、俺は風間千景だ。じゃなければ、貴様の女装を見破る事も出来ないし、あの刀を使いこなすことも出来まい。」
薫「…それもそうだね。いや、今日は風間が少し変だったから、少し疑っていたよ。」
風間「用が済んだなら、もう帰れ。」
薫「分かってるよ。じゃあ。」
と言い、薫さんは瞬間移動する。
風間「全く…。疑り深い奴だ。」
理緒「あのさ、千景。『あの刀』って…。」
風間「これだ。」
千景は私に少し赤みを帯びた刀を見せる。
風間「これは、妖刀 破魔剣だ。普通の人間が持っていたら、妖刀に心を蝕まれ、人を切る人形になってしまう。」
理緒「千景は…。大丈夫なの?」
風間「あぁ。他の吸血鬼が持つと、そいつらは人が死ぬまで血を吸い尽くす。」
理緒「そんな恐ろしい剣を何故千景が持てるんだろう…?」
風間「知らん。」
悠馬「きっと風間がめちゃくちゃ自己中だから…。」
理緒「それは関係ないんじゃない?」