二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 【視点小説】消えた雪姫【参加者募集中】 ( No.933 )
- 日時: 2015/07/16 18:44
- 名前: ユウリ (ID: 344/XKJR)
理緒視点
理事長と赤璃ちゃんが押され始めている…!?助けないと…。私がバリアから出ようとしたその時、千景が止める。
風間「止めとけ。」
理緒「何で!?今、理事長達が…。」
風間「これは、あいつらの戦いだ。部外者である俺たちは、口出しをせぬほうがいい。」
理緒「そ、そう、なんだ。」
風間「はぁー…。少しは空気を読め。」
理緒「分かったよ…。」
悠馬視点
悠馬「なぁ、何であの思いっきり部外者な風間が理緒といい雰囲気になってんだ?」
美亜「やきもち?」
悠馬「ばっ、ちげーよ!俺はただなぁ…。」
美亜「そんな言い訳言わなくてもいいわ。私には、あんたの心がもう分かってるし。」
悠馬「そ、そうなのか…?」
美亜「風間に抱きつきたい…でしょ?」
悠馬「何でそうなるんだよ!」
美亜「いや、だってほら、あんた風間のことじっと見てたじゃない。」
悠馬「俺は、風間にやきもち焼いてたんだよ。それで、風間を睨んでたんだよ。」
美亜「煩い、ゲイめ。」
悠馬「どうしても俺をゲイに仕立てたいようだな…。」
美亜「だって、そうなんじゃないの?」
悠馬「お前、美少女なのに何でそういう事いうのかな…?」
美亜「私をおだてても何も出てこないわよ。」
悠馬「今のは、おだててなんかない。俺の本心だ。」
美亜「え…。(ドキッ」
悠馬「まあ、理緒には遠く及ばないけどな。ww」
美亜「(ブチッ調子に乗りやがって…。一瞬でもドキッとした私がバカだった…。」
悠馬「は?」
美亜「何でも無いわよ。ゲイ。」
悠馬「俺は、紛い物でゲイなんすか、ユウリ…。」
理緒視点
うーん…。千景、感情は無いのかな…。ほとんど笑うか怒るか真顔だしな…。泣くとか、照れるとか、そんな時は無いのかな…。
風間「そこにいたのか。紛い物。てっきり怯えて逃げ出したものだと思っていたぞ。」
もっと周囲を見ようよ…。
悠馬「ここまで来たってのに、誰が逃げるか!」
風間「はぁー…。貴様、どさくさに紛れてバリアから抜け出そうとするな。」
見ると、目の前にいる悠馬はただの分身で、本物はバリアから抜け出そうとしていた。
悠馬「ば、ばれたか…。」
風間「吸血鬼をバカにするな。」
悠馬「でもさ、あいつらやばくないか?助けに行ったほうが…。」
風間「…勝手にしろ。せいぜい、死なないようにする事だな。」
悠馬「そのセリフ、そのままお前に返してやるよ。」
風間「俺は出て行こうとはしてない。」
悠馬「もし、出てきた時だよ。」
風間「その時は、笑えない冗談だな。と言ってやる。」
あ、吸血鬼と言えば…。私は千景にふと思い出したことを言ってみる。
理緒「千景、吸血鬼といえば、天霧さんや不知火さんはどうしたの?」
風間「奴らがいないからどうだと言うのだ。俺1人いれば事足りる。」
理緒「そ、そうじゃなくって、私らを外部から来た魔物たちから助けてるんでしょう?だから、大丈夫かなって…。」
風間「…無用な心配だ。奴らは奴らで別に為すべき事がある。」
美亜「(天霧たちにやきもち焼いてんのかな…。)」
悠馬「ま、あいつらなら大丈夫だろ。あいつらの強さは前見たし。」
悠馬、いつ見たの?
悠馬「つーかどうせならお前じゃなく、天霧や不知火が来りゃ良かったのにな。」
風間「なんだ、お前は奴らに惚れているのか?」
悠馬「ちげーよ!あいつらの方が、まだ話が分かると思っただけだし!」
美亜「(悠馬はとんでもないゲイだったっと。メモしないとね。)」
悠馬「それに、天霧たちと戦って、どっちが強いかはっきりさせたいし。」
風間「結果は火を見るより明らかだがな。」
悠馬「何でお前が断言するんだよ!?」
理緒「ああもうっ、また始まった…。」
風間「俺と天霧たちが変わるより、むしろ貴様と天霧たちが交代すればそれが最善だ。今すぐ交代しろ。」
悠馬「俺にはここにいる理由があるんだよ!」
これって…千景曰くの紛い物と吸血鬼が相容れないから喧嘩してるんじゃないよね?どう見たってただ単に悠馬と千景だから喧嘩してるんだよね?この2人はそういう相性なんだろうなって、つい納得してしまう。こういうのを、
理緒「悪友って言うのかな?」
こっそりとつぶやいた私はいつの間にか笑ってしまっていた。
悠馬「何で笑うんだよ!」
風間「何故笑う?」
理緒「ご、ごめん!笑うつもりは無かったんだけど、何だかんだ言いつつ、2人共息が合ってるのが可笑しくてさ…。」
悠馬「合ってねーし!」
風間「合ってなどいない。」
理緒「…っあははははは!」
私は我慢できなくて、私は声を上げて笑う。私につられたのか、悠馬もついつい笑ってしまったみたい。
風間「意味が分からん…。貴様まで一緒になって何故笑う。」
悠馬「い、いや、俺にも分かんねー。ただなんつーか…その…。」
風間「…。」
悠馬「ははははは!」
風間「分かった。もういいからそのまま笑い死ね。」
理緒「あはは…。」