二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 自作逃走中ep2 三色電脳都市と黒い影 ( No.382 )
- 日時: 2015/12/03 07:36
- 名前: YUMA (ID: xV3zxjLd)
19.灰鹿の作者の規格外の秘密とその代償なん打ッ!・1
エダサイド>
某所
エダ「ぐ、ぐぁあああア!!ゴホッ、ゴホッ...」
<絶賛吐血中
ユマちゃんめぇえええ!ジエちゃんがあの時(*前回参照)カードから召喚した剣で受けた傷口がなかなか治らない上悪化している。殺傷力だけじゃなくて毒系か呪いを仕込んでいたなあの性悪クソビッチめぇえええ!!
ケロイチ「エダ氏、早く痛み止めの薬を飲んで下さ...」
ピンクの目のケロイチが目の前に。薬包紙の大量の錠剤とコップの水が出されたが...
ガシャン、バラバラ!
<エダ、痛み止めの錠剤を鷲掴み
ケロイチ「ゲコ!?お水飲まな」
エダ「ンなヒマ無い!ボリボリ、ゴクッ...ぐ、はぁ、はぁ...」
水無しで無理やり飲んだというか体にねじ込んだ大量の痛み止めの錠剤は効くまで時間がかかるタイプ。癪に触るが...仕方ない。ユリカちゃんの血液を使って錠剤に補正もかけたけど不完全だからさっきみたいな大量の定期投薬は必須...いつまでもつか...
ユマ「治療費と薬代と慰謝料は全部ユマちゃんに請求しよう、そうしよう...」
ケロニー「現在、費用を計算中でちゅ。お待ちくだしゃい。」
<眼鏡とそろばんとメモ道具装備
紺色目のケロニーが手がける請求書の原案はもうすぐ出来上がりか。後で色々細かい利子やどうでもいい理由の請求額を書き加えてユマちゃんに全て現金で請求するんだ...そう考えて平静に。Be cool...我慢しろエダちゃん...
エダ「ケロヨン。ゴポッ、はぁ、はぁ...ライブハウスの様子は」
<まだ吐血。
ケロヨン「ヲイ、無茶するなだぜ(・_・;)ケロゴーからは相変わらずだが...?スタッフとガンダム組が何か話しているな。警戒した方が良い...」
ガンダム組と仮面ライダー組にはエダちゃんサイドの情報が気付かれてる可能性ありか。これだけでもいいや、
エダ「で。ユマちゃんはケロサンが監視して」
<口の血を拭う
ケロヨン「それは気付かれたぜ。控室の監視映像をハッキングした結果は」
*以下、映像。ユマがいる控室に顔があまり見えない誰か2人が入って来た。黄色の目のケロサンを鎖で捕獲している。
??1&??2「失礼する(失礼します)!」
ユマ「2人共。病室で説明は受けたと思いますが...!!このカエルは!?」
??1「ユマさん、こいつを発見して来た。ゲコゲコ鳴いていて話している内容は分からんかったが...」
??2「抵抗の様子から...コレは解析に回すべきだと思います。もしくは...」
ユマ「もしくは?」
声と服装の特徴から??1=グレちゃん、??2=マホちゃんだな。羽清ちゃんが起こした共鳴現象から完全回復した様子だ。
??1=グレイディア「MAHOKOさん...尋問は時間の無駄だ。このボケガエル、”燃やして”良いか?数秒あれば十分だ。」
??2=MAHOKO「ユマさん。使用禁止カードをこのクソガエルに使う理由が出来ました...止めないでね?(黒笑)」
<手にサンダー・ボルトのカード
ユマ「...燃やすのもフルボッコも自由ですが...解析後にお願いします。(・_・;」
ケロサン((((;゜Д゜)))))))
ケロサン、ご愁傷様。後で君の亡骸は緑の目のケロゴーに回収させるよ。そしてユマちゃんに次の課題の干渉作戦色々バレてしまうか。ああ、悔しいね。
ケロヨン「エダしゃま。あのMで始まる女は作戦を練り直す必要があるぜい。及びグレイとか何とかいう悪ガキの奴は取調した。」
赤い目のケロヨンから渡された資料...グレちゃんは相当ヤバそうだね。”規格外のおバカ”と正面から殺りあえば今のエダちゃんの体は持たない。だが...
エダ「ヒ火ひひ日ひ...あはははha判はははははハ...」
グレちゃん、マホちゃんへの対策は万全。あの時葉月ちゃん達とコンタクトするのを覚悟して研究施設から得た情報が正しいなら...マホちゃんはもちろん、グレちゃんも再起不能に出来る。
ユマサイド>
一方...
同刻、病室内部
ケロサン「」
<黒焦げに
グレイディア「...詳しくは聞いていたが、あの時のオズワルドと同様”異端者”による犯行か。」
ユマは頷く。灰鹿の作者は今回のエダと同じ異端者絡みの事件にエンカウントした履歴があったのだ。
MAHOKO「...私の世界のキース以上にまずいですよね(・_・;外道よりもしつこく突っ掛かる所とかユマさんに対する執着心とか...」
ど外道な輩がいる作者には相当ヤバい...2人にエダの事はもう全て話している。と、急にシェイドが騒ぎ出した。
シェイド(・_・;つ通信 手塚氏
3人「?」
*一旦、現在に
現在、白百合邸書斎
予定が入ったネオイクスは国分寺兄弟と共に退場し、書斎は再度ユマと長原だけになる。
ユマ「で、その先ですが。」
長原「手塚の予言が再度出たんですね。今度はグレイディアさん個人とMAHOKOさん個人に対する...」
反応した真司はシェイドを手塚海之に繋いでいた。
手塚「聞こえるな?長原。グレイディアとMAHOKOの件は...」
1.グレイディア
・1つ目。一護とグレイディアがつばぜり合いになる。
・2つ目。なのは、クルトと別れてグレイディアが単独行動し始める映像。よく見ると彼の顔色が悪い上胸を押さえている。
・3つ目、誰かと戦闘しているが急に胸部を抑え、その場でうずくまってしまう。そこで誰かの手から何かを奪い取り...
2.MAHOKO
・1つ目。仮想空間らしき場所でアングスがMAHOKOを庇う映像。
・2つ目。仮想空間の何処かで体が動かない状態になったMAHOKO、ドゥクス、アングスが雑魚モンスターに包囲されるのをエダが高み見物する映像
・3つ目、エダが鬼の形相になったMAHOKOに体を引き裂かれる映像。
・1つ目から3つ目の予言が全て的中すると起こる可能性がある最悪の事態。目が虚ろで何かに怯えているMAHOKOがリアルタイムで遊戯王カードの溶岩魔神ラヴァ・ゴーレムに自分の体を内包されているモノに似た真っ黒なタールの化け物になる赤い映像
手塚「グレイディアには最悪の事態の可能性が見えてなかったが、最悪の事態が見えているMAHOKOが問題だった。」
草加「課題が終わった後にユリカは捕捉されたよ。この時になってユリカが魔月に感染していた事をスタッフ全員が知ったんだ。遅かった。」
長原「ユリカさん、再度登場って奴か。」
では本題に
- Re: 自作逃走中ep2 三色電脳都市と黒い影 ( No.383 )
- 日時: 2015/11/29 20:58
- 名前: YUMA (ID: nAia7yCz)
19.灰鹿の作者の規格外の秘密とその代償なん打ッ!・2
今回のメンバーと作戦会議だ
こちらはスタッフ側。エダの目的についてが共有されている。
進ノ介「...という訳だ。異端者エダの目的は篠崎さんを絶望させる事だと言っていた。」
士「...大体分かった。本当に馬鹿野郎だな。」
タケル「デバイスカードのダメージで相当弱っているけど油断出来ねえのか。」
そしてガンダム側...カテジナの呼びかけでエダの行動に警戒を強める様子。
カテジナ「グラ公とティエリア。まだあたしらで当たってないのはアンタ達だけだからね。あの女は嘘を平気でつくから信じるんじゃないよ?」
そして壇上に上がった進ノ介はドア銃で的を撃ち抜く。
進ノ介「グラハム・エーカー、海馬瀬人、黒崎一護。以上3名は壇上に。」
グラハム「2人共、エダの件は」
海馬「心配無用...先程弟とユマから聞いている。」
一護「葉月さんの件の前後から契約者にはエダの情報は全員共有されてるんだ。問題ねえ。」
情報、共有済みだ。そしてお題...
タケル「...ビートストリームを用意したよ。メンテナンスは完璧だぜ!」
では開始。最初は...
グラハム「私からだぁああああ!」
<股間シャイニングがタカハシサンに&全裸
海馬&一護(^ω^#)
進ノ介「タケル、お前は見るなよ、絶対に見るな。」
タケル「??」
<ユマの仮面ライダーゴーストはピュアっ子
*しばらくお待ちください。なお、
グラハムの選曲>
惑星ロリポップ
ナイト・オブ・ナイツ
リズの内心革命
で、2人目は社長。
海馬の選曲>
放課後ストライド
サリシノハラ
閃光の行方
なお、放課後ストライドには2パターンがあり、社長がプレイしたのはアニメ版のエルナちゃんバージョンだった。ラストの一護だが...
一護「色々と迷うな。3曲だから...」
死神代行が選ぼうとしている1曲目は
”エクストラ・マジック・アワー”
...まだポピュラーな曲選だが...
ルキア「一護!...”物凄い勢いで〜”はやらんのか貴様!(怒)」
一護「選曲ぐらいちゃんとさせて...」
そこで選曲音声...
一護「!?」
しかも選曲は
”物凄い勢いでけーねが物凄い歌”
...ルキアのリクエスト曲だ。誰がやった?一護の視線の先には...
グラハム「良いではないか黒崎。朽木嬢がリクエストしているのだろう?」
一護「テメぇええええ!!」
仕方がないのでプレイするが色々歌詞とムービーが恥ずかしいので一護は涙目...
一護「東方選曲なら...最終鬼畜妹の...」
気をとりなおして一護が2曲目に選ぼうとしているのは、
”最終鬼畜妹フランドール・S”
ユマ的に東方でかっこいい曲だがそれと同時にモクバがシェイドの通信を受けた事で...
モクバ「悪い、一護。病室の奴らから」
グリムジョー「ゴラァ黒崎!最終鬼畜妹選ぶなら夏イベントのアバンチュールを選べええええ!」
一護「誰があの曲を...」
*選曲音声。当然ながら選曲はリクエスト通り、
”ドッキン☆サマーあばんちゅーる”
だった。
一護「な!!酷いぞシェイド...」
シェイド(>_<)つ”ごめんなさい”
身内のリクエストが原因で死神代行はここまでネタ曲が2連続...お前ら、やりたい曲あるなら自分でやろうよ...(´・_・`)
一護「こ、今度こそ...」
最後の一護の選曲は...選曲時間制限が押し始める。
一護「あれ?何処だ、何処に」
*選曲音声...
一護((((;゜Д゜)))))))
タイムアウトで選んでたのは...
”びいすと”
皆さんご存知の方がいるかもしれないがネタ満載の曲だ...
BGM:びいすと
(BeatStream)
一護「これだけは選びたくなかったんだよおおおお!!」
知らない人に説明すると、
・ビートまりお氏の曲。
・変顔したりメタだったり言っちゃいけないetc...など、ネタ満載なカオス。
・ビートストリームを愛するプレイヤーの為の曲というべきか?
かな?
一護「...」
<落ち込みなう。ちなみに探していた曲は蛇神だったそうな
次が対戦相手
- Re: 自作逃走中ep2 三色電脳都市と黒い影 ( No.384 )
- 日時: 2015/11/29 21:05
- 名前: YUMA (ID: nAia7yCz)
19.灰鹿の作者の規格外の秘密とその代償なん打ッ!・3
今回の方は
同刻、某所
ユマ「...何かあったら警戒をお願いします。及び」
グレイディア「手塚の予言は心配するな...ユマさん」
今回の作者である灰鹿の作者、グレイディア。こちらもビートストリームをプレイだが、
グレイディア「東方以外は全く知らんモノばかりだな。申し訳ないがオリジナルでおすすめ曲をお願いしたい。」
...そうでしたね。彼の為のおすすめを準備しますが、
ユマ「ユマおすすめをランダムなのでお覚悟を。」
シェイド(・_・)つ印刷完了
グレイディア「お覚悟って...!」
「私」がシェイドに印刷して貰ったメモを手渡されたグレイディアは絶句。
メモの内容>
1.びいすと
2.隅田川夏恋歌
3.怪盗Biscoの挑戦状
グレイディア「な!?1曲目は一護が最後にやってた曲をやれだと!!他の2曲はまだ移植とオリジナルで有名な曲だから許せるが...(>_<)」
だから、ランダムと言ったんだ。曲の変更は駄目ですよ?
1曲目>
BGM:びいすと
(BeatStream)
*お察し下さい
グレイディア「畜生おおおお!私は今不幸だぁああ!!(涙目)」
クルト「後で愚痴を聞いてやるか...」
2曲目>
BGM:隅田川夏恋歌
(jubeat ripples)
なのは「うわっ、ビートストリームでオリジナルムービーって...」
モノによっては移植でもオリジナルムービーがセットされているのだ。これがこのゲームの醍醐味。
3曲目>
BGM:怪盗Biscoの挑戦状
(BeatStream)
グレイディア「ほう、ノリノリになれるな。」
音ゲーとはお気に入りの曲を見つけた時の楽しさが売りだ。ユマは譜面難易度よりも曲の質かな。
ユマ「で、貴方方はこちらをどうぞ。(...どちらにも同じランクのモノを手渡ししてますがね。)」
今回は
逃走者チーム>
ブラックパス
グレイディアチーム>
謎のタブレット端末
を1つ手渡している。
どうなるかな(黒笑)
- Re: 自作逃走中ep2 三色電脳都市と黒い影 ( No.385 )
- 日時: 2015/11/29 21:18
- 名前: YUMA (ID: nAia7yCz)
19.灰鹿の作者の規格外の秘密とその代償なん打ッ!・4
課題説明
課題9
プランエイトエリア全域を舞台にサバイバル対決!
チームの誰か1人でも良いから生き残れば勝利のバトルロイヤルである!
舞台となるプランエイトエリアは...
・ショッピングモールは使用不可能なので、トリカゴ商店街がメインとなる。
・なお、グレイディアチームはアドバンテージで事前にトリカゴ商店街の構造を把握済み。(ただし課題の舞台は伝えたが仕込んだギミックとタブレット端末の事までは話していない)
・スタート地点は全員ランダム。バラバラに転送されてます(黒笑)
GAME START!
課題説明の後、スタート地点として全員バラバラに転送されている為、
バシュン!×6
グレイディア「ぐ!」
<姿が見えないが腕輪のみ
一護「何でココに転送されてんだよ!?(>_<)」
なのは「え?ここって」
海馬「(...俺のみか。)」
クルト「...クソ、作者となのははいないのか!」
グラハム「な、何でココからだ!そ、それよりブレイヴ!」
同刻、実況席
モクバ「両チーム、転送完了を確認。全員ランダムで同じ場所に転送されねえ設定にしてるぜ...」
ユマ「へえ。兄貴にも容赦無いな。全員の転送箇所は...」
転送箇所
グラハム>上空からスタートの為、飛行形態のブレイヴに乗って飛行している。彼の目の前にはベイエリアが見えているので南側にいる様子。
海馬>他作者関連のギルドや店や露店が並ぶ西側エリア。色々と無秩序に建物が建造されている&狭い道があるので薄暗い。モデルは台湾の街並みと韓国の露店を混ぜ混ぜした
一護>何処かの雑居ビル裏から出てくる様子がモニターから映る。反応は東から。ちなみに社長も彼の場所から近い。
なのは>北側の店。ファウラの薬屋が見えてる。タブレット端末はなのはが現在所持
クルト>南側のビルの裏手で何かを調べている。
グレイディア>西の路地裏から反応アリ。暗いので彼の姿が見えない...
紫原「ギミックシステムはオールグリーンだよー。...ってなのはちん何かあった?」
実は...
なのは「へ?何で動けないの、よ...?」
<急に目の前へモニター出現
急にその場から動けなくなった管理局のエースが見た例のタブレット端末にはこう記載されていた。
”相手チームメンバーが接触しない限り、高町なのはのスタンは継続します。しばらくお待ちください。”
ユマ「へぇ...予定通りだね。」
一定条件を満たしている輩が区画に入るとペナルティが発動する”ロウ”って罠を仕込んでおいたんだ。
<今回のギミック説明>
ロウトラップ
”ある一定条件を満たしている輩”が入るとペナルティが発動する区画。
基本的に入ると自分や自分のチームに対するデメリットが発動する。
今回、設置数はランダムで1〜5つに固定。ゲームスタートから10分毎にトラップ発動区画とペナルティ内容が変更になる。
ただし逃走者チームは”あるアイテム”を使えばペナルティを無効化出来る。
なお、グレイディアチームにペナルティ回避手段は無いのだが...?
無効化の方法はある
- Re: 自作逃走中ep2 三色電脳都市と黒い影 ( No.386 )
- 日時: 2015/11/29 21:28
- 名前: YUMA (ID: nAia7yCz)
19.灰鹿の作者の規格外の秘密とその代償なん打ッ!・5
××対策も完璧
一方...
グラハム「ふはははは!空を見上げよ紳士淑女諸君!我が股間は今日も絶好調」
<全裸&股間がシャイニングしております。
あのさー、隙あれば裸族技かますのやめようね。
ビビー!
グラハム「ム?」
だって、
”グラハム・エーカーが裸になったり何らかやらかしたり裸族技を使ったらお仕置きで落雷攻撃のペナルティをかける”
様、全区画に課題とは別なロウトラップを仕掛けているんだ。少し自重しろ(怒)
バシャァアアン!
グラハム「ハゴォオオオオ!!」
で、乙女座の武士道さん、墜落。しかも、
なのは「あれ?誰...」
全裸のグラハムを見て青ざめたなのは。無言で...
なのは「チアフォーム、チェンジ」
プロジェクトクロスゾーンの登場人物、黄龍寺美衣に似た姿であるチアフォームに変化し...つか顔が怖い...
なのは「レオ・バスター」
*しばらくお待ちください
グラハム「ぐ、先ほどの攻撃から強敵だな...高町教官」
ブレイヴ(`^´)
なのは「(さっきは自業自得と思う...(困))スタンからは回復したけど、相手チームメンバーとのコンタクトが条件だからなあ...全力で落とす!」
で、他の逃走者チーム2人は合流したまでは良かったのだが...
一護「何だ、さっきの雷と爆音。ショッピングモールの方からだよな。」
海馬「チッ...」
<グラハムがやらかしたと察する
そして爆音が響いた付近から何らかの物体2つが飛んでいく。
同刻、トリカゴ商店街南側、雑居ビル5F
クルト「って事は...なのははもう始めてるんだな。」
双眼鏡を取り出し、窓から眺めるネームレスNo.7。先では飛行しているグラハムとなのはが技の撃ち合い中...
クルト「さて、俺も...!」
双眼鏡をしまおうとした瞬間、何かを見たクルトは改造したH&Kのハンドガンを取り出し、窓から後退しながら...
ガンッ!ガンッ!
ぶち込む。ハンドガンの弾丸を。実弾も魔力コーティング弾丸も使うが...
クルト「クソッ...実弾も魔力コーティングした弾丸も効かないか...!」
裏側で魔力コーティング弾丸の件は参照するとして、外で姿を見せたのは、
ビッグけめくじ(^ω^)ノシ
ヨッシーアイランドのビッグけめくじ!今回の為に”全身を”魔力コーティングで強化しておりますぞ。実は
”建物内に入って一定時間が経過するとヤバい敵と強制エンカウントする”
ペナルティが発生するロウトラップがクルトのいたエリアに仕込まれていたのだ...しかも巨大なけめくじは開いた窓から頭を入れてくるぞヲイ((((;゜Д゜)))))))
クルト「早く外に出ないとッ...!」
バタン!
クルトは建物の中では不利と見て雑居ビルから外に出る。しかし、奴は建物に入るフリをしてクルトを待ち伏せしており、先ほどは頭を突っ込んだだけで...
ビッグけめくじ(°皿°##)ガルルル...
クルト「何で待ち伏せしてんだぁあああ!?(;゜Д゜)」
べちょ。
ビッグけめくじ(^ω^)
クルト「ぐ、だ、しか。こいつの弱点は...ッ!」
ネームレスNo.7はなすすべなくビッグけめくじに呑み込まれるが、これは計算通りだった。だって、
ズガガガガガ!
ビッグけめくじ「ギェエエエ!?」
<心臓を潰されて体が溶ける。
弱点のデカい心臓に近づけるからだ。しかも心臓に何のコーティングも無し。アサルトライフルの弾丸を零距離で心臓に大量に受け、なすすべ無かったのは巨大けめくじの方...
クルト「うぐっ...げほ、げほっ。アイツの情報を知らなかったらあそこで、やられて...」
一護「...あのデカいけめくじはアンタがやったのか?」
え。待て。クルトの頭は冷静に考えを示す。
海馬「アーヴィング大尉が1人だけの時に見つけて幸いだった様だ。黒崎。コレを渡す。」
海馬は一護に黒いパスカードを手渡す。
一護「ブラックパスか!サンキュー!」
クルト「な、待て」
一護が逆走するのを追いかけるクルト、2人を後から追いかける海馬。
海馬「説明だけしておくか。ロード・オブ・ドラゴンを召喚...」
神のカードの1柱、オベリスクの巨神兵がデビューしたデュエルで相手ロボットが使用していた魔法使いカードが召喚されたと同時に...
ビビー!
クルト「な!?出られないだとッ!」
海馬「(黒崎とエーカー少佐に他2人は任せるか...)」
アナウンス「当区画での戦闘行為を確認。ペナルティ発動します。海馬瀬人、クルト・アーヴィング。戦闘勝利者のみこの区画から出られます。敗北者はペナルティ変更まで出るのを禁じます。」
何と、戦闘行為を確認して発動するペナルティで海馬とクルトは閉じ込められる。
海馬「俺が黒崎に渡したブラックパスは...
所持者のペナルティを全て無効にする上、発動条件、ペナルティの内容を全て確認出来る代物でな。大尉と会う前に丁度10分経過してペナルティが変更されて助かったぞ...」
ペナルティ内容を事前に知ってワザとペナルティを発動させ、相手を閉じ込めた不敵な笑みの社長にネームレスNo.7も厳しい目つきに。覚悟を決めた様子。
クルト「(...さて、何処まで俺がやれるかだな)」
グラハムVSなのは、海馬VSクルト
- Re: 自作逃走中ep2 三色電脳都市と黒い影 ( No.387 )
- 日時: 2015/11/29 21:36
- 名前: YUMA (ID: nAia7yCz)
19.灰鹿の作者の規格外の秘密とその代償なん打ッ!・6
グラハムVSなのはだが...
ガキッ!ガキッ!ガンッ!
一方、なのははバリアジャケットとトンファーが目立つ近接格闘特化のバニングスフォームに変更してグラハムとブレイヴにラッシュを繰り出していた。
ブレイヴ(ー ー;)
グラハム「敵が手強いのは理解出来るぞ。ブレイヴ。」
飛行しながら回避するが長くは耐えられない。
*逃走中から数日前。過去回想。
白百合邸裏庭、訓練所
バンッ!バンッ!
ブレイヴ(>_<)
グラハム「ぐ、まだまだか。魔力付加の兆候を目立たぬ様にしたいが...」
ブレイヴのビームライフルであるドレイクハウリングは最大出力時に魔力を付加したのが目立つそうだ。
ブレイヴ(>_<)
ビリー「着弾時にここまでなってしまうとは...まだ的に火が燃えてるよ...」
ユマ「これでは駄目だな...着弾する前に魔力付加を気付かれてしまいます。」
毎日鍛錬を重ねているグラハムの場合は術者の問題かもしれないね。さらなる不安要素として、
グラハム「少年達や他のパイロットと比べて私はこの手の細かい制御は苦手でな...どうしても」
*過去回想終了
グラハム「ぐ、こうなったら」
なのは「決めるよ!」
<カートリッジを2本...
グラハムは驚く。なのはが取り出し、所持しているのはカートリッジと呼ばれる特殊アイテムだ...
グラハム「(何本も使わず2本という事は...)」
なのは「チャージ・フラッシャ...」
ガチャ
なのは「え?」
ブレイヴ(`∧´)つ”捕まえたぞ”
なんとブレイヴ、最大出力モードのドレイクハウリングの銃身でなのはの体を押さえ込んだ!
グラハム「淑女にこうするのは美学に反するが...悪く思うなよ?私がこの手の制御を苦手としているのは」
なのは「しまっ...」
バゴオオオオン!
なのは「はぁ、はぁ...」
グラハム「武装に魔力を付加するとどんな対策を講じても数秒で暴発してしまうという事だ。特にこいつの最大出力モード時は。(リデット大佐は私が魔力増幅体質だとか何とか言ってたな...)」
ブレイヴ(>_<)つ”ゴメンね”
だが、大ダメージのなのはは余裕がある様だ。タブレット端末を見て反応。
なのは「すいません、エーカー少佐。まだ私、本気ではないんですよ。」
そして再度フォームチェンジ。本家お馴染みな”白い魔王”とも通称される砲撃モード、シューターフォーム。グラハムは血相を変えた。まずい!
なのは「スターライト...」
グラハム「ブレイヴ、区画から出るぞ!あの技は単独でもまずい!」
だが、コレが管理局の白いエースの狙い。
ビビー!
グラハム「しまった!?何が」
なのは「”飛行している全ての者は全てのスキル使用を禁ずる”...」
なのはが現在所持している謎のタブレット端末は、現在設置されている全てのロウトラップが発動条件からペナルティの内容まで記載されたデジタル地図なのだ。なお、トラップが変更された時や対象になる区画近くに所持者がいるには着信音でお知らせしてくれる便利機能付き。
ブレイヴ((((;゜Д゜)))))))
グラハム「禁ず、るぅうううう!?」
ドガシャァアアン!バリバリバリバリ!!
なのは「エーカー少佐に悪い事、しちゃったかな?(ー ー;)」
なのはが勝ったー。一方、
一護「ん?誰かいるのか。」
??「誰かー!助けてええええ!」
なんと、女の子が区画に閉じ込められている。当然助けに向かう一護だが、
一護「ブラックパス?ロウトラップが発動してんだ...何だと!!」
光っているブラックパスの内容で一護が形相を一変。
なのはが勝ったー。しかし...
- Re: 自作逃走中ep2 三色電脳都市と黒い影 ( No.388 )
- 日時: 2015/11/29 21:39
- 名前: YUMA (ID: nAia7yCz)
19.灰鹿の作者の規格外の秘密とその代償なん打ッ!・7
海馬VSクルトだが...?
??「きゃあああああ!!」
ドガガガガガ!
一護「お前、大丈夫か?」
??「う、うん。」
何と、そこにいたのはピンクの髪でサイドを緩いおさげにした女の子。手には似合わない大剣が。
??=カノンノ「初めまして、だね。私は作者グレイディアの所のカノンノだよっ。」
一護「...」
しかし、2人の危険はまだ続いている。
カノンノ「今度は榊さんの試合のロボットがぁああ!?」
一護「早く俺の背中に乗れ!」
カノンノは素直に死神代行に従う。建物を飛んで移動しながら会話をするが、
一護「お前、嘘をついてんのか?」
カノンノ「え?何?嘘って何の事かなぁ...」
助けた女の子が目をそらして適当に反応。汗がダラダラと流れている。一護は建物の裏で背中からカノンノを下ろし、海馬から受け取ったブラックパスを取り出す。
一護「このブラックパスはな、全てのロウトラップを無効に出来るだけじゃねえ。発動条件やペナルティの内容まで解説してくれるんだ。今は...
”真実を明かさない限り死ぬまで攻撃を受け続ける上区画から出る事を禁ずる”
俺がこの区画に来る前からペナルティが発動してんならお前が原因だろ。早く本当の事を言え!」
カノンノは少し間を空け、建物の表に。それについて行く死神代行。彼女(?)の口調でネタバレちゃってます。
カノンノ(?)「本当なら、もう少し粘る予定だったんだけど...こんな罠を明かさないとは...鬼畜すぎるぞユマさん...まあ良い。”この姿では”失礼だな。」
一瞬で女の子が不思議な雰囲気の18、19ぐらいの赤いジャケットの若い青年の姿に変わる。一護は彼の姿に驚く事は無かった。やはり、とだけ。
カノンノ=??「改めて名乗ろうか。」
名乗ろうとしている青年にフラクタルのミサイルが!
??=グレイディア「私はグレイディア。ただのしがない作者さ。」
しかしミサイルとフラクタルが彼が名乗った瞬間に全て消える。嘘をついていた少女=姿を偽っていた灰鹿の作者であるという真実を明かした証拠だった。
一護「今度は本当だな...何で嘘ついたんだよアンタ(ー ー;)」
グレイディア「先ほどのカノンノでの事は忘れてくれ。参加者の中には私にビビる相手がいるかもしれんからな。念のためだ。」
一方では、
クルト「ディープ・ホール」
LOドラゴン(>_<)
海馬「チッ...(ブルーアイズの召喚が...)」
クルト「ディープ・ホールの効果は相手に有利な力を全て消す事。お前が使おうとした魔法カードは消去したぞ...」
クルトの追求通り、魔法を受けた際に海馬が発動しようとしたカード、”ドラゴンを呼ぶ笛”が使えなくなっていたのだ。
海馬「...魔法カード発動。”手札抹殺”」
自分が持つ手札を見つめるが、今は”手札抹殺”以外使えないカードしかないので手札を入れ替える必要がある。入れ替えた手札を見た社長...
海馬「...!」
どうやら何か有効打になるモノをドローした様子。
グレイディアさん登場
- Re: 自作逃走中ep2 三色電脳都市と黒い影 ( No.389 )
- 日時: 2015/11/29 21:44
- 名前: YUMA (ID: nAia7yCz)
19.灰鹿の作者の規格外の秘密とその代償なん打ッ!・8
クルトVS海馬2、社長の過去回想
*以下過去回想。
逃走中開始前、控室。
モクバ「お待たせだぜ、兄様。」
弟のモクバが持って来たトランクには今回専用に手配されたデュエルディスク。シンクロ、エクシーズ、最新召喚のペンデュアルにも対応しているのだが...
モクバ「召喚時に装着者の魔力エネルギーを使用した都合なのか、シンクロとエクシーズとペンデュアルの召喚に不具合がある以外はほぼ完璧だぜ。後は...」
海馬「不安要素があるエクシーズ召喚とシンクロ召喚とペンデュアル召喚の、
今回の逃走中を使った実用試験
のみ、か。(あの凡骨はともかく、遊戯も何か策があるらしいな。そして俺の身に何かがあった際の対策...)」
KC社長は服からカードを取り出す。紫色の融合モンスターを...
*ここで過去回想終了
海馬「...」
それは現在、海馬が手札で所持しているカードのうちのある1枚がキーになるカードだった。
海馬「...手札からモンスターを裏側守備表示でセット...伏せカードを1枚設置...」
クルト「その様子、まだ諦めていないんだな。」
<アサルトライフルを構えている
クルトはモンスターを呼び出した海馬に武器を構え、警戒。どんなモンスターを呼び出したか分からない以上、慎重な様子。
海馬「フン、当然だ。先ほどのモンスターをリバースで効果を発動する!」
表側にした事で現れた裏側守備のモンスターは”シャドール・ヘッジホッグ”。遊戯王カードを知らない方々に説明しておこう。
<シャドール・ヘッジホッグの特殊効果>
1.このカードをリバース召喚時に発動。”シャドール”の名前がついた魔法か罠カードをデッキから1枚手札に加える事が出来る。
2.今回使わなかったが、このカードが墓地に送られる事で発動。デッキからこのカード以外の”シャドール”の名前がついたモンスターをデッキから1枚手札に加える事が出来る。
クルト「(まずい!敵が何らかのカードの召喚条件を満たした可能性がある!どちらも潰さないと!)」
海馬が何らかのカードを手札に加える様子を見たクルトは攻撃魔法を詠唱しようとするが、
海馬「無駄だ。伏せカードをオープン。...罠カード、”闇の呪縛”」
ガチッ
<クルト、体を拘束された!
クルト「ぐ、畜生!!」
ご存知の方が多いと思う罠カード、”闇の呪縛”。表側のモンスターに対して発動する罠カードだ。これでネームレスNo.7は拘束...
海馬「本来ならこの罠はROドラゴンかヘッジホッグが攻撃された際に発動させる予定だったのだがな。貴様には特別に良いモノを見せよう...」
で、目立ちたがりな社長は魔法カードを発動する。
海馬「速攻魔法カード、”神の写し身との接触”(エルシャドール・フュージョン)」
こちらも説明します。
<”神の写し身との接触”(エルシャドール・フュージョン)>
”シャドール”のカード群限定で使える速攻魔法カード。
このカードは1ターンに1枚しか発動出来ないが、手札、フィールドからシャドール系統の融合モンスターを融合召喚条件に従って墓地に送る事でエクストラデッキから特殊召喚するのだ。
海馬「融合素材ならもう貴様の目の前にあるぞ...ククク...」
クルト「確かこの場合で出せるシャドール系は...!」
クルトは今の状況で海馬が何のシャドールモンスターを召喚しようとしているかを理解。
長い
- Re: 自作逃走中ep2 三色電脳都市と黒い影 ( No.390 )
- 日時: 2015/11/29 21:55
- 名前: YUMA (ID: nAia7yCz)
19.灰鹿の作者の規格外の秘密とその代償なん打ッ!・9
クルトVS海馬3と一護VSグレイディア
海馬「さあ来い...魔法効果により、ROドラゴンとシャドール・ヘッジホッグを融合!エルシャドール・ミドラーシュ!」
現れたのは機械仕掛けのドラゴンを従えた緑髪のポニテの女の子。コレも説明しておきましょう。
<エルシャドール・ミドラーシュ>
攻撃2200、守備800の魔法使い属、闇属性。星は5。
シャドール系統の融合モンスターの1枚。何らかのシャドール系統魔法等の手段を用いて融合する事でしか召喚出来ないモンスターである。
素材は”シャドール系統モンスター”と”何でも良いから闇属性のモンスター1枚”。今回はROドラゴンを使用した。(彼は闇属性だ)
後述する特殊効果により、公式のルールで制限された事もあるのだが...
なお、戦闘ミッションには制限なんてありませぬ。ユマも社長と遊戯と城之内のデッキは事前にエクストラデッキまで隅々全て見てチート過ぎないのを確認して認可してます。
クルト「ディープホール発動...!」
なんと、ネームレスNo.7は拘束されながらも悪足掻きの無力化魔法をこっそり詠唱していた!闇の呪縛は消滅するが、
ミドラーシュには何の悪影響も無かった。コレがヤバすぎて制限までついたこのカードの特殊効果だ。
クルト「!?」
海馬「こいつの特殊効果は...
”相手のカード効果では破壊出来ない”
”このカードがフィールドにいる限り、特殊召喚を1体までしか出来ない”
”墓地に送られた時に自分の墓地の”シャドール”と名の魔法、罠カードを1枚手札に加える”
おっと、最後の効果は説明の必要が無いな。貴様はここで...」
<ミドラーシュに攻撃指示
クルト(ー ー;)
そして、この後南エリアの一角では黒い闇属性の高エネルギー...つか黒い光の爆発が観測されたそうだ...ご愁傷様。クルト。状況と相手が悪かったな。
クルト「」
<黒焦げ
同刻、西商店街路地裏。
一方、爆発が発生したのと同刻。西では先ほどから大きな黒雲が発生、大量のスコールが降り注ぐ中でと共に落雷が路地裏に落ちる。
グレイディア「こいつの雷で...ルドラブレードッ!」
落雷を杖で受け取り、灰鹿の作者は雷のエネルギーを使って自己への負荷を減らした技を繰り出す...
ガキッ!
一護「これが...アンタの”節の魔法”かッ...(負荷を減らした上通常技まで応用してくるのかよ!しかも杖で!?)」
<グレイディアの技を斬月で防御
グレイディア「...これだけでは無いぞ」
バジッ
一護「っえ、うわぁあああ!?吹き飛び...」
先ほどの技、ルドラブレードは吹き飛ばす効果もあるのだ。一護は幾らか吹き飛ばされながらも踏ん張る。
一護「はぁ、はぁ...ヤベェかな。杖になったグレイディアさんは...」
死神代行は体がスコールで冷たくなっていくのを感じていた。残された時間で勝負を決めないとピンチになってしまう...及び
一護「(西商店街限定で熱帯気候化な上落雷込みでスコール降らせるって...)あの人どういう気候操作をしてやがる...!」
この西限定でのトンデモ現象はグレイディアの魔法、”節の魔法”が原因だった。
節の魔法>
ユマが作者グレイディアに提供した魔法。読み方は”せつ”。効果範囲内で気候に影響を与え、四季を操作する魔法。
実際の力では春夏秋冬を操るだけだが、グレイディアさんの場合は月属性の影響で熱帯、乾燥帯、亜寒帯、寒帯の様に極端な気候変動も起こせる。
さらに、”ある事情”があり節の魔法を使用時限定で負荷を減らして使用可能な技の一部を繰り出す事が可能にもなっている。
ただし、リスクもある。
・元から展開する範囲が狭いので、街全てに気候操作は数分で容量を超えます。(本来ならだが...?)
・極端な気候操作は月の力で無理やりスペックを上げている形式。乱発厳禁で1度使うと2、3時間は極端な気候変動を起こせません。
・後述する”月喰スタイル”という形態にシャムロックを変形させないとこの魔法は使えません。
月喰スタイル>
シャムロックを杖に変形させます。外見は杖先が小さな金色のアルダノーヴァの女神側の上半身が付いた短い杖です。髪の先がふわふわしてます。
”シャムロックに金色のレンズを捕食形態で食べさせての自動変形”でしか変形させられないユマの世界限定の形態でもある。
なお、食べさせたレンズは杖全てより杖先に成分が集中している。この形態は別名”杖スタイル”とも通称されており、魔力を強化する点がある。
この点は元の姿よりも先ほどの一護の件で見せた女性形態で効果が倍になる。(女性形態でこの形態を使用しても支障がない設計になっている。)
適性がある炎、水、風の3属性限定で月の力の補助により魔法を使える様になります。特に女性形態で炎なら高度な技を使えますが”裏側ネタバレ事情”で負担はデカいからご注意。
当たり前ですが、物理の威力は弱めです(>_<)なお、この形態を解除すれば元の腕輪と金色レンズに分かれて戻るのでご安心下さい。
余談>裏側の話で魔法提供後、鍛錬した事で気候操作で発生するエネルギーを使って負荷を減らし、制限無しの技を繰り出す事が出来る様になった。(これについては裏側で)
及び、節の魔法は術者であるグレイディアさんには一切悪影響が出ない。
グレイディアさんはまだあるよ
- Re: 自作逃走中ep2 三色電脳都市と黒い影 ( No.391 )
- 日時: 2015/11/29 22:02
- 名前: YUMA (ID: nAia7yCz)
19.灰鹿の作者の規格外の秘密とその代償なん打ッ!・10
一護VSグレイディア2、規格外のおバカ
一護「卍解っ!」
死神代行は先のスコールによる件で体が衰弱した状況だが...さらに負荷がかかるのを覚悟で卍解を行う。
一護「あまり時間はかけられねぇ...!」
その際の霊圧で雨雲が殆ど吹き飛ぶが...グレイディア本人は至って気にしていない様子。ただ発生するのに負荷と時間はかけたらしくて、
グレイディア「おいおい、苦労して気候を熱帯化して落雷込みの雨雲も発生させたのに...消失編みたいに吹き飛ばすとはな。」
一護「...?」
一護は目の前にいるグレイディアが右胸を押さえているのに気づく。確か、灰鹿の作者は...
グレイディアの特例措置>
右胸に”戦場のヴァルキュリア3のネームレスの紋章”。リミットは月輪過剰体質の規定で70%の為、悪影響は強め。
一部の制限時間付きの技の効果が短くなった上、全体的な技の威力も弱体化。シャムロックの形態は全て使う事を最優先しているせいなのかこうなった。
一部のハルバード形態の技には特に影響が強く、威力弱体化だけでなく、負担も増大して連発が出来ません。
余談>実はブチ切れると無理やり特例措置の刻印を外す可能性がある作者...。普段はユマの面子を守る為にワザと外していない。
グレイディア「私の負荷を気にしている余裕があるなら全力で来い、一護!私はそうでもしないと倒せない輩だぞ?」
一護「当然、だ!」
グレイディアが腕輪型の変形武器、シャムロックを斧槍に変形。そのまま一護とつばぜり合いに。
ガキッ、ガキン!ガキン!
グレイディア「なら、こうか?」
一護「今度は双剣...ッ!」
相手のスピードに押されながらも踏ん張る一護。しかし異変は突然だった。
ぐらっ...
一護「な、体が...ぜぇ、ぜぇ...」
グレイディア「ようやく効いてきたか。私はこんなやり方で勝つのはプライドに反する事なのだが...負荷と時間をかけ、節の魔法を発動してスコールを降らせただけと思っていたか?とんだ間違いだ。何故なら...」
グレイディアは急に衰弱し始めた一護に”あるモノ”を手渡す。それを知っている一護は驚愕。
一護「これは...色の木の実!?(しかも毒が強い水色...!)まさか」
そう。灰鹿の作者は路地裏を探索していた所、空き地に生えていた色の実がついた小さな苗を見つけ、スコールに混ぜて利用するのを思いついたのだ。だが一護にはまだ疑問符が...
一護「待てよ、アンタも魔法や色の木の実の影響はあるだろ!なんで平然としてんだ!?((((;゜Д゜)))))))」
グレイディア「節の魔法は私には何の影響も無いんだ。色の木の実の悪影響が仮にあったとしても、」
灰鹿の作者は一護に近づくと、彼に渡した木の実を1粒とって口に放り、つか食べ...ええええ!?貴方の場合死なないのは分かってますがこれはビビります!辞めて下さい!!
一護「」
グレイディア「私はこんな木の実程度の毒では死なない。どうしても木の実の毒素で死なせたいなら黒の薬の原液を市営プール1つ満たすぐらいの量を用意して飲ませ...ヲイ待て...!」
灰鹿の作者は驚愕。立ち上がる事さえ困難な状態なのに根性で立ち上がる死神代行。
グレイディア「もう止めてくれ、一護。お前の体はもう毒素で悪影響が出ている。卍解を維持するだけで精一杯の筈」
一護「うるせえ!...負けられねえ戦い、なんだっ!月牙...天衝ーーーッ!!」
彼の十八番が炸裂。グレイディアはすぐに仁王立ちで発生する技、
グレイディア「ガーディアン展開...ッ!?」
防御技を発動させたが、彼も先ほどの節の魔法の発動と精密操作で限界を超えていたのか。刻印がある右胸に激痛が。
バゴオオオオン!
路地裏は大破。一護もグレイディアも相打ちの上、一護は...
一護「ぐ、...これは...」
強制転送の光が発生した。毒素の悪影響、衰弱度合い...当然だった。しかも今回は全力の戦いで逃走者チーム敗北...グレイディアは右胸を押さえていた。衰弱していたがまだ動ける様子。
グレイディア「良い試合だった。手加減していたとはいえ、私をここまで追い詰めた事は評価しよう。誇って良い。」
黒崎一護
ゲーム続行不可能によるリタイア
残り28人
試合結果は敗北、ハンター1体放出です。
試合後が本題だ
- Re: 自作逃走中ep2 三色電脳都市と黒い影 ( No.392 )
- 日時: 2015/11/29 22:10
- 名前: YUMA (ID: nAia7yCz)
19.灰鹿の作者の規格外の秘密とその代償なん打ッ!・11
本題1
一護の転送を見届けた後、グレイディアはすぐに飛んで駆けつけて来たなのは、何故か黒焦げになったクルトと合流。
グレイディア「クルト、何故黒焦げに?」
クルト「海馬社長だ。何らかの事態が発生した際の切り札を用意していたんだ...」
なのは「作者さん、これが役立ったよ。無かったらエーカー少佐に負けてた...(>_<)」
<タブレットを見せる。
だが、灰鹿の作者がタブレットを見た瞬間だった。
グレイディア「!...クルト、なのは。ユマさんが来たら増援を要請してくれ!」
2人「!?」
血相を変えて北側に向かうグレイディア。後でタブレット端末を調べた所、作者にのみ見えるメッセージが表示されていた...
”作者のグレちゃんへ。
エダちゃんを捕まえたいならショッピングモールの近くにあるリピカ像の前まで来てね☆
みんなの人気者エダより”
シェイド((((;゜Д゜)))))つ通信 ユマ
クルト「ユマさん!」
最悪のタイミングで「私」の通信...2人は事情を話した。
ユマ「あの人はもう...ホンマに!今すぐそっちに契約者とスタッフ何人かを向かわせる!君達はそのまま帰還して頂戴!!」
一方のグレイディアは...右胸を押さえながらリピカ像の前に到着。刻印の制限により限界が近いのか顔が青ざめている。
グレイディア「はぁ、はぁ...こんな状態になっちまったのはいつ頃だった...」
バッ
後ろから誰かが攻撃して来た!?咄嗟に灰鹿の作者は腕輪を斧槍に変えて攻撃をガード。だが攻撃して来た相手の顔を見て驚愕した。
グレイディア「な、なんでだ...なんであんたが私に後ろから攻撃してんだ、
ユリカさん!」
グレイディアを襲撃した相手は大樹の作者、ユリカ。だが...
ユリカ「なんで、あんたがいるの?ああそうか。」
グレイディア「ユリカ、さん?待て、私」
ドクン
ユリカの言動がおかしい。そして月輪らしい何かの反応...ユリカは目の前の灰鹿の作者を得物の魔法槍で薙ぎ払い、
ドンッ!
グレイディア「ガハッ!?」
ユリカ「あんたも
私に
自分勝手な意見で介入するんだ。
私の世界に
自分の意見を押し付けるんだ。
私の作品を
何だと思っているんだ。
私を
壊すんでしょう?
ガ!?壊すんだ壊す気だ壊す壊す壊して壊す壊すコワス...壊ガガ...ァアアアアアアアアアアアアアアアアー!!」
灰鹿の作者をバインドボイスで吹き飛ばすと共にユリカが異形に変化していく!セブンスドラゴン2020の第四真竜ヒュプノスを全て真っ黒にして目を金色にしたモノを模していた。
メキッ、バキバキ、バキバキバキ
ユリカ「ーーーーーー!」
<言葉にならない叫び声
そして体の一部に少しだけ、黄金の結晶が発生している。ペースは遅いが確実に末期になり欠けだ...
パキ、パキパキ...
グレイディア「...ユリカさんは魔月に感染した上に末期の症状が出始めているのか!?」
エダ「グレちゃんー。どうするの?このままだとユリカちゃんここ全域ぶっ壊してから結晶化して死んじゃうよー?」
屈託の無いのんびりとした様子のエダがグレイディアの目の前に突然現れた。手に何かを持っているぞ。
グレイディア「エダ!貴様」
エダ「”あり得ないモノをエダちゃんに向けるな”!」
バキッ!
<シャムロック、砕け散る。
グレイディア「な、作者殺しか!?」
灰鹿の作者に”作者殺し”で得物を破壊したと同時に後ろに回りこみ、持っている注射器のようなモノを彼の首筋に当てる異端者。
エダ「はいチェックメイト。資料通りだね。グレちゃん気が付いていない様子だから教えてあげる。
今はグレちゃんの十八番、規格外のおバカな力は発揮出来ないんだよ。」
グレイディア「何の、世迷い事だ...」
エダ「何で今、エダちゃんへ反撃しないのかな?武器を壊すのに”作者殺し”は使ったけど、今は強化も何にも使ってへんねんで?」
グレイディア「!」
グレイディアは驚愕。
エダ「こうなった原因は...
試合で黒崎氏と全力で一騎討ちしてたよね。
エダちゃん試合の様子見てたよ。その際に月輪の属性を殆ど使い切っちゃったせいなんだって。
グレちゃんの規格外のおバカな力は、”自己改ざん能力と潜在能力と限界容量を最優先して無意識に月輪をありったけぶち込んでいる為”、に発揮するんでしょ?
色の木の実を食べただけで毒素に汚染されなかったのもそれが原因で毒素をはね退けるあり得ない不可能を無意識のうちに無理やり可能にしたんだよね。確か色の木の実、生食だと即悪影響が出る筈なんだよ?
ただ、エダちゃんが興味深いのは規格外のおバカの力の代償。月輪過剰な特徴である共鳴現象の耐性と魔月の耐性、他の戦闘スキルと日常スキルの大半を犠牲にした事と引き換えだったなんて。笑えちゃう。
他世界ではオズちゃんの時に起こした奇跡もコレが原因らしいね?
もしも、規格外の力の動力源である月輪の魔力が何らかの理由で枯渇して機能不全を起こしたグレちゃんはどうなるのかなぁ?今の様子だと”魔月にならなくても衰弱はする”様だね〜☆」
グレイディア「この...」
動くな、とエダはグレイディアを脅す。
エダ「グレちゃん。この注射器にはユリカちゃんの血の原液がそのまま入っていてね〜。今投与すると確実にグレちゃんは魔月に感染するよ?及び」
バッ
グレイディア「まさか!」
ユリカ「ガァアアア!!」
エダの気配が後ろから消えると同時に化け物になったユリカがグレイディアを襲撃。
グレイディア「やめろ!やめてくれユリカさ...ぐ!?」
<右胸を押さえている上顔色が悪い
大樹の作者という身内関連、頼りの武器が破損しただけでなく、前述した驚くべき事項が原因で衰弱しているせいか化け物になった相手への反撃策が無い灰鹿の作者。
エダ「きゃはははwwwwユリカちゃんの事を忘れてたー!グレちゃんは衰弱した悪影響で大ピン」
ガシッ
エダ「あれ?グレちゃん...」
グレイディアさん、致命的な弱点が判明
- Re: 自作逃走中ep2 三色電脳都市と黒い影 ( No.393 )
- 日時: 2015/11/29 22:44
- 名前: YUMA (ID: nAia7yCz)
19.灰鹿の作者の規格外の秘密とその代償なん打ッ!・12
本題2
なんとグレイディアはエダの手から例の注射器をひったくり、見つめる。
エダ「グレちゃん、ホンマに正気?今の衰弱してる状態でそれを投与したら確実に体内から魔月に感染するんだよ?いや、止めないけどさ。」
エダ本人は驚いていないが...
グレイディア「...」
*以下過去回想。裏側の後の話
過去回想、白百合邸書斎
ユマ「グレイディアさん、貴方も月輪過剰体質なので
制御に失敗したり
感情を高ぶらせたり
別荘の件みたいにあのレベルまで衰弱した際に変に刺激する
いずれかで確実に体内から魔月化する体質なんです。絶対に注意して下さい!」
*過去回想終了
グレイディア「ユマさん...心配させる事態になってしまった。すまない」
プスッ...
そして灰鹿の作者は全てを覚悟して注射器を首筋に打ち込んだ...
エダ「え?あれ??...あはは...きゃははは...グレちゃんホンマに馬鹿じゃないの?容赦無く投与したよこーーー!」
ザシュッ
エダ「ああ、ぶっ刺して来たねユマちゃん。見ての通りユリカちゃんとグレちゃんはもう手遅れやで?及び」
ユマ「アンタ刺したの、ウチやない。よく見いやアホ」
エダは「私」が腹に手刀を刺していたと思ってた様子。実際は...
エダ「え...グレ、ちゃん!?何で、何でや!魔月で意識を保たれへん筈なのに」
グレイディア「...ああ。そうだ。意識を保って会話するのもギリギリだが貴様から奪ったアレは...効果抜群だったぞ...」
灰鹿の作者は不敵な笑みで”破幻”という脇差サイズの小さな刀でエダの腹を刺していた。本来なら
彼の作品で見せた力は負荷や能力の問題で使用を禁止している
がもしもの際に彼に隠し持っておく様に指示していた。”エダ対策の”プレゼント付きでね。
グレイディア「破幻には...事前にユマ、さんが刺しただけで...機能する貴様への殺傷能力を組み込んでいたの、さッ、殺す事は、出来なイガ...」
エダ「まさ...ガフッ!?ゴボッ、ジエちゃんの傷が、いやグレちゃんから受けだ...ぐぁああ!!」
そしてエダは吐血と激痛でのたうちながら転移魔法で失踪。しかし事態はまだ収束していない。
ユリカ「あ++ナダも壊スの×××ne...!」
ユリカが魔月感染末期になり欠けな上、グレイディアも魔月感染で理性を保つ限界が迫っていた。
グレイディア「(もうまずいかな、私が私でなくなる感触が強くなって来てる...)ユマさん、私の理性があるうちにこの場から去ってほしい。私がユリカさんを止めてみる。最悪の事態を」
ユマ「了解。クルトとなのはには念のため覚悟するよう言っておきます。ただし、責任は全部貴方が負って下さい。」
スタッフ側にも連絡だな。「私」はグレイディアのそばから離れて移動しながらシェイドの連絡を行う。魔月対策装備の都合でスタッフは全てベイエリア側に待機させていた。
貴虎「篠崎か、こちらの対策準備はあと数分で全」
ユマ「呉島さん、予定が変更になりました。対策準備のみ整えて下さい。商店街に突入する必要が無くなったんです。今そこにいる全員へ共有して下さい。契約者には私から言います...」
グレイディア「私ガ...俺が一番...イチばん正シイ...」
この時点でグレイディアは完全に理性を失った。今度は共鳴界に。契約者関連はこちらで共有だ。
ユマ「よし、全員への連絡は完」
グレイディア「好きだ好きダ好きだ好キダ...だからメチャクチャにシタイ...」
はぁ、グレイディアさんの”ぶっ壊れ具合”は最悪らしいですね。アンタ曰く、
ユマ「”Ga.さんの件が作者同士で通じる可能性があるなら何とかなるかもしれない”、ね。
本来は親兄弟とか人間以外で同じ種族じゃないと駄目なケース
なんです...実行するのは自由ですが責任はアンタが全部負って下さいね?」
そして、同じ頃。暴走した作者2人の狂乱がリピカ像前で起こっていた。先のユリカの他にも、
ドゴォオオオン!
グレイディア「潰××テしまおう...俺が間違テイるの...ギギ」
ユリカ「壊れて壊+...レ...」
ゴッドイーターのシユウを赤黒くして腕が8本になったモノに似た姿に異形化したグレイディア。お互いに言動はノイズがかかって聞き取れない。だが相手へ互いに敵意を持っている事は理解していたらしく、互角に戦っている。
ガキッ
<グレイディア、腕の1本でユリカを殴る
ユリカ「ギギ、ギギギギ...壊壊...壊ィイイ!」
ユリカ、負けじとバインドボイスでグレイディアにダメージを負わせる。だが...
パキッ、パキッパキッ、パキッ...
<ユリカが結晶化していく
バインドボイスを発した分、ユリカの体の結晶化が進んでいる...
グレイディア「...がぁああア亜アああーーーー!!」
ユリカ「グォオオオオ!!」
グレイディアが腕6本でガードしながら突進攻撃、ユリカが口から破壊光線を同時に放った瞬間だった。
バチッ
魔月感染による異形の狂乱
- Re: 自作逃走中ep2 三色電脳都市と黒い影 ( No.394 )
- 日時: 2015/11/29 22:50
- 名前: YUMA (ID: nAia7yCz)
19.灰鹿の作者の規格外の秘密とその代償なん打ッ!・13
本題3
グレイディアサイド>
グレイディア「ム、ぐ!?体が麻痺して...」
私が気がついて最初に見たのは今の場所。商店街の路地裏の瓦礫の中に埋もれていた。確か...
グレイディア「ユマさんが去ったのを見てから記憶が曖昧だが...!」
そうだ、ユリカさん!私よりも前から魔月感染していた筈!
グレイディア「ユ、リカさんは...何処だ?」
思い通りに動かない体で四苦八苦しながら瓦礫を払いのけ、壁伝いに中央通りに出た瞬間だった。騒がしい声から団体様か?
橘「ここの周辺だな。もう1つの結晶反応のエリアは...」
名護「な、ユリカ!?待ちたまえ!君の体はまだ衰弱して...!」
ユリカ「まだここらへんに...ってグレイディアさん!?」
なんと、ユリカさんが。スタッフから聞いた所だと私より先に中央通りに倒れていたのを発見したそうだ。
ユリカサイド>
後から他の人々に聞いた話の推測だが、
ユリカ「はぁ、魔月の痕跡が無くて良かった...グレイディアさんはどうなんだろう(>_<)」
私があの時エダに魔月の結晶を投与されて魔月に感染してから意識を戻したのは、グレイディアさんのお陰だった。
ユリカ「ねえ...規格外のおバカの考えってミシェルとケンは理解可能かなー?」
ミシェル「さあ?」
ケン「理解不可能だ...曲がった事を嫌う事しか理解出来ない...」
彼曰く、作者同士で中和現象を起こして私の体内の魔月を自分の体内の魔月と相殺して消したという。
ユリカ「(その為にグレイディアさんも自分から魔月に感染してたなんて...本当にありがとうございます、及びすいませんでし」
その証拠に突入部隊にいたケンとミシェルが巨大な黄金の結晶が2つ、東商店街に急に発生して砕け散ったのを見たという。
ユリカ「ってユマさん?...」
ユマ「ユリカさん。会話は出来そうですね。貴方の証言を聞かせて貰います。
Ga.さんのホテルの件...
試合で提供したタブレットの魔力残滓、
グレイディアさんが投与した注射器の残りカス...
検査した所エダ本人の魔力残滓だけでなく貴方の魔力残滓も発見されました。エダに拉致されてから今まで、覚えている事を曖昧な事を含めて全部話して下さい。」
そして、私の首に残る注射の跡を鋭い視線で見つめているユマさんに私が覚えている事を全て話したのだった。
次回予告
20.千年の作者とエダの忘れ形見打ッ!
<次回でミッション2はラスト!及びお待たせしてすいませんでした
*以下おまけ。
現在、白百合邸書斎
長原「魔月感染の中和現象は作者同士でも有効、か。グレイディアさん規格外だからって無茶し過ぎだろ...」
こういう状況では独断で無茶する輩なんですよ、彼。
ユマ「その”無茶し過ぎ”を幾らか可能に出来る力を持っているのがグレイディアさんなんです。彼とユリカさんが起こした魔月中和現象は調査中なんですが...」
規格外のおバカ>
今の所、作者グレイディア限定で発現している謎の多い力。 常識的にあり得ないパワーを発揮、その気になれば奇跡を起こす事さえ可能。
最近になってプロセスが葉月さんの件の資料で明らかに。自己改ざん能力と潜在能力と限界容量を最優先して無意識に月の力をありったけぶち込んでいるのが原因だった。
特に前述の3項目の中で自己改ざん能力は怖いぐらいに高く、”死者の街の記憶”の件で話題になった意志の強さがあれば奇跡を起こす力はこれが原因。(ただし総合改ざん能力は全作者中9位。他の改ざんがダメダメ)
ただしチート能力を得た代償もデカく、
・月輪過剰の特徴である共鳴現象の耐性と魔月の耐性
・他の戦闘スキルとゲームプレイ関連以外の日常スキル全て
以上2項目を犠牲にした。前者の方は笑えない。羽清さんの件の共鳴現象の悪影響が桜さんやリンリィさんと違い酷かった事とリカバリーが遅かった原因は前者。
弱点は普段のグレイディアさんでは無いと思われがちだが実際にはある。
1.規格外のおバカの発現が月輪の魔力に依存しているせいで、何らかの理由で魔力が枯渇した時に激しい衰弱と機能不全を起こしてスペックが弱体化してしまう。
2.女性形態では規格外のおバカを発揮出来ない。詳しくは裏側で。
3.ユマが関与する弱点。ネタバレ事項で詳しくはまた後ほど。
他にも>
今回の件みたいに相打ちになると残った殆どの魔力を自己回復と自己蘇生に無意識のうちに使用する為、1.の現象が発生しやすい。戦闘ミッションでグレイディアさんが負ける原因は大半がコレ
刻印を剥がしてしまうと”もっとスゴイ”のだが...彼をブチギレさせるのが必須なので命の保証は出来ません。
長原「本来の力は個人的に見てえがあの人のブチギレ必須...」
ガチャ。
ユリカ「すいませんユマさーん。」
呆然としている黒槍の作者の所になんと、大樹の作者がログイン。あれ?予定よりお早めだ。
ユマ「...ユリカさん。エレメントバランスを。」
元からエレメントバランスで彼女を検査する予定だった。長原さんの要件が終了した後にやるモノだったがまあ良いか。
ユマ「光8、闇42、風43...月は...え?7かよッ!?」
まだ月輪過剰体質なのは予想出来た。ユリカさんで”5人目”。だが見解は別の所...
長原「た、確か咎落ちは光か闇が40以上、月が3.5以上...」
ユリカ「咎落ち...あの時エダが私を拉致した原因はこれだったんですね...そして手塚さんが個人的にMAHOKOさんにした予言がグレイディアさんの件で...」
何らかの偶然を満たすと未来は変わってしまうモノなのだ。千年の作者の赤い予言は、
”起こりうる可能性がある最悪の事態”
だからな。変化した予言、詳しくは次回に。
お仕置きとクレーム自重で感想OK