二次創作小説(映像)※倉庫ログ

パート1:謎の敵(3) ( No.4 )
日時: 2015/02/16 21:54
名前: タク ◆K8cyYJxmSM (ID: oLjmDXls)

 ***

 フレイを安全な所に寝かせた。刻まれた傷が痛々しい。ガブリも目を覚まさない。
 相手の影は3体。こちらも戦えるのは3体。

 「安心しろ。さっきも言ったとおり、汝らの世界でのルールで我々は戦う。さもなければ、この復讐の意味が無い」

 つまり、シングルバトルで戦ってくれるということだ。
 ならば都合が良い。こちらもそれで行かせて貰おう。
 早速、自分の主人を呼ぼうとする。

「おーい、マスタァーッ! お前の出番だ、采配を頼む-----------!」
「無駄ですよ、ボマーさん。あの人は……」
「どうしたんだよ」
「偏頭痛の症状が出たので、今日はもう起きられないかと」
「ちょ、ちょぉーっ!? じゃあ俺達だけで戦うのか!?」
「仕方がないよー。てか、ポケモンする元気はあったんだね、マスター。でもすぐに尽き果てたみたいだよ」
「全く、肝心なときに役に立たない主人です」
 
 仕方がないであろう。頭がたまに痛くなるときがある。
 どの道、今回は3対3。選出の余地は無い。こちらは、バトル・オブ・ホウエン準備期間で何度も試した----------

「起点構築で行くぞ!! つーかそれしかねぇ」

 とのこと。相手が何をしてくるか分からないが、こちらのやりたいことを押し付けるだけだ。
 しかし、バシャーモがいる辺り、起点バトンか? と思う方もいるかもしれないが。

「生憎、アタッカー型だ。つまり、やることは1つ。俺も今回の型(スタイル)は普通の竜舞捨て身型。つまり、アクアが起点を作って、俺達残りで殲滅するってものだ」
「はぁ、折角メガシンカ型も持ってきたのに……。まあ自業自得ですが。でも、チャモさん大丈夫ですか? 戦えますか?」
「あたしは大丈夫っ! 何とかいけるよ!」

 こうして、初手・アクア。
 後続にボマーとチャモという構成になった。

 選出確定メンバー
 1.アクア(ラグラージ)
 2.チャモ(バシャーモ)
 3.ボマー(ボーマンダ)

「よし、掛かって来やがれっ!!」

 原型に姿を戻し、3人は戦闘体制に入った。
 さて、本体の人型も含め、相手の影が実体化する。
 3体のポケモンが現れた。
 ドーブル、ローブシン、そして--------------ボーマンダ。

「成る程、同属だったって訳か。最も、普通のポケモンじゃ無さそうだぜ」

 ふぅーっ、と溜息をつきボマーは叫んだ。

「行くぜ、バトルスタートだ!!」

 ***

 余談であるが、次のレスのURLにはBGMを貼っている。ぜひ、聞きながら対戦を楽しんでいただきたい。