二次創作小説(映像)※倉庫ログ

番外編:パート1 ( No.100 )
日時: 2015/04/02 21:35
名前: タク ◆K8cyYJxmSM (ID: oLjmDXls)
参照: https://www.youtube.com/watch?v=P6BxPxPLiUc

【ギャングコンビが勝負を仕掛けて来た!】

【行け、サザンドラ!】


 先発はドーラだ。今回の型はスカーフ。相手が何だろうが、先制で技を叩き込みにいけるが、どうだろうか。
 一応、トンボ返りも持っているので、苦手な相手からも逃げられる。

「さあ、何でもこいやぁぁぁ」
「何が来ても知らないよ、ボクは」


【ギャングコンビはメレシーを繰り出した!】


 現れたのは、岩/フェアリータイプのメレシーだ。 
 早速、後ろでは言い争いが始まっていた。

「オイ、バシャーモ! どっからこんな奴連れてきた!」
「埋まってた」
「埋まってたぁ!?」
「がくがくぶるぶる」
「おいメッチャ震えてんぞ、コイツ、大丈夫なのか!?」
「知らん」

 どうやら、即席戦力だったらしい。しかし、フェアリータイプは流石にまずい。こちらから有効打は無きに等しいからだ。
 だが、サブウェポン次第では有効打が無いわけではない。
 
「ポケモン界にはこんな川柳がある。
妖精は 地震で殲滅 ガブリアス
妖精は 捨身で殲滅 ボーマンダ
では、サザンドラの場合はどうするか。答えは---------」


【ドーラのとんぼ返り!】
『メレシー残りHP:99%(カスダメ)』


「妖精は グロス(ガルド)に任せた サザンドラ」
「って、人任せじゃねえか!!」
「うるへー!! 600族だからって何でもできると思うなよ!!」

 逃げ際にそう叫んで戻って行くドーラ。
 一方のメレシーの行動であるが、


【メレシーのステルスロック!】

【尖った岩が浮遊し始めた!】


 やはり、これであった。起点作り→爆発出オチが基本であろう。

「おい、テメェよくやった。次は爆発しろよ、いいな!!」

 それもしっかり分かっているのであろう、メレシーに命令するバシャーモ。
 しかし、メレシーは先ほどからガクガクブルブルと震えてばかりである。
 こいつ戦う気あるのであろうか。

「おい、こいつ本当に大丈夫なんだろうな!?」
「知るか!! 俺に聞かれても困る!!」


【ドーラ達はメタンを繰り出した!】


 さて、メタンを繰り出したものの、まずドーラ達からして一番怖いのは、バシャーモへの交換である。
 アイアンヘッドを起点にされでもしたら、本当にまずい。
 というか、このときは本当にバシャーモへの交換が怖かったのである。

「では、私アイアンヘッドで敵を一撃粉-----------」
「ちょい待ち。相手はひょっとしたらバシャーモに交代してくる可能性も無きにあらずだ。どーせ向こうからこっちに有効打は無いんだし、大丈夫だろ」
「いやいやいや、でもこのパーフェクトな私が----------」
「良いんだよ、とっとと思念の頭突きしてこいやぁぁぁぁぁ!!」

 此処まで脅迫的に迫られたら仕方があるまい。
 ここでドーラはミスをしたことに気づく。
 そもそも、メタンではなくルルを出せば良かったのではないか、と。 
 しかし、相手のパーティは自分の天敵だらけ。
 頭が少しパニくっていたのであろう。
 その結果。


【メタンの思念の頭突き!!】


「……ドーラ、居座ってるけど」
「俺は何も知らん」

 口笛を吹きながら知らん振りをするドーラ。


『メレシー残りHP:20%』


「うお、でも相当削れたぜ」
「いや、メタンの一致等倍技を耐え切るんだから、やっぱこいつの耐久は異常だよ。火力はからっきしだけど」
「メタバ覚えてたら間違いなく厨ポケになってたな」

 もっとも、メガガルーラのグロパンの栄養になる未来が見えてはいるが。
 さて、ここで問題は相手のメレシーの行動である。
 どうせ、リスクが少なそうだから放った交代読みの一撃(相手の後続には高速アタッカーのバシャーモ、マニューラがいるため、トリル展開は無いと踏んだ)。
 何が来ても問題は無いと思う。


【メレシーのステルスロック!】


 全員は沈黙した。


【しかし、上手く決まらなかった!】


 そしてそのまま、俯いた。メレシーはがくがくぶるぶると震えたままだ。
 余りの恐怖に押しミスをしたか。流石のギャングも可哀想に思えて

「あ、うん、お前もう帰って良いよ」
「がくがくぶるぶる」

 がくがくと震えていたメレシーはそのまま頷くと、逃げていったのだった。
 ちなみに、実際の試合ではこの後、メタンのバレパンで沈んでいる。これは演出ということでご了承願いたい。
 さて、これで相手のポケモンは残り2体。
 よくよく考えてみれば、非常にまずい展開であることは間違いない。
 何故ならば、恐らく次に相手が出してくるのは------------


【ギャングコンビの片割れ・バシャーモが現れた!】


「おのれが……さっきはよくも侮辱してくれたな!!」
「いや、誤解!」
「死ね、俺の紅蓮の炎の下に!」


 さて、まずいことになった。この3人組、バシャーモが激重なのである。
 にも拘らず。

「ここはメタンを交代させないと、だな!」
「そうだね! ボクが行くよ!」

 
【ドーラ達はメタンを引っ込めた!】

【行け、ルル!】

『ルル残りHP:ステルスロックで168/192』

 飛び出したルルを襲ったのは、バシャーモの炎の拳。
 それが彼女を捉えた。


【バシャーモの炎のパンチ! 効果はいまひとつのようだ】
『ルル残りHP:130/192』


 さて、ここでの選択は激重のバシャーモを葬ること。
 アクアジェット連打が安定である。
 ただし。アクアジェットをここで選択できていれば、の話であったが。

「……あ、やべ」

 さあっ、と彼女の顔から血潮が引いた。
 

「……押しミスして、腹太鼓……選んじゃった」