二次創作小説(映像)※倉庫ログ

パート4:忍の街(7) ( No.39 )
日時: 2015/03/01 16:15
名前: タク ◆K8cyYJxmSM (ID: oLjmDXls)

 選出画面に移行。今回の敵もこちらのルールで戦ってくれるらしい。

「毎度思うが、何でこっちの土俵で戦うんだろうな」
「やっぱり、あたし達に対等の条件で勝ちたいんじゃないの。今までの連中も、自分を認めてほしい、という思いが根幹にあったわけだし」
「それより、選出画面を見てみましょう」


 ゲンガー
 リザードン
 フシギバナ
 カメックス
 フーディン
 ピカチュウ


 また、フーディンである。まさか、前回に引き続き、2度も選出画面でお目に掛かる時が来るとは思わなかった。
 いや、あまりにも良い試合が録れないので、やっとのことで録れたこの試合をボツにするわけにはいかなかったのである。
 いや、そうではなくってだ。問題は別にある。

「ゲンガー、リザ、バナ、カメ、昨日のアレ。どれがメガ枠だ?」
「多分、ゲンガーがメガ石持ちなんでしょうけど」
「いや、じゃあ他の面子は何の型だ!?」

 全員は押し黙る。
 確かに、昨日のアレ以外。特にカントー御三家からメガストーンを取り上げたら、何をしてくるのだろうか。
 いずれもメガシンカを得る前は中堅程度だったので、かなり不安だ。

「ま、何であれ俺が出るっきゃないようですゼィ、ボマーの旦那」
「誰が旦那だ」
「ガメリオは気に入った奴には旦那と付けて呼ぶ」
「クナイ、お前はバトルしねぇんだから引っ込んでろ」

 しかし、多くの技を所有するガメリオならば、フーディンやゲンガーとの打ち合いにも有利なのだ。

「あっしの今回の技は岩雪崩、影打ち、不意打ち、けたぐり。教え技がORASで復活してくれやしたから、特殊であればどんな相手とでも闘えまさァ」

 今回のガメリオの型はHAチョッキの特殊受け兼鈍足アタッカーだ。
 ちなみに、燕返しなんて最初からなかった。いや、確かに覚えるけども。

選出確定
ガメリオ:カクレオン♂

「後はあたしね。カントー御三家全員に等倍以上が取れるわ。問題はリザだけど、物理型で地震を搭載していたら、あたしは耐えられるか分からない」

 そこで、だ。

「前回出番の無かった俺様---------」
「ムゥちゃん、お願いねー」
「ええ!? でも私は刺さってないのです……」
「おいいいい!?」
「嘘よ嘘。あんたに決まってるじゃない。ムゥちゃん出したら、ゲンガーに挑発鬼火で止められるのが目に見えているわ。メガシンカすれば、初速から先手が取れる今回のあんたならゲンガーと最悪相打ちにできる」

 そう。今回のボマーは陽気AS最速型。安定した火力と持久力を向上させ、より戦いやすくしたスタイルだ。
 火力も低くなっているとはいえ、オーバーキル気味の火力だったのがヤバい火力に格下げになったのみ。(順にオーバーキル→ヤバい→強い→並→弱い)
 捨て身タックルではなく、恩返しを採用しているので、長い間戦い続けることもできる。

「その上、空元気をいつも通り採用しているから、ゲンガーが鬼火打ってくれたら尚良いわ」
「へっ、上等だぜ! 叩き潰しに行ってやらぁ!」
「う〜、フレイさん嘘つくなんて酷いです!」
「安心なさい、今度また新しいスタイルを一緒に考えてあげるから」


選出確定
ガメリオ:カクレオン
フレイ:シャンデラ
ボマー:ボーマンダ


「先発はあたしが行くわ。誰が相手でも戦える」
「電気玉ピカチュウが少し怖いですね」
「マスターも使って強いって言ってたからな。基本、マスターが強いって言ってたのは皆強い」
「でも、ムゥちゃんが見えてるし、大丈夫でしょ」
「仮に居ても、あっしの不意打ちでかなり削れるはずでさァ」
「アンコールがあったら厳しいわよ?」
「ねぇな。アンコールは遺伝技。んでもって、相手のピカを見てみろ」

 見ると、ピカチュウの尻尾の模様が違う。

「♀で尻尾の模様がハートマーク。ありゃ、お着替えピカチュウだ。何にも着ていないから、パッと見分からなかったぜ。つーか、居たとして俺の地震で倒せるだろ」
「じゃあ、出てくるならフルアタね。出てこないかもしれないけど」
「それより、気をつけないといけねーのはバナだ。眠り粉が怖すぎる」
「カメックスも広範囲眼鏡アタッカーとかありうりまさァ。俺の変幻自在で技をスカすしか……」

 しかし、もう選出は決めてしまったのだ。

「ぐだぐだ言ってねーで、これで行くぞ! 先発フレイ、後続に俺とガメリオ! これで決定だ!」
『了解!』


 選出確定
 フレイ:シャンデラ♀(先発)
 ガメリオ:カクレオン♂
 ボマー:ボーマンダ♂


 ***