二次創作小説(映像)※倉庫ログ

番外編:パート1 ( No.97 )
日時: 2015/04/01 14:25
名前: タク ◆K8cyYJxmSM (ID: oLjmDXls)
参照: https://www.youtube.com/watch?v=vnURox0Qtw0

【盗賊団・ブルーローズが勝負を仕掛けてきた!】

【行け、マリルリ!】


「よし、それじゃあ勝負を始めようか。先発はボクが行くよ」

 ルルがぴょんっ、と跳ねていく。そして、ナノマシンが体から剥がれていき、ポケモンとしての本来の姿を現した。
 うさぎポケモン・マリルリ。これがルルの本来の姿なのだ。


『ポケモンDETA
ルル:マリルリ
性格:冷静沈着ではあるものの、どこか冷めている。また、危なくなったら仲間を捨てて死んだフリをするなど、かなりセコい一面も持っており、実利主義・合理主義でもある。相方のドーラとはXYからの同期で、共に始末屋をやっているが、度々彼の守銭奴ぶりに呆れているが、どっちもどっち。
性能:マリルリというポケモンから既にお察しであろうが、可愛らしい外見からは判断できない程の怪力で強引に相手を吹き飛ばす、攻撃の鬼。また、腹太鼓+アクアジェットは今作からの新要素で、無振りガブリアスを乱数1発。色々おかしい。元から耐久も高かったため、かなり凶悪。故に、第二世代の破壊力SSの称号を持つ。
火力:S 速度:D 耐久:A 自覚:B スタミナ:B 破壊力:SS』


「よーし、やっちまえ筋肉雑巾! お前ならやれる! きっとできる! どんな奴が来ようが、絶対粉砕できる!」
「お前を粉砕してやろーか、無能サザン」

 冷ややかな声で返したルルは、ため息をついた。

「ま、いーや。とりあえず、吹っ飛ばすよ!!」


【ブルーローズはミカルゲを繰り出した!】


 おんみょ〜ん、という鳴き声と共に現れたのは、ミカルゲだった。
 ヤミラミの所為で存在意義が危ぶまれている霊悪複合ポケモンである。
 ぶっちゃけ不意打ちしたり鬼火したりしてくるイメージしかない。

「基本は物理受けだよね? どうしよう、耐えられたら」
「いやいやいやいや、耐えられる訳がねぇだろお前のじゃれつくなんか」

 過去、何度もルルのじゃれつくを食らっているドーラは真っ青な顔で言った。
 ここは、後続に負担を掛ける意味でもじゃれついておきたいところである。

「うーん、此処は一回ドーラにじゃれついて威力を試してからにしようかな」
「死ぬ!! 俺死ぬから!!」
「むー、分かったよ」

 と言った彼女は、そのまま地面を蹴り一直線にミカルゲ目掛けて-------------飛び掛った。
 無邪気な笑顔だが、オーラは邪気たっぷりのそれだった。

「最後にお前を殺すと言ったが----------あれは嘘だ。エイプリルフールだけに」
「う、うわあああああああああああああああ!!」

 助けを請うように後ろを振り返るミカルゲだが、リーダーの女は「盾になれ」とカンペを出している。
 ああ、非情なり。


【ルルのじゃれつく!!】

【効果は抜群だ!!】

【ミカルゲは倒れた!!】


 どさぁ、とそのままミカルゲは目を回して撃沈。特性:力持ちでA種族値実質150、そこから放たれるタイプ一致弱点を耐えられるわけがないのである。

「へっ、流石だぜ。たいしたこと無かったな!」

 ドーラはその様子を見て、半分冷や汗たらたらものだったが、安心したようだった。
 しかし、無傷というわけにはいかなかったようだ。

「……痛ッ」

 小さな悲鳴をルルが上げたのが見えた。


【ゴツゴツメットでルルはダメージを受けた!】

『ルル残りHP:160/192』

 
「ゴツメ……か」

 しかし、痛がっている暇はない。
 と思っていた矢先、メタンが声を出した。

「ぴこーん、めたんはやくそうをてわたした」
「いや、いらないよ!!」
「へんじがない、ただのしかばねのようだ」
「勝手に殺すなああああ!!」


【ブルーローズはエーフィを繰り出した!!】


 そんなアホなやり取りをやっている間に、相手が次に繰り出したのは、高い素早さと特攻を誇るエーフィだ。
 相手はエスパータイプ。ならば、とルルは片方の手に力をためる。

「じゃれつくは外す危険性が高い! これで相手の持ち物ごと叩き落してやる!」
「おっしゃー! やれ、ルル!」

 しかし、相手も負けてばかりではいられないと察したのだろうか。
 早速、攻撃を仕掛けてきたのだった。
 草が脚に絡みつき、ルルを転ばせる。


【エーフィの草結び! 効果は抜群だ!】

『ルル残りHP:66/192』


「痛い……よくもやったなあああ!!」


 ダッ、と再びルルは地面をけり、今度は一度回転してそのままエーフィの身体を思い切り叩く。


【ルルの叩き落とす! 効果は抜群だ!】

【エーフィは気合の襷で持ちこたえた!】

 A150からの不一致抜群。耐えられる訳も無く。
 襷で耐えたものの、ルルの猛攻はそれさえも無視する。


「落ちろぉぉぉぉぉぉ!!」


【ルルのアクアジェット!!】

【エーフィは倒れた!!】


 先制技のアクアジェットで撃墜する。
 これで一気に2タテ。勝ったと思われた。

「ふんっ、どいつもこいつも意気地だわ。あたしが直々に出向かないといけないようね----------」

 リーダーの女が現れる。そして、微笑した。


「掛かってきなさい、格の違いを思い知らせてやるわ!!」