二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 妖怪ウォッチ・妖怪&オリジナル妖怪対談 ( No.45 )
- 日時: 2015/03/25 14:50
- 名前: のらねこ (ID: jQHjVWGa)
雪女「雪女と!」
ふぶき姫「出向から戻ったふぶき姫の」
『妖怪コラボな長めのトーク』
それは暑い日だった。
(これでぼくの仕事も終わりだな……これからどうしようか)
ぼくが不良グループを操って警察に
自首させていると、空間が裂け、吸い込まれた。
それは西の国のとんでもない大きな水族館だった。
(ジンベェでか!めっちゃでかっ!)
と宣う、女に取り憑いて無料で大型軟骨魚類を
鑑賞していると、『ヘイ、彼女〜竜宮城へ案内するよ』
と水槽ガラス越しに海亀が言った。
「知らない海亀さんには着いていくなと訓辞が——」
『1名様ご案内〜』
それは———
紅「だからあたしのモンなんだよ!」
瑠「紅玉、アイスのピノは6つしかないので
姉妹で分かち合わなくてはダメです」
碧「ジャイアニズム反対〜共産○義反対〜」
紅「弱肉強食だ!あたしが4つ!お前ら1つずつな」
瑠「それは計算がおかしいです。全員2つです」
碧「弱肉強食?白亜紀からやり直してくればー」
紅「あん?…次元の裂け目が」
収拾がつかないので次元の裂け目に放り込まれたとさ
主演
紅 (くれない) REIさん 作 オリジナル妖怪
歌姫(かひめ) ミニィさん 作 オリジナル妖怪
炎狐(ほのおきつね) →あだ名=紅玉 (こうぎょく)
水流狐→ =瑠璃(るり)
大地狐 → =碧玉(へきぎょく)
↑八尾比丘尼さん 作 オリジナル妖怪
「ここはどこなのかしら…」
歌姫がキョロキョロと見回すとそこは一面の青空。
眼下に見えるは小さな港町だった。
(神社に、商店に、船……あ!廃小屋の前に誰かいるわね
あの人に聞いてみましょう…)
歌姫は廃屋の前にいるおじさんの前に降り立った。
「あ、あの…私は歌姫(かひめ)といいます、ここは何という所でしょうか」
「むっ…空から人が…君、飛行石は持っておるかね?」
「ひこうせき?いえ、そんな物は持っていません」
「飛行船から落ちてきたとかそういうのではないのかね?」
「えーと、違います…それであの…」
「嫁はいらねぇ、飛行石さ」
「で、ですから——」
かみ合わない会話に歌姫はだんだんイライラしてきた。
「ここはどこなんでしょうか?」
「天空の城ラ○ュタ」
「違いますよね、それ?聞いておいてなんですが絶対に違いますよね?」
「嗚呼、もはやこれまで」
ブオオオオオオッ!
おじさんが2秒ほど浮き上がる爆音と共に歌姫のポンチョが
砂塵と共になびいた。辺りに漂う猛烈な臭気。
「ふぅ〜…それで何かな、お嬢さん?」
「…………」
歌姫はもう何も言わず、鼻を摘みながらおじさんを廃屋に
引きずり込んだ。
どこばきぐしゃばきばきぼきぼきごすごすばりばりぐちゃ
「ふぅ…ここはナギザギという港町なのね。うんがい鏡があったけど
ワープできないみたいだし、どうしようかしら…」
拳についた赤い液体を拭きながら歌姫は呟く。
(………見られている………そこの陰ね)
歌姫は物陰に向かって言った。
「そこにいるのはわかっています、誰ですか?」
「ぼくは何も見ていませんし、誰にも言いません」
「大丈夫です。危害は加えません。私は歌姫。貴方は?」
「……ぼくは紅(クレナイ)っていいます。
ここって『のらねこの対談』って言う世界ですよね?」
赤いパーカーに黒いズボンの少年が物陰から出てきた。
「野良猫の対談?何ですかそれは?」
「そう聞いて来たんですけど」
「私は聞いてませんが——」
押し問答していると、坂の方から
ワイワイガヤガヤと声が聞こえてきた。
「あーピノ美味かった、にひひひ」
九つの尾をもった赤緋色の狐が満足げな笑みを浮かべた。
「ここってどこかな?」
こちらはキツネ色の九尾が海を見ながら言った。
「それも重要だけど、碧玉(へきぎょく)社で失神した
老婆と犬を放置してきてよかったのでしょうか?」
最後に白藍色の狐が溜息をつきながら問う。
「仕方ないじゃん。九つも尻尾ある狐が3体もいて、
人の言葉喋ったらびっくりするよ?
ほっとけばいいって。別にあの世に逝ったワケじゃないしー」
碧玉と呼ばれた狐がケロッとして上唇についたチョコを舐め取る。
「あ、あそこに妖怪さんがいるよ。こんにちは〜」
歌姫と紅に近づくの碧玉。
「おい!碧玉!なにを勝手に行動してんだバカ!」
紅緋色の狐がドロンと変化し、赤髪をおだんごにしている
緋色の浴衣姿の女性になった。
「おい、瑠璃!あのバカ連れ戻せ!」
同じように変化した少女が眉をひそめて甘い声を出す。
「ダメよ、ダメダメぇん」
こちらの服装は群青色の浴衣と露草色の帯だ。
「キモイ声だしてんじゃねぇ!上碗骨握りつぶすぞゴルァ!」
赤髪の少女は瑠璃と呼ばれた少女の両腕を掴み、凄んだ。
「冗談です。紅玉、止めて下さい」
制止の声を発した少女が瑠璃色で白いメッシュが入った髪を
揺らしながら紅玉と呼ばれた少女の帯を叩く。
「潮風が気持ちいいわ」
ショートにした髪を撫でながら、少女は眼を細めた。
「けッ……」
ショートカットの少女から手を離し、
赤唐色の帯を調節しながら言った。