二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 妖怪ウォッチ・妖怪&オリジナル妖怪対談 ( No.62 )
日時: 2015/04/01 16:52
名前: のらねこ (ID: T3.YXFX2)


「今日からお友達になる転校生の古灘楓(こなだかえで)さんです。
皆、仲良くして下さいね」
担任が黒板に難解な字を書き、1人の少女を紹介した。
『か、可愛い!』
『カンチもそう思うか?ケータもそうだよな』
『う、うん…』
カンチ、クマ、ケータは小声でやりとりし合った。
が内心、ケータはどこか違和感を感じていた。
『ねぇウィスパー……って、今日は休んでるのか…』
いつも側にいる自称・敏腕執事のウィスパーは熱を出して
天野家で療養中だ。妖怪が病気って何だかな〜と思いつつ
ケータは転校生を見た。少し赤みがかった髪に黒い瞳
服装は赤のパーカーに茶色いロングスカート。
ケータは以前、会ったような…また似たような
女の子に会った気がしてならない。
「では、古灘さん、一言お願いします」
もやもやした感じを抱いたまま、転校生の自己紹介が始まった。
「古灘楓…よろしくするつもりはない」

ざわざわざわ…
その後、クラスメイトの自己紹介と共に
朝のHRが終わるとクラス内は異様な感じに包まれていた。
『な、何か変な挨拶だったよな』
『クールで可愛い』
クマとカンチがひそひそと小声で言った。
楓の席はクラスの一番後ろ、そこだけ暗いオーラが立ち込めている。
クラスの女子からは先ほどの挨拶が原因で白い眼で見られている。
しかし男子にとってはさほど気にせず、
カンチのようなイメージが大半だった。
そんな中、ダニエルが声をかけた。
「古灘さん、俺はダニエル=アンダーソン言うんや、
これからよろしゅうな」
「フッ……標準語も話せないの?」
ダニエル君、撃沈。
「古灘さんはダンスとか好き?興味ある?」
「ない、気安く声かけないで」
伊藤拓海君、撃沈。
「スカート捲——長いからめくれない」
「救いようのない変態ね」
吉田秀夫、保健室送り。
「ちょっと、古灘さん!」
秀夫はいいとしても、
あまりの暴言に憤慨した藤本舞が楓に詰め寄った。
「いい加減にしなさいよ!
そんな感じ悪いと誰とも友達になれないわよ!」
ギャルママの影響ではっきり物を言う舞。
「そういう貴女はクラス全員がお友達?
特にスカート捲りしてくる変態とも友達なのね」
「う……ぐッ!」
女子のスカート捲りを日頃の日課にしている
秀夫とは断じて友達認定したくない。