二次創作小説(映像)※倉庫ログ

後語り ( No.111 )
日時: 2015/05/30 14:41
名前: モノクロ ◆QpSaO9ekaY (ID: rGbn2kVL)

「まったく、中学生は最高だぜ! 皆さんこんにちは、作者代理の後語り担当です」

「注意、あくまでネタなので鵜呑みにしないように(本気にするなとは言ってない)。その後輩です」

「今回はいつもと趣向を変えて、トンベリ君が主人公の回だよ。本編ではあまり活躍のなかった彼やちーちゃんも、この回では大活躍!」

「の、はずだったんですが、肝心のトンベリ君は壁、ちーちゃんは選出されてすらいないという有様です」

「こんなはずじゃなかったんだ。それに、トンベリ君が主人公っていうのは、実はわりと前から考えていたんだよ」

「作者さんの描く主人公は、すべからくなにかしら作者さん自身をモデルにしているのですが、トンベリ君自体は、雷切よりも作者さんの要素が強いので、そういう意味ではより主人公らしいと言えるでしょう」

「トンベリ君の設定も、成長を描く上ではいい感じだしね。やっぱこう、思い悩んでいるキャラが成長を見せやすいよ」

「それでも、トンベリ君の思考は堂々巡りでちょっと鬱陶しいというか、人によってはイライラしそうですけどね」

「あー……まあ、自己嫌悪する自分に自己嫌悪とかループだしね。でもトンベリ君を主人公にしたのは、なにも悩みがあるという点ばかりじゃないんだよ」

「ちーちゃん、ですか」

「そう。ヤミラミと言えば対になる存在はクチート。元々同級生って設定はあったし、そこを少し掘ってみたよ。今後も続くかは分からないけど、キャンディとかフレイヤとか、紹介してない子がいるから、どこかでまたやるかも」

「紹介といえば」

「?」

「今回、新キャラで電が出ましたが、これ、まずいんじゃ……」

「なにを言ってるのか分からないな。君が『艦隊これくしょん』の駆逐艦、電と名前が被ってるって言いたいなら、その誤解は解いてあげよう。いいかい? 軍艦の電は「いなづま」、対してこっちの電は「いなずま」だ。ほら、違うだろう? 似ているところはあれど、別物なんだよ」

「見苦しすぎる言い訳ですね……単に本来の表記を知らなくてにわかを晒したことを、なんやかんや理由を付けて誤魔化しているだけではないのですか?」

「ソ、ソンナコトハナイヨー?」

「別にいいですけどね、もう過ぎたことですし。そんなわけで、電の元ネタは『艦これ』の駆逐艦、電です」

「キャンディは、あめんぼの名前の由来から、フレイヤは前作ネタ? っていうのかな?」

「詳しくは『ポケットモンスターBW 混濁の使者』を読めば、察することができると思います」

「もう流れちゃってる作品だけど、ググれば出てる来るよ。と、そんな前作どころか前世とも言えるようなネタを盛り込んでみました。名前は半端感あるけど、性格とか設定とかはかなりオリジナルに近づけてるから、かの作品を知ってる人なら分かるはず」

「しかし、今回は中学生ですか」

「高校生でも良かったんだけど、ちーちゃんの設定を考えた時、幼さを出すなら中学生の方がいいと思ってこうなった」

「のわりには幼さがあまり出ていませんね。どちらかというと、未熟さ、ですか」

「そういうテイストになった感は否めないかな。というか、後輩ちゃんだって人のこと言えないでしょう」

「そういえば私の設定は中学生くらいでしたか。とはいえ、ここで先輩と二人きりな以上、そんな設定はあってないようなものですけど」

「まあ、僕らにあるのは先輩後輩設定だけだしね。それだって、後語り専門なら名前はいらないよね、って感じで名前の代わりにもらった識別記号みたいなものだし。そう考えると悲しいな、僕ら」

「後語りの中で生きる私たちは、人知れず生きて人知れず消えるのです」

「いや、でもさあ、いくらなんでも僕らスルーされすぎじゃない? 確かに後語りなんて建前で、中身はほとんど雑談だけどさ、ここまでノータッチってのはどうなのよ。僕らのことは分かってても見て見ぬ振りをするのがこの世界のルールなの? 暗黙の了解なの? 沈黙の掟(オメルタ)なの?」

「はいはい。どうでもいいので、型紹介ですよ」



ライボルト(NN:イナズマ):♀:臆病:避雷針:CS極振り、残りD
持ち物:眼鏡
技:ボルトチェンジ、オーバーヒート、目覚めるパワー、すり替え



「メガらないライボは眼鏡確定という掟でもあるのか? というわけで。メガらないライボルトのテンプレらしい眼鏡電ちゃんだよ」

「単純にすり替えが他の単電気タイプとの差別化要因になるから、それを生かすための眼鏡ではないでしょうか」

「実際に使ってみると、ライボルトは相当柔らかい。種族値を見れば分かることではあるんだけど、本当に脆いよ」

「不一致等倍は勿論、一致半減でもニ耐えできないことがままありますからね」

「電気タイプ特有の耐性の少なさもネックだねぇ。拘っちゃってるから引っ込める機会は多いけど、タイミングを見極めないと本当に難しい」

「結論としては、やはりライボルトはメガシンカするのが最も安定するということです。耐久でも攻撃でも素早さでも」

「S105は速いようで遅い」

「では、次はニックことニコラスです」



シザリガー(NN:ニコラス):♂:意地っ張り:適応力:HA極振り、残りD
持ち物:突撃チョッキ
技:クラブハンマー、アクアジェット、叩き落とす、馬鹿力



「型はHAにぶっぱした、いわゆるヤザリガーだよ。アクジェを採用してるから異教徒型だけどね」

「しかしシザリガーの火力と素早さを考えたら、必須級で欲しい技でしょう」

「まあね、シザリガーのアクジェは本当に強い。あの害鳥焼き鳥の鬼火よりも速くぶち込めるし、ブレバも耐える。今回みたいな骨折焼き鳥が加速しても上を取れるしね」

「今回はメガバシャだったので確定数がずれましたがね」

「トンベリ君は犠牲になったのだ。彼を生け贄に捧げるだけの価値は、シザリガーにはあった。それだけだよ」

「まあ、確かにシザリガーは遺伝技の仕様変更で、第六世代で大きく強化されたポケモンの一体ですからね」

「適応力で強化された技は冗談抜きでヤバい火力だよ。感覚としては、遅いメガルカリオ——いや、択ゲーのないメガクチートに近いかも」

「アクジェが不意打ちのような役割ですか。そう考えると、確かに必須技ですね」

「アクジェは適応力で強化されるし、択ゲーしなくちゃいけない不意打ちよりも安定した先制の高火力を打ち込めるのは強い」

「普通にタイプ一致クラハンや叩きも強力ですしね。サブウェポンもそこそこ揃ってますし、技範囲も優秀です」

「物理耐久も並以上にはあって、積み技まで完備。シザリガーってポケモンは使うと本当強いよ。以外と初心者にもお勧めなんじゃない?」

「それでも足りないところは多いと思うのですけどね。ところで先輩」

「なに?」

「なぜこのシザリガーはニコラスなどという名前なのですか?」

「あー……それか。実はこのシザリガー、元はヤザリガーってNNだったんだよ」

「微妙にNN詐欺ですね。元はということは、キャラクターにするために変えたのですか」

「そうそう。それで、実はシザリガーは龍舞型もいてね、そっちはドラゴニックってNNなの」

「そこから取ってニックという愛称がついたんですね」

「そう、察しがいいね。でもニックって愛称じゃん? だからちゃんとした名前を考えて」

「その結果、ニコラスになったと。なんか、経緯はともかく最後がNNらしいNNになるって、変な感じですね」

「これは由来もクソもないしね。ちなみに本当は、『デジモンワールド リ・デジタイズ』のニコを由来にしようと思ったんだよ、後付けで」

「ふむ、本編でもニコニコ呼ばれてますし、出任せではないようですね」

「こんな時に出任せを言うわけないじゃん……まあ、なんだけど、僕というか作者はあの作品を中途半端にしかやってなくてね、ニコ君の名前はニコラスだと思ってたんだよ」

「……確かあのキャラの名前は」

「ニコライだよ。地域の違いで表記や音が変わってるだけで、ポピュラーネーム的な意味としては同じものだとは思うんだけど」

「後付けにするにしても、もっとちゃんと調べてくださいよ。どんだけ適当なんですか。さっきまでのシザリガー推しはなんだったんですか」

「いやまあ、別にいいかなって。シザリガーは確かに強いと思うし好きだけど、思い入れは皆無だからね」

「……本当、適当ですね」

「まあね」

「否定してください」

「まあまあ、ニコラスに関してはこのくらいにして。最後、今回の主人公のトンベリ君だよ」



ヤミラミ(NN:イナズマ):♂:呑気:悪戯心:H252、B164、D92
持ち物:タラプの実
技:挑発、鬼火、自己再生、メタルバースト



「これは一時期レートパで使ってた、対ギルガルドを仮想敵にした型だよ。Sに下降補正をつけることで、Sを最遅ガルド抜かれ調整にして、さらに役割範囲を広げるために、イカサマじゃなくてメタバを採用したんだ。さらにさらに、ガルドに後出しが利くように、タラプも持たせて準備は万全! ……のはずだったんだけど」

「タラプが発動してしまいますと、肝心のメタバの火力が足らず、ガルドを落とせないのです」

「でもタラプがないと後出しはできないんだよね」

「そもそも後出ししてからも、ガルドがキンシを挟んでくれなければいけないのもネックです。シャドボを撃ち続けて特防が下がったら、その時点で受からなくなります」

「というわけで、蓋を開けたらこんな欠陥型になってたんだよね。素直にイカサマを採用した方がいいかな、これは」

「ガルドを仮想敵にするならそうすべきでしょうね」

「やっぱりかぁ。まあ、メタバを採用しても、倒せない相手は倒せないしね。今回だって、バシャを削るためのクッションみたいなものだったし」

「主人公が捨て駒とは、なかなか酷いですね」

「あえてだよ、あれは。勿論、勝つためにはああしないといけないだろうと思っての選択だけど、後輩ちゃんが言ったように、今回は未熟さもテーマなんだ」

「トンベリ君はかなり思い悩んでいたようですしね」

「そうそう。雷切はスパスパ物事を解決していくけど、まだ小さいトンベリ君たちはそうはいかないでしょ? だから今回は、悩んで悩んで悩ませて、青春期の迷いを描いているつもりなんだ」

「青春の迷いにしては暗くて堂々巡りで見る側からすればイライラしそうですけどね」

「そこはまあ、トンベリ君のキャラクターってことで」

「自己嫌悪の無限ループと堂々巡りなんて、ただの作者さんじゃないですか」

「それでも一応、彼にも作者の理想はあるんだけど……まあいいか。さて、これもポメラで執筆してるからどのくらいの文章量になったか分からないけど、そろそろ字数ヤバいんじゃない?」

「分かりませんが、そうかもしれませんね」

「なら、お詫びとお知らせだけして締めようか」

「お詫び?」

「うん。実は対戦パートで、今回選出した新キャラのプロフを乗せるのを忘れててね。後から追記しました」

「あぁ、そういうことですか。これはとんだ大失態です」

「ポメラで執筆してるとコピペができないから、こういうことが起こるんだよねぇ」

「便利な秘密道具でも、所詮は電子メモ帳ですからね。その辺はちゃんと気を配らないといけないですよ」

「今後は気を付けます……」

「では、お知らせですよ、先輩」

「あい分かった。本作では、作者への質問や疑問、要望などを常時受け付けています。内容はポケモンについてでも作者の趣味嗜好についてでも、なにか聞きたいことがあれば、なんでも遠慮なくどうぞ」

「フレコ交換、ポケモン交換、それとフレ戦の申し込みなども受け付けていますよ。場合によっては、この作品にで使わせて頂くかもしれません。勿論、その時は許可を取りますが」

「それと、最後にもういっこ」

「なんですか」

「いやね、気づいた人は気づいたと思うけど、今回から対戦パートの対戦メッセージ——【 】で括ってるやつね——内の、自分のポケモンについては、NNで表示するようにしたんだよ」

「あぁ……今まではデフォルトネームで【ヤミラミは倒れた!】みたいに表示していましたね。今回はそれが【トンベリは倒れた!】などとNNで表示するようにしたのですか」

「喩えに悪意を感じるけど、それは置いておいて、そういうことだね」

「確かこの対戦を撮影した時期は、PGLのメンテナンスの関係で、ランダム対戦でも一時的にNNで表示されるようになっていた時でしたが」

「それはあんま関係はないかな。まあそれがきっかけと言えばきっかけだけど。でも、ほら、自分たちまでDMだと、同族対決になったらややこしいじゃん」

「ですね。作者さんは文字数節約のために、【相手の〜】みたいな表示は省いているので、同族対決になったら、どっちがどっちがややこしくなってしまいますね」

「そう。だからそのために、自分のポケモンはNNで表示するようにしてみたんだけど、どうかな? よろしければ、読者の方々のご意見をお聞かせください」

「では、これで締めでしょうか」

「そうだね。本当は予告を挟みたかったけど、また余計なこと言って文字数が増えそうだから、今回はここまで。そういうわけで、次回は不明だけど、次回も乞うご期待!」

「それではまた次回、お会いしましょう」