二次創作小説(映像)※倉庫ログ

対戦パート1 ( No.6 )
日時: 2015/03/01 20:29
名前: モノクロ ◆QpSaO9ekaY (ID: RHpGihsX)
参照: https://www.youtube.com/watch?v=SPJ9VQQnUrM

【ギャンブラーの男たちが勝負を仕掛けてきた!】

【行け、サーナイト!】

「対戦開始、だ」
「まったく、今回は付き合ってあげるけど、こういうのはこれっきりにしてほしいわ」
「今後は気を付ける……とりあえず、先発は任せたぜ」
「はいはい、どうせあなたが最初に出ても仕方ないものね」

 というわけで、こちらの先発はココロ。対する相手は、


【男たちはロトムを繰り出した!】


「ふむ、ウォッシュロトム……洗濯機か」
「有利対面……ってほどでもないけど、殴り合いでは勝てるわね。相手がSに補正をかけていたり、スカーフじゃなければボルチェンされる前に一撃見舞えるわ」
「臆病ロトムは少ないでしょうしねぇ。頼みましたよぉ、ココロさん!」
「まあ、相手は水ロトムだし、ライに退くって選択肢もあるけどね」

 ただそうすると、どうしてもボルトチェンジが怖い。相手としては一発耐えてボルチェンが安定の場面なので、雷切に退くと今度は相手に有利対面を取られてしまう。

「有効打あるんだし、無理に俺が出ることもねーだろ。俺は掃除役だ、お前らで適当に削ってから仕事するさ」
「じゃあ、あたしが働かせてもらうわ。悪いわね、あなたの数少ない役割対象を奪っちゃって。ここで水ロトム倒しちゃったら、あなたの出番はペラペラのクッションしかなくなっちゃうかも」
「なんだとコラ」

 随分と脆いクッションである。
 ともあれ、ここは相手の行動がなんであり突っ張って殴るのが最善と判断し、ココロはフィールドへと向かって行く。



『Information
 ココロ(DM:サーナイト)

 性格:パーティーの緩衝材にして、姉貴分のような存在。基本的に物腰柔らかな常識人。

 性質:多彩な技を操り、時に攻め、時に守り、時に味方を支援する。

 攻撃性能[B] 防御性能[C] 機動性能[B] 多様性[S]

 今月の目標:雷切のギャンブルをやめさせる。
                        End』



【サーナイトのトレース。サーナイトはロトムの浮遊をトレースした】


「さて、それじゃあとりあえず攻めようかしら。スカーフじゃないといいけど」

 そう言いながらココロは、手中に力を込める。そして、相手よりも速いことを自覚しながら、その込めた力を解き放った。


【サーナイトのエナジーボール! 効果は抜群だ!】
[ロトムHP:残り3割強ほど]


「スカーフじゃない、か」
「みたいね」
「今回はエナジーボール採用ですかぁ」
「臆病CSだけどチョッキだからね。こういう対面やラグみたいな相手のために、十万ボルトじゃなくてこっちを入れてるの」

 サーナイトは攻撃、補助共に覚える技が豊富なので、初見ではなにをしてくるのか読みにくい。そのうえ、範囲の狭い草技搭載ともなれば、知識としては分かっていても、それがあるとは想定しにくいだろう。


【ロトムはオボンの実で体力を回復した!】
[ロトムHP:約6割]

【ロトムのボルトチェンジ!】
[サーナイトHP:115/143]

【ロトムは男たちのもとへと戻っていく!】


「相手はオボン、そしてボルチェンっと。ま、定石通りだな」
「問題はなにが出て来るのかだけど……」


【男たちはマンムーを繰り出した!】


 ロトムと入れ替わりで出て来たのは、マンモスのようなポケモン、マンムーだ。
 地面、氷の複合タイプで、攻撃性能の高いポケモンである。防御に薄いココロではあまり相手をしたくないところだ。

「今は浮遊をトレースしてるから地震はないでしょうね。となると撃ってくるなら氷柱針……ライへの交換は無理ね」
「そもそも俺の耐久だと、マンムーの地震+氷の礫を受けきれない可能性が高い。だが、ここで無理に突っ張ってココロが落とされるとまずいな」

 いくらエナジーボールがあるとはいえ、ポケモン対戦におけるタイプ不一致技は、弱点を突いても一撃では落とせないことがしばしばだ。マンムーは耐久力もそれなりに高いため、ほぼ確実に耐えられる。仮に致死量ダメージを与えられても、襷の可能性も高い。やはり居座るべきではないだろう。

「そうなると……ラグナ」
「了解です! 僕の出番ですねぇ! HAHAHA!」
「相変わらずキモイけど、まあ、物理受けはあなたよ。よろしくね」
「任されましたよぉ!」



【サーナイト交代! 戻れ!】