二次創作小説(映像)※倉庫ログ

いざ、林間学校へ ( No.346 )
日時: 2015/08/02 21:11
名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: g9MFapnu)

「おっ、またゴミ発見。この辺り結構落ちてんな。」
「烈、きちんと分別してね。」
「わかってるよ。」

烈は氷海に言われ、きちんとゴミを分別した。
そして二人はまた、川縁のゴミ拾いを続ける。











彼らがゴミ拾いをする訳。それは…。

「そう言えば、明日から林間学校だね!」
「あー、今年も来たかー、林間学校…。めんどいなー…。今日、これから班決めだっけか。」

いつもの屋上での昼食風景。そこで烈がそうぼやく。

「こっちでも林間学校ってあるんだね。何するの?」
「早い話が、八高と一緒だよ。近くのキャンプ場でゴミ拾いして、そこにテント建てて一泊。ご飯は各班別々に食材を買って、飯盒炊さんで作るんだ。」
「うへー、面倒そうだ…って、飯盒炊さんっ!?」

雪子の質問に一通り答えた風雅の言葉に、陽介は苦い顔をした。
その横では悠も同様の表情を浮かべる。恐らく彼らの中では、あの地獄の物体X…通称、ムドオンカレーが出ているのだろうか。

「安心してもいいんじゃねぇの? 何だかんだで席が近い奴等で組む事になると思うから、理乃先輩や由梨先輩と一緒になるんじゃね?」
「そ、それならいいや…。ほっ…。」

本気で安心したのか、陽介も悠もほっと安堵の息をついた。

「本当に彼と席が近くてよかったわね、直斗。」
「はい。料理ができる人が一緒だと、心強いですね。」
「おい、完全に俺に頼る気満々だろお前ら。」

烈達三人は専ら家事スキル高めの烈に頼る気でいるようだ。

「僕らは安心と言うより、期待かな。」
「うん! 完二と鈴花ちゃんの料理とか、凄い楽しみ!」
「買い出しくらいは付き合えよ? りせ、風雅。」
「そうだよ。それくらいはやってよね?」

風雅達四人も、完全に鈴花と完二任せにしようとしているらしい。

「…千枝、頼りにしてる。」
「千枝ちゃん、お願い。」
「私は食べられればいいや。」
「ちょっと待ておいアンタら。」

千枝達四人は、家事スキルが最悪な部類にはいるメンバーな為、まだ割と高めになりつつある千枝に頼るようだ。

「…由梨ちゃん。いざとなったら行ってやれ。空腹ってマジ辛いからな。」
「ああ。救援には行く…。」

そんな千枝達を見かねた陽介は、そう由梨に懇願し、彼女は承諾していた。

「じゃあ、今日の放課後、みんなで買い出しに行く? と言うか一緒に行って下さいお願いします。」
「里中先輩…。」

懇願する千枝に、全員苦笑を浮かべた。

いざ、林間学校へ ( No.347 )
日時: 2015/08/02 21:16
名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: /9RVPCwZ)

そんなこんなで放課後。望んだ通りの班になった一同は、近くのジュネスで買い物をする事になった。

「およ? みんな、どしたクマ?」

店内に入ると、エプロンをつけた人形のクマが出迎えてくれた。
そう、ここはクマのバイト先なのだ。

「林間学校で必要な食材の買い出し。クマ、真面目にバイトしてっか?」
「失礼クマね、ヨースケ。ヨースケのパパさんがテンチョーをしてたあのジュネスでのケーケンを行かして、バリバリ働いてるクマ!」
「ならいいんだけどよ。さて、理乃ちゃん、由梨ちゃん。俺らは何作る?」
「そうですね…。猪の丸焼きとかは在り来たりですし…。」
「猪!?」

理乃から発せられた言葉に、全員目を見張る。

「おい理乃、旅してる時の夜営での食事じゃないんだから。普通に飯盒炊さんで作れる奴にしろ。」
「っと、そうだったわね…。でも、屋外で食べるから夜営とあまり変わら」
「全ッ然違うわ!」

由梨は思わずツッコむ。

「ねぇねぇ、キャンプ場ってドラゴンとかいる」
「んなのいるわきゃねぇだろ! いたら今頃パニックだわ! 何ドラゴン狩りに出ようとしてんだ葉月!」
「えー、いないの? ドラゴン肉の丸焼きとか久し振りに食べた」
「平和なこの世界にそんな危険生物がいてたまるかこの馬鹿! お前ら全員、旅の事は一回忘れろ! 何でこっちまで来てサバイバル生活脳でいるんだよ!」

葉月や七海まで変な事を言い始め、更にツッコミを入れる由梨。

「はぁ…もーやだ…。」
「な、なんか、由梨ちゃん達って、殺伐とした場所を旅してたんだな…。」
「昴さんから、この世界の住人じゃないとは聞きましたが、その…何だか、今、実感しました…。」
「確か、その、テイルズシリーズの世界を実際に旅したって聞いたけど、なんか生々しすぎて今、ようやく信じられそうだよ…。」

頭を抱える由梨に、陽介と直斗、烈がそう語る。

「悪いな、お里が知れる発言ばかりで…。」
「構わないよ、楽しいし。」
「うん! 由梨センパイの旅の話、もっと聞きたいなぁ…。」
「色々と学べる事もありそうだからね。」
「お前の場合、ネクロニカの手駒とかに使えそうとか言う奴だろどうせ。」

千枝とりせが楽しそうに会話をする横で、風雅が何か考え込む。烈はそんな風雅に声をかけると、彼は驚いたような表情を浮かべた。

「えっ…。」
「ちょっと待て、何で、『何でわかったの!?』みたいな顔してんだよ。図星か? 図星なのかこんちくしょう。」

どうやら図星だったようで、烈は思わずツッコミを入れた。

「ネクロ、ニカ…?」

理乃は初めて聞いたのか、首を傾げながら風雅に訪ねる。

「うん! TRPGの一種でね! ゾンビの女の子達が主人公なんだ!」
「TRPG…あぁ、テーブル・トーク・ロールプレイング・ゲームの事ですね。私、やった事がないので分かりませんが…どのようなゲームなのですか?」
「理乃先輩、興味あるの!? じゃあ説明するとね…!」
「うわ、風雅が生き生きしだした…。」
「こうなると手がつけられないんだよなぁ…。」

興味津々に熱心に話を聞く理乃と、そんな理乃に嬉々とした様子で話を続ける風雅。

いざ、林間学校へ ( No.348 )
日時: 2015/08/02 21:23
名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: 0JVd9KgH)

そんな彼らをひとまず放っておき、二年、三年に分かれ、更に二年は班別に分かれて買い物をする事になった。

「お前ら、何食う?」

烈は氷海と直斗に話を振る。まずはメニューを決めなければ、話にならない。

「そうね…。私、明太子のクリームパスタが食べたいわ。」
「あ、僕も食べたいです!」
「何でパスタなんだよ。流石に野外でパスタはねぇよ。」
「えー…。」

本気で残念そうな二人。余程食べたかったのか…。

「…あ、でも、多分作れなくもないかもな…。パスタは飯盒か鍋で茹でればいいんだし、ソースは既製品使って」
「手作りがいいわ。」
「手作りがいいです。」
「…はいはい。んじゃ、ちょっと待ってろ。調べっから。持っててよかったCOOKPADーっと。」

いい笑顔で二人同時にそう語ったので、烈は諦め、スマートフォンを取り出し、レシピが集まるアプリを起動させた。
そんな訳で、烈達は明太子のクリームパスタとなったようだ。











「みんな、何食べたい?」

所変わって鈴花達の班。彼女も烈同様、りせと完二に問いかけた。

「んー…。折角だし、何か変わり種食べようよ! 他の班が食べないような!」
「何かあっか? 一番無難なとこっつーと、カレーとかだけどよ。」
「変わり種…。あっ、炊き込みご飯とかは? そこにちょっと何か一品、鍋で作って…。」
「おお、そりゃ美味そうだな。んじゃ、一つは炊き込みご飯で…後は何する?」

ぷらぷらと歩きながら、もう一品をどうしようか話し合う。

「炊き込みご飯に合わせるとなると…何だろ? やっぱりお吸い物?」
「お吸い物は出汁取ったりで仕込むの大変じゃねぇか?」
「うーん、だよね…。無難に味噌汁にする? あっ、けんちん汁もいいかも!」
「おおっ、いいね、鈴花ちゃん! 野菜いっぱいとれるし、けんちん汁にしようよ!」
「根菜ばかりだから時間かかるかもしれないけど、お吸い物よりはマシかな。よーっし、じゃあ、それにしよう!」

鈴花は早速野菜売り場に向かう。
彼女らも、炊き込みご飯にけんちん汁と決まったようだ。











「お前ら、どうすんだ?」

三年組、由梨は烈や鈴花と同じように問いかける。

「んー…。無難なとこにする? カレーとか。」
「カレーはもう遠慮したい…。」

トラウマなのか、陽介と悠はげんなりする。余程本気でトラウマなのだろう。

「とすると、変わり種か…。」
「んー…。あっ、おにぎりとか! それくらいなら私でも作れるよ!」
「おっ、それなら俺にも手伝えそうだな。具は何する?」
「持ち寄った食材でいいんじゃん? 色々な味付けで面白そうだし!」

七海の言葉に、全員頷く。

「んじゃ、ここは分かれて、明日食材を持ち寄るか。」
「変なもの買うんじゃねえぞ? 特に雪子、七海。」
「か、買わないよ! 失礼だよ由梨ちゃん!」
「アンタじゃあるまいし、買わないってば!」
(不安だ…。)

陽介と由梨は、一抹の不安を覚えた。
…これは自分達がまともな食材を持ってくるべきか、そう、思った。
そんなこんなで、全員離れていき、由梨と陽介がこの場に残った。

「由梨ちゃんは何持ってくるんだ?」
「んー…。寮にある梅干し持ってくるよ。アタシの自家製なんだ。」
「すげーなー…。梅干しを自家製って…。」
「陽介は?」
「無難なとこで、ツナマヨかな…。材料はここで買えるし、由梨ちゃん、手伝ってくれっか?」

陽介の願いに、由梨は快く承諾した。
ツナ缶売り場に向かう途中、烈達と出会った。

「おー、陽介先輩に由梨先輩。先輩らは何するか決めた?」
「おにぎりにしようって話になったんだ。んで、具材はみんなで持ち寄ろうって話になった。」
「…だからか。」

烈は浮かない顔をする。横にいた直斗と氷海も、表情を暗くした。

「ど、どったの?」
「…金杉先輩が、キャビアを購入していたんです。後、杉山先輩が店員さんにドラゴン肉の在りかを聞いていました…。」
「雪子先輩も、その…。ハバネロを購入していました…。」
「…。」

この時、由梨と陽介は思った。
…嗚呼、何故、あのまともでない人員に食材を買わせたのだろうか、と…。

いざ、林間学校へ ( No.349 )
日時: 2015/08/02 21:28
名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: /9RVPCwZ)

そんなこんなで、当日…。
キャンプ場に集まった烈達は、クラス毎に整列していた。

『んじゃー、川縁でゴミ拾いしてくれー。』

MZDが拡声器でそう宣言すると、全員散らばっていった。











そして、現在に至る訳である…。

「おっ、何か本がある。あっ、これ、俺が見たかった小説じゃん! 水にも濡れてねぇし、貰っちまおうかな。」
「本を捨てるなんて不届き者ね。…。」

氷海は烈の見つけた本を掠めとり、見る。
…裸の女性が描かれた本。所謂、その、男子がベッドの下に隠している本だ。
どうやら表紙が入れ換えられており、烈は表紙しか見ていない為、判断できなかったようだ。

「…烈、この本を粛清しなさい。」
「えっ? 何で? 貰いたいんだけど。勿体ないし。」
「貴方が見るようなものじゃないわ。この本は一見表紙はまともだけど、中身は滅するべき物よ。」
「うーん、いいのか? なら…よっ!」

左手から右手にも焔を移し、両手で一気に燃やし尽くす。

「ほい、浄化完了。で? 氷海、結局何の本だったんだ?」
「鏡や理乃先輩が見ちゃいけないような物よ。」
「…うん、分かった。十分分かった。」

中身を見なくて良かった。そう思った烈だった。

「うわあっ!」

そんな事を思っていたら、盛大な水音と共に水柱が上がる。

「いってー…。」
「あ、ご、ごめ、花村…!」

川の上で、陽介を押し倒す形で、千枝が乗っかっている。

「いーよ、虫、いたんだろ?」
「う、うん…。」

どうやら、千枝が虫を見つけ、驚いて陽介に飛び付き、バランスを崩して二人共川に落ちたようだ。

「取り合えず、退いてくんないか? そ、その、ちっと、恥ずかしい…。」
「わっ、ご、ごめんっ!」

千枝は慌てて飛び退く。二人共びしょ濡れだ。

「ヤバイ、花千枝来た花千枝キタコレ!」
「いいよね花千枝マジぷめぇ! あ、これだと千枝花?」

腐った女子の雪子と七海が、鼻血を出しながら原稿用紙を取り出し、描いていく。

—ゴスゥッ!

「…一辺死ね。」

そんな腐った二人を見た直斗と由梨が、能力を発動させ、雪子と七海を沈めた。

「はは…。本当相変わらずだよな、あの二人…。」
「本当ね。」

一同は苦笑を浮かべ、そんな一団を見守っていた。

「さて、ゴミ拾いを続け…!」

カァン! と気持ちいい音が聞こえ、烈はそちらを見た。
空き缶がこちらに飛んできたのである。どうやら誰かがふざけて打ったのだろうか。
あろう事か、一直線上にいたのは、氷海だった。

「氷海! あぶねぇっ!」
「えっ? きゃあっ!」

烈が注意を促すも、既に氷海が避けられない所まで缶が来ており、直撃してバランスを崩した。

「氷海!」

慌てて氷海を支える為に走り出す烈。だが、

「っと、うわっ…!」

氷海の身長が高すぎて上手く支えられず、そのまま…。

「きゃあっ!」
「うわあっ!」

二人一緒に川の中へと落ちていった。

「いてて…。」
「いたた…。」

二人同時に痛めた箇所を押さえ、ゆっくりと起き上がる。
そして、はたと目が合う。

「…き、きゃあぁぁっ!」
「うわっ!」

氷海は烈の顔が目の前にあった事に驚いて、烈を凍らせてしまった。水の力も得て、更に氷が張られる。

「ちょ、ちょっと氷海ちゃん! 何で烈君凍らせたの!?」
「えっ? あっ、きゃあぁぁっ! ご、ごめんなさい、烈!」

慌てて氷海は氷を砕こうと奮闘するも、難しそうだ。

「ゆっ、由梨先輩、由梨先ぱーいっ! たっ、助けてーっ!」
「ん? どうした風…うわっ! 何固まってんだ烈!」
「由梨、そんな場合じゃないわ! 早く炎を!」
「だな。ちっと熱いが我慢しろよ!」

風雅の悲鳴に由梨が反応し、こちらを向くと、烈が氷のオブジェと化しているのが見え、一瞬ビックリするも、理乃の一喝で正気を取り戻し、【エクスプロード】の詠唱を始めた。

いざ、林間学校へ ( No.350 )
日時: 2015/08/02 21:34
名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: g9MFapnu)

「…お前に二度も氷の中に閉じ込められるとは思わなかったんだけどさ。」

由梨の力で氷が溶け、烈が放った最初の言葉がこれだ。

「ご、ごめんなさ…って、一度目は私じゃないわ!」
「お前の抑圧された感情なんだから同じだろうが!」
「そ、そうよね…ごめんなさい…。」

氷海は反論するも、烈の言い分も正しいので、謝罪をする。

「まぁまぁ、アタシの力で溶けるくらいだったんだから良かったじゃないか。前は、覚醒した雪子が溶かしたんだろ?」
「まぁ、そうだけどさ…。へっ、くしゅんっ!」

ガタガタと震える烈。どうやら体を冷やしてしまったようだ。

「あー、そういやジャージ、濡れたままだっけ。」
「風邪を引くといけませんね。由梨、あれをやるわよ。」
「だな。千枝、陽介。あと氷海。お前らも来い。冷えたジャージはきついだろ。」
「えっ、何するの理乃ちゃん達。」

尋ねる千枝に、理乃はにっこり笑って魔力を手に宿した。

「ちょっとした乾燥機、です。」

そして背中合わせに立った由梨の手をパシンッ、と叩くと、暖かい風が吹き荒れた。

「うわぁ…。」
「前に、僕と烈が凪達にやったあれに似てるね。」
「いや、むしろあれだろ。すげーな、魔法って…。こんなのもできるんだ…。」

烈は理乃と由梨が織り成す奇跡に、息をのんだ。

「まぁ、この合体魔法は二人の息が合ってないと出来ない芸当だけどね。」
「コンビネーションが大切なんだね…。えっと、ねぇ、烈…。」

風雅は遠慮がちに烈を見る。

「…今度、俺達もやってみっか? 由梨先輩と理乃先輩に教わってさ。」
「…! う、うん!」

何が言いたいのか分かったのか、烈は風雅に承諾をし、風雅は大いに喜んだ。

「烈君ずるーい! 私だって合体魔法使いたーい!」
「わ、私も、烈と…。」
「いいけど…鈴花はともかく、氷海は俺とじゃ難しくねぇか? 焔と氷じゃ相性悪いだろ…。」
「そ、そうよね…。」

氷海はしゅんと項垂れ、落ち込んでしまった。

「うーん…出来なくもないと思うけどね。」
「葉月先輩? 何か案あるのか?」
「うん。氷海ちゃんがおっきな氷を作って烈君が溶かして、更に氷海ちゃんが固めて敵に飛ばすとか。前に、由梨とちょっとやってみたけど、何か結局、自分でやった方が早いって気付いてやめた奴だけど。」
「まぁ、それは置いといて。とにかく、相性が悪くても諦める事はないさ。理乃とあの馬鹿も、光と闇で合体魔法が出来るから、相反しても出来ない訳じゃないよ。」
「そうね。」

理乃は風を指に宿し、くるんっ、と回した。

「魔法は無限。様々な形に変容するもの。それは、烈さん達のような能力や、花村さん達のようなペルソナでも同じだと思われます。だから、出来ないと決め付ける必要はないと思いますよ?」
「…まぁ、考えてみるか。っと、ジャージ、乾いたみたいだな。」

話し込んでいる間に、ジャージは乾いたようだ。

「さてと、そろそろゴミ拾いも終わりだろ。」
「だな。…なぁ、由梨ちゃん。俺さ、今夜の晩御飯、すげー不安なんだけど…。」
「言うな、陽介。」

そんな会話をしながら、一同は飯盒のある場所に戻っていった。







今日はここまで。感想ok