二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- うちの13班 小話その一 ( No.625 )
- 日時: 2015/11/21 20:04
- 名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: BoGAe/sR)
私
—では、以下、この設定を基にしたつもりが大幅にぶっ壊しつつ更に元の世界(ノートの世界)のキャラも思いっきり崩壊させた(特にツッコミの烈とフランシスが酷い)小話です。チャプター4までのネタバレがあるので、ご注意をば。では、どぞ。
☆
『俺の知らないトウキョウで出会ったのは…。』
(しっかし、ここどこだし。)
気が付いたら、晴天の下に、ボタンが通いそうな建物によく似た建物の前に立っていたレツ。だが、何かが違う風景に、戸惑いを隠せない。
一際目を引くのは、近くにある、黒くてどこか派手な建物。『7TH ENCOUNT』と、看板に書かれている。
「うおおっ! ハイスコア更新! 次はもっと上を目指すぞ!」
セブンスエンカウントから出てきた青年が、そう叫ぶ。どうやら、アミューズメント施設のようだ。ゲーム好きのレツは、そんなことをしている場合ではないと思いつつも興味を引かれ、足を運んだ。
出入り口にいたウサギのようなぬいぐるみが、烈を迎えた。
「いらっしゃいませーミミ。お客さまはチケットをお持ちですか?」
「うおっ! ぬいぐるみが喋った!」
ぬいぐるみが喋ったので、レツは驚いてのけ反った。
「(チッ、オレサマはぬいぐるみじゃねえっての。)チケットをお持ちですかミミー?」
「え? チケット…?」
「残念ですが、チケットをお持ちでないお客さまは入れないミミー。」
どうやらここはチケットを持っている人間しか入れないようだ。
流石にチケットなんて言うものは持っていないので、
「そっか、わかった。んじゃ、帰るわ。」
「またのご来店をま治してますミミー。」
何と、帰ってしまった。ぬいぐるみはそう言って、レツを見送った。
セブンスドラゴン3 -完-
「…って、終わらせてんじゃねぇよ!!」
「あいたっ!」
ぬいぐるみは思わず、レツを追いかけてぶん殴ったとか。
「えー、つっても俺、チケットなんか持ってねぇし…。」
「いいからつべこべ言わずさっさと中入れ! そこのコムスメ! お前、特別招待券持ってんだからさっさとこいつと一緒に入りやがれ!」
「え? もう出番? じゃあ、コホッ、コホッ…と。」
なんかよくわからないが、セブンスエンカウントを少女と一緒に遊ぶことになったとさ。
☆
『かつてないほど無様な最下位』
そんなこんなで、セブンスエンカウントで遊ぶ事になったレツと少女、もといミオ。
「よーし、遊ぼうぜ、ミオ!」
「うん!」
そしてなんにも用意せず、なんにも装備せず、誰も仲間に誘わなかったものだから…。
「ぎゃー! このウサギ強い!」
「わーん! ウサギに噛まれたー!」
「ぎゃあぁぁぁぁぁっ!!」
-Game Over-
隊員クラス:D
当然、即座にゲームオーバーになったのは言うまでもあらず。
■
「…。」
別の部屋のモニターにて、一人の男は死んだ目をしていた。
「あのコ…馬鹿なの?」
「アリーは好きだなー。ああいう無謀な子☆」
「アリー、アンタのいう最後のキィはあのコじゃないわね。うん。」
「それはアリーも同感☆だって初期段階であの入り口付近でフルボッコなんて今までで一番の最低記録だよ。アリーでも笑えない。あーあ、最後のキィはどこかなー。」
セブンスドラゴン3 -完-
「だ・か・ら・終わらすなあぁぁぁぁぁっ!!」
「へぶぅっ!」
ゲームオーバーとなって意識を取り戻したレツは、真っ先に飛び出してきたウサギのぬいぐるみに殴られた。
「オマエ、ゲーム舐めてんのか!? 何で装備整えねえんだよ! 何でどう考えても体の弱っちそうなコムスメと二人で潜ったんだよ! 馬鹿なのか!? 死ぬのか!?」
「いやー、未体験のゲームだったんでついそのまま乗り込んじまった。テヘッ☆」
「テヘッ☆」
「テメエらそこに直れえぇぇぇぇぇっ!!」
この後、レツとミオは正座で説教を食らったとか。しかも公衆の面前で。
☆
『文章の世界は時として便利』
そんなこんなで、偶然その場にいたナギとボタンと一緒にパーティーを組む事になったレツ。
「いやー、偶然ナギとボタンと合流できて良かったぜ!」
「良かったねー。僕達が偶然ここにいて。」
「ええ、私達が偶然居合わせたお陰で、こうしてパーティーを組めましたわ。」
「“偶然”を強調するのはいいが、今度は本気出せよ。でないと、物語が進まねえからな。」
ここまで言ったぬいぐるみを見て、ミオが一言。
「ナガミミちゃん、発言メタい。」
「その名前出すんじゃねえよ。まだ自己紹介してねえだろコムスメ。一回オマエのド頭かち割っていいか?」
「ダメー☆」
「それオマエの台詞じゃねーだろ!! キャラ崩壊すんなし!! つか烈! オマエも何ツッコミ属性リーダーなのにアホな子になってんだよ! ここぞとばかりに公式寄りになるんじゃねえよ!」
その一言にぬいぐるみ、もといナガミミは盛大にツッコミをいれる。
「えー、キャラ崩壊云々言ったら、ナガミミちゃんだってそうでしょ? だってここじゃまだ営業モード」
「誰のせいだと思ってんだこのコムスメ!!」
「おーい、話進まないからもうやっていいかー?」
「うっせーよ原因の一端!! ハァ、もう疲れた…。やれやれ。さっさと話進めろ。んで、さっさと十郎太に認められろ。」
『ちょっとナガミミ! そっちの名前でよば』
ナガミミは問答無用で、何か聞こえてきた通信機を切った。
「おーい、ナガミミー。クリアしたぞー。」
「おい今の間何秒だ? さっさととは言ったが、早すぎるにも程があんだろ!」
「文章の世界って便利だね。」
「オレ達のアイデンティティーが壊れるからやめろ!」
ああ、もうナガミミはツッコミしかできませんでした。
その後、引き抜きとか帝竜襲撃とか色々あって、ついにノーデンス者の計画に協力する事になったとさ。
- うちの13班 小話その一 ( No.626 )
- 日時: 2015/11/22 20:34
- 名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: oq1piOCI)
『べーぐるさんど』
(しかし、一体どうなっているんだ?)
フランシスは、鉱石に映る自分の姿に首を傾げていた。
まるで隈取りのように切り立った目付き。チラリズムどころじゃない腹、というか上半身。
それはまさに、自分が望んでいた、ヒトの姿だった。
(ローズも擬人化してるし、リリィもいつもとは違う姿だ。それにこの短剣は何だ? 妙に手に馴染むし…。)
「おーい、フランシスー。」
そんな思案をしている間に、褐色の青年がやって来た。
「ああ、エ…ベーグル。」
「何だよベーグルって! しかも正しい名前を言いそうだったのに何でわざと間違えたんだよ!」
青年—エーグルはフランシスにツッコミしか入れられなかった。
「何悩んでいたんだよ。」
「いや…。」
フランシスはエーグルから視線をそらした。
(話を聞く限りだと、今回の新入り…フランシス達はここの世界ではないところから来たって話だし、故郷の事を思い出してんのかな? だったら俺が気をまぎらわせてや)
「ベーグルサンド食べたいな、と。」
「はい?」
この言葉に、流石のエーグルも思考停止。
「な、何だよベーグルサンドって。」
「ベーグルという、パンの一種で挟んだ食べ物だ。イーグルと話していると食いたくなってな。」
「俺はベーグルでもイーグルでもねえよ! エーグルだ!」
「そうか、悪かったなゴーグル。」
「エーグルだ!」
「すまんな、ドーブル。」
「しまいには文字数しかかすってねえじゃねえか! エー・グ・ルッ!」
わざとなのか天然なのかわからないが、フランシスはエーグルの名前を間違えまくる。
「すまんすまん、ルーブル。」
「お前、わざとやってんのかよおい。」
「ああ、わざとだ。」
「お前、表出ろ。ドラゴンと一緒に刈り取ってやるよ。」
流石の不毛な争いをわざとやられたため、エーグルは切れたのか、短刀を出してフランシスに詰め寄った。
「フッ、俺に勝てると思ってるのかあぁぁぁぁぁっ!」
「上等じゃおらあぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
そしてクラディオンの民は今日も元気にその下らない喧嘩を仲裁するため…。
「…お休みなさい。(つか、寝て。うるさい。)」
幼いリリィを派遣するのでした。まる。
☆
『モ○スターハンター(またの名を稲刈り)』
「今日の任務は集落近くのドラゴン狩りだ。まぁ、この辺りは弱いドラゴンばかりだし、大丈夫だろ。」
エーグルはフランシス、リリィ、ローズの三人にそう命じた。
「まぁ、簡単だな。ローズ、短刀の扱いに今のうちに慣れておけ。」
「うん! ヒトの姿にもなれないとなぁ…。」
「まぁ、俺達は人の姿になれなかったものな。リリィ、お前は獲物だけならせば」
「…。」
フランシスがリリィ振るも、リリィは黙ったまま動かない。
「…リリィ?」
流石に心配になったフランシスは首を傾げ、彼女に尋ねた。
「…にゃんこー。ねこみみ…にゃんこー。」
「…。」
—ゴッ!
「あの竜共を狩ればいいんだな。」
「痛い…。」
「今のはリリィが悪いよ…。」
自分の耳に生えたネコミミ(ケモミミ?)に興味津々のリリィを殴りつけてから、フランシスはエーグルに話を振った。後ろではリリィが痛がっているが、フランシスは一切無視した。
「あ、ああ。あ、そうだ。あの竜はから揚げにしたらうめーから、仕留めたら持って来いよ。家に帰ったら飯に並べ」
「から揚げ!? ゴハンー!」
「あ、ちょっとリリィ、どこいくのー!」
「お前ら勝手な行動するなあぁぁぁぁぁぁっ!! すまん、ノーブラ、行ってくる!」
「さり気に間違えんじゃねえぇぇぇぇぇっ!!」
フランシス達が来てからというものの、クラディオンは今日も平和でした。
☆
『再会・アトランティス組』
「俺の私兵団の新人なんだけど、結構腕も立つし、中々いい奴らだから連れてってやってくれ。」
クラディオンにやってきた13班とISDFに、新たな戦力として自分の私兵団から三人程、紹介した。
「おーい、フランシスー、リリィー、ローズー。」
「ん? 何だ? ベーグル。」
「おいフランシス、流石に俺もキレんぞ。」
早くも短刀を取り出しているエーグルに、隣でリリィが…。
「…。」
「スミマセンデシタ。」
無言で鎌を構えたので、流石に二人は正座で謝罪をしました。ローズは苦笑いを浮かべながら目の前にいた少年に「ごめんなー。」と謝った。
「え、リリィ…? ローズもフランシスもか!? つーことは、お前、もしかしてローズか!?」
「え…? 何でボクの事を知って」
「俺だ! レツだよ! ナギとボタンも一緒だ!」
「え、レツ!? 何でそんなチビになってるの!?」
「チビ言うな!! お前らもわけわからんうちにここにいたんだろ!? よかったー、また会えて…うわっ!」
突然、レツにがぱっと飛びついてきたのは、リリィだった。
「お兄ちゃん! ちっちゃいお兄ちゃん! 可愛い! レツ君、リリィお姉ちゃんだよー。」
「わ、わわっ、やめろ! リリィだなお前! つか可愛い言うな!」
リリィは嬉しさからか、レツをぎゅーっと抱きしめ、その頭を撫でまわした。
「お兄ちゃん、ちっちゃいお兄ちゃん。違った。お兄ちゃんじゃないや。レツー、お姉ちゃんだよー。」
「お前燃やすぞ! つか離せ! 抱き上げるな! 撫でまわすなー!!」
「レツー、お姉ちゃんって呼んでー。」
「ざけんなあぁぁぁぁぁぁっ!!」
レツの叫び声が、クラディオンに響き渡りました。
「あははー、レツ、リリィに会えてうれしそうだねー。」
「いや、あれは嬉しいだろうが、兄としてのプライドがガラガラと崩れ落ちて行ってないか?」
「今頃粉々に砕かれていますわねー。」
「長老様、ごめんなさい、うるさくして…。」
「構わんよ。元気があってよいのー。」
この後、レツの涙を他所に、鍛冶場を占領する帝竜メイヘムはレツの火事場の馬鹿力で討伐されたとかいないとか。
☆
『第三真竜・ニャア』
「ニアラ、貴方の命運もこれまでです!」
ウラニアの力強い言葉が、滅茶苦茶悪趣味な金色の悪趣味な鳥—ニアラの耳に届けられたが、ニアラはどこ吹く風をしていた。
「クァハ、クァハ…。」
「それ、何語? 意味が分かるように喋ってよ。」
「え、何を言っている家畜。」
「うっせぇよ悪趣味な金色。溶かして招き猫にすんぞ。」
「家畜と人間と呼ぶという事は、人間を飼いならすほどお暇なのですね。」
傲慢なる笑い声をあげる間も無く、ナギを筆頭に、レツ、ボタンが次々にニアラを罵る。
「つかマジであの金色は悪趣味すぎるよなー。どこの成金?」
「アトランティスがゆっくりと滅びる様を眺める程に、暇なおじいちゃん?」
「眩しいんだよ!」
「…。」
次々と罵る三人に、ニアラは…。
「おじいちゃんじゃないもん! まぶしくないもん! なりきんじゃないもん!! にゃーん!!」
と、涙目になってから飛び去って行った。
「よーし、戦わずして勝ったぞー!」
「やったー!」
「やりましたわー!」
「戦わずして勝つなんて…。13班、やはり侮れない…。」
喜ぶ三人と悔しそうなユウマに、
—ゴッ! ゴッ! ゴッ! ゴンッ!
「検 体 は ど う し た 検 体 は !! ユウマもこんな勝ち方に悔しがらなくていい!」
ヨリトモが殴って叱りました。
「ごめんなさーい。えっと…やーい! ニアラの弱虫!」
ナギは遠くで飛んでいるニアラに向かって、再び罵った。それに追従するように、仲間も次々と罵る。
「ニャア! ニャア! ねこちゃんおいでー!」
「見かけ倒しの雑魚ー!」
「悪口言われただけで逃げ出してやんのー!」
「敵前逃亡、カッコ悪ーい!」
「…。」
次々と罵る一同に、流石のニアラも…。
「貴様ら、そこに直れえぇぇぇぇぇぇぇっ!!」
キレて戻ってきました。
「お、来た来た。よーし、さっさとぶっ飛ばそーぜー。」
「おー!」
「え、ちょっと待って家畜いぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
そして竜殺剣使ってさっさと屠られたとさ。ちゃんちゃん。
- Re: 神様のノート 二冊目 ( No.627 )
- 日時: 2015/11/21 20:17
- 名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: BoGAe/sR)
『13班の休暇』
『ニャア討伐ご苦労様ー☆今日は一日ゆっくり休んでねー。』
「よっしゃあぁぁぁあっ!!」
ここのところ戦いの連続だったレツ達は、ようやく来た休暇に飛び付いた。
「レツ、何する?」
「まだ俺を弟扱いするか。んー、そうだなー。やっぱりセブンスエンカウントに行こうぜ! リリィも来るか?」
「リリィ“お姉ちゃん”。」
「テメェ元の世界に帰ったら覚えてろ? イカ抜きメニューの刑に処するぞ。」
「それはやだ。」
レツとリリィはセブンスエンカウントへゲームをしに、
「ルーブル、久しぶりに鍛練しないか?」
「フランシス、余程死にたいらしいな。ちょっとセブンスエンカウント来い。」
フランシスとエーグルはセブンスエンカウントで(ガチの)鍛練をしに、
「ナガミミー! おんなじウサギ同士デュエルしようぜー!」
「オレサマはウサギじゃねえよ! つか引っ張んな! そのまま強制連行すんな! オレサマは急がしいんだよ! つか耳離せ! 振り回すな!」
ローズはナガミミとセブンスエンカウントへ決闘(デュエル)しに、
「ジュリエッタさーん、例の兵器、完成目前だよねー?」
「そうね、さっさと仕上げちゃいましょうか、ナギ。」
ナギはジュリエッタと研究開発室に謎な事をしに、
「ウラニア様、私と一緒にお散歩しにいきませんこと?」
「はい、いきましょう、ボタンさん。」
ボタンはウラニアと共に外へと散歩に向かった。
その直後、誰もいなくなったマイルームに、一人の影がやってきた。
「じゅ、13班! 助けてほしいので…す…。」
クエスト及び改修担当のチカだった。
「がーん、い、いなくなってるのです…。」
「チカー! あれ? 13班いないのー?」
「う、うぅ、みたいなのです…。」
チカの後ろから、チカと同じような顔をした褐色の女子、リッカがやってきた。
「じゃー、あの依頼はチカがやるしかないねー。じゃー、さっさと鳥の羽根集めてこよっかー!」
「殺生なのですー!! チカはあまりにも働きすぎて死んでしまうのです! リッカはチカが死んでもいいというのですか!?」
「大丈夫! これくらいじゃ死なないって! さー、、張り切ってクエスト開始だよー!」
「いーやーでーすー!!」
誰もいないレストルームに、チカの悲鳴が響き渡ったとか。
☆
『チカの命日』
「うぅ、酷いのです。13班もいなくなるなんて酷いのです。チカはただふかふかのお布団で寝たいだけなのですうぅぅ…。」
現在、依頼で鳥の羽根を集めるチカは、ぶつぶつと文句を言いながらひょいひょいとむしり取った羽根を篭の中にいれていく。
「あぁ、ふかふかのお布団…オフトゥン…オーフートゥーン…。」
その後、チカはなぜか、視界が揺らぐのを感じたとか。
■
「13班、休暇もう一日あげるから、チカの代わりに依頼を受けてねー☆」
夕方になり、レストルームに戻ると同時に会議室に呼び出され、点滴を受けながらうなされるチカを見て、アリーはそう告げた。
「うーん、うーん。あぁ、オフトゥンの神様が川の向こうで手を降ってるのですー…。今そっちにいくのですー…。」
「チカー! そっちにいっちゃダメー! 戻ってきてチカー!!」
「あぁ、オフトゥンー…。オフトゥーン…。」
チカはがっくりと腕を落とした。
「チカ、チカーーーーーー!」
BGM:瞳を閉じて
「チカ…。」
「そんな、チカさん…。」
全員、チカの死に嘆き悲しむ。
「まだまだ改修してもらってないところ残ってるのにいぃいぃぃいっ!!」
「そっちかよ!!」
13班の一同は、なにか変なことを言ったので、エーグルとナガミミは同じことを突っ込んだ。
「でも、死んじゃったのは仕方がないよねー…。」
「せめて、ちゃんとしたお葬式はしてあげましょう…。私、白い菊を用意しますわね。」
「音楽、何がいいかな? レツ。」
「そうだな、安らかに眠るようにバラードのを…。」
「場所はこのノーデンスでいいよねー☆」
「おい、もう葬式準備に取りかかってんじゃねえよ13班! テメエもノリノリでここを葬式場にすんじゃねえよアリー!」
もう葬式準備を始める一同に、もうナガミミは怒鳴り付けるしかできない。
そんな中、チカがガパリと起き上がった。
「あ、チカ起きた! よかった!」
「あんなゲロマズなカロリーバー型の辛子明太子なんて食わされたら起きもするのです。ふざけるな、なのです。失敗通り越して人間の食いもんじゃないのです。料理の修行しやがれなのです。」
「チカだって味と見た目が合致しないじゃん!」
「うぐ。」
チカが反論するも、リッカの言葉に再び黙り込むチカだった。
「あ、13班、チカは起きたけど、明日の休日返上はなしだからねー☆」
「がーん!!」
そして翌日、13班は休日返上して働き、チカはぬくぬくのオフトゥン神の元でぐっすりと眠ったとさ。
- うちの13班 小話その一 後書き ( No.628 )
- 日時: 2015/11/21 20:38
- 名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: BoGAe/sR)
後書き de 雑談
私
ーうちの13班を元に考えてみたギャグな小話。ツッコミ組をギャグにしたらこうなるとはおもわなんだ。
昴
「烈が酷すぎんだろ。つかエデン組は?」
私
—とりあえず次で。なんか由梨ちゃんが唯一の良心にガチでなりそうだわ。そうだ、チカちゃんとリッカちゃんの料理スキルをここで紹介しておこうかな。
昴
「確かこの二人は、ミラクルモドキだっけ?」
私
—もちろん非公式ですぜ。二人とも本来作ろうとした料理とはかけ離れるんだけど、
チカ
・味:本来料理をしようとしたもの
・見た目:料理しようとしたものじゃないもの
リッカ
・味:料理しようとしたものじゃないもの
・見た目:本来料理をしようとしたもの
の、あべこべクッキング。って設定をつけた。
昴
「つまり、お互いカレーを作ろうとしたんだけど、チカはひじきの煮物だが味がカレーができて、リッカは見た目はカレーだけど味がひじきの煮物ってやつか。だからあべこべなのか。」
私
—そゆこと。ちなみにこういう意味合いでランダムな料理はナガミミ様にもつけようとしてたというのは内緒の方向で。
昴
「つかまともな料理人っていないのかよ。料理対決が広まってから思ったことだけど。」
私
—さぁ?
昴
「まぁいいや。これで終わらせっぞ。」
私
—そだね、話題もないし。じゃ、ばいばーい!
■
私
—料理対決、後は応援がどうにかなれば完成かな。この連休中にあげられるかも。応援次第では前後しそうだけど。
昴
「できればまた忙しくなる前に載せたいな。感想どうぞ。」