二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 実食 十四番&三番 前書き ( No.660 )
- 日時: 2015/12/11 21:16
- 名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: iPH.4f1j)
前書き de 答え合わせ
私
—えー、前回の悪夢、その元ネタをここで公表しておきます。
昴:BDFtS及びBSELの第一天魔王:白鳩。結婚式場での【トライアングラー】は修羅場です。
パステルくん:弐寺copulaの太陽SUNSUNボンジュールアバンチュールのムービー。狂ってやがる。
にゃぐわ:GITADORA OverDriveのInsaniaの曲コメント。早よ帰rうわー
ジョーカー:FE覚醒のルフレ。余談だが、ナナドラ3における彼のボイスを、ルフレの親友であるクロム(杉田さん)にした。
MZD:ホラー映画のエルム街の悪夢。検索注意。
弓弦:ボカロの人柱アリス。全員詰め込みました。
です。みなさん、いくつわかりましたかね? では、早速本編スタートです!
- 実食 十四番&三番 ( No.661 )
- 日時: 2015/12/11 21:22
- 名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: iPH.4f1j)
採点方法
七段階評価を下す。内訳は以下の通り。
五:いい意味で何をしたらこうなったか教えてほしい。貴方、もう店を開いた方がいいよ。
四:まだまだレシピ寄りだけど、ちゃんと遊び心はあるのがわかる。店レベルにはもう一歩。
三:完全にレシピ見て作りましたレベル。次はアレンジに挑戦してみよう。
二:レシピに沿ったのはわかるけどちょっと失敗が目立つ。高評価から聞いたりして修行をしよう。
一:反省してるし、改善しようとしているのはわかるレベル。まずは高評価のメンバーの簡単なお手伝いから始めましょう。
零:ポッパーの皆さんや貴方を持ちキャラにしている人全員に私と一緒に土 下 座 で 謝 罪 し や が れ 。
±要素
・+…あともう一歩で上位のレベルに上がれるくらいにおしい品。五+は五段階評価じゃ足りません。
・無印…妥当なレベル。惜しい部分もなければ、マイナス要素も特になし。
・−…ミスが多いのでお情けでこの評価に。零−? もう知らん。
お題:『パンに合うもの』
普通の料理でもスープでもジャムでも、パンに合えばok。
ただし、パンは理乃と由梨が作ったパンに固定する。
トーストさせたり挟んだりと、簡単な調理をさせる物や、パンに塗る物もok。要するにパンに自分達での細工は許可しないが、審査員に簡単な調理をさせる物は許可。
※注意
・既製品やレトルトは許可。しかし、既製品をそのまま料理として出したり、温めるだけで出すのは不可。材料を何か加えるなり焦げ目をつけるなりする事。
・ガイストのアンドゥで一発でバレるので、不正は行えないものと思え。
役割
固定審査員:
昴、パステルくん、ジョーカー、にゃぐわ、MZD
変動審査員兼挑戦者:
烈、風雅、氷海、鈴花、茜、大牙、タクト、ミチル、ニコラ、イオ、ロア、トア、桐生、美結、弓弦、乱麻、ラーズ、ヴァイス、まどか、ジェイド、ジェダイト、ファントム、エクリプス、ヴォルフガング、ハーピア、ゼルハルト、ラズリ、翠里
救援:
黒、紅、アイギス、ガイスト、風花
材料・成分分析:
ガイスト、アイギス
通信:
風花
医療班:
冷一、クマ、理乃、由梨、ユウ、アニエス、ホーリー、ヴィクター、ニコライ
ユマ(YUMAさんから)
ディミトリー、青年トゥーン、レイトン、大人テトラ、ジョージ(Haruさんから)
ヴァイス、風雅、パステルくん、美結(りゅーとさんから)
チョッパー(Ehさんから)
ディアブロ、G.S、エルフィ、ノア、グレン、サヤ、リヴィオ(ユウカロードさんから)
留衣、零寿(暁桜さんから)
昴
「ようやく終わりに近づいたな。今回の料理対決も。」
MZD
「へっへーん。」
昴
「何か企んでそうな馬鹿いるけど。」
- 実食 十四番&三番 ( No.662 )
- 日時: 2015/12/11 21:27
- 名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: iPH.4f1j)
先程の悪夢の影響か、弓弦と固定審査員全員精神的に不安定だったので、各自休憩をはさむことにした。
「タクト君、ピアノ弾いてくれないかな?」
「嫌だ。」
弓弦は音楽室にて、タクトにピアノを弾くようせがんでいた。
「何で!?」
「いや、精神的に不安定だから音楽で少しでも癒されたいのはわかるけど、僕はもうピアノを弾かないと決めたんだ。」
「え、で、でも…。」
悲しそうな目をする弓弦。それに、タクトは少し揺らいだ。
「そ、そんな目をされても弾かないよ。」
(タクト、弾いて。ピアノ、弾いて。)
(チャンスとばかりに、せがみながら叩かないでくれるかなシャル。)
どうしてもタクトにピアノを弾いてほしいシャルは、ここぞとばかりにタクトをベシベシ引っぱたく。
「へー、あんた、ピアノ弾けるのかい。聴いてみたいねぇ。」
嘆くタクトに、また一人から声がかかった。ホーリーだ。
「で、でも僕はもう弾かないって決めて…。」
「友達が泣いて懇願してるのに、あんたはそう言って弾いてあげないのかい。」
「う…。」
ホーリーの言い分も最もだと感じているが、どうしてもピアノを弾くのを躊躇うタクト。
「…何があったか知らないけど、余程弾けない理由があるんだね。」
「…。」
「でも、アンタはそれで満足しているのかい? それが本心だって言うのかい?」
ホーリーに言われ、自分に問い掛けるタクト。自分からの答えが返って来るまで、何度も問い掛ける。
タクトが静かに考え込む様子を、シャルは心配と期待の眼差しで見守る。
「…わかった。今回だけだからね。」
やがて、折れたのか、タクトはピアノの前に座った。弓弦もシャルも目をキラキラと輝かせ、その様子を見守る。ホーリーは壁に寄りかかり、そんなタクトを見ていた。
- 実食 十四番 ( No.663 )
- 日時: 2015/12/11 21:33
- 名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: iPH.4f1j)
そして、各々一段落したところで固定審査員達は集まった。
「さて、恒例の振り返り行こうか。」
「だね!」
いつも通り振り返りをして、残る一品の特定を済ませる。
「一番は大牙。後で妹がブチ切れそうだ。ミチルも心配してたな。二番は翠里。とりあえず理乃が半殺し程度で済ませているとありがたい。凪も社会的に抹殺してないか心配。ヴォルフも苦笑いしてたぞ…。」
「三番は風雅だな。あの事故は仕方がないだろう。まどかの提案は本当にナイスだと思った。四番はイオだな。細かい作業とかはロア任せにしていたのだろうな。ジェダイトも胃薬を用意しておこうとか言っていたな…。同じ神の苦労人同士。」
「ひでぇ! …それはさておき、五番は茜。孫に絶対殺される。ヴァイスも、もう苦笑しか出てなかったな、終始。六番はジェイドの野郎だな。マジでオレに何すんだし! 美結もスルーして出て行ったのが余計にムカつく!」
「だから自業自得だよー。七番は氷海。これセシルもキレるフラグだねー。さっき音がした部屋を覗いたら鈴花がいい笑顔でボクシング部のサンドバック蹴ってて軽く泣いた。八番? あの悪魔しかいないでしょ。二コラも変な実験しないよう見張ってないとダメかなー?」
まずは昴、ジョーカー、MZD、パステルくんが振り返る。
ファントムの起こした事故、そして大牙のフラグが立っているが、ここはスルーしておこう。
「にゃぐー…。」
『九番はハーピア。ここは仕方がないだろう。食べたロアも許す気だろうから、ここはお仕置きはいらぬだろう。十番は烈。ワライダケを仕込むとか何をやっておるのだ、あ奴は…。後で桐生に怒られるに酒の肴。』
『十一番はタクト。シャルの腹パンは軽く親指を立ててグッジョブと言いたくなった。ラズリを運んで行ってくれてありがとうな。十二番はラーズ。あのキャラ崩壊には頭が痛くなった…。ゼルハルトが満足していたのでよかったが、あれはない。』
「そして十三番はエクリプスか…。あの悪夢の料理はどうしたらできるのだ…。弓弦も見ていて可哀想になったぞ…。」
黒、紅、ガイストが振り返る。
ラーズで正体不明の生物(?)料理が来たと思ったら、エクリプスでもさらに正体不明の悪夢料理が来たのでげんなりしていた。
「となると、残るは…学生のあの二人でしょうか。」
「にゃぐー。」
『残った二人、どちらも常識人の部類に入るから最悪ハズレくらいだと言っている。どうやら今回も無事に終われそうだな。』
にゃぐわの言葉を訳した紅に、全員頷いた。
途中どんな料理が来ても、最後が例え極上でなくとも、まともに食べられる料理が来て無事に帰れるのが一番だ。つまりラストポイズン、ラストクトゥルフ、ラストバーニング、ラストミラクル(ミラクルクッキングは可)、ラストヌーディークッキングが起こらなければいいのだ。遺言回なんてもってのほかだ。
「さて、どっち転んでも死なない料理が食えるんだな。」
『次の審査員の準備ができたみたいです。今、扉前に待機しています。』
「わかった。鍵は開いてるから入ってきていいぞ。」
「失礼する。」
戸を開けて、中に入ってきたのは、武人風の女子—乱麻だ。
彼女の姿を見るなり、昴達はちょっとがっかりした。
「あー、乱麻か…。」
「私がこちらでは不満か?」
「いや、最後は死なないのが確定したけど、なんか料理が上手そうな乱麻がこっちに来たかーって思ってさ。」
「成程。最後は極上品で終わらせたかったが、そうもいかなかったという事か。」
乱麻は納得したのか、昴達に少しだけ面目なさそうな顔を浮かべた。
「だが、無事で終わるのは確定しているんだ。喜ぼうぜ。取ってくる。」
昴は最後の料理を取りに向かった。
「やっぱりさ、最後に極上でなくとも、死なない料理だと嬉しいよね。」
「にゃぐー!」
「ああ、それには同意する。死ななければいい。まさにそれだな。」
「おい、固定審査員回数が多い奴等は何を悟っているんだよ。」
固定審査員回数の多いパステルくんを筆頭に、ジョーカーとにゃぐわはそう語る。MZDが何かを言うも、気にしない。
「これが料理対決という物か。成程。料理でも戦のようなものが起こるのだな。」
「乱麻も何か悟るなし! 嫌だぞ料理で戦争なんてよ!」
「戦争というより、化け物との合戦みたいなものじゃね?」
戻ってきた昴がそう言うと、乱麻も何か納得したようで、頷いてくれた。MZDがまた何かを言っているけど、気にしない。
「さて、乱麻。まずはその刀を下ろそうか。別に要らないと思うし。」
「そうだな。食べる際にも邪魔だろう。」
「普通ここは胃薬準備とか聞くところじゃないのかよ!」
「準備しなくていいと思うものを聞いて何になる? じゃあ、開けるぞ。それっ!」
何かを言うMZDを無視し、昴は蓋つきお盆の蓋を開けた。
そこにあったのは、
「うわ、すげぇ…!」
「作った人が一発でわかるようなメニューだな、おい。」
皿の上にはまるで毛糸玉から伸びる糸を表現したかのように固まった茶色い麺。その先にあるのは、まるで手編みのセーターのような形に整えられた白い麺。具材は辺りに散らばっており、さながら色とりどりの布を思わせた。毛糸玉はソースで、セーターは塩で味をつけた焼きそばだろう。
また、天かす、青のり、紅ショウガが入った小瓶があった。どうやらお好みで入れてくれという事だろう。
『昴さん、伝言を預かっています。“ごめん、見た目重視だから味は美味しくないかもしれないけど、死なないと思うから安心して。麺は焼きそばの素というか、よく三個入りで売ってるようなアレを使ったから大丈夫だと思うけど…。具材にも色を損なわない程度の塩味はつけたから、セーター部分と混ぜて食べてね。それから、コッペパンに挟んで焼きそばパンにしてくれるとありがたいかな。あ、天かすとかはお好みでかけてね。”だそうです。』
「ふむ、確かに塩とソースの焼きそばのパックが出てきた。具材はキャベツにニンジン、豚肉だな。天かすやらも市販の物のようだ。」
風花の伝言の後、勝手に時間を動かしていたガイストが【アンドゥ】した結果を報告する。特に目立つ変な物はなく、安心して食べられそうだ。
「焼きそばパンにするんだったらバットでの提供でもいいかもしれないけど、バットでの提供じゃなかったのは、見た目重視の勝負をしたかったのかな。」
「にゃぐー!」
『既製品を具材の追加や見た目で加工しているから、ルール的にも大丈夫だろう。と言っている。』
「ふむ、中々おいしそうだが…。」
乱麻はじっと、皿の上にある手編みのセーター風塩焼きそばを見ていた。
「崩すのが勿体なさ過ぎて食べられん。」
「だよなぁ…。」
そう、ここまでの芸術品だと、逆に食欲が失せる。勿体なさ過ぎて。
ひとまず写真を撮ってから、昴達は試食に入る。
「ふむ、中々…。」
「変な加工はしてないから、普通に美味しいね! コッペパンとソース焼きそばの相性もいいし!」
「でも、やっぱり崩したくなかったぞ、あのセーターと毛糸。」
味は普通の美味しさだったが、昴達の心に、何故かもの悲しさが残ったとか…。
☆
総評:三+
昴:評価…三+
焼きそばは普通に美味しかった。見た目重視ってのはデザイナーのお前らしいな。
だけどその見た目が時に悲しみを生むのを知っておけ。勿体なさ過ぎて箸を入れるの躊躇ったぞおい。
パステルくん:評価…三+
変な風にしなければ、焼きそばも普通に美味しいしね。味は申し分なかったよ! もうちょっと工夫を凝らしてもよかったかも。
できればその工夫を凝らすのは見た目じゃなくて味にして。本当に崩すのが勿体ないよー…。
にゃぐわ:評価…三
量はガッツリ食べるオイラにはちょっと足りなかったかもニャ。でも君はお姉ちゃんがいるし、女子や食の細い人の分量は多分わかってるからこれにして正解だと思うニャ。
デザイナーの君らしい作品だけど、やっぱり見た目がこうだと食べるのが勿体ないニャ…。
ジョーカー:評価…三+
ふむ、焼きそばはもう少しアレンジを利かせられる気がする。無理をしない程度に挑戦するのも悪くないぞ。
見た目は申し分ない。素晴らしい作品だった。だからこそ混ぜるのを躊躇ったぞ。
MZD:評価…三
普通のアレンジが効いてない感じのメニューだったな。でも死なない料理だし、いい方だよ。
皿の上に芸術を仕込むのはいいが、その、もうちょっとこう、何とかならなかったのか? 本当に混ぜるのが勿体なかったぞ。
乱麻:評価…三+
麺については特に書くことはない。しいていうなら、もう少し具材を多くしてもよかったのではないかと思うが、こればかりはお前のこだわりか。
そのこだわりはいいが、あの芸術作品を壊せというのが悲しい。料理とは、人を悲しませることもできるのだな…。
- 実食 三番 ( No.664 )
- 日時: 2015/12/11 21:38
- 名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: iPH.4f1j)
乱麻が帰った後、昴達は全員、見合った。
最後の料理が終わったが、まだ一人、残っているのだ。
「さて、風花。」
『はい、まどか先生をお呼びしますね。』
そう、まどかが提案した、三番のリベンジ料理だ。
昴が風花に言うと、彼女はすぐに対応し、そしてまどかもすぐに審査部屋へとやってきた。
「ハァイ、昴さん、また来たわよン♪」
「悪いな、まどか。待たせて。」
「さっきも言った気がするけど、言い出したのは私よン。気にしないで。」
役者がそろったので、昴は更に風花にお願いをする。
「風花。」
『はい、今度は風雅君に直接料理を運ぶよう、伝えますね。』
風花はすぐに対応して、風雅に伝言を残す。
ほどなくして、風雅がやってきた。手には蓋が付いたお盆がある。
「よし、来たか、風雅。」
「うん。今度はちゃんとうまく行った…と思うから、安心して。」
風雅はお盆を置くと、自分で蓋を開けた。
中には、少し水っぽい黄色いベーコンポテトサラダがあった。
「ちょっとカレーの量が多すぎたみたいで失敗しちゃったけど…味は多分大丈夫だと思う。」
「今までの失敗例をしなかっただけでも上出来だ。」
「昴、今一応【アンドゥ】をかけたが、特に問題のある代物は出てこなかった。ベーコンとジャガイモ、それからレトルトカレーのみだ。」
「ありがとな、ガイスト。じゃ、早速、いただきます。」
昴達は早速試食を始める。その様子を、風雅は懇願するように、祈るように見つめる。
やがて、パンと一緒に食べていた昴が評価用紙に記入し始めると、残りのみんなも書き始めた。
☆
総評:三
昴:評価…三
一度失敗しても、よく諦めないで頑張った。確かにレトルトカレーの比率が多いが、これは味を行きわたらせようとした結果かな? カレーパウダーや塩を使ってもいいかもしれないが、お前ならこれで十分上出来だ。
次は安定してこの評価を取れるように、その不運体質でもやれるよう工夫する事。
パステルくん:評価…三
美味しかったよ! ちょっとやっぱり水っぽかったけど、頑張りは褒めたいよ! できれば塩を使って味を調節してほしかった面はあるけど、今はこれで十分!
つぎドカ!メンバーはみんな少しずつ成長してるから、ボクもこれから先すごく楽しみだよ! 頑張ってね!
にゃぐわ:評価…三
カレーベーコンポテトサラダはみんなが感想を書いているだろうから、オイラからいう事は何もないニャ。美味しかったニャ。
不運でも、ちょっとの工夫で何とかなるものニャ。たとえ失敗しても諦めないで挑戦するニャ。
ジョーカー:評価…三
やはり水っぽさが気になるが、ここまでできるのがわかって我は嬉しい。味の問題は特にない。
失敗した後の対処法を学べば、恐らくお前も伸びしろがあるだろう。これからも完二と共に精進するように。
MZD:評価…三
まぁ、秀でたもんもなければまずかったのも特にない。可もなく不可もなく。普通だったな。
お前もその不運と向き合って何とかできるようになれば、もちっと伸びるんじゃねーの? 陰ながらオレも応援してっかんな。
まどか:評価…三
普通以外に感想はないけれど、あのミミズを見ちゃってからこういった普通料理でもありがたいと感じるわ。
不運なのは仕方ないけれど、それを割り切って行動するのも手よン。要は、気持ちの問題だとワタシは思うわン。頑張ってね。
「あ…!」
手渡された各々の評価用紙を見て、風雅は安堵の溜息と共に、少しだけ涙した。
「ったく、泣くなよ風雅。そんだけ、嬉しかったのか?」
「う、嬉しいに決まってるよ! だって、今まで僕…!」
自分の不運のせいで、料理対決の結果は思わしくなかった。
だが、今回は不運があっても、諦めずに最後までやり通せ、かつチャンスを生かす事が出来て、嬉しいのだ。
昴はそれがわかったのか、風雅の涙にちょっとだけもらい泣きをしそうになった。
「…その評価用紙はお前が持っていろ。まどか、結果発表の時は一回目の試食の時の奴を渡してくれ。評価は今ので行くが。」
「わかったわン。」
「よし、少し休憩したら結果発表に移る。じゃあ、解散!」
そう、締めの言葉を言うと、場の空気が一気に和らいだ。
そして各々、思い思いに学園内でしばらく過ごした…。
■
今日はここまで。ではヒント。
十四番:双子の片割れデザイナー。ちなみに姉は逆で、見た目にはこだわらないが味は美味しいそうな。
- 実食 十四番&三番 後書き ( No.665 )
- 日時: 2015/12/11 21:44
- 名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: iPH.4f1j)
後書き de 雑談
私
—第五回料理対決もいよいよ佳境に入ってきたね。
昴
「後は結果発表を残すのみだな。」
私
—だね。
理乃
「色々事故が起こったみたいですが、無事に終わってよかったです。」※血まみれ
由梨
「つかお前はまずその服を着替えて来い。で? ちゃんと半殺し程度で終わらせたんだろうな。」
理乃
「ええ、ちょーっと薄皮を切り裂いたくらいよ。すぐ治したわ。」
全員
(ちょっと切り裂いたくらいでそんな血まみれになるのかオイ。絶対骨の一本か二本やっただろ。)
理乃
「何か?」
全員
「イエナンデモナイデス。」
私
—えー、とにかく、次回は結果発表です。のんびりとお待ちください。それでは。
★
感想OK