二次創作小説(映像)※倉庫ログ

神様相談室:ケース「リュータ」 ( No.692 )
日時: 2015/12/24 21:58
名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: 0zbVOBmK)

いつも爽やかな緑と風が吹き抜ける聖域…。
その真ん中辺りに建つ白い神殿には、神様が住んでいる。


この物語は、そんな神様の元に、一人の少年が来た事から始まる。











本日、昴は鈴花と共にクリスマスパーティーの準備に勤しんでいた。

「飾り付けに料理に、っと…。昴さん、プレゼント何にした?」
「大学の参考書。しかも東大の赤本だ。」
「私達にクリスマス早々頭痛に苛まさせる気ですか貴方は鬼ですか。しかもどこに入学させようとしてるの。そういう昴さんは、どこの大学に行ったの? 学校行かないでフラフラと神様やってたの?」
「俺をニートみたいに言うんじゃねえよ。あと、学校についてはスルーしておけ。割と本気で。」

とにかくも、この話に触れないよう注意を促してから、再び飾り付けに戻った。

「買い出しにいった理乃センパイ達、うまく安い七面鳥買ってこられたかなー。」
「むしろ七面鳥より大きい鳥を狩ってるんじゃないか? 葉月やアルテミアも一緒につれてったらしいし。」
「由梨センパイの胃薬が増えそうだね。」
「むしろ放っておいて他の食材の買い出しに行ってるかもな。」

買い出し班の苦労を考えつつも、飾り付けに戻ろうとしたその時、

—ガシャーン!

「なんだぁっ!?」

突然、ガラスが割れる大きな音と共に、ひとつの影が神殿内へと侵入してきた。

「す、すすす昴さん、匿ってくれ!!」
「匿う前にお前のバイト先か警察に連絡していいか。あ、ハインケルのおっさんか堂島さん呼ぶのもいいな。」
「現職警察官呼ばないで!? つか事情は後で話すから今は何も言わず匿ってくれよ! あっ!」

影は昴に懇願するも、とりつく気のない彼女に涙を浮かべていた。が、何かあったのか、すぐに昴を離して近くにあったこたつに隠れた。勝手に。

「うにゃにゃ! なにするにゃー! もがもが!」
「わ、わりぃ、ミネット! でも今は静かにしてくれ!」

どうやらこたつの中にはミネットがいたようだ。影はミネットの口を塞ぎ、居ついた。

「リュータん!」

刹那、走ってきたのは、ラーズだった。

「ラーズじゃないか。どうかしたのか?」
「あっ、すばるん! リュータんを見ませんでしたか?」
「(す、すばるん…。相変わらずこいつのあだ名は鏡やクマ以上に独特だなおい。…って、待てよ。まさかあいつはラーズから逃げていたのか?)いや、すまんが見てない。」
「そうですか。失礼しました。」

ラーズはキョロキョロと辺りを見回しながら、帰っていった。

「…ほら、行ったぞ。リュータ。」

昴が名を呼ぶと、モゾモゾとこたつの布団が揺れながら、リュータが中から出てきた。ボサボサ髪で不機嫌な顔のミネットを抱えて。

「ありがとな、昴さん! いやー、どうなることかと思った…。」
「そうかそうか。んじゃ、まずは、ん。」

リュータは昴の差し出された手の意図がわかったのか、顔を青くさせた。

「えー…ピチ丼の割引券で手を打ってくれます?」
「ざけんな。人んちの窓壊しといて何ふざけたこと抜かしてんだよ。」
「じょ、冗談ですってば!(うぅ、今月ピンチなんだけど…。)」
「今月ピンチなら親に前借りしろ。お年玉の前借り。」

リュータが内心涙目になっていると、昴は追い討ちをかけた。

「なんスかそれ! まるでカツアゲじゃないッスか!」
「窓。」
「ハイ、前借りして工面します。」

昴の威圧に気づいたのか、リュータは素直にしたがった。

「それから、ピチ丼の割引券はミネットに渡せ。彼女のテリトリーに勝手に踏み込んだ上に乱暴したんだからな。」
「コタツしんにゅー罪にゃ。」
「それを言うなら家宅侵入…あ、でもこの場合はこたつに侵入したからこたつ侵入罪か。」

ミネットの言葉に何かを突っ込もうとした鈴花だが、よくよく考えると納得した。
リュータは泣く泣く、ミネットにピチ丼の割引券を渡したとか。

「で、何でラーズから逃げてたんだよ。」

話の本題を戻そうと、昴は窓をノートに記述して直しながら訊ねた。

「その力で直るなら工面しなくてもいいんじゃ」
「あぁ?」
「スンマセンッシタ! え、えーっと、その…。」

言い淀むリュータ。何があったのだろうか。

「言わないと一年間、うちでタダ働きさせっぞ。」
「わかりました言います。…きっかけは、今朝見た夢なんスけど…。」

そして、リュータは自分が見たと言う夢を話し始めた…。

神様相談室:ケース「リュータ」 ( No.693 )
日時: 2015/12/24 22:08
名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: .Cs7UCz5)

「ねぇ、突然だけどさ…僕と一緒にpop’n musicをプレーしてくれないかな?」

本当に突然、ラーズの奴がそう言ったんスよ。一人称が“私”じゃなくて“僕”というのも気になったけど、やっぱ突然だったからさ。

「は? いきなりなんだよ。」

と、オレは聞き返したけど…。

「大丈夫、僕もまだ始めたばっかりで、全然うまくないから。だから君と一緒にうまくなりたいなって思って。」

全然会話が成り立たなかったんスよ。で、こっちの返事を待たずに、アイツがオレの手を無理矢理引いて移動することになって…。

「そうと決まったら、早速ゲームセンターに行こうか。」
「何が『そうと決まったら』だよ! 何も決まってねーだろうが!」

で、気が付いたら目の前が真っ白になって…。

「君と一緒に、ポップンがしたいんだ。」

って、アイツの声が響いたんスよ。エコーで。
とにかく、真っ白な目の前が晴れたと思ったら、何故かステージの上にいたんスよ。ライブとかで使われるようなアレ。真っ暗だし派手なライトが点いてるし、観客もバッチリいるし。
それから、ステージの上に、何故かポップンの筐体があって、オレはその前に立たされたッス。そこで考えたんスよ。オレのプレーを見て、女の子にモテるんじゃないかって。だから、腹を括って筐体の前に立ったッス。

「えーと、まずは、財布を出して…。」
「そうだよ。そしてe-AMUSEMENT PASSも忘れずにね。」

オレ、自分のパスを持っているんスけど、ラーズの奴がパスを渡してきたんス。passだけに…じゃなくて、とにかく、そのパスをかざそうとしたんスけど…何故かあいつのサイン入りだった。誰特だよ。
それは置いといて、普通にかざそうとしたら、ドヤ顔でパスをかざす場所を指差したんス。

「ここだよ、ほら、『ここにタッチ』って書いてある。」
「知ってるっての。」

パスを当てて、番号を入力する画面に切り替わったから普通に入れようとしたら、またあいつが横から口を挟んできたんスよ。

「4桁の番号を…。もしも君の誕生日とかにしているんだったら僕もわかるんだけど…まさか、そんな単純な番号にはしてへんよな。」
「なんでバレたし! じゃなくて、なんでいきなり関西弁になるんだよ!」

そう言いながら、オレが番号を入れたら…。

「えらいね。ちゃんと覚えてた。」
「近い近い近い!」

ラーズの奴、オレに顔を近付けて来たんスよ! マジ誰特だよ!

「てゆーか、番号入れただけで褒められるって、子供かオレは! と、とにかく100円入れ…って、ああっ!」

めっちゃ動揺してたから、100円玉を落としたんス。そしたら、あいつは投入口を指差したんス。

「ほら、よく見て、ここ。ここに投入口がある。焦って入れ損ねないようにね。」
「お前は100円玉を床に入れようとしてるように見えたのか!?」

とにかく、100円玉を入れて、画面に出てるお知らせを見たんスよ。

「うん、インフォメーションだね。新しい遊びや、今開催中のイベントなんかを紹介しているんだって。」
「だから、知ってるっての。」
「あっ、ほら。目を背けないで。チュートリアルが始まっちゃうよ。」
「なんで画面じゃなくてお前を見なきゃなんねーんだよ!」
「これを一通りやり終える頃には、君もきっとpop’n musicがどんなゲームかわかるはずだよ。って、僕もまだそんなに詳しくないんだけどね。」
「お前、そんなにポップン歴浅いのか?」

呆れながら画面から目を離さないでいると…。

「画面に近いよ。ちゃんと離れなきゃ、目を悪くするよ。」
「だから近いって! てゆーか、触んな!」

あいつがオレの身体を引いて、筐体から距離を開けたんスよ。男に触られても嬉しくねーよ!

「あっ、ごめん…。」
「あ、ああ、悪い、言い過ぎた…。」

あいつが恥らって謝って来たから、条件反射で謝っておいたけど、今思うと、別に謝らなくてもよかったッス。可愛くねーし。

「まずは、ボタンを押す練習からしようか。」
「いや、分かってるって。」
「台にあるボタンの事。真ん中の“R”ボタン、これはこうやって押すんだ。」

そう言ってラーズは指先で普通に真ん中の赤いボタンを押した。よく見たら、何故か“R”の文字があったな。普通ないのに。

「見りゃ分かるって。」
「でさ、“R”ボタンの“R”って何の“R”だと思う?」
「は? そりゃ、“RED”だろ?」
「そう、よく分かったね。」
「馬鹿にしてんのか?」
「ボタンの名前は、色の頭文字になっている。」
「おい、聞けよ。」
「そして次に、…GREENの“G”...BLUEの“B”、そして“Y”ボタン…これはYELLOWの“Y”だね。」

自慢げに解説するもんだから、適当にスルーしてたんスけど、各ボタンに対応する色の頭文字があったことに気付いたんスよ。それで、もう一つ気付いたことがあって…。
本当ならあるはずの白いボタンがなくて、代わりに紫色のボタンがあったんスよ。

「慣れないうちは、ちょっと難しいんだけど、最後は“P”ボタン。紫色のボタンだよ。」
「それはもういいって! なんで白じゃなくて紫のボタンがあるんだよ!」
「まあ、僕もまだうまく押せないんやけどね。」
「押せねーのかよ!」
「でも、簡単な曲やったら、“P”ボタンあんまり出てこないから大丈夫。ゆっくり慣れていこう。これでボタンは終わりだね。」

画面上のチュートリアルを無視して延々と解説してきたのも、ようやく終わりかと思ったら、まだ続くんスよ。

「でも、これだけじゃあ音は鳴らせない。ボタンを押すのと同時に、ペダルも一緒に踏まなきゃ。」
「は!? ペダル!?」

そんなもんねーよ! と、思って筐体の下を見たら、本当にペダルがあったんスよ。

「どこのエイプリルフールだよ! 五年も前のネタじゃねーか!」
「こっちのレーンに流れてくるこれ、うん、ノーツって言うらしいんだけどさ…。」
「いや、ポップ君だろ。」
「とにかく、この色に対応したボタンを押しながら、一緒にここを踏めばいいってわけ。」
「変に手順が増えたな。」
「案ずるより産むが易し。ほら、ノーツが流れてくるよ。」
「だからポップ君だって!」

よく分からないけど、言われた通りポップ君に合わせて、ボタンを押しながらペダルを踏んだッス。思ったよりもうまくできたけど、実際曲をプレーするとなると、難しいだろうな…。

「うん、ばっちりだね。僕なんかより、断然飲み込みが早そう。ちょっと悔しかったりして…。」

嬉しくない恥じらいを見せられたから、オレはツッコんでやろうと思ったんスよ。そしたら、観客席から揃った声が聞こえたんスよ。

『そんなことない、ラーズくんが丁寧に教えてくれるからだよ。』

訓練された声援かよ! てゆーか、なんでラーズの奴、人気者みたいになってんだよ! まあ、夢の中ではそんな感じなんだろうけどさ…。

「ありがとな。」

あいつが満更でもない様子で声援に応えるのが、なんかムカついた。

「あ、実際にプレーする前に、ちょっとだけ気にしてほしいのが、ここのゲージ。」

そう言って、あいつはすぐに画面のグルーブゲージを指差して解説を続けやがったんス。

「上手く演奏できれば、その分ゲージがどんどん増えていくんだけど…。」
「ミスると減るんだろ? 分かってるからもう黙」
「そうそう、演奏に必死で上手く視界に入らないかもしれないけど、ちょっと片隅に入れておいてほしいかな。」
「オレの話、片隅にでもいいから聞いてくれねーかな…。」

当然、オレのぼやきは無視されたッス。

「さあ、いよいよ本番。曲を選んでいこうか。曲はここの青や緑のボタンで選べるよ。」
「知ってるって。もう、いちいちツッコむのも疲れた…。じゃあ、何にすっかな…?」
「うん、そうだと思った。えっとー、君はpop’n musicの曲はプレーしてたよね? じゃあ、pop’n musicの曲からプレーしてみようか。」
「おい、さっきまでの解説はなんだったんだよ!」

オレがポップンをやってることを知ってるんだったら、説明とか要らなかったんじゃねーか! と、思ったッス。

「ここの緑のボタンを押して、青いボタンを押していくと…あ〜、行き過ぎ行き過ぎ! せっかちやなぁほんと。」
「口調統一しろよ。」
「ここの、“BEMANI”カテゴリの“pop’n music”ってところを選んで…。」
「なんでポップンなのに“BEMANI”カテゴリにあるんだよ!」
「そしたらほら、pop’n musicでもおなじみの曲があるやろ? じゃ、好きな曲に合わせて。そしたら黄色いボタンで難度が選べるから…。」

好きな曲ということで、“徒然 My world”を選んだんス。それで、普通にEX譜面をやろうとしたんスけど…。

「“EASY”にしようか。これなら僕でもできるから、きっと君でも大丈夫。とりあえず“NORMAL”とかもあるんだけど、今回は初めてだし、“EASY”にしようか。」

と言って、勝手にイージー譜面に合わせやがったんス。

「じゃあ、あとはこの赤いボタン。これだね。」

もう、どうにでもなれ、と思いながら、赤ボタンを押そうとしたら…あいつの手がオレの手に触れやがったッスよ! しかも、また恥らいやがったッス! マジで嬉しくねえ!

「なんでお前までボタン押すんだよ! 男が恥らうな気持ちわりぃ!」
「…コホン。…えっと、そしたらさっきのチュートリアル通りに演奏すればOK! 僕はこれから応援する事しかできないけど、君の演奏見守っているから、頑張って。」

男に見守られても嬉しくねえ。とにかく、流されるままにプレーしたんスよ。そしたら、大量のポップ君が落ちてきたんス。イージー譜面にしちゃあり得ない譜面だったな。今、思うと、どこぞの初心者浄化計画みたいだったッス。
当然、クリアできないわ、息切れるわ、おまけに足が痛むわで散々だったッス。そんで、何事も無かったかのように、ラーズが話しかけてきたッス。

「で、プレーしてみてどうだった? pop’n music、楽しかったらいいんだけど…。」
「ポップンは楽しいけど、筐体も遊び方も間違えたらちっとも楽しくねーって…。」
「それはよかった。で、あのー…。」
「なにがよかったんだよ! で、なんだよ…。」
「これからも、僕と一緒にpop’n music遊んでくれたら嬉しいんだけど…どうかな…。」

ラーズの奴、照れながら聞いてきやがったッス。そりゃ、女の子だったら喜んで受けるところだけど…。

「いっぺん頭冷やせ!」

流石にイラッときたから一発ぶん殴った。

「うん、ありがとな。」

あいつ、殴られたのに爽やかに返事しやがったッス。殴られて礼を言うなんておかしいって! もう逃げるしかないと思って、なりふり構わず逃げ出したッス…。

神様相談室:ケース「リュータ」 ( No.694 )
日時: 2015/12/24 22:14
名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: IkrWl/TY)

「それで、目が覚めたんス。夢でよかったと思ったんスけど、まともにあいつと関われなくて…って、笑うなんてひでーッスよ!」
「ご、ごめ、でもっ…。あははっ!」
「あはっ、あはっ、あはははっ!! ゲホッ、ゲホッ! とっ、ときめきっ、ときめきGITADORA! あはははははっ!!」

不可解な話に、昴も鈴花もお腹を抱えて笑っていた。ちなみにミネットは話の途中で飽きたのか、今はこたつで眠っている。おい、鈴花、むせるな。

「やっぱ話さなきゃよか…うおっ!」

リュータが何気なく壁の方を見ると、そこには覗き見をするように壁の後ろから身体を見せるラーズがいた。しかも、サンタクロースの格好で。大きな白い袋も完備している。

「お前、いつからそこにいたんだよ!」
「む? つい先程来たばかりだが?」

どうやら、先程誰かに入れてもらったようだ。そしてこの部屋に通されたといったところだろう。

「サンタクラーズ…ブフォッ!」
「す、昴さん、言わないで、プフーッ!」

もっとも、昴達は今のラーズの姿を見てそれどころではないようだが。

「で、で? 一体どうした? 何でリュータを探してたんだよ。」

何とか笑いの治まった昴が、ラーズに訊ねる。

「おっと、そうだった。実は、これをリュータんに渡そうと思ってな。」

そう言ってラーズは袋の中からマフラーを取り出した。そして、リュータを真剣に見つめる。

「リュータん!」
「えっ! な、なんだよ…。」

戸惑うリュータに、ラーズはマフラーを渡す。

「プレゼントを受け取ってくれ!」

リュータが流されるまま受け取ったマフラーは、リリアン編みだった。ボンボンつきである。
マフラーが受け取られた直後、悲鳴が壁の向こうから聞こえた。

「きゃー! 意外なカップリング発見ですわ!」
「え、二人ってそんな関係だったの? 意外なカップリングだね。牡丹ちゃん、次のコミケこれでいく? 七海ちゃん、ネタお願い。」
「おっけー!!」

なんと、腐った女子達が一斉にやって来たのだ。彼女達はラーズとリュータに狙いを定め、モデルもといネタにしようとしているようだ。

「慌てずとも、貴方がたの分もある。」

そう言ってラーズは腐ったおなご共にもマフラーを渡した。

「あ、はい、どうも。」

これには一同拍子抜けしてしまったようで、マフラーをもらうとそそくさと牡丹の部屋に向かってしまった。

「すばるん達にもあげよう。さあ、好みの色のマフラーを選ぶがいい!」
「サンキュ。…さて、リュータ、誤解が解けたようだし、二人でゆっくりポップンでもやってくれば? そんで赤ボタンを二人で触れて…ブファッ!!」
「やらねーッスよ!」

リュータは吹き出した昴と、笑い転げた鈴花に怒鳴り付けるも、ラーズは意外な反応を見せた。

「む? そのような遊び方があったとは。早速ゲームセンターに行こうか。」
「行かねーよ!」

等と言いつつも、リュータはラーズに連行され、ゲームセンターで二人でポップンをしたとか。

「そういえば、最初にラーズ君が来た時は、何も持ってなかったね。何をしたかったのかな?」
「さしずめ、マフラーを忘れたままリュータのことを探してたんだろ。それで、今度は忘れずに持ってきたんだろ。ついでにサンタクラーズになって。さて、鈴花。飾り付けの続き、しちまおうぜ。」
「だね。」

昴と鈴花は、ラーズに連行されるリュータを一切無視し、飾り付けの続きを始めたとさ。





終われ。

神様相談室:ケース「リュータ」 後書き ( No.695 )
日時: 2015/12/24 22:19
名前: 奏月 昴 ◆Dh/xEZWmVM (ID: 0zbVOBmK)

後書き de 雑談



—えー、元ネタは鈴花ちゃんが本編で言ったように、ある動画が発端です。詳しくは“ときめき!GITADORA”で検索を。ただし、色々な意味で閲覧注意ですはい。


「これ、二年前の夏だろ。クリスマスと言いつつもこの動画が出たのは夏だろ。丁度ギタドラ、ダンレボ、指でイベントやってた頃だろ。ああ、宇宙戦争の裏でやってたあれだ。」


「あー、ミミニャミとパステルくん、あとクプロさんが頑張っていたあれだね。」


「そう、その裏でやってたトリプルジャーニーの時だな。いや、確かコナミってときメモ系出してるけどさ、流石にあれはきつかった。」


—もう色々と笑いなのか恥ずかしさなのかわからない何かが襲い掛かってきたよね。まぁ、そこは置いといて。とりあえずこれを作る発端は…理音とイオロアで悪夢ネタを考えてて、相談者がイオでロアを使って何かやれないかという話になり、ふっと出たのが…。

ジャン
「このカオスな某メモリアル風の動画だったのかよ。」


—最初に出たのは別のだったんだけど、すぐにこれを二人同時に思い出して一発でこのネタにしようとしたのはいい思い出。で、流石にロアだとただカッコいいので、同じ…同じ? 作曲者というか何というかつながりの理音の持ちキャラ、ラーズを抜擢。そして彼のツッコミ役というか保護者というか何というかで、リュータも抜擢。現在に至る。

風花
「あの、これってそもそもクリスマス関係ありませんよね。確かにラーズ君はクリスマス時期辺りにとんでもない事をしでかしましたが。」

理乃
「あー、あのクリスマスツリー…www」


「無知ゆえの事故だ。あと理乃は笑うな。思い出し笑いするな。…さーて、話題がないから終わらせるぞー。」


—またねー。











pop’n music character Rars

このRarsはフィクションです。実在のRarsなどとは一切関係ありません。

STAFF
奏月昴

SPECIAL THANKS
陰日向理音

元ネタ動画
ときめき!GITADORA GuiterFreaks







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