二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- ヴェニシリン探訪記 ( No.300 )
- 日時: 2016/08/21 18:36
- 名前: ユリカ (ID: 62e0Birk)
「更新前の小ネタ」新メンバーの分類一覧
サーニャ「そういえば何だかんだでこのユリカ世界やWSTに新しい仲間やジャンルがたくさん加わったけど、具体的な彼らの設定ってどうなっているのかな?」
りんご「確かにそれは知りたいですよね」
日向「そう言うと思って一応作者が設定してた。決めてある奴だけ載せるってさ」
ユリカ「今のところはこうなってるよー」
・うたプリ組
まともな人orツッコミ→音也、レン、翔
純粋組→セシル
動じない組→那月、藍
ギャグカオス組→嶺二(これでもレベル1なのでまだマシ)、林檎ちゃん、シャイニー
オシオキ組→真斗、トキヤ、蘭丸、カミュ、龍也さん
・SB69組
まともな人orツッコミ→レトリー、ヤイバ、ロージア
純粋組→シアン、リク、まりまり、アイレーン
気絶組→チュチュ、アイオーン、阿、ホルミー
動じない組→モア、ツキノ、ジャクリン
ギャグカオス組→シュウ☆ゾー、カイ、吽、コリエンテ、社長
オシオキ組→クロウ、ロムニキ、お師匠様
不憫組→シミースワンズ
・QMA組
純粋組→アロエ、ミュー
気絶組→シャロン
動じない組→マラ様、リディア先生
ギャグカオス組→マロン先生
不憫組→タイガ、ハルト
ユリカ「…まあこんな感じかしら。現段階でのデータだから変更や調整はもちろんあると思うよ」
りんご「…あれ?そういえばQMA組の皆さんの項目が大幅に足りませんね?」
ユリカ「よく考えたらまともな子が多かったからはっきりした分類ある人だけ載せました」
サーニャ「うたプリ組に気絶組がいないのもそれね…。というか何だかんだでギャグカオス組が全ジャンルいるなんて…」OTL
日向「他のバンドやキャラで『こいつの分類って何』っていうのがあったらどんどん質問してくれよ。何となくでも一応は決めてあるからちゃんと答えるぞー。…あとツッコミはもう読者の皆さんに任せたからな」(遠い目
ユリカ「あと全然関係はないけどシャイニーとメイプル社長はメル友設定です。それぞれの世界のカオスな情報を交換したり自分の事務所所属アイドルの自慢話をしていますwww」
りんご・サーニャ・日向「うわ世間狭い」
ツッコミその他は読者の皆さんに丸投げしますwww…さて、今回の小話を始める前に注意書きを。
・メンバーがただの俺得
・毎度毎度のキャラ崩壊要注意
・場所やキャラの交流が完全に自分設定
・途中が微妙に胸糞?一応注意
・他の作者様の考えたキャラが途中で登場します。勝手にすみませんでした;
・モブがある意味出しゃばる
・時系列は逃走中2終了後
以上を理解した方はご覧ください。それでは、どうぞー。
それはある暑い夏の日のことだった。彼らはLINEで雑談その他やり取りをしていた。
グループ名『水の都で俺たち戦友!イエーイ!!!(5)』
スパイダーラブ:最近本当暑いよねー。あたし今日もバイトから帰って汗だくだよー!
絶対零度エモーション:全くだ、この国の夏は全くもっておかしい。愛島にアイスを5本買わせてももたないとはどういうことだ
サンクチュアリー:そうですね…。しかし先輩、東京はまだ救いがあります。京都の夏はこの様ではありません。酷い時は灼熱地獄です
絶対零度エモーション:なん…だと…!?
凛として吹奏楽:確か気候の影響よねそれ;
スパイダーラブ:うわきょうとこわい
ハワイのデスボサ:暑さもだけどさ、暑くなり過ぎると天気が途中でグワッと変わるよね。俺この間サーフィンしてたら急に雨降ってきてさ!ちょー大変だったよー!!!つ泣き顔のスタンプ
スパイダーラブ:あー、それあたしもあった!バンドの仲間と絶好の海水浴日和だって泳いでいたら途中で大雨になってさー!もー最悪だったよー!!!つ打ちひしがれるスタンプ
凛として吹奏楽:2人ともドンマイつ肩ポンのスタンプ
サンクチュアリー:災難だったな。しかしこの季節ロケ中に大雨になると最悪だな…。俺たちもただ事ではないですね
絶対零度エモーション:これだから夏という季節は。やはり厳しさの中に凛々しさのある冬が1番だな
凛として吹奏楽:いや、さすがにそれはないです;つ「NO!」スタンプ
ハワイのデスボサ:冬は寒いし泳げないからやだよー!つ体育座りで嘆くスタンプ
スパイダーラブ:寒いし泳げないって最悪ー!!!つ泣いて暴れるスタンプ
絶対零度エモーション:貴様ら、何という罰当たりな…!北国出身の俺に喧嘩を売るとは良い度胸だな…!?
サンクチュアリー:それはそうとこう毎日暑くては涼みたくもなるな
凛として吹奏楽:確かに。どこか涼しくておすすめの観光地があればね…
絶対零度エモーション:馬鹿な、そう都合の良い場所などあるまい
スパイダーラブ:あー!だったらあたしの出身地のヴェニシリンに来ない!?あそこは良いよー!モノホンの水と音楽の都!!涼しいし景色は良いしアイスは美味しいしで最高だよー!!!
スパイダーラブ:つ来い来いスタンプ
ハワイのデスボサ:マジで!?俺行く!ナカジやサユリちゃんたちも誘う!!!
絶対零度エモーション:何味が良いのか教えろ
こうして彼らは「雫シークレットマインド」ギタリストであるコリエンテの出身地、ヴェニシリンへと観光へ行くことになった。ちなみにこのLINEグループの命名主はタローである。
誰が誰かはすぐ分かります
- ヴェニシリン探訪記 ( No.301 )
- 日時: 2016/08/21 19:24
- 名前: ユリカ (ID: 62e0Birk)
そんなこんなである夏の週末、WST参謀の1人であり自称「普通の女子学生」である伊吹美園は待ち合わせ場所であるMIDICITY駅に向かっていた。誘ったコリエンテ曰く、ヴェニシリンには列車で行くのだという。少し駆け足気味に噴水へ急ぐと、時間前にも関わらず既に噴水前には3人の背の高くそして目立つ男たちが談笑していた。そのうちの1人、よく日焼けした少年が笑顔で手を振る。
タロー「あー、美園ちゃん来た来た!待ってたよ!」
美園「待たせてごめんね;というより皆来るの早過ぎでしょ…あれ?タロー君、ナカジ君やサユリは来ないの?」
タロー「うん、ナカジは家業の手伝いがあるんだって。サユリちゃんはギルドでメシウマ組新作レシピのお披露目会をするみたい。烈たちはデートだって、残念!だから今日は俺1人だよー」
真斗「今その件について連と話をしていたところだ。一十木たちも誘ったが全員仕事が入っていてな、今週末オフが取れたのは俺だけだった」
美園「あら残念;カミュさんも?」
カミュ「そうだ。あ奴らが来ようが俺には関係ないがな」
美園「そ、そう;…あ、カミュさん。言っておきますけど今日凛ちゃんいませんよ」
カミュ「…おい、それを何故俺に言う」
真斗「しかしコリエンテだがもうじき時間になるのに来ないな…。どうしたのだろうか」
タロー「寝坊かな?あ!まさかどこかで事故に…!?」
やり取りしていたものの、もうすぐ待ち合わせ時間になるのに誘った張本人が来ない。性格から寝坊もあり得るものの、今回張り切っていた彼女が寝坊するだろうか。急な出来事に巻き込まれたのかと心配になるが…。
???「ふふふ、思ったより早かったね…」
カミュ「!?…何者だ貴様は!?」
???「何だかんだと聞かれたら、答えてあげるが世の情け…」
コリエンテ「あなたの心にユニコーンブルー!コリエンテちゃん参上だよ!」(ザバーン
真斗・美園・カミュ「っておいいいいー!?何噴水から当たり前のように現れてんだ!?」
タロー「うわー、いいな!コリエンテちゃん涼しそう!」
はい、待ち合わせ場所の噴水から雫のスイマーギタリストが颯爽と立ち上がりました。というかこの子ずっと噴水の中に潜っていたのかよ。おそらく彼らの反応を見たかったのと面白いから潜ってたんだろうな。…しまった、コリエンテがアホの子のギャグとカオス大好物組というのを忘れてたよコンチキショウ。
コリエンテ「遅刻はいないねー、感心感心!」
真斗「コリエンテ、お前は何をしていたんだ!?俺たちが来る間ずっと潜っているなんて正気の沙汰ではないぞ!?」
コリエンテ「大丈夫大丈夫、あたし潜水スキル極めてるから!」(ドヤァ
美園「いやそういう問題じゃないでしょ…」
タロー「マジで!?俺も潜水スキル取ってるんだー!今度一緒に素潜り大会しよーよ!ポップン学園の皆も誘うからさ!」
カミュ「おい連、貴様は話をややこしくするな」
コリエンテ「その顔が見たかったんだよwww…あたしたち以外来る人もいないみたいだし、早く行こっか!」
この直後、コリエンテがずぶ濡れのまま改札を潜ろうとしたので真斗とカミュが全力で止めました。「ヴェニシリンでは普通なのにー」と文句を言うコリエンテ+4人を行き交うミューモンたちが好奇と引き気味の視線で見送りながら、彼らはヴェニシリン行きの列車に乗り込んだ。
それから1時間、列車に揺られて一同は旅を満喫していた。向かう列車の中で真斗が和風マダムミューモンに誘われて共にお茶をたてたり、タローが祖父母宅へ向かうちびっこたちに違和感なく紛れ込んでいたり、カミュが売店のアイスを買い占めようとして止められたり、コリエンテが裸族ファンたちと情報交換&メルアド交換で騒いだり、後ろの席で学生たちが怪談を始めたため美園がgkbr状態になったりと色々あったものの、彼らは列車旅行をそれぞれの形で楽しんでいた。他にも色々あったのだが書いているときりがないので一旦ストップ。
そして時間は経ち…。
コリエンテ「皆、着いたよ!ここ!ここがあたしの生まれ育った街!水と音楽の都!ヴェニシリンだよ!」
タロー・真斗・カミュ「おお…」
美園「綺麗…!」
トンネルを抜けた先にあったものは水の楽園だった。水と音楽の都・ヴェニシリンは本物の水上都市であり、船頭が扱ぐ装飾品煌めくゴンドラが次々行き交う。ここに住まうミューモンたちは海や川の生き物たちやコリエンテのような水⚪⚪族が多く占められており、住人たちは楽しそうに泳ぎや水遊びに耽っていた。澄んだ水と涼しく美味しい空気に観光客たちは思わずため息をつく。
- ヴェニシリン探訪記 ( No.302 )
- 日時: 2016/08/21 20:40
- 名前: ユリカ (ID: 62e0Birk)
美園「涼しいし、すっごく空気が澄んでるわね…!」
コリエンテ「でしょでしょ?園っちたちには絶対これを見て貰いたかったんだー!」
真斗「確かにこれは他では見ることのできない光景だな」
タロー「海もめちゃくちゃ綺麗だしね!すっごい!俺あの海でサーフィンしてみたいよ!」
コリエンテ「やりなよやりなよ!ヴェニシリンの海は世界一ィィィィィー!だよ!!!」
美園「え、やっぱり他の海とは違うの?」
コリエンテ「違うよー!色々綺麗な海はあるけど、やっぱりヴェニシリンの海が1番いいね!こう、『ヴェニシリン』って感じがする!プールもいいけどあたしは断然海が好き!」
タロー「俺も海の方が好きー!ナカジには『海だろうがプールだろうが同じじゃねえか』って言われたけどね…」
コリエンテ「えー!?ナカジは何も分かってないよー!」
真斗「なるほど…。やはり故郷でのものが1番馴染むということか。そうなのだろう?」
コリエンテ「まー、そうだよね。贔屓になっちゃうけどね!」
カミュ「海など勝手にお前たちは行くだろう。それよりアイスだ。コリエンテ、美味いアイス屋に案内しろ」
コリエンテ「了解です旦那!…じゃ、あのゴンドラで行こっか!あっちに美味しいデザートパーラーがあってね…」
地元民の案内で一同はゴンドラに乗り込む。船頭のカッパの腕は確かであり、話も上手かった。彼の話を聞きつつ5人を乗せたゴンドラはゆっくり進む。
カッペイ「ん?おめえさんたち、ここじゃ見ない顔だな?観光か?」
美園「はい、そうです。友達の地元へ遊びに…」(…あれ?この人どこかで…;)
コリエンテ「皆あたしの友達だよー!園っちでしょ、タローでしょ、真斗でしょ、でしょ、んであたしが地元民のコリエンテ!」
カッペイ「そうかいそうかい、友達ねえ。いいもんだ友達は。大事にすんだよ。…友達って何繋がりだい?おめえさんたちでバンド組んでんの?」
真斗「いえ、俺は音楽の仕事をしてはいますが…」
タロー「学校でバンドやってるけどこのメンバーじゃないよー!あっ、そうだ!俺メガネで口悪いけど優しい幼馴染がいてねー…」
カミュ「…おいコリエンテ、ここでは俺たちQUARTET NIGHTやST☆RISHのことは知られていないのか?クロスオーバーワールドでもそれ相応に名を広めてきたつもりだが」
コリエンテ「どうだろ?MIDICITYでは皆の話それなりに聞くけどなー。まだまだってことなんじゃない?」
カミュ「…そうか…。まあいい、いずれクロスオーバーワールドのトップアーティストの座を奪うのは俺たちだ」
真斗「すみません、さすがにそれは聞き捨てなりませんよ?トップアイドル兼トップアーティストの座は俺たちが頂きます」
コリエンテ「あーっ、抜け駆けずるい!頂点に立つのはあたしたちだよ!」
カッペイ「なんでいなんでい、友達なのにライバルってか?」
美園「そうみた…え?」
タロー「美園ちゃんどうしたの?いきなりあっちの方見て…」
カッパ(牧場物語)(・ω・)つ「やあ」ノシ
全員「」
カッパ(牧場物語)(・ω・)つ「頑張れ」ノシ
カミュ「おい聖川、伊吹、連、コリエンテ!?あの生き物は何だ!!?」
コリエンテ「知らないよ、あたしも初めて見るし!?…ってかあの生き物青と水色のサイリウムテカテカ点滅させてない!?」
真斗「先輩、あれはカッパと言うものです!しかもプラカードを持っています!俺たちのグッズも持っています!?」
タロー「絶対普通のカッパじゃないよー!?しかも何か変な存在感と愛嬌があるしー!?」
美園「せ、せせせ、船頭さん、あ、あれ…!?」
カッペイ「あー、ありゃ気まぐれで時々遊びに来るカッパだっぺ。おめえさんたちが気に入って顔出したみてえだなー。別に気害加える訳でもねえし、放っとくべ?」
美園「何でぼくものシリーズのカッパがいんのよおおおおおー!?」
トラブル?はあったものの彼らは無事にスイーツパーラーに到着。アイスを頼み(女子組と真斗は1つ、タローは3つ、カミュは5つ)、泳いだり水上ゴンドラでのミューモンの演奏に耳を傾ける。談笑しつつ、今日予定が合わずに来ることの出来なかったメンバーへのお土産の話題にもなる。
タロー「カミュさんそんなにアイス食べて大丈夫?お腹壊さない?」
カミュ「柔な鍛え方はしていない。それにスイーツは別腹というものだ」
美園「そっちは言うまでもないけど、タロー君も結構食べてるじゃない;…あっ、そうだ。矢島たちのお土産考えないと;適当にキーホルダー辺りで良いかしら」
コリエンテ「キーホルダー良いじゃん!あたしもウエンディたちとお揃いのキーホルダー持ってるんだよ!ほら!」
タロー「あっ、本当だ!可愛いし綺麗だねー!」
真斗「確かに良いものだな。…しかし女子はそれで良いにしても、男は悩みどころだな…。何を渡せば皆は喜ぶか。まあ神宮寺はどうでも良いが」
カミュ「ふん、愚問だな。別に何でも良かろう。愛島には魚のキーホルダーでも渡しておけば良い。寿や黒崎は別にどうでも良いな。渡す物もない」
美園「すみません、あなたたち知り合いへの風当たり強くないですか?;」
コリエンテ「これが本当の塩対応www…そうだそうだ、他の水バンドの皆へのも考えないとダメじゃん!新しく加わった人たちもいるし!…キンタウロスさん何あげれば喜んでくれるかなー?」
タロー「え?キンタウロスって人随分前からいたんじゃなかったっけ?」
コリエンテ「あー、違う違う!キンタウロスさんはガウガのメンバーだよ!新しく加わった人たちとは違うんだ」
タロー「そうだったんだ。んと…確か金Tシャツ着てた人だよね?だったらおニューの金Tシャツあげれば?ハズレじゃないと思うよ」
真斗「確かに、本人の好みに合ったものが1番と言うしな」
コリエンテ「えー、でもヴェニシリンならでは!ってものをあげたいし、こう…。もっと特別な物にしたいというかですね…;」
美園「…ああ、そういうこと?特別喜んで欲しいっていう、ね?」(ニヤニヤ
コリエンテ「ちょっ!?ち、違うよ!そういうんじゃないってば!だからニヤニヤしないで園っち!列車でブルってたのからかったことは謝るからさー!!!」
美園「えー?何のことかしらね?…それとあの、これ勝手なお願いなんだけど…。凛ちゃんへのお土産だけで良いんで一緒に選んでくれませんか?;」
カミュ「…おい、何故それを俺に言う;」
美園「いや、だってあなたの選んだ物なら凛ちゃん凄く喜ぶと思うし…」
カミュ「!?…おい聖川、少し席を外す。すぐ戻る」
真斗「は、はい?」
話が盛り上がっていたがここでQUARTET NIGHTの伯爵が一旦席を立つ。店を少し外れてレンガの道を歩き、胸元の襟を掴んでため息をつくが…。
カミュ「伊吹め、一体何を…。俺はアイドルだ、別に「あ、あの!」…ん?」
彼の耳に聞こえて来たのは少女の叫び声だった。聞こえて来たものを無視出来ずに声のする方へ向かって歩みを進めると、そこにはミューモンの少女を囲む人間の5人の男たちがいた。お世辞にもおしゃれとは言えない勝負服姿の男5人は嫌がる少女の手を引き、無理やり連れて行こうとする。
少女「いい加減やめてください!連れがいるんです!」
男1「いいじゃんちょっとくらい!この街綺麗だしさ、俺らと一緒に遊ぼうぜ?」
男2「金なら俺たちが奢るからさ」
男3「とっておきの甘い時間を君に約束するよ☆」
少女「だから、やめてください!これから私、バンドの仲間と練習しなきゃいけないんです!!!」
男4「練習?そんなのどうだっていいじゃん?遊んだ方が楽しいよ?」
男5「努力しても無駄無駄、頑張ったって何もかもぶっ壊されることもあるんだぜ?」
友好的とは言えない空気の彼ら。嫌がる女子を放って置くわけにはいかないとカミュは彼女を庇おうと足を進める。
楽しい空気が一気に…;
- ヴェニシリン探訪記 ( No.303 )
- 日時: 2016/08/22 10:05
- 名前: ユリカ (ID: vEgGwqGr)
少女「お願い!放して!大事な音楽のイベントが明日にあるの!!!」
男4「うるさいなー!この街どいつもこいつも音楽音楽ってさあ、しつこ過ぎない?」
男3「なあ、可愛い女の子だけどそれには虫酸が走るぜ」
男2「少し黙らせれば俺たちに付いてくるんじゃないのか?」
男1「お前ナイス。さすが俺らの元クール担当っと」
カミュ「…おい、まさか…!?」
抵抗する少女を4人で押え付け、リーダー格であろう1人の男が彼女の持っていたギターケースを取り上げる。軽々ケースから愛用の楽器を取り出し、少し物色し…。
男1「音楽のイベントがあるから俺らと行けない?…だったらこんなもんぶっ壊してやるよ!」
ガシャアアアアアン!!!
男が少女のギターを地面に叩きつけた。強い力で叩きつけられたギターは虚しく壊されてしまう。それを見た少女の目の色が絶望に染まったのをいいことに男たちは次々破壊行為に走り、ゲラゲラ笑いながらギターだった残骸をヴェニシリンの水へと放り投げた。
少女「あ…。あ…!」
男5「ギャハハハ!派手にやってやったぜ!今までで1番スカっとしたな!」
男1「全くだっての!あー、これで練習なんか出来なくなったなー。これから俺たちと一緒に遊べるよね?早く行…」
カミュ「待たんか貴様ら!!!」
無理やり腕を引っ張られようとする少女と男たちの間に立ち、冷たい視線で男たちを見下ろす。少女と同じように音楽に真剣に取り組む彼にとって男たちの取った行動は決して許せないものだった。一方の男たちはいきなり長身の男が現れたことに一瞬怯むも、1人だと分かったことでまだ余裕の表情を浮かべている。
カミュ「この愚民共が。嫌がる女を複数で囲んだ挙句この暴挙…!下衆もここまで下ればいっそ清々しいな?例え泣いてすがって土下座しようが許されるものではないぞ」
男2「何だこいつ!?いきなりしゃしゃり出やがって!うわっ、ヒーロー気取りかよ」
男3「この強面脱色ワカメやたらデカいしちょー上から目線じゃね?すげームカつくんですけど」
男4「体は大きいけど裏の人間じゃなさそうだし1人だし…。リンチしちまえば大したことなくない?」
男5「だな!そのムカつく面ボコボコに凹ましてやるよ!」
タロー「お前たち、何してるんだよ!?」
真斗「貴様ら、その手を今すぐ放せ!!!」
男1「ゲッ、仲間が来やがった!?…お前ら、逃げるぞ!覚えとけ!」
掴みかかる気満々の男たちだったが、ギラギラメガネ団のサーファーと古風な御曹司の声で仲間が来たと判断し、舌打ちしながらも逃げていく。危険は去ったが大事なギターを破壊された少女はその場に座り込んで泣き出してしまった。3人が残骸を回収する中、コリエンテと美園が少女の側に寄る。
カミュ「お前たち、何故…?」
コリエンテ「あの後すぐにしるきゃぷが『何か嫌な予感がする』って言い出してね、この子の言うことよく当たるから皆と一瞬に走って来たの。…正直今回はあんまし当たって欲しくなかったけど」
美園「…辛かったわね。大事な楽器なのに…」
タロー「派手に壊れちゃったね…」
男たちが壊した少女のギターの残骸が四方に転がっており、集めて直せる状況ではないのは素人でも分かる。どうにか出来ないのかと思うが…。
少女「たくさん練習して来たのに…!バンドの皆と頑張って来たのに」
カミュ「…悪かった。あの下衆共の近くにいたのにこの事態を防げなかった」
美園「起こってしまったことは仕方ないわ、これから何が出来るかを考えましょ。…ねえ、あなたはあいつらにどうして絡まれたの?あいつらがしつこく付きまとって来たの?」
少女「ぐすっ…。最初会ったのは一昨日です。ヴェニシリンの名所を教えてくれって頼まれて、そのお礼にメルアド交換してくれって。知らない人だから断ったんだけど、凄く熱心だったから仕方なく1人に教えて、そしたら1日100件もしつこくメールが…」(携帯を見せる
コリエンテ「どれどれ…KIMEEEEEー!!!!?」
タロー「これが1日100件ってどう考えてもなくない!?絶対ストーカーだよ!」
美園「キスマイブサイクの最下位が可愛く見えるレベルじゃない!?ただ絡まれてただけじゃなくこれって…;」(ドン引き
少女「私もそう思って、声を掛けてきたあの人たちにもうやめて欲しいってお願いしようとしたんです。…そうしたらあんなことに…!!!」
真斗「何という卑劣な輩だ…!しかしこれからどうする。弦が切れた程度ならまだしも、この破損状態だと修復はかなり難しいぞ」
タロー「あっ、良いこと思いついた!…あのね、俺たち実はある組織のメンバーなんだよ!その関係で有名な音楽ショップと知り合いなんだけどね、君に起こったことを話してこのギターについて相談してみる!直すのが無理でも新しいギターを手配することなら出来るかも。出来ればこれと同じ型の奴をね!」
少女「ほ、本当ですか!?」
タロー「うん、大丈夫!俺たちに任せてよ!…それで、これからのことだけど…。問題はあいつらだよね」
真斗「どうする、勿論お前は決してあいつらを許さないだろう。何がしたい?…俺たちが出来る限り尽力を尽くす」
少女「どうって…。私、あの人たちだけは絶対許せません。出来ればコテンパンに懲らしめて欲しいです。もう2度と、この街やMIDICITYでこういうことが出来ないように」
美園「分かった。…全員聞いた?」
コリエンテ「聞いたよ園っち!スマホのボイスレコーダーにも取ったよ!」
カミュ「あの下衆共の顔は全員確認した。これであ奴らの特定は出来るだろう?」
タロー「うんうん!…観光が出張になっちゃうけど、これも仕方ないよね?」
真斗「緊急事態だからな、やむを得ない」
少女「…え?あ、あの、あなたたちは…!?」
カミュ「気にするな、これは俺たちが自主的に動いているだけのことだ。お前は何も考えずにあの下衆共が報復される様を眺めているが良い」
少女「あっはい;」
…こうして、観光は突如緊急に持ち込まれた依頼へと様変わり。彼らの挑戦が始まった…。
下衆共終了のお知らせ
- ヴェニシリン探訪記 ( No.304 )
- 日時: 2016/08/22 12:07
- 名前: ユリカ (ID: vEgGwqGr)
※ここから本格的にりゅーとさん(桜さん)、ゆめひめさんの小説に登場したキャラが出ます。ご了承お願いします&勝手にすみませんでした;
美園「…皆、千秋ちゃんが犯人の特定に成功したそうよ!」
真斗「本当か!?」
コリエンテ「マジで!?めっちゃ早くない!?」
タロー「千秋ちゃんはうちの専属オペレーターだからねー!情報を制する者は依頼を制す!顔か名前が分かれば5分でその人の人生が分かるって言ってたよ!」
カミュ「色々な意味で恐ろしいな」
準備を普通の場所でするのも難だということでコリエンテが自身の卒業した音楽学校に掛け合った。そこの空き教室を借りて作戦会議をすることになり、手続きの間タローが少女を家まで送り仲間に事情説明を担当、シャイニング事務所アイドル2人が有名楽器店にギターの手配について連絡した。それぞれの作業がひと段落したその直後、WST専属オペレーターである七海千秋に頼んだ犯人の特定が完了。下衆な行いをした男たちの正体が明らかになる…。
美園「それでその犯人についてなんだけど…。皆は『WR』って聞いたことある?」
タロー「何それ?トイレ?」
真斗「それはWCだろう;…噂だけなら聞いたことはあるな。一十木と来栖と愛島が資料を見て嫌な人間だと言っていたな…」
カミュ「待てよ?…そいつらは確か桜サイドのツーストとやらを集団で暴行した後、りゅーとサイドのWSTと桜サイドの関係者に粛清された奴らでは…?」
美園「ビンゴ。しかも奴ら、ゆめひめさんの世界でも何かやらかしたみたい;」
コリエンテ「あー!ちょっと待って!あれだよ!ゆめひめサイドのシンシアちゃんをストーカーして怒った子世代女子組にフルボッコされて逮捕された人たちだよ!シンシアちゃんが助けてあげたのに恩を仇で返したんだ!」
タロー「思い出した!それなら俺も知ってるよ!元イケメン(笑)アイドルの5人組だよね!そいつらの話を聞いてナカジやユーリたちが無茶苦茶怒ってたんだ」
悪行の多い人物が犯人だと分かり、5人は驚愕。しかも別の世界でも色々やらかしていたことが発覚…。しかしそれだと疑問に思う部分が。
カミュ「メンバーは主犯かつ自称カッコ良いイケメン(笑)のリーダーであるハム田アク男、自称クール担当のモブいち、自称頭脳担当で女癖の悪いモブ次郎、自称可愛い担当で御曹司(笑)のモブ三郎、自称盛り上げ役だが特に何も取り柄のない一般人であり存在価値のかけらもないモブ四郎…だったな」
真斗「こうして資料を見ると余計に奴らのしでかした悪行が伺えますね。暴行罪に恐喝、名誉毀損…。しかし謎に思う部分もあるな。何故これほどのことをしたハム田アク男らがこの世界に紛れ込んでいるのか。ゆめひめさんの世界の情報によるとこいつらは既に逮捕されたはずだろう?」
美園「ああ、そのことなんだけど…。実は私たちのいるこのクロスオーバーワールドって発足というか、他の作者さんの世界と交流し始めたのが割と遅かったみたいなの。こうして他の世界の情報がたくさん入って来ること自体が最近になってかららしくて…。だからその、きっと…;」
カミュ「…理解した。この下衆共は反省したふりを見せ早めに釈放されたのち、この世界のような自分たちの情報が少ない世界を選んで渡り歩き、紛れ込んでいたのか」
真斗「なるほど…。妙なところでずる賢い連中だな;しかし七海の実力を疑う訳ではないが、5分で1人を調べられる割には少し時間が…。何かあったのか?」
タロー「あー、それ千秋ちゃんが言ってた。あいつらのやった悪いことが多すぎてむしろリストアップする方に時間掛かっちゃったんだって;」
コリエンテ「うへー…。千秋ちゃんお疲れ様です;」
美園「悪行なんてこうして調べればすぐボロが出るのに…あ、関係ないけど皆はWRの名前の由来って分かるかしら?ST☆RISHにはちゃんとした理由があるのよね?」
真斗「ああ、そうだ。ST☆RISHは俺たちメンバーの頭文字…四ノ宮のS、一ノ瀬トキヤのT、神宮寺レンのR、一十木のI、来栖翔のS、そして俺、聖川のHだ。間の☆には追加メンバーである愛島のAも入るぞ。メンバー皆の名を表しており、俺はとても気に入っている」
コリエンテ「へー、いい名前だねー!…んでその外道WRは?」
美園「大根って英語でホワイトラディッシュ(呼び方には他にも色々あります)って言うの。その頭文字がWR。ちなみに大根役者っていう意味があるからそう呼ばれているそうよwww」
タロー・真斗・カミュ「おいwwwマジかwww」
コリエンテ「モノホンの意味で大根じゃんwwwあたしこれからあいつらを大根って呼ぶwwwファーwww」
思わず笑ってしまう由来に一部キャラ崩壊が起きたが皆真面目になる。正体が分かったからには懲らしめるのに苦労はいらない。大事なものを壊された少女のため、何より自分たち自身が許せないため全員本気でやる気十分だ。
コリエンテ「腐れ大根に情けはいらないよ!むしろ切って干された方がマシって思わせてあげる!何よりあたしの大好きなヴェニシリンでこんなことやらかすなんて…!!!」
タロー「大根だけにね!楽器ぶっ壊すなんて音楽関係者からしたら100発殴ってもお釣りが来るよ!」
真斗「同意だ。…しかしどういった方法を用いる。俺とカミュ先輩は明後日には仕事が入る、時間はあまりないぞ」
カミュ「そういえばあの女、明日この街で行われる音楽イベントに出ると言っていたな。あの状態なら辞退せざるを得ないだろうが…」
美園「…あ、千秋ちゃんから素敵なプレゼント。面白い情報が添付されてるわ。どうやらあの大根、そのイベントに出るつもりみたいよ」
タロー・コリエンテ「嘘、マジで!?」
美園「マジよマジ。あいつらこれをきっかけに人気アイドルバンド(笑)として再起を図るつもりみたい。ドン底から這い上がっただの何だの言ってクロスオーバーワールドの頂点に立ってウハウハーとか考えてるっぽいわ。おまけに舞園さやかちゃんとかシアンちゃんとか、抜間さんサイドのカエデちゃんとか芸能関係者の可愛い女の子に目を付けて付き合おうだの…。というか彼氏持ちの女の子に取り憑こうなんてふざけたこと考えてんじゃないわよ」(呆)
真斗「一応潮田に連絡しておくべきか?…はっ」
カミュ「どうした聖川」
真斗「先輩、お前たち、大根の自尊心を叩き斬り正しい方法で制裁を加える方法を考えついた。この場にいる全員の協力が必要不可欠だが…」
タロー・コリエンテ「何?何々ー?」
犯人がまさかの大根
- ヴェニシリン探訪記 ( No.305 )
- 日時: 2016/08/22 13:43
- 名前: ユリカ (ID: vEgGwqGr)
多くの人たちがWSTメンバーたちが密かに動いていることも知らない中、翌日。ヴェニシリン中央にある特設ステージに多くのミューモンたちが集まっていた。今回行われるのはヴェニシリンきっての新人バンドグループらによる演奏・パフォーマンス合戦。ここで最も多くの者から支持を受けたバンド1組が本拠地であるMIDICITYに行けるのだ。さらにその他のバンドでも実力次第では大手事務所との契約などのチャンスも…!それゆえ多くの出場バンドたちが張り切っていた。ちなみにSB69ワールドの郊外ではこういったイベントが多く行われており、新たな人材の発掘にも繋がっている。
…そういった未来の希望溢れる若者たちの中に、奴らはいた…。
男1=ハム田「いよいよ来たな☆俺たちの新しい夢を実現出来るステージへ☆」
男2=モブいち「ここまで本当に長かったな」
男3=モブ次郎「可愛い女の子もたくさんいるからメルアド交換も忙しいぜ」
男4=モブ三郎「俺も新生モブ三郎財閥の立て直しのためにたくさんの権力者とコネ作りしないとね!全く、忙しいよ☆」
男5=モブ四郎「だな!あー、未来の人気者は忙しいぜ」
ハム田「俺たちは過去を振り返らない男だからな。輝く未来に生きるビッグな男だぜ」
モブ次郎「そういやアク男、昨日の奴らは滑稽だったな。ほら、あのデカい脱色ワカメ野郎とその仲間のバカそうな日焼け男と変な髪色のおかっぱ野郎」
ハム田「あー、そうだな!あいつらの変顔は思い出すだけで笑えてくるぜ!あいつらもブサイクのくせに可愛い女の子と一緒にいやがって」
モブ三郎「でもあのウサギの女の子はつるぺたのまな板だったから声掛けなくて正解だったね!…全く、あの女の子もバカだよねー。せっかく俺たちと一緒にデート出来たのにしつこく断って来てさー」
楽器のチューニングをしながら大根共は自分たちの出番を待つ。その間に他のバンドの女の子にしつこく言い寄ったり庇った男の子の足を踏んだり演奏にケチを付けたりと準備を怠らない。肝心の楽器だが、高そうな割にはそれほどメンテナンスされていなさそうだった。あまりいい空気を纏っているとは言えない5人組だが、他の出場者たちも我慢して挨拶などをしている。
あるバンドのミューモン「エントリーナンバー13!さざ波オールスターズです!ぜひ俺たち5人の演奏を聴いて下さい!よろしくお願いします!」
ハム田「何だあいつらの演奏は。スッゲー下手くそじゃねーか。こんなんだったら俺たちの演奏の方が何億倍もいいぜ」
モブいち「全くだな。素人の耳障りな演奏を聴かせるんじゃねえぜ」
モブ次郎「チッ、ブサイクのくせに可愛い子とバンド組んでんじゃねーよ…」
モブ三郎「こんな奴らが音楽の本場のMIDICITYに行ける訳ないよね!」
モブ四郎「そうだそうだ!俺らの敵じゃねーな!」
そんなこんなで勝手にぶつくさ文句を言いつつ、ついに大根たちの出番になる。奴らは自分たちが1番イケてると思っているダサい勝負服でステージに立つ。司会の男性ミューモンを押しのけ、5分以上のダラダラしたMCを続けたのち、ついに演奏に入る。
その演奏を聴いていた者が観客席にいた。コリエンテのバンド仲間であるウエンディ、タートル、シャボボン。彼らもまた里帰りでヴェニシリンに帰って来ていたのだ。
ウエンディ「コリエンテがいないのは残念だけど、クロスオーバーで出来たお友達とも仲良くしてるみたいで何よりだわ。今回はどうかな?」
タートル「というよりあの水泳とセールスと音楽とバカ騒ぎしか頭にないコリエンテについていけてる奴らがいるってことだけでも有り難いがな;…今年は結構豊作なんじゃないのか?俺は5番と13番と16番が気に入ったぜ」
シャボボン「そうだね〜。あ、次の人たちが来たよ〜」
ハム田「RWだぜ☆俺たちはこのステージで輝いてMIDICITYに行く!そして世界の頂点に立ってウハウハ!…あ、そこのマーメイドちゃんと泡ヒツジちゃん!そんな亀はほっといてこれ終わったら俺らと遊ばない?」
ウエンディ・タートル・シャボボン「」
肝心の大根の演奏というと、結論から言えば最低だった。歌は勿論だがせっかくの高価な楽器から奏でられる演奏も最悪としか言いようのない代物だった。こいつらの演奏は高校の軽音部どころかジュニアバンド以下であり、どうしてこんな演奏で他人を貶せるんだろうか。真面目に夢や目標に取り組む人たちに失礼過ぎる。
ウエンディ「何これ…;耳鳴りがする…;」
タートル「中央のボーカルは当たり前だがギターもベースもドラムもクソじゃねーか!?何でこいつらこの腕前で大会出ようと思ったんだよ!?」
シャボボン「酷すぎて眠ることも出来ないよ」
タートル「ってあまりの酷さにシャボボンが覚醒した!?」
司会「…えー、ありがとうごさいました…;では次の方の出番がありますので…」
モブいち「おい何言ってんだ?これは例えるなら前菜だぜ?メインディッシュはこの後の2曲目だ」
モブ次郎「ハム田アク男様withモブブラザーズのスペシャル楽曲だぜ?お前ら、心して聞けよ!」
司会「あの、待ってください!?そんなの困りますよ!大会規定で各バンドの披露楽曲は1曲のみと決まってます!」
モブ三郎「うるさいな、俺らに指図すんなよ!俺の家は結構なお金持ちなんだからね?パパに頼んでお前の首へし折るよ?」
司会「へし折…!?」
モブ四郎「ほら、俺たちRWのオンリーステージの開幕だ!邪魔なんだよ、失せろ!!!」(司会を突き飛ばす
司会「ガッ…!?」
タートル「おいお前らもう止めろ!お前らみたいな奴らがステージに立つな!」
ウエンディ「ルールも守れない人に演奏なんてして欲しくないわ!今すぐ出て行って!」
観客たち「そうだそうだ!」
シャボボン「……」(大根共を睨み付ける
モブ次郎「なんだこいつら、やる気か?」
ハム田「未来のビッグスターにたてつくなんてバカだな!ほらほら、メインステージはこれからだぜ「そいつら大根の演奏聞くよりあたしたちの演奏を聴かない?」え?」
モブいち「だ、誰だ!?」
シャボボン「…あれ?この声って…?」
ステージ上の暴挙に観客たちは怒るが、大根たちは聞こうともしない。そのまま歓迎されずに大根オンステージになろうとしたその時。澄んだ声が凛と響いた。これには大根共も雫メンバー含めた観客たちもそれぞれ目を丸くする。一旦照明が消え、再びついたその瞬間、ステージに現れたのは…。
コリエンテ「飛び入り参加でごめんねー!皆、あたしたちの演奏を聴けっ!」
真斗「ヴェニシリンの皆さん、初めまして!ふつつか者ですがご了承下さい!」
カミュ「こちらからとやかく言う必要はない。ただ俺たちの奏でる音楽を聴け!」
美園「お口直しになれば幸いです。楽しんでいって下さいね?」
タロー「俺すっごくドキドキしてる!いつもはナカジたちと一緒だけどこういうのも良いよね?」
ウエンディ・タートル「コリエンテええええええええええー!!!!?」
そこには地元民を始めとしたメンバーたちがスタンバイしていた。彼ら…というよりアイドルの2人とコリエンテはメガネやらヘアアレンジやらで変装してはいたがそれは知っている者から見れば分かる程度のものだった。見ると雫のスイマーギタリストはセンターを陣取り愛用のギターを構え堂々とスタンバイ。ST☆RISHの古風な御曹司はキーボード前に立ち、QUARTET NIGHTの伯爵はエレキベース、もう1人の少女はサイドギターを持って前を見つめている。ギラギラメガネ団のサーファーはといえばドラムセットに座りキラキラした瞳で観客席を見渡していた。
- ヴェニシリン探訪記 ( No.306 )
- 日時: 2016/08/22 15:48
- 名前: ユリカ (ID: vEgGwqGr)
タートル「おいコリエンテー!?お前何飛び入り参加してんだ!?一体何がどうしてこうなってんだよ!?」
水精霊族のミューモン「ねえちょっと!?あの子しるきゃぷ被ってないけどこの街出身のコリエンテちゃんじゃない!?何でコリエンテちゃんがステージにいるの?」
水イヌ族のミューモン「…あれ?あのキーボードの人ってST☆RISHの真斗君に似てない?」
トビウオ族のミューモン「確かに…。他人の空似の割には凄く似てるよね。それにあの人もほら!QUARTET NIGHTのカミュ様だわ!」
タロー「皆人気者だねー」(・ω・)
コリエンテ「コリエンテ?一体誰のことかな?…あたしたちは神出鬼没のニューバンド『パシフィカ』!あたしはメインギターのCORIE!こっちからサイドギターのSONO、ドラムのTARO、キーボードのMASA、ベースのCHRISだよ?」
タートル「何だよその微妙なネーミングセンスは!?何でもローマ字にすればカッコ良くすると思ってるだろ!?バレバレなんだよ!?」
カミュ「黙れ愚民めが。そんなことはどうでも良い。…お前たち、俺たちの演奏を聴くのか?聴かないのか?」
美園「言っておきますけどこんな機会後にも先にも滅多にないですよ;」
ウエンディ「待って!聴くわ!聴きます!」
観客「あいつらの演奏聞くより全然マシだ!頼む!」
真斗「その言葉を待っていた!…では行くぞ。TARO、頼む」
タロー「OK、MASA!んじゃ、行っくよー!1、2、3!!!」
そこから勢い良くシンバルが鳴らされ、彼らの演奏が始まった。彼らの演奏が始まった途端会場は一気に色付き、多くのミューモンや観客たちが釘付けになる。大根の演奏とは比べものにならない、いや比べるまでもないものだった。演奏が始まってすぐ多くの者たちがより良く演奏を聴こうと身を乗り出す。ちなみに大根たちは演奏が始まる前に勇気ある観客たちによってステージから引きずり降ろされました。
カップルの男性「メインギターの女の子、すげえな…。何つーか指だけじゃなくてこう、体全体で弾いてる感じがするよ。つかあの子演奏はすごいのにさ、センターいるのに歌わないんだな;」
カップルの女性「でもあの男の人たちの歌声、とっても素敵…!低音と中音が絶妙に絡み合って、響き合ってる…!!!」
学生「つかあいつら演奏もすげーな。特にキーボードの奴の指、見た?水流みたく流れるように動いてるんだけど」
ウサギ型ミューモン「絶対経験者だよね。うわっ、ベース体に響いていい音する!」
カエル型ミューモン「ドラムの男子もいいなー。迫力あるし、こう叩いててものすごく楽しそうな顔してるしさ!見てて何だか元気出る」
ビラ配りのバイト「いや、サイドギターの女の子も中々だよ。俺が見るにあの子が演奏の全体を観て調整してるな。一歩引いてる感じだから目立たないけど」
大根「」←もはや文句を言うことも出来ない
ステージで演奏する中、彼らは昨日のことを思い出していた。ST☆RISHの古風な御曹司が提案したことはまさにこれであり、賄賂やコネや自分たちが好き勝手やるだけのために音楽をやる大根共への制裁を考えたのだ。それは大根の直後に自分たちが登場し、圧倒的な実力と覚悟の差を見せつけるというものだった。
コリエンテ「…え?あたしたちで演奏?別にあたしはギターやってるから良いけどさ」
真斗「おそらく大根たちWRは自らの欲を満たすためだけのためにイベントに参加し、楽を嗜んでいるのだろう?おそらく碌に練習もしていなかったとみている。だからアイドル時代の歌も最低と言われたのだ。人前に立つ者としての覚悟がなさ過ぎる。…俺の個人的な話になるが、俺は実家を勘当覚悟でこの道へ進んだ。そういった輩に音楽を語って欲しくはない」
タロー「確かに楽してデビューして活動なんて虫が良すぎるよね。俺やギラギラメガネ団の皆も学祭前にめちゃくちゃ練習して、見てくれる人のためにパフォーマンスするもん。それがすっごく嬉しくて楽しいし、やり甲斐あるから!それはプロもアマチュアも同じでしょ?」
カミュ「その件は同意する。全てを完璧にこなすのは伯爵として当然の嗜みだが、寿も黒崎も美風も同じ心意気だ。だからこそ同じユニットとして成立している。これは俺の独り言だが、この世界にやって来てあらゆる音楽関係者を見た。そしてあのユーリが君臨しているクロスオーバーワールドの頂点も。…あの眺めは一体どういったものなのか、それを知りたい欲が出て来た。だからこそ今こうして芸能活動に励んでいるし、下衆かつ中途半端な大根共を見逃す訳には行くまい」
美園「(素直じゃない人ね;)その大根だけど、資料にも大根は賄賂とコネで芸能界入りしたって書いてあったものね。色々救いがなさ過ぎるわ;その上、昨日の暴挙ですもの…!!!」
コリエンテ「自分たちのことをそんなに知らない人が多い世界をわざわざ選んでるってところがすごくムカつくよね!セコいしズルいし中途半端だしでそんな奴らとライバルなんてお断り!…いいよ、この5人で大根を真正面からぶった切ってやろうよ!」
タロー「もう絶対悪さが出来ないようにね!期間限定スペシャルユニット成立だね!」
美園「1日限りだけどね;」
美園(タロー君走り気味だからちょっと抑えて!カミュさんここのパートは歌に集中して、演奏は私たちでカバーするから!真斗君はこのペースでラスサビまでキープ!コリエンテちゃん、あなたはもうちょっと飛ばして大丈夫。遠慮しないで突っ走って!)
タロー(オッケー!観客の皆も凄く良く聞いてくれてるよ!)
カミュ(分かった。ヴェニシリンの住人たち、それ相応に良い耳は持っているようだな)
真斗(とても良い空気だな…。この時間がもう少し長く続けば、と思うのは欲だろうか…)
コリエンテ(ダメだよ真斗、あたしたちにはまだ大事な仕事があるんだから!…よーし、ラスサビ行くよ!思いっきり飛ばし尽くす!!!)
やがて演奏が終わり、会場はスタンディングオベーションと拍手の嵐に包まれた。その光景を見ながら呆然としていた大根だったが、ふと我に帰り演奏の邪魔をした5人へ噛み付く。
- ヴェニシリン探訪記 ( No.307 )
- 日時: 2016/08/22 16:49
- 名前: ユリカ (ID: vEgGwqGr)
ハム田「おいお前ら、ふざけんなよ!せっかくの俺らの演奏を邪魔して自分たちでやりやがって!そんなことが許されるとでも思ってんのか!?」
モブいち「俺らに何か恨みでもあんのか!?ああっ!?」
モブ次郎「ちょっと待て!…こいつら良く見たら昨日の奴らだぞ!?逆恨みもいい加減にしろよ!」
モブ三郎「せっかくのステージで恥をかかせやがって!」
モブ四郎「客の目をお前らの方向に持っていきやかって!どうお返ししてやろうか…!?」
コリエンテ「ふざけないでよ!確かに飛び入り参加したあたしたちもあたしたちだけどこっちはイベントのスタッフさんに言って了承して貰ったんだよ?ルールも守らないで勝手に暴れるあんたらに言われたくない!」
タロー「それに君たちが何をしたのか分かってそれを言ってんの!?」
モブ次郎「はあっ!?何のことだよ!?」
美園「人の嫌がることはしちゃダメだって親や先生に言われなかった?良い年して恥ずかしいとも思わないんですか?」
モブ四郎「知らねーよ!俺たちは何もしていない!」
真斗「ほう、そうか。…このイベントに出場予定だった女子のギターを叩き壊した輩に何も言う権利はないと思うがな」
モブ三郎「し、知らないよ!お客さん、こいつらはペテン師だ!こんな奴らの言うことなんか信じちゃダメだよ!」
カミュ「ここまで来て白を切るつもりとはな…。下衆も下るところまで下れるか?元アイドル、『WR』の大根共!!!」
大根「!?…な、なんでその名前を…!?」
ウエンディ「WR?…私その人たちの名前、聞いたことがあるかも…」
シャボボン「確か〜、他の世界の悪名高いバンドだよね?」
飲み物配りのバイト「後輩をパシリにしたりファンや同業者の女の子を食い物にした挙句、人気アイドルをリンチして芸能界を追放されたっていう(ある意味)伝説の…」
お菓子配りのバイト「確かどこかで逮捕されたって聞いてたんだけど…;」
彼らがわざわざステージに立ったもう1つの理由。それは多くの人物たちが聞いている前で大根たちの悪行を全て暴露するというものだった。ここでは知られていないと思っていた大根たちだが、そのメッキがみるみるうちに剥ぎ取られていくのが分かり、さすがに青ざめる。同時に観客たちも大根の悪名だけは知っていたのでざわめき始める。どうして誤魔化せていたのかは気になるが、他の世界への逃亡や整形や変装を利用していたのだろう…。
カミュ「大根共、貴様らはこの世界に来る前にも様々の悪行を重ねていたそうだな?確か窃盗や詐欺だったか。自らを知る者がいない世界に逃亡するためにも色々やらかしていると記されているぞ?」
モブいち「な、何でそれを知ってるんだよ!?」
真斗「本当に下れるところまで下っていたとはな…。自分を助けた少女に礼を言うどころか1日100件に渡るメールを送りつけてのストーカー行為、許す訳にはいかんぞ!」
モブ四郎「あれはお礼の気持ちを並べてたら文字数増えただけで…!」
コリエンテ「文字数増えた!?あれで!?都合の良いこと言わないでよ!?あんなの送られたら誰だって気持ち悪くなるわ!大体音楽やってる癖に相手の楽器を叩きつけたり踏み付けて壊すなんて本当最低だよね。これで元々イケメン(笑)で売ってたなんて笑えてくるんだけど?あんたたちよりタートル君やキンタさんやMIDICITYで頑張ってるバンドの皆、タローや真斗やカミュの方がよっぽどイケメンだっての!…あ、こいつらと比べるのは失礼だったね。皆ごめんね;」
ハム田「お前ら、よってたかって好き放題言いやがって…!」
正論を言われた大根共は真っ赤になってプルプル震え、それとは反比例して観客たちは絶対零度の冷ややかな視線で大根共を見ている。それに耐えきれなくなったのか自暴自棄になったのか、どこからかジャックナイフを取り出す。反応するもつかの間、ハム田はダッシュで旋律紡ぎし少女にナイフを向ける。
コリエンテ「園っち!」
ハム田「お前ら、それ以上言ってみろ!この女がどうなっても知らないぞ!さー言ってみろ!!!」
美園「…あなた、本当に救いようがないわね」
ハム田「ああっ!?黙れこのアマ!」
美園「よりによって、私を選ぶなんてね…」
ハム田が言い返そうとした次の瞬間、急に勢い良く噴き出した水柱がハム田をぶっ飛ばした。仰け反るハム田を尻目に手から離れたジャックナイフを氷結魔法で凍らせ、砕いて壊す。
ハム田「あばばばばば」
美園「ヴェニシリンって水の都だから水魔法と氷魔法が強化されるのかな?いつもより調子良いわ」
真斗「良かった、無事で何よりだ」
モブいち「ま、魔法かよ…!お前、俺たちにもやってみろ!命はないぞ!」
タロー「あ、言い忘れたけど俺たち5人全員水魔法か氷魔法の使い手なんだよね!ナカジ風に言うなら『水責めか凍傷かどっちか選べ!』ってやつかな?」
コリエンテ「ちょwwwナカジ言うじゃんwww最高www」
大根「」
カミュ「これ以上この茶番を続ける価値などない。早く終わらせろ。…おい、こっちだ」
伯爵の青年が手を上げて呼んだのは黒ずくめの男たちだった。彼らは手際良く大根に手錠を掛け、車に乗せるよう促していく。
モブ次郎「おい、お前ら放せ!」
モブ四郎「男に触られても嬉しくないぞ!」
モブ三郎「俺の実家から何されても知らないよ…?」
男1「私たちはWSTの皆さんの連絡を受けてやって来た国際警察の者ですが?…ああ、適合したぞ!確かにあの大根で間違いない!」
男2「甘くしたからつけ上がったんだなー。よーし、まずはどこの世界の裁判に掛けようか?1番やらかしたあそこからかなー?」
大根「」
コリエンテ「ざwwwまwwwあwwwプギャー!!!」m9(^д^)
こうして大根絡みの騒動は終結。奴らは国際警察に連行されていった。これから彼らはどうなるのかは分からないが、間違いなく2度と芸能活動は出来なくなるだろう…。
大根終了。感想まだ
- ヴェニシリン探訪記 ( No.308 )
- 日時: 2016/08/22 20:10
- 名前: ユリカ (ID: 6Z5x02.Q)
その後、大根騒動により一時大騒ぎとなったヴェニシリン音楽イベントだったが、何とか無事に終了した。関係はないが飛び入り参加だった「パシフィカ」は色々な意味で反則級だったため優勝することはなかった。
コリエンテ「あー、すっきりしたー!これでもうあいつらの顔を見ることは無くなるし、安心だね!」
タロー「イベントもめちゃくちゃになっちゃいそうだったもんね!本当良かったよー!」
真斗「上手い具合に収まって何よりだ。こういう場で輝くのはやはり夢に向かって真摯に立ち向かう者が1番良い」
カミュ「俺たちは本来観客席側のはずだったが、まさかこう転ぶとはな…。いつの間にか貴様らに絆されたということか」
美園「いや、きっとこれからもっと絆され「コリエンテー!」…あっ、コリエンテちゃん。お仲間さんが」
コリエンテ「マジ?…ウエンディー!タートル君ー!シャボボンー!」
ウエンディ「びっくりしたわ!でも無事で良かった!コリエンテたちがあの人たちに歯向かった時は本当ヒヤヒヤしたんだから!」
タートル「全くだっての…。いきなり進出鬼没ユニットだのイケメン(笑)だの言い出すしどうかしたのかと思ったぜ;…ま、あんたらもいたしどうにか収まって良かったってことだな」
コリエンテ「えへへ、心配かけてごめんねーwww」
シャボボン「あ〜、そうだコリエンテ、皆。会いたいっていう子がいたから連れて来たよ〜」
5人「え?」
泡ドラマー女子の言葉に首を傾げるも、後ろから現れた人影を見て納得する。そこには大根にギターを壊され泣いていたあの少女の姿があった。横にいるのは恐らく彼女のバンド仲間だろう。
バンド仲間「あなたたちですよね?今回はありがとうございました!うちのが世話になりました」
タロー「ううん、全然問題ないよ!今回のは俺たちが勝手にやったことだからね!そっちは何も気にしないで!」
少女「本当にお世話になりました!私、有言実行する人たちって初めて見ました。皆さんとても素敵でした!カッコ良かったです!」
コリエンテ「カッコ良かった!?え、マジ!?やったー!」
タートル「おいコリエンテ、お前調子乗るんじゃねえよ;」
カミュ「当然だ。俺は発言を違える男ではない」
真斗「それは何よりだ。…そうだ、新しいギターの件だが…」
少女「はい、聞きました!ポップンワールドの楽器屋さんが提供してくれるって…!何から何まで本当にありがとうございます!」
美園「あなたのされたことを考えたら当然のことよ。これから色々あると思うけど、バンド活動頑張ってくださいね」
少女「はい。あの、重ね重ねになるけどもう一度だけ言わせてください。本当にありがとうございました!…それと今日から皆さんのファンになります!!!」(目キラキラ
タロー「え、俺のファン!?マジで!?嬉しいなー!あ、ナカジやサユリちゃんたちもよろしくねー!」
コリエンテ「えー、違うでしょ!あたしのファンって言ったらやっぱり雫のファンだよ!」
真斗「7人と多いが俺たちST☆RISHもよろしく頼む」
カミュ「馬鹿な、クロスオーバーワールドの頂点に立つ高貴なユニットはQUARTET NIGHTに決まっているだろう」
美園「あはは…;」(せっかくいい感じに終わろうとしてたのに;)
こうして、ただの観光で行ったつもりで赴いた彼らのヴェニシリン探訪記は幕を下ろした。観光自体は中途半端で終わってしまった上に毎度毎度トラブルに巻き込まれては堪らないが、たまにはこういう経験も貴重なものだ。今度は他の仲間たちも連れて行こう、自分の故郷やおすすめの場所に人を誘うのも悪くない。それにお礼を言われるためにやっている訳ではないが、やっぱり晴れやかな笑顔を見ると気分が良くなると全員心に刻んだのだった。
ウエンディ「あ、そういえばコリエンテに皆さん。今ツイッターや某2525動画で見たんだけど、あなたたちのステージがネット上で取り上げられていたわよ?」
5人「ゑ?」
「おまけ」ある組織のLINEにて
ポップミュージック論:今日はあのうるさいバカタローがいないな。あいつは毎日騒ぎ立ててうるさいからいないとせいせいするぜ
運命浄化:とか何とか言ったって、やっぱりいないと寂しくなるんだろ?
希望厨:ナカジ君はツンデレだからねwwwしかもその割合は至高と言われる8:2と9:1をブレンドした黄金比!これこそまさに、ツンデレ界の希望だよ!
ポップミュージック論:お前らまとめて刀の錆にするか悪霊に魂食わせるか選ばせる。待ってろ
運命浄化:おいやめろ
巻ちゃんじゃないよ嶺ちゃんだよ:きゃー!ナカちゃんったらツンデレさんなんだからー!
希望厨:まあそんな彼も愛するサユリちゃんの前ではツンデレ割合が急激に緩くなるんだけどね!これはノマカプ厨の皆にとっての希望にもなるね!
巻ちゃんじゃないよ嶺ちゃんだよ:おおっ、ラブラブ注意報発生中ってやつ?台風より激しいラブだね!ヒューヒュー!つチュッチュスタンプ
ポップミュージック論:テメェら2人は極悪期の菅原道真の悪霊に食わせてやる。待ってろ
希望厨:NOOOOOー!!!!!
超高校級のバーロー:自業自得だバカ枝。ナカジ、やってやれつゴーサインのスタンプ
紙飛行機:こらこら、あまりナカジ君をからかい過ぎたらダメだよー。ナカジ君もすぐ物騒なこと言わないのつ「ケンカはやめて」のプラカード持ったウサギのスタンプ
巻ちゃんじゃないよ嶺ちゃんだよ:サユリちゃんお助けー!…あ、ミューちゃんもいないんだよね。今年は暑いからミューちゃん発絶対零度の「愚民が」視線がないと何となく物足りないんだよね。この間もそんな感じで見られて一気に涼しくなったよ!
燃えるアルケミスト:お前、それはガチで呆れられてんじゃね?
平成ROCK:嶺二はバカだからな。ま、俺はアイツがどっか行ったのはせいせいするぜ
元シャーロット:カミュさんいないのはすごく寂しい;美園ちゃんもいないし…;
ばよえーん:え?ちょ、ゴメン!誰がいないんだっけ?
木漏れ日ホライズン@仕事終わったよー:マサもいないよー。コリエンテちゃんに誘われて水の街に行ってる!
治癒四天王和食担当:結構いないねー
ぷるぷるにゃんこ:いつも賑やかだから皆いないと寂しいにゃん
勇者王:今頃あいつら海辺でランデブーしてるんだろーな!
男気全開:いや、聖川は別の問題が…;今暇だしテレビでも見るか
黒歴史掘り返さないでください@営業なう:ちょうどその街で音楽のイベントがあるそうです。ちらりと聖川さんたちが映るかもしれませんね
コズミックハリケーン:そうだぬ!?
プリズムスノー:どうしたの風雅!?何があったの!?
この人のヘアピンがすごい!:誤爆で腹筋やられたけど何かありそうなので待機なう
コズミックハリケーン@誤爆恥ずかしすぎるOTL:ちょ、皆がステージ出てる!演奏してる!
あざと学主席:ちょ、嘘でしょ!?何で!?
コズミックハリケーン:僕も知らない!皆テレビ見て!クロスオーバーちゃんねるで観れる!
牛乳黙示録:あああああー!!!!!マジだ!あいつらいやがる!?
ポップミュージック論:あのバカ何やってんだ!?
黒猫ハピネス:マサトー!?何をしているのですか!?ぎにゃー!?
黒歴史掘り返さないでください:ひひ聖川さんがすたーりっしゅを、だだだ脱退など
格闘少女:お前少し落ち着け
元シャーロット:カミュさんカッコ良い!
不器用お嬢様:さすが音楽関係者揃い、演奏は見事ですわね
ミレニアムの少女:…ねえ、あの目と口と鼻の穴がっつり空いてる人たち、もしかしてあの大根じゃない!?
マンチカン:え?何で大根が私たちの世界にいるの?
希望ヶ峰学園版なのはさん:これは裏がありそうだね
苗木LOVE探偵:苗木君、一応国際警察に伝えておいた方がいいかしら
希望ヶ峰学園版なのはさん:そうだね、もし出来るならそうして貰えると嬉しいな
御曹司(笑):苗木に霧切、お前らそのアカウント名はどうにかならないのか
おーわれ
久しぶりに裸族のらの字も出ない話を書いた気がする。最後にりゅーとさん、勝手に大根出して申し訳ありませんでしたOTL
感想OK