二次創作小説(映像)※倉庫ログ

芸人パロ+α ( No.93 )
日時: 2015/07/26 16:31
名前: ユリカ (ID: xXhZ29pq)

「更新前の独り言…というより近況」

サクラ大戦イエーイ!(某2525でプレイ動画見ながら)

烈「つかお前最近サクラ大戦の話ばっかしてんじゃねーか!かなり昔のゲームだし分かる人あんましいないだろ!!!」

いいじゃん好きになったんだから!ちなみにハマった経歴は、

親戚の集まりでカラオケに行く→仲のいい従兄弟がテーマソングの「ゲキテイ」を歌ってた→いい曲だと思って従兄弟に曲と何のアニメ(ゲーム)かを聞いた→ようつべや2525で調べた→実況動画閲覧→花組皆可愛いじゃねーか←今ここ

初見時は「主人公はともかく他は皆イロモノばっかじゃねーか」と思っていたけど、今は皆お気に入り。マリアさん可愛いよマリアさん。

風雅「その割に初見時は現在の最萌キャラを男と勘違いしてたけどね」

うっ…。だって、あのようつべのサムネは勘違いするってば…;(詳しくはようつべで「檄!帝国華撃団」と検索→1番上の動画のサムネチェック。左端と右端の子が男にしか見えない)
ちなみにその従兄弟は他にも「魔理沙は大変なものを盗んでいきました」や「チルノのパーフェクトさんすうきょうしつ」を熱唱してたりしました(しかもめっちゃ上手いwww)www私は「女々しくて」を完コピしましたwww
他にものりはさんに影響されてパンチアウトやセブンスドラゴンに興味を持ったり、お金がなくて買いそびれたFEifを予約したりポップンやったりQMAで賢者を目指したりしています。グリフィンリーグですら勝てねえ…;(ちなみにマイキャラはマヤちゃんです。どうでも良かったらスミマセン;)

風雅「というか作者の好きになるゲームって、どちらかというと古いの多くない?」

薦められた&昔のゲームにハズレは少ない!多分。今もPS2で太鼓の達人するしね。昔のゲーム楽しい。








リハビリも兼ねて短編を更新。ある芸人ネタのパロディーです。このネタ、知ってる人も多いんじゃないかな?実はユリカはお笑いも結構好きなんです。「キャラじゃない」と思われてたので昔は隠していたけど…。最近久々にエンタの神様を見たけど面白かったな。










矢島「ったく…。誘ったのはあいつの癖に…」

とある日曜日、WST誇る格闘少女は街の映画館にいた。しかも1人で。背が高く真っ直ぐ長い黒髪の彼女は目立ち、見る人が振り返る。その度に居心地悪くなる。
実は彼女は友達の真理子と映画を見に行く約束をしていた。ところが、前日になって真理子側に親戚関係の用事が入ってしまった。そのため真理子はキャンセル、彼女1人が映画館の前で突っ立っているという奇妙な状況になっている。ちなみに余ってしまったチケットが勿体無いので友人やWSTメンバーに声をかけてはみたものの、ある者は仕事だったり、またある者はデートだったりで全員撃沈。

矢島「全く、どいつもこいつもただでさえ暑いのにイチャコラしやがって…。でも、たまには1人で静かに観るのも…まあ悪くないか」

こうしてぼやきながらも満更ではないらしく、黒髪の少女は映画館へと入っていった…。





映画館で観る映画ってドキドキしていいよね

芸人パロ+α ( No.94 )
日時: 2015/07/26 17:25
名前: ユリカ (ID: xXhZ29pq)

予告編も楽しむのが映画の醍醐味(笑)

映画館に入り飲み物とポップコーンを買った格闘少女は指定された席へ。日曜日なのだがそれなりに空いており、あまり遠慮せずに楽しめそうな雰囲気だ。と、入った時間がギリギリだったのか照明が落ち、館内が暗くなる。そしてスクリーンに映像が映し出された…。

矢島「そういや、映画が始まるまでは予告編が流れるよな?それも見ておくのも悪くないか」





BGM:某ETのテーマ





と、突然某壮大なテーマミュージックが流れ出し、館内もざわめき出す。スクリーンには夜空と大きな満月をバックにカゴ付き自転車に乗った少年のシルエットが映し出される。カゴには小さな生物が乗っているようだ。と、バックは変わらず少年と生物の人差し指が徐々に近づくシルエットに移り変わる…。

矢島「…これって、まさかアレか?中学の授業でも見せられた『あの』映画…?まさか、新しくリメイクして上映するのか?」

懐かしの映画に思わず身を乗り出す。そして最後に映し出されたのは…。










「ETC」と表示されたテロップと数々の車だった(爆弾投下)

矢島「いやCMかよ!てっきりE.T.の予告かと思っちまったじゃねーか!紛らわしいCM作るんじゃねーよ!期待して損したわ!!!」

まさかのフェイントに思わず脱力。ここでファンファーレとともにスクリーンに「新作映画情報」と書かれたテロップが流れた。どうやらここからが予告編の紹介らしい。

矢島「ああ、ここからかよ…。まともな予告なんだろうな…?」

警戒しながらもスクリーンに注目。やがて柴犬と小さな女の子が共に走る場面は映し出される。テロップには「HANAKO〜犬と少女の物語〜」というフォントがある。

矢島「最近よく出てきた動物系の感動映画か?どんなストーリーだろ?」

動物と人間のヒューマンドラマは期待出来るものが多い。本人も犬は嫌いではないため興味があるようだ。身を乗り出し、スクリーンに映し出される文字を確認する。










「全米動員数第63位!前売り券・チケット共に売れ残り多数!ノミネート候補予定すらなし!全米が鼻で笑った!」
矢島「誰が見るかそんな映画!!!」

思わず拳を肘掛に叩きつけたため、音が鳴る。微かに期待していたらしいヒューマンドラマが駄作であることを知りがっくし肩を落とす。というかこの予告編、相当下手な人間が作ったよな?ここまで面白くなさそうな予告もある意味初めて観る。普通はどんなに面白くなくても面白そうに作るものだろ。
そこまで面白くないなら逆に見てやろうかと考える格闘少女を他所に次の予告が始まる。スクリーンが一転して暗くなり、大きな白いフォントで「あの大作が遂に映画化!」と映し出される。

矢島「あの大作…?なんかのドラマか漫画か何かか?」

見ていけば分かるだろうと思い、静かに次の場面を待つ。大作や話題になった題材を映画化するのは知名度をアピールするのと同時に、大きなプレッシャーとなる…。

「あの巨匠スピルバーグが絶賛…してくれたら嬉しい!」
矢島「は?」
「たくさん笑って泣いて欲しい!いっぱい観に来て欲しい!ついでにノミネートされたらもっと嬉しい!」









「来週あたり、撮影開始!」
矢島「いや、まだ撮ってすらいなかったのかよ!!?早く撮れよ!!!」

なんと撮ってすらいなかった映画の予告編が流れたことに思わず立ち上がる。そもそも、予告編って出来た映画の魅力をアピールするために作るものだよね?なんで予告編作ったし。つかこれは予告編というより願望を表したものじゃねーか。そう言いたくなる気持ちをただただ抑え、シートに着く。





これは酷い予告編だ

芸人パロ+α ( No.95 )
日時: 2015/07/26 19:27
名前: ユリカ (ID: xXhZ29pq)

暴走予告はまだまだ続く



BGM:某名探偵のテーマ

呆れ果てた彼女がシートに着くと同時に次の予告が始まる。某国民的有名な探偵アニメのメインテーマをバックに、興味をそそるテンポの良いナレーションが響く。

「シリーズ史上最難関の謎!難事件にコナンが挑む!」
矢島「コナンか。コナンは安定してるから大丈夫そうだな。今年のも面白かったし、次は真理子達と見に行くか…」

長寿アニメの劇場版は面白く、予告も変なものではないだろう。安心した彼女はシートに腰を沈め、次の場面を待つ。今度はインタビュー形式であり、試写会に訪れた観客の感想が寄せられていた。

女性2人組「コナン最高!」
男性「衝撃の展開に一瞬も目が離せません!」
矢島「やっぱりコナンは面白いだろ。これは特別編か?見に行こうかな…」





少女「犯人は毛利小五郎」
矢島「何で犯人言うんだよー!?」

まさかのフェイントその2。予告編にして犯人が暴かれたことに彼女は拳を握り締める。そもそもコナンは探偵漫画だ。醍醐味は「犯人は誰か?」という推理。最初から犯人が分かってしまったら面白さも半減してしまう。そもそも毛利小五郎が犯人って、一体どんな事件?呆然とする彼女をよそに、次の予告が流れ出す…。



「日本全土を揺るがした、あの事件…。事件発生から解決までを追った長編ドキュメンタリー」
矢島「ドキュメンタリー?それも映画化するのか…?」

今度の予告はドキュメントものらしい。フラッシュをたくカメラ、映し出される会見会場、続々刷られる号外…。スピード感ある演出に彼女は釘付けになる。これなら面白いかもしれない。期待して見ることが出来るかもしれない…。

矢島「一体、どんな事件を追った長編なんだ…?」











「タブー、ウンコダブルブッキング事件!」
矢島「誰が見るかそんな事件!ミントハゲが犬のウンコを踏んだ奴なんでどうでもいいわ!」
「今回はウサギのウンコも踏んだ!」
矢島「だからどうでもいいってんだろ!つかそんなのを見たいと思う奴はいるのかよ!!?」

はい、これはミントハゲが犬とウサギのウンコを両足で踏んだショックで大暴れしたという大変下らないものでした(爆弾投下)。
説明すると以前ミントハゲはスマブラ女子だけでは物足りず、あらゆる世界の女子や幼女の下着を盗もうと暗躍したことがあった。誰にもバレないように画策したつもりだったらしいが、タブーの暴走を予想したWSTメンバーが保険として犬とウサギのウンコを用意。「多分ミントハゲなら引っかかるはず」と思って用意されていたのだが、まさか本当に引っかかるとは思っていなかったらしく、爆笑と悲鳴の飛び交う阿鼻叫喚の場面となった…。つかこんなのをどうして映画化したし。
そんな下らないスマブラXラスボス()の珍事件を思い出し頭を抱える彼女をよそに、新たな予告編が始まる。



「あのSF大作が遂に映画化!」
矢島「そんな大見栄切って…。今度もどうせ下らない予告なんだろ?」

そろそろ真面目に見てツッコむのも疲れてきたのか、なげやりになりつつある格闘少女。だが、それは裏切られることになる。

「世界を脅かす殺人ウィルスの大量発生」
「世界を救うため、彼はたった1人で立ち向かう」
「NO WAR」
「LOVE & PEACE」

シンプルながらも強烈、かつ引き込まれるような煽り文句。静かで、それでいて心に残る予告編の演出に投げやり気味だった彼女の顔つきも変わる。彼女はどんどん映画の世界に引き込まれていく…。

矢島「これ…。いいじゃんか。見に行くならこれにしようかな…」
「HAHIHUHEHOー」
矢島「ん?ハヒフヘホ?」
「アイトーユウキダケガトモダチサー」
矢島「……;」









「let's go アンパンマン!」
矢島「いや、アンパンマンの予告かよ!無駄にカッコいいなオイ!確かにばいきんまんはウィルスだけどさ!?」

あのカッコいい予告が、まさかのアンパンマン。そのギャップに脱力とか、そういう言葉では言い表せない疲労を感じていた。確かにばいきんまんはウィルスであり、アンパンマンは正義と平和のために日々立ち向かうヒーローである。しかし、いくらなんでもここまでカッコよくしなくても…。一瞬本気で見に行こうと考えていた自分が馬鹿馬鹿しくなっていた。





アンパンマンwww

芸人パロ+α ( No.96 )
日時: 2015/07/26 20:03
名前: ユリカ (ID: CejVezoo)

酷い予告編の猛ラッシュにKO寸前にまで追い込まれている矢島華。さて、続いて流れ出したのはどこかで聞いたことのあるBGMだ。

BGM:世界の中心で愛を叫ぶメインテーマ

かの感動作と言えるドラマに思わず態勢を立て直す。スクリーンを確認すると、新たな予告編が始まっていた。

「日本中が泣いた…。あの『世界の中心で愛を叫ぶ』のスタッフと、」

BGM:アルマゲドンテーマ

「名作『アルマゲドン』のスタッフがコラボレーション!」

矢島「あの2作のスタッフがコラボするのか…!?」

まさかの豪華キャストに思わず腰が浮く。「世界の中心で愛を叫ぶ」は友人達にオススメだ、絶対読んだ方がいいだの押し付けられて見たのだが、そのストーリーに思わず彼女も涙ぐんだ記憶がある。そのスタッフと名作「アルマゲドン」がコラボレーション。これは期待せざるを得ない…!さて、その映画のタイトルは…!?









「『世界の中心で叫マゲドン』」
矢島「くっそひでえタイトルだなオイコラ!!?こんなタイトルじゃ誰も見に来ねーよ!?チケット買うのも恥ずかしい!!!」

スタッフはいい、煽り文句もいい、内容も期待出来そうだ。しかしタイトルが致命的である。とにかくダサい、ダサ過ぎる。この時代、映画のチケットはネットでも買えるようにはなった。だけどこんなタイトルの映画なんてクリックしたくない。というか「叫マゲドン」って語呂悪くない?叫ぶのか叫ばないのかはっきりして欲しい。そもそも何を叫ぶの?



矢島「誰が見るか叫マゲドンなんか!次行け、次!!!」

やけくそになって叫んだと同時に新たな予告が始まる。そのタイミングの良さに思わず驚くも、スクリーンに注目。と、そこにはまたまた良く知られた映画のタイトルが映し出されていた。



「それでも僕は、やっていない」
矢島「ああ、冤罪をテーマにしたあの映画か…。あれは面白かったな」

冤罪や冤罪に晒された者を鋭く描いた名作に思わず唸る。今度は続編が出るのか?そう考えていた矢先だった。

BGM:アルマゲドンテーマ

矢島「……」
「あの名作と『アルマゲドン』のスタッフが夢のコラボレーション!」









「『それでも僕はやるマゲドン』」
矢島「またかよコンチキショウがあああああー!!!」

予想通りの展開になったがちっとも嬉しくない。というか外れていて欲しかったよこの野郎OTL
さて、そんな彼女がガックリ膝が着く中、時間的に最後の予告編が始まったようだ。最後の予告編はアニメ映画らしく、和服姿の小さな可愛らしい少女がくるくる回る。見たことのある絵柄に固まる矢島。この音楽、演出、どうあがいてもかのトトロなどで知られた映画会社の、話題になった最新作だが…!?









「『たけマゲドン』」
矢島「ふざけんじゃねええええええええええー!!!!!!しばくぞコンチキショウがああああああああー!!!!!」





こうして、波乱万丈の予告編ラッシュは終了した…。その後は普通に映画が上映された。映画自体は中々面白いものだったが、彼女は行ったことを後悔したという。

真理子「華ちゃーん!こないだはドタキャンして本当ごめんね!で、映画どうだった?」
矢島「聞くな」
真理子「え?そんなにつまんなかったの?」

終われ





「後書き」
はい、という訳で陣内智則ネタのパロディーでしたwwwこのネタは大好きだけど、改めて自分で文書に起こすととにかくひどいwwwこんなふざけた予告編作ったら絶対クビになるわwww余談ですが、このネタを見た時に「こんなカッコいいアンパンマンなんて見てみたい」と思ってしまった私は間違いなく負け組確定。もし元ネタを知らない方がいらしたら某ようつべにネタが上がっていますので、ぜひご覧下さい。私は 腹筋崩壊しました。オススメです。






感想どうぞー