二次創作小説(映像)※倉庫ログ

一番なのは君! ( No.231 )
日時: 2015/12/17 20:43
名前: マルガリータ ◆Ywb2SqBO2Q (ID: CjSVzq4t)
参照:

 一目惚れってさ、何か運命を感じるよね。この子が好きって思うと……愛おしさや献身心が込み上げて来て、この子の為なら、ぼくは命を投ずることだって出来る! 怖いものは何もない!ってね。
 ぼくにはね、初恋の相手がいたんだ。種族はイーブイで、とっても可愛い女の子なんだ。彼女を一目見た時、感じたんだ。あの子とずっと一緒にいたい。仲良くなりたい。君が大好きなんだって。これが、恋なんだって気付いたんだ。
 ぼくはイーブイに沢山アプローチをした。花を積んであげたり、そのイーブイの主のトレーナーと戦って良いところを見せ付けようとしたりね。……でも、そのイーブイはとっても人見知りで、仲良くなるには時間がかかるらしいんだ。少しでも彼女が、ぼくを振り向いてくれるなら……ってぼくは沢山努力をしたけど、あの子はなかなかぼくのことを見てくれず、失敗だけが重ねられていく。
 その後フレア団と比べ物にはならない位のよくわからない組織が現れて、イーブイのトレーナーのポケモン、そのトレーナーのポケモンを奪っていった。これはチャンスだって良いことどりをしようとしたけど、此処はチームワークがなきゃ駄目だって言われた。悔しかったけれど、その人が正しい。ぼくはトレーナーのポケモンたちと力を合わせて、その人たちをやっつけた。
 それでも、イーブイはまだぼくと打ち解けてはくれず、結局失恋のままぼくの初恋は終わった。その後、可愛いブースターを見つけたけれど……恋愛って難しいんだね、どんなにアプローチしても、叶わない。叶わないんだ。



 とぼとぼと項垂れながら歩いていると、カルムが立っていた。ああ、ぼくは見知らぬうちにカルムから離れていたんだっけ。
 ぼくと目が合ったカルムは青の瞳を歪ませながらぼくの元に走って来る。

「ハリボーグ、良かった……!」

 そしてその後、痛い位にぼくを抱き締めてくる。よく見ると、カルムの服が汚れているのに気付く。こんなにもぼくを心配していたのか、彼は。
 カルムはぼくを開放させて、笑う。

「急にいなくなってどうしたんだよ? 何か美味しいものを見つけたとか? そんな訳ないか。全く、心配させるなよっ」

 ……ああ、今気付いた。例えどんなに可愛いイーブイでも、どんなに可愛いブースターでも、世界一可愛いポケモンがいたとしても、ぼくの一番は……カルムだ。カルムはぼくに手を差し伸べてくれた。御三家の中でも弱くて、ダサくて、人気のないハリマロン─ぼく─を、彼は迷い一つなく選んでくれた、光なんだ。

「さ、ポケモンセンターに戻ろう!」

 ニカリと笑うカルムを見て、ぼくは頷いた。
 ……そうだよ、イーブイやブースターよりも、一番大好きなのはカルムなんだ。だから今のぼくがいる。此処に存在しているんだ。
 ぼくを選んでくれたあの時、嬉しさが勝っていたから気付かなかったけれど……恐らく、恐らく──





 恐らくぼくは、貴方に恋でもしているのでしょう






アニポケ参考。うろ覚えなので矛盾があるかも
ブリガロンにもサトシゲッコウガみたいな奴がないと、ハリボーグが二代目レッドフードみたいになりそうで怖いです。だけどジェイソンさん好きです。アニメしか観たことないけど
というか、ハリボーグにガチホモ疑惑が立ってるよおお……。マルガリータはBLよりもNL派(特に地球人×火星人)なのでこれは大ダメージです
取り敢えず言いたいのは、ブリガロンやマフォクシーにも何か下さいゲーフリィィ……