二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 【ダンジョン募集】ポケットモンスター_ナナイロ冒険記_第二部 ( No.103 )
日時: 2015/09/18 20:19
名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: VXkkD50w)


短編その12『駄目?』

・・・・

アリサとカズキに勝利した後控え室での出来事。

「たくっ…あのバカップル共め…」

リュウトはカズキ達の愚痴を言いながら缶ジュースの蓋を開けグビグビと飲む。隣にいるヒメは缶ジュースを持ったままで飲む様子はなくずっと下を向いている

「……飲まねえのか?ミックスオレ好きだろ?」
「リュ、リュウト……その…やっぱり駄目ですか?」

駄目?一体何のことだろうか?とこれが漫画だったら頭の上にハテナのマークでも浮いているだろう、ヒメの声は少し震えて悲しそうだ。

「…………やっぱり、人間じゃないと駄目なんですか?」
「・・・・・え?」

リュウトは思わずキョトンとしてしまった。思いもよらない一言だったからだ。

「そのさっきのカップルトレーナーをとても羨ましそうにしてました。リュウトも『人間』のコイビトがほしいって事ですか?わたくしはポケモンだからリュウトのコイビトには…わたくしが人間だったら」

これは遠回しに告白されてるんではないかと思うリュウト。やれやれと首の後ろに手を置き「はぁ…」と溜め息をした。

「別に…『人間』だとか『ポケモン』だとか関係ねえだろ気持ちの問題じゃねーの?あと!わたくしが人間だったらってのは間違ってるぞ。俺はポケモンのお前が好きなんだ。きっとポケモンじゃなかったらお前に会えなかったと思うぜ」

リュウトの真っ直ぐな視線に恥ずかしく目を逸らしてしまうヒメ。

「まあ、どうしても人間になるっていうなら綺麗なお姉さんになれよ、ばいんばいんだぞ」
「なんで最後の最後で雰囲気をぶち壊すんですかアナタは!?」

ヒメはバシッとリュウトの身体を叩いた。

・・・・

END

余談
不思議の超ダンジョン発売おめでとうございます。ポケダンの小説書いてみたくなったりなかったりですw僕も近いうちに買いたいと思いますw