二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 【ダンジョン募集】ポケットモンスター_ナナイロ冒険記_第二部 ( No.120 )
- 日時: 2015/09/22 08:15
- 名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: VXkkD50w)
【第36話:決勝戦】
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その後リュウトは三回戦、四回戦と勝ち進んだそして遂に決勝戦にやってくる事が出来た。まさか本当にここまでこれるとは予想だもしていなかった。最終戦のルールは手持ちの中から一匹係員がランダムで選ぶ。選ばれた一匹同士のタイマン勝負である
リュウトは手持ちを全て係員に渡す。試合直前にその選ばれた一匹が渡されるようだ。
「まさか、リュウトがここまで勝ち進むなんてね〜わたくし三回戦で負けると思ってましたよ。」
「だな…。俺でもビックリだよ」
自分の成長ぶりに自分でも驚いているリュウト。ブラック団との戦いが生かされているようだ。ヒメと雑談してると時間がやってきた。控え室から出て会場に向かう
・・・・・
「さて、このピチューカップツギハギ大会もとうとう大詰め!決勝戦ですっ!!マイケル選手vsタイヘイ選手の戦いです!!」
「あいつかよ!!」
リュウトの最後の相手はあのタイヘイだった。リュウトは思わずツッコミを入れてしまう。まさかタイヘイが勝ち進んでいるとは思いもしなかった
「やあ、マイケル。ブリーダーの僕がまさかここまで勝ち進むなんて思ってもないよ。さあ!マイケル悔いのない戦いをしよう!」
「・・・・・・・・・うん」
係員からランダムで選ばれた手持ちの一匹が渡される。二人はゴクリと唾を飲みモンスターボールからポケモン出した。
「モォオオオオ!」
タイヘイのモンスターボールから飛び出してきたのはケンタロス。リュウトはすかさず図鑑でケンタロスの情報を調べる。
『たいあたりしてくるとき 3ぼんの しっぽで じぶんの からだを ピシピシと たたく。』
「強敵そうですね。リュウトも早く出さないと。誰でしょうね?ラッちゃんでしょうか?モンモンでしょうか?ロロでしょうか?」
リュウトもモンスターボールから手持ちのポケモンを繰り出す、それは意外な人物だった。
「ピィィィッ!」
「「なーっ!?」」
リュウトの手持ちの中から選ばれた一匹はなんとまだ産まれたばっかりで低レベルの『トゲピー』だった。トゲピーは指でかかってこいと言わんばかりにケンタロスを挑発する。
「元気の良いトゲピーだねマイケル、でも僕のケンタロスを舐めないでくれよ!ケンタロス!」
「モォオオッ!」
ケンタロスはちっこいトゲピーを鼻息で吹き飛ばす。鼻息で吹き飛ばされたトゲピーはコロコロと転がる。トゲピーはすぐさま立ち上がりリュウトに指示をくれと言う目をする
「あぁ?ん?う、うん……。ト、トゲピー!あまえる!」
トゲピーはケンタロスに可愛い笑顔で頬をスリスリとしあまえるがタイヘイのケンタロスは容赦なく尻尾でトゲピーを弾き飛ばす。
「くそっあんな可愛くあまえてんのにあのカルビ〜」
「ピ、ピィィッ」
倒れていたトゲピーをすぐさま立ち上がる。ケンタロスは話にならんと言わんばかりにあくびをするとても退屈そうだ。
「マイケル、悪いがもう決めさせて貰うよ!ケンタロス。おんがえし!」
「ンモォオオオ!」
「ピ!?」
おんがえしとはポケモンがトレーナーを愛せば愛すほど威力が上がる技だ。ケンタロスどうやら相当タイヘイに懐いているようであり、威力の高いおんがえしをトゲピーに食らわせた!
「くそっ、こんなのリンチだぜ…!レベル差考えろ。トゲピーの為にもこれはサレンダーすべきだよな…」
あまりのレベル差でこれでは勝負にならないと判断したリュウトは降参する事を決めた
「待ってくださいリュウト、トゲピーはまだ戦いたいみたいです」
「ピィ!」
「だけど…トゲピーお前は…」
「リュウト!!ポケモンの期待に応えるのがトレーナーの役目ですよ!!」
リュウトはヒメとトゲピーの真剣の眼差しに打たれこのまま試合実行する事に決めた。
「よ〜し、トゲピー…おめえの期待に応えてやるよ…!やるんだ!トゲピー!」
「ピィ!!」
トゲピーはコクリと頷くボロボロにされても主人のリュウトの為にそして負けず嫌いの自分の為に勝利するべくケンタロスに突撃するが…。
げしっ!!
足で蹴り飛ばされてしまった。
「ピギィ!!」
「やっぱ無理だろ!?」
「ですね!諦めましょう!!」
変わり身の早さが尋常じゃないリュウトとヒメである。
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