二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 【ダンジョン募集】ポケットモンスター_ナナイロ冒険記_第二部 ( No.133 )
- 日時: 2015/09/30 07:24
- 名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: ecbw2xWt)
【第37話:闇の飲まれろ】
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プレミシティからツギハギシティに戻ってきたリュウト達はツギハギシティのジム戦に挑戦する為。ジムの前までやってきたのだが
「…………。なんだか禍々しいもんを放っているな」
入り口の前にいてもわかるジムからなにか禍々しいものを感じるような気がした。
「そうですか?とにかく中に入りましょうよ」
ヒメはギィィとジムのドアを開ける今までのジムとは違い自動ドアではなく手動ドアだ。ジムの中は真っ暗で紫色の煙が吹き出ている
すると、バッ!!と照明が付くそこにいたのは青髪で小柄の眼帯をしている女の子が「ふっふっふ」と笑っていた。この子がジムリーダーなのだろうか?
「良くぞ来た!導かれし者よこの我のカオス・ワールドにやってくるとは。我が名は『リッカ』!いいだろ相手をしてやろうっ!我が僕達のタイプは「悪」!闇に抱かれて消えるがいいっ!」
このリッカと言う痛い子がジムリーダーのようだ。リュウトとヒメは細い目でリッカを見つめるこの地方のジムリーダーはあまりまともな奴はいないらしい
彼女は「悪」タイプの使いらしい、ならばフェアリーの多いこちらは有利である。
「じゃあ、頼むぞキッス!」
「これはさっさと勝っちゃいましょう」
リュウトはモンスターボールからキッスを出す。キッスは「よっしゃー!出番だー!」と言わんばかりにガッツポーズをしている。リッカは苦手のフェアリータイプを出されているというのに余裕綽々でいる。
「出でよ!我僕!『ヤミカラス』。暗黒のメロディーを奏でるのだ!!」
「スッとできねえのかお前は」
リッカの初手はヤミカラス。ヤミカラスを出すまでの前説の長さに思わずツッコミを入れる。そのツッコミに対して「ふっ…」とドヤ顔をするだけ。
「今までに会った人物の中でも。違う意味で腹立ちますね」
「ああ…先手必勝だ。げんしのちから」
キッスは創り上げた無数の岩を空中に浮かばせ。岩をヤミカラス向け放つ
「ふっ、華麗に全て避け『神ノ鳥』を食らわせるのだ!!」
「神ノ鳥?」
「新しい技でしょうか?」
『神ノ鳥』始めて聞く技に戸惑いを見せるリュウトとヒメ。ヤミカラスはキッスのげんしのちからを全て避る。ヤミカラスはそのまま体を光らせキッスにタックルをするキッスは吹き飛ぶがすぐに体制を持ち直す。
「……おい、神ノ鳥って…」
「ゴッドバードじゃないですか!」
「そんな名前ではない!!『神ノ鳥』だ!」
「英語を日本語に言い換えてるだけじゃねーか」
『神ノ鳥』とはゴッドバードの事であった。今の指示で分かったあたりヤミカラスとは相当長い付き合いだという事が分かる。
「続いて闇に飲まれ暗黒世界を彷徨うのだ暗黒の波動!」
「漢字多いですね〜好きなんでしょうか?」
「ふっ、この私はこう見えても漢検6級を持っている!」
「……いや、別にそこまですげえ事じゃねえな取ろうと思えば取れるな」
リッカは懐から漢字検定6級の証を見せるがリュウトに馬鹿にされカチンと来る。ヤミカラスの黒い波動がキッスを狙う。
「ふっ、つばさでうつ!」
「そこは普通なんですね」
あくのはどうが止むとヤミカラスはキッスに近づき翼で叩きつける。
「やられぱなしってのも嫌だよなキッス…!てんしのキッスだ!」
「♀×♀なんて趣味は我にはないわ!つばさで叩きつけろ!」
ヤミカラスがキッスをもう一度翼で叩きつけようとした瞬間キッスがヤミカラスのほっぺにキスをした。するとヤミカラスが目を回し混乱状態となり翼で自分の体をベシベシ殴ったりする
「いいぞそのままげんしのちからだ!」
再び岩を創り上げ今度は正確にヤミカラスに命中させる。こうかはばつぐんだ。
キッスの『攻撃』『特攻』『素早さ』『特防』『防御』が一段ずつランクが上がる。
ヤミカラスは戦闘不能となる。
「ふっ…冗談はここからだ…!」
「まだ続くのかよ」
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