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Re: ポケットモンスター_ナナイロ冒険記_第二部 ( No.135 )
日時: 2015/10/03 09:49
名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: yl9aoDza)


【第38話:首領】

・・・・・

ツギハギシティのジムに勝利し8番道路を超え8番道路にあったシモーナが破壊した監獄洞窟には気づかなかった。9番道路に出た9番道路は水辺が多かった
そして荒れ果てている町を発見した。目的の『フルートの町』だ。

「ここがフルートの町か……。すげえな本当に町の半分が水に沈んでやがる」
「人も多いですね。この小舟に乗って町を観光するんですね。」

タウンマップの説明通り町の半分がかなり崩壊しておりビルなどの建物は水に沈んでいる。用意されてある小舟に乗り町の観光をするようだ。町にはカップル連れや親子連れの観光客やなぜかエリートトレーナーまでいた。

フルートの町の周りにはキャモメが飛び回りコアルヒーやスワンナが水の中を泳いでいる。

「こんな崩壊して沈んでる町なんか見てなにが楽しいんですかね〜皆さん」
「周りが綺麗だつってんだから釣られてそう思ってるだけなんだろうが?確かにこれはなにがすげえのか分からねえな?」

船をオールで漕いで町を観光してるがイマイチなにが凄いのかが分からないリュウトとヒメだった。すると一台の小舟がこちら側に近づいてきた。首を傾げるリュウト
その船には男二人で乗っている一人はフードを被って顔はよく見えないが赤髪で。もう一人は黒髪のオールバックのピアスなど指輪をつけているチャラ系の男。

「いい天気ですね。とても観光日和って奴ですぜ」

オールバックのチャラ男がリュウトに話しかけて来た。リュウトは「はぁ…」と言う。
フードの男は「ふっ…」と笑った。ヒメはゾクッとフードの男に恐怖を感じた。

「は、早く漕いでくださいリュウト!」
「あ、ああ」

ヒメはリュウトをバシバシ叩きさっさと漕いでこいつらから離れろと命令する。
リュウトは漕ぐスピードを速め男達から離れる

「あいつらが例の奴らですよ。ボス」
「ふっ…私達の邪魔をすると言うからどんな奴らかと思ったが…!敵ですらないな。なあ…ダン?」

・・・・・

「急になんだよ?」
「あの二人なにか感じました。」
「あぁ?あああいつらもタイヘイと同類か男二人だったしな」
「ち、違いますよっ!なにかこう邪悪な物を感じました!」

首を傾げるリュウトヒメは「ああっ!もうこの鈍感!」と怒る。二人の耳にエリートトレーナーの話し声が聞こえた。

「この町夜になったら伝説のポケモン『スイクン』が観れるだとよ!」
「そいつはすげぇや!夜来てみようぜ!」

この町なんとあの伝説の水ポケモンの一匹『スイクン』が現れると噂らしい。リュウトもヒメに見てみるかと提案するがあまり乗り気ではないヒメ

「う〜ん…やめません?」
「なんでだよ珍しいてめえらしくねえぞ?俺は自分でも珍しく乗り気だねそのスイクンとやらを見て見てえぜ」

珍しくこんな時に限って行動的なリュウト。ヒメは胸騒ぎがしてたまらないあの男に対する恐怖を感じていた。結局夜までこの町にいてしまった。

・・・・・

ーー夜、フルートの町

「あ?結構水引いてるんだな夜は」

夜のこの町は昼の時と違いかなり潮が引いているがやはり船で移動しないといけないくらいの深さの場所もあれば足場が付くほどの場所もある。それにしても夜だからか人っ子一人いない昼頃話していたエリートトレーナーたちも何処にもいない?なんだろうか。とても奇妙で胸騒ぎがしてきた

「………………………………なんだ?」
「…………妙に寒くないですか?」

なにか寒気がする寒い筈なのに汗が垂れてくる息も荒くなってきた。何か凄いプレッシャーに押し潰されてしまいそうだ。恐怖心が心の底から込み上がってくる引き換えそうとしたその時。尖った氷のつららがリュウト達向けて飛んできた!

氷柱は船に突き刺さり沈んでいく。とっさに水があまりない場所へとジャンプをし着地をする。

「な、なんだなんなんだ今のは!?」
「………うぐっ、なんかわたくし震えと汗が止まりません…!!!!!はぁ…!はぁ……!!!」

ヒメはガクガクと震え汗がポツポツと落ちる。リュウトも同じだった
バシャバシャと前方から何者かがやってきた。男は綺麗なロン毛の赤髪、そして黒い服を着ている。顔は影でよく見ない……

だが、この男が近づいてくるたんびにプレッシャーで叩き潰されそうになるはるで別次元の狭間にでもいるようだ

「な、なんだ……てめぇ…」
「私の名前は『ダイナー』……ブラック団の首領だ…よろしく頼むよ」

・・・・・