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「…！これで終わりか・・・」

リュウトがキョロキョロと周りを見渡すと元の部屋に戻ってきたようだ。リュウトもヒメも途中から黙ってしまった。ダイナーに少し同情してしまう心から愛していた人物があんな金の亡者共に殺されてしまったのだから、気が狂ってもしょうがない気もする

自分ももし愛する人物をあんなのに殺されたら気が動転してしまうかもしれない。チラッとヒメを見るリュウト。

ニャスパーはツーと目から涙が出た。ようやく伝えたい事を伝えられたようだ今まで誰も相手をしてくれなかったのでこの事を伝えられなかったのだ

「・・・・・今のを見てますます父を止めなければならないわ。今の父を母が見たら嘆くに違いないもの…」
「俺も協力するよシモちゃんダイナーを止めよう……！！」

リュウトとヒメもダイナーを本格的に止め為シモーナに改めて協力をする事にした。リュウトもダイナーと同じ愛する人がいるだからこそダイナーを止めたいもしダイナーの計画が成功でもしたら例え生き返ったとしても清らかなナナリーだ。喜ぶはずがない

「ありがとう…。貴方達には期待をしているわ」

リュウトとシモーナは改めてよろしくと言う意味を込めて握手をした。するといきなり咳き込み始めるニャスパー。

「このニャスパーかなり歳いってるみたいですからね。今ので相当力を使い果たしてしまったようですね。死にます」
「……マジか」

ヒメが冷静にそう言ったニャスパーは咳き込みニャスパーはげほっと大きな血反吐を吐き静かに倒れこんだ。ベッドのシーツは赤く染まってしまったがニャスパーの顔はとても安らかだった。シモーナはニャスパーを抱き上げた。

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ニャスパーを中庭に埋めお墓を建ててあげた。中庭にはナナリーの母親と父親の墓も建てられていた。街の住人の話によるとナナリーが家を飛び出してから２ヶ月後大きな病にあいそのまま逝ってしまったようだ。

「・・・・話した事もないけどおじいちゃん、おばあちゃん父はダイナーは止めて見せる。そして今はどうしてるか分からないけど。母を殺した奴らも地獄に叩き落として見せるから天国で見守っていてね。」
「・・・・・よし、ダイナーを止めに行くぞヒメ」
「はい！！」

ヒメが元気良く返事をしダイナーとナナリーの過去が明かされたナナリーシティを後にし次の街に進む事にした。シモーナは同行人を待っているから先に進んでいいと言った。
次は１１番道路を超えた先にある『カエンシティ』だ。

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【第３９話：END→第４０話に続く】

余談
その５はだんだん書くのがダルくなってきて若干やっつけ感がありますがまあ気にせんといてｗその４、３は書いてて楽しかったのねｗ誰もが思っていなかったであろうダイナーは悲しき悪役でした。４０話の投稿はまだ不明です。頑張りますのでよろしくお願いします。誤字があったらよろりんこ