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Re: ポケットモンスター_ナナイロ冒険記_第二部 ( No.147 )
日時: 2015/11/08 10:49
名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: jWLR8WQp)


【第40話:誘拐】

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ナナリーシティにてダイナーの過去を知りより一層に奴らを止める事を決意したリュウト達が次に向かったのは少し古臭い街『カエンシティ』

「あ?なんだ祭りでもやってるのか?」
「みたいですね。出店や提灯が飾られてます」

カエンシティは現在なんらかの祭りが開催されているようだ。街中に出店が開かれ提灯などが飾られている。出店の中にはお面屋がありポケモンの顔のお面が飾られていたり。オクタン焼きという名前の危ない店の出店もある。

「オクタン焼き……じゅるり」
「おいおい。涎垂れてんぞ……ん?ーーのわぁ!?」
「どけどけィ!邪魔なんだよ怪我してーのかてやんでぇ!!」

神輿を担いで走っている少女がリュウト向かってそう言った。神輿を担いだしょうじょはすぐに見えなくなった。リュウトはポカーンと口を開けている。

「な、なんなんだよ今の女…」
「失礼な奴ですね。でも今の神輿についてたマーク…ホウオウですね」
「ホウオウ?ホーホーの進化系か?」

ホウオウとはジョウトに生息する伝説の鳥ポケモンホウオウが飛んだ後は虹がかかるらしい。その上に羽は幸せを齎すとも言われている決してホーホーの進化系ではない名前が若干似てるだけだ。というかそう思うのは作者だけだろう。よく見たらいたるところにホウオウの絵やマークが描かれている。この街はホウオウを祀っているのだろう。

「……あれ、気づいたんだが『子供』が一人もいねぇな?」
「そういえばさっきから大人しか見えないですね。」

周りを見渡しても何処にも子供の姿が見当たらない子供が好きそうな行事なのに一体どうしたんだろうか?揃いも揃ってインフルエンザでもかかったのだろうか?……新たな発見をした警察がジュンサーさん達がたくさん来ている。顔は美人なんだが同じ顔がたくさんいるので逆に気持ち悪く見える。ジュンサー達は屋台をしている人達に聞き込みなどをしている
なにか事件があったのだろう。

「ブラック団だろうか……?ってうお!?てめえ何処見て歩いてるんだコラァ!」

肩がぶつかりリュウトはぶつかった相手に切れる完全にただの不良である。しかしその相手は突然リュウトの体を掴むと背負い投げをした!突然の事で痛みよりも困惑の方が強いリュウト、ヒメ。

「な、なんなんだよ…どうしてこうなったんだよ?」
「リュウト大丈夫ですか?」

りんご飴を頬張りながら倒れこんでいるリュウトに近づく。リュウトを投げ飛ばした少年は「よ〜し!」とガッツポーズをしている、この少年リュウトより小さく細身なのにとんでもない力だ。リュウト少しプライドが傷ついた。

「おい、コラてめえいきなり何すんだ」
「不良め思いしたっか!」
「誰が不良だチンポコ野郎が。」

何処からどう見ても不良である主人公とは全く思えない。リュウトが舌打ちをするとモンスターボールを構えた。少年はふっと笑って少年もモンスターボールを構えるがすると一人のジュンサーがリュウトと少年を止める

「こらこら!『ラスク』君なにしてる!」
「え?この不良を沈めてやろうかと…」

この少年の名前はラスクと言うらしいリュウトを沈めようとするもジュンサーに止められる。ジュンサーとラスクは知り合いのようだ。

「そんな事してる場合じゃないでしょ?貴方が行きたいって言うから連れてきたんだからね。ほら行くわよ」
「………は〜〜い」

ラスクはジュンサーに注意され渋々モンスターボールを懐に戻した。ジュンサーの後ろをついて行く一体なんだったんだろうか?そして町には何が起きてるんだろうか?

「つーか、俺謝られてねえぞ!!!?」
「この町に来てから良い事ありませんね〜はむはむ」

結局ラスクには肩がぶつかった事と背負い投げされた事に関しては謝られてない。まあそれは良いとしてリュウトには一つ気がかりない事が。なぜヒメはりんご飴を食っている?

「あの〜」

一人の親父がリュウトに話しかけてきた。

「そのポケモンのトレーナーさんですよね?りんご飴の230円払ってください…勝手に持ってちゃ困ります…」
「……はあ、やれやれ」

リュウトから目を背けるヒメ溜め息をつきながら財布を取り出してお金を払った

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