二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: ポケットモンスター_ナナイロ冒険記_第二部 ( No.149 )
- 日時: 2016/07/06 01:31
- 名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: AwgGnLCM)
映画が近くなってきたという事で少し本気を出しました。相変わらずのクオリティの低さですがよろぴくお願いします。
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「やはり…いねえな子供がよォ…この町は大人だ大人しかいねえ」
この街のを隅まで探してみたが『子供』は一人もいなかった。この街の子供達が全員インフルエンザにかかったなんて甘い物じゃない何か悪意のある物だとリュウトは気がつく
ヒメは首を傾げながらりんご飴を頬張っている。警察がこんなに来ているのは確実にこれのせいであろう。
「集団誘拐か・・・しかし何の為にだ?金の要求だったら一人で十分だってのにな。」
そういや童話に「ハーメルン吹きの男」つーラストに子供達を集団誘拐するホラー染みた童話を思い出したリュウト。この事件ももしかしたら同じかもしれないハーメルンの音色で拐ったとは思わないがきっとポケモンの催眠術かなにかで子供達を操って連れて行ったとしか思えない。
「お金じゃないとしたら何が目的なのでしょうか?」
「さぁな?検討もつきやしねえなぁ〜しかし警察は無能だから事件が解決できるとは思えねえな」
リュウトの中じゃ警察=無能というのが成り立っていたブラック団の事件にはほぼ全くと言っていい程役に立っていないからだ。
「ヤッホ〜〜。さっきは勘違いで投げちゃってごめんねぇ〜〜」
「てめえはさっき俺をぶん投げた野郎じゃねえか。確か…」
「ラスクって言ってましたね」
リュウト達の前に現れたのは白髪で目が赤い細身の先程リュウトをぶん投げた少年。警察の関係者だと思われる『ラスク』と言う名前らしい。
「で?ただ謝りに来たわけじゃあねえんだろ?俺の勘がそう言ってらぁ」
「お?結構いい勘してるじゃん?」
「はぁ、やれやれ」
「嫌でも良くなっちゃいますよねぇ〜」
長く旅をしていると自分達に話しかけてくる人物は基本『なにか』頼んでくるか物を押し付けられるかのどっちかだ。二つ目はダン限定だが。
そしてラスクが言うにはこの街で子供が消えたのはちょうど三日前祭の準備の最終段階の時点であったらしい夜中突然黒フードの男が現れ子供達に催眠術をかけ連れて行ったとの事。大人達は止めようとしたが金縛りのような物にあい動けなくなったとの事。
「しかも不思議な話にそのフードの男はポケモンを出さなかったんだって」
「ポケモンを使ってない・・・?」
「その男自身が超能力を使って?前も同じような事があったよーな気がします・・・」
ヒメが思い出したのはプレミシティのジムリーダー「スライ」だ。彼も超能力と言っていたが真っ赤なインチキであった。
「この街の大人達は子供達を探しに行きたいのは山々なんだけど。この祭りを中止にするわけにはいかないからジュンサーさん達に頼んだって事だよ」
「自分のガキ共より祭りを優先するのか……」
「そもそも一般人にどーこう出来る問題じゃありませんけどね。」
「これから二人で調査に行かない?さっきジュンサーさん達まだしつこく聞き込みしてるしさ。こういうのは聞くより動く方が早いと思うんだ」
普通そういう事を一般人に頼むだろうか?まぁ、こいつの警官としての勘が自分を一般人ではないときづかせたのだろうと思うリュウト。
「しかしよォ〜調査つってもよォ〜何処を探しに行けゃいいんだよォ〜検討もつかねえよなァ〜〜〜」
「空飛べるポケモン持ってる?」
「まぁ、一応・・・上空から探すつー事かい?」
「そういう事だよ!頼むよフワライド」
ラスクは紫色の風船を大きく膨らませたかのようなポケモン「フワライド」を出した。リュウトもモンスターボールからキッスを出し空から怪しい男を探させた。2匹を待っている間ラスクある事に気がついた
「あっ、そういえばお互いに自己紹介してないよね?僕はラスク髪は染めてもないしカラコンでもないから誤解しないでね。趣味は格闘技だよ」
「リュウト。格闘技なら女子ポケモンプロレスラーのシオリ選手が好きだな」
「えっ?格闘技好きなの!?やっぱり一瞬にして沈めるなら倒してからの崩れ袈裟固めだと思うんだよね〜〜」
「(あっ、くそっ踏み間違えちまったぜぇぇぇっつーか、戦うのはポケモンだからなっ)」
リュウトが好きなのはプロレス自体ではなくプロレス選手である旅に出る前はよく女子プロを拝見していた。美人な選手の知識なら豊富だが技などはにわかである、しかしリュウトの一言でラスクに火を付けてしまった。
「(悪いけどよォ〜逃げさせて貰うぜ。)ちょっとションベンに行ってくるぜ」
「あっ、ちょっと逃げないでよ!?」
「待ってくださいよーリュウト〜!?」
逃げるリュウトの後ろからヒメが追いかけるのであった。
・・・・
「チック?」
「フワ〜?」
上空で誘拐犯を探している2匹は黒フードを被っている顔はよく見えない人物がとある山の洞窟の中に入って行くのを見たフードの人物の後ろには目から光を失った子供達がフードの人物について行って洞窟の中に入っていくーー
2匹は急いで自分達の主人の元にこの事を伝えに行く。飛行ポケモンは雑用係これはっきり分かるんだね。
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