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Re: ポケットモンスター_ナナイロ冒険記_第二部 ( No.150 )
日時: 2016/07/08 20:52
名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: 6Z5x02.Q)


・・・・

「そーいやよォ〜なんでこの街はホウオウを祀ってんだぁー?」

キッスとフワライドの報告を待っている間にとある疑問をヒメに聞いてみた。
ヒメはイカ焼きを齧りながら首を傾げた。

「はて?何故でしょうか?」
「知りたいかい?教えてやるぜっ」

後ろから女性の声がした今日はよく声を掛けられるなぁと思う振り向くと先程の神輿を担いでリュウトとぶつかった女だ。

「アンタは?」
「アタシはカレン。まぁよろしくな!この街でホウオウ様を祀っているのは今から100年前この街がまだ村だった頃作物にも水にも恵まれていなかったんだ。村も滅んでしまう〜ってとこにホウオウ様が現れて一枚の羽をこの街に落としてくれた。そしたら作物は実、水は湧き出てくるこうしてカエンシティは救われたって事その日以来年に一回ホウオウ様の感謝の祭りを行うんだ。ホウオウ様の羽根はまだ街に飾ってあるんだぜ。確かに今は子供が攫われる事件が起きてるけどホウオウ様の為に中止にする訳にはいかないんだ。」

長々とこの街の歴史とホウオウについて語ってくれた。リュウトは小指で耳を穿りながら少し呆れた感じになっていた

「こんな大変な事になってんのによォ〜伝統もクソもあるもんかよォ〜。こんな状況じゃよォ〜ホウオウも祀って貰っても嬉しくもなんともねぇよなァ」
「な!?うるさい!余所者のアンタに何が分かるのさ!どんな状況だろーと誰だって崇めて貰ったらウレシーだろーがっ!」
「本当にそうかな?」

言葉自体長くなかったがリュウトの言葉には何か説得力があった。確かにこんな状況でホウオウを崇める祭りなどしててもホウオウは喜んでなどしないだろうきっと自分がホウオウだったらそう思う。

「チック〜〜〜」
「おっ戻ってきたかよし行くぞヒメ」
「ふぁーーい。ではさよなら」

ヒメはイカ焼きをまだ頬張りながらリュウトとともにラスクの元に行った。
リュウトは一旦止まりカレンの方に振り返った。

「もう一度改めて考えるんだな。じゃな乳デカ」
「・・・・・・」

・・・・

「よし、こっちだなフワライド!」
「フワ〜」
「「「・・・・・」」」

ラクスはフワライドに乗り誘拐犯のいるアジトに向かっている。その後ろにキッスが顔を真っ赤にしふんばりながらリュウトとヒメを小さな両手で掴み運んでいる小さな体でよくやるものだ。

「どうしたの?スピード落ちてるよ?」
「できれば俺もそっちに乗せてくれねえか?うちのキッス相当ヤベーのよ」
「俺のフワライド一人用なんだ」
「どこのガキ大将だてめえはよォ〜!」

この後キッスの力が尽きリュウトとヒメは落っこちた。

・・・・

「あの高さでも落ちても死なないなんて流石だね」
「てめえに褒められてもなんも嬉しくねえけどな。おい見えてきたぞ」
「とうとう御用になるんですね犯人が!」

結局落ちた後わざわざアジトの洞窟がある山を登りようやくそれっぽい洞窟を発見した。中に入るとすぐに子供達を発見した大きな牢屋に役100人以上は入っている。

「おいお前らここから早く出るぞ!・・・?」
「話を聞いてませんね。というかみんな目が死んでます・・・」
「犯人に洗脳されて俺らの声が耳に入ってこないんだなきっと」
「その通り」

また背後から声をかけられた静かに振り返ると3人のフードを被って顔を隠している男達がいた。確実にこいつらが犯人であろう。一人の男が手を上にあげそれを振り下ろすとリュウト達は思いっきり地面に叩きつけられた。

「これが奴らの超能力・・・。俺の格闘技も通じなそうだな」
「くってめえらポケモントレーナーならポケモンで戦え!?」
「ポケモントレーナー?違うね・・・!」

男達はニヤッと笑うと同時に勢いよくフードを剥ぎ取った。

『『『俺達がポケモンなんだよォ!!!!』』』

なんと男達の正体は体は黄色く鼻は大きい動物のバクを思い出させるような顔付き。ポケモンの『スリーパー』だ。確かにこいつらなら念力も催眠術も当たり前のように出来る眠くなったら欠伸をするように全く当たり前のようにだ。それによく聞くとこいつらはヒメと同じでテレパシーで喋っている、まさかポケモン自体が黒幕なのはリュウトも初めてだ。リュウトはポケモン図鑑を開き奴らの説明を聞く

『ふりこのようなものを もちあるく。こどもに さいみんじゅつを かけて どこかへ つれさるじけんが あった』

「なるほどな・・・おいロリコン…いや、ショタコン共?まあいいか…何が目的だ。」
『そりゃもちろんこいつらを……おっとこれ以上は言えねえな!!!!デュフフ!』

1匹のスリーパーとても品のない目つきをしていたロクデモナイ事を企んでいるのだろう。

『おいそこのボケ人間共!!てめえらボケカスは俺一人で十分だ。俺はハンデとして中指しか使わねえ!!!ど〜だァ?優しいだろぉ??てめえらの汚ねえアソコ引き千切ってそこから内臓全部引き摺りーーー『ベキィ!』んぎゃああああっ!!!!!!!?』
『『リーダーァアアアアアアアア!?』』

リュウトがヒメにダイヤモンドを一つスリーパーの中指目掛けて飛ばすように命令した。中指を立てていたスリーパーに音速の速さでダイヤモンドが命中しスリーパーの中指をへし折った。リーダー格のスリーパーはあまりの痛さにもがき苦しむ

「中指がなんだって?コラァ??その中指はもう使えねえぞオイもう片方の中指を使うか!?今度は切断してやるよ!!!ボケ!!!」
「いつになく切れてますね・・・」

馬鹿にされた事が相当気に障ったようだ。ヒメもラスクは若干引いている。

『お、俺の指がァァァ・・・!俺が油断している時にひ、ひでぇ人間だ。俺が貴様の相手をしてやる。お前らはそっちの細いやつだ!』
『『オー!!』』
「来いぶち殺してやるよ!!」

・・・・・

【第40話:END→第41話に続く】

あとがき
遂に再開しましたナナイロお待たせしました。待っていた人がいるかはわからないがとにかくお待たせしました。忙しく更新は少ないですけどなんとかポケモン第8世代が出る前か東京オリピックが始まる前には完結させたいです。もしこのスレが参照数1万を超えたら書いて欲しい話のリクエストを募集しますw(書くとは言っていない)誤字があったら教えてください。