二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: ポケットモンスター_ナナイロ冒険記_第二部 ( No.171 )
- 日時: 2016/08/12 23:30
- 名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: JJb5fFUo)
短編その3『妖精その2』
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シモーナはとある街でリュウトを奇妙な姿で発見した。その姿とはベンチに座っているリュウトはフェアリーに囲まれている姿だ。
「なにしてるの?」
「見れば分かるだろ?」
全く分からないなぜ周りにフラベベ、フラエッテ、ペロッパフ、シュシュプ…小型まだしもフラジェースやグランブルやフレフワン、ペロリームやプクリンなどの大型中型までいる
「ベンチで昼寝してたらいつの間にかみんなに囲まれちゃってさ〜いや〜モテる男は辛いぜ」
「このフラジェースとか何処から来たのよ野生?なわけないわよね…」
確実に野生ではないポケモンまでもがリュウトにすり寄っていた。とことんフェアリータイプに愛されている男だ。何もしてないのにポケモンが寄ってくるというのも珍しい物だフェアリータイプを研究している研究者はこいつをスカウトしたらだいぶ楽になるのではないだろうか?
「その気になっていたのだけど貴方の肩に乗っているその小さい……ピカチュウ?はなに?」
「あ?そういやなんだこいつは」
リュウトの肩に乗っているのはピカチュウ……の被り物をしている謎のポケモンだ。二人とも初めて見るその被り物ピカチュウポケモンは「キュキュッ〜」と可愛い声を出しながらリュウトに頬ずりをしている
「ふん」
リュウトはこのポケモンの情報を見るために図鑑を開けるも
『データ無し』
「「は?」」
まさかと思いプルプルと震える二人……そう『新種』だ。
「マツクリの野郎なーにがこの地方には新種はいねえだよいるじゃねえか今度会ったら前歯引き抜いて指の骨全部折っとこ」
「とりあえずマツクリにこの事を報告する?」
シモーナはスマホを取り出しマツクリに連絡しようとするがリュウトはそれを止める。
「待て待てせっかくの新種をあんなキモ豚に渡す必要なんてねえよ。お前なんでそんな布切れなんて被ってんだ?中身見せてくれよ」
新種は「キュゥキュ〜〜」と赤らめフルフルと体を横に振った嫌だという事だろう恥ずかしいのだろうか?
「大丈夫だ俺はてめえがどんな姿でも受け入れてやる」
「キュキュゥ……」
新種はウルウルとうれし涙を零しながらリュウトにこっちこっちと路地裏に誘った。リュウトにだけこっそりと見せるのだろう。
「・・・・・・」
・・・・・
ーー1週間後
〜ポケモンセンター〜
「あぁ……苦しいだりぃよォ……」
「だ、大丈夫ですか?リュウト?」
あの新種の中身を見てから急に体調を崩してしまったリュウトそれがもう一週間も続いている。その新種は今もリュウトの傍にいてスリスリとリュウトの体に自分の体を擦り付けている完全に懐かれてしまった。
後から分かった事だがこの新種アーロラ地方の『ミミッキュ』というポケモンらしいこのナナイロの新種ではなかった。そしてミミッキュの中身を見ると『謎の病にかかる為絶対に見てはいけない』との事
「そんなのしるわけねぇだろ……」
「キュッ?」
・・・・・
END