二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: ポケットモンスター_ナナイロ冒険記_第二部 ( No.175 )
日時: 2016/09/09 07:00
名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: BcUtmJZZ)

前書き
コラッタ、ラッタがリージョンフォーム決定しましたね。コラッタ、ラッタ好きなので超嬉しいです。容姿はどうあれ嬉しいです容姿はどうあれな!!!!!クソが!!
オーキドがヤリ○ンになってましたね。そして内容が相変わらず朝7時台のものじゃないです。


・・・・・

ーーブラック団の本基地

その頃。リュウト達が化石発掘現場の地下でブラック団、野生のカブトプスと死闘を繰り広げている中…他のブラック団幹部達は…。

「先程連絡があったんだけどどうやら例のガキがまた現れたらしいわよ」
「ふーーん、……カンナギとクロウの二人いるのに苦戦してるんだ。どうでもいいけどね」
「あのフツー君中々やるから困るネー」
「・・・・最近調子に乗られてますからね最善の手を取るべきかと」

残りのブラック団幹部、幹部達のリーダー格ムラサメそしてその部下のエスペラとジェシーの三人は休憩室でテーブルを囲いカードゲームをしながら先程カンナギから連絡があった事を話す。そしてその事について壁にもたれかかっていた高身長のグラマーな女性も口を出した

「えぇ、そう思うわ私も…あのガキボスにあんなに痛めつけられてもまだアタシらに逆らうなんて見上げた根性だわ。どう始末すべきか……ん!お、おぉ!」

例のガキ…リュウトを早めに排除する事を考えていると自分の手札を見て目を輝かせているムラサメ。

「見るがいいわ二人共……!『ヒトカゲ』『ゼニガメ』『フシギダネ』のスリーペアよっ!!!」

ムラサメはドヤ顔で三枚のカードを勢いよくテーブルに叩き付けたカードの絵柄は『ヒトカゲ』『ゼニガメ』『フシギダネ』のカントーの所謂御三家と呼ばれる三匹が描かれている、これを見て驚いた顔で席を立ち上がるジェシー

「なァ!?そ、揃うのが早いですヨ!?た、太刀打ち出来ないネ……!!」
「という事は…アタシの勝ちねアンタら昼飯奢りなさいよ」

ジェシーの手札ではムラサメのスリーカードに太刀打ち出来るのは無いらしい。「ぐぬぬ」と悔しそうな表情を浮かべているムラサメは勝ち誇った顔しこいつらに何を奢らせようか考えていると

「待った」

エスペラが待ったを掛けたそして自分の手持ちにあるカードを一枚ずつテーブルに並べ始めた。

「『ブースター』、『シャワーズ』、『サンダース』、『ブラッキー』、『エーフィ』…ブイズのファイブカードだ。」
「ファ、ファイブカード・・・ですってぇ…!!!?」
「い、いつのまに!?」

エスペラのファイブカードを見てムラサメの顔が某ギャンブル漫画に出てくる登場人物かのようにぐにゃ〜と曲がっていた。いつも無表情なエスペラが一瞬ドヤ顔していたように見えたジェシー

「どう?『ジルウェス』も一緒にやるネ!」
「え、遠慮しとくわ」

壁にもたれかかっているグラマーな女名前は『ジルウェス』と言うらしい。ジェシーの誘いをやんわり断った。するとコツコツと足音が聞こえ誰かがこちらに向かってくるムラサメ達は足音の方に振り向いた。

「おやおや、幹部の皆さんじゃねえですかァー相変わらず間抜けツラが揃ってやがりますねェ〜」
「アンタは……『ツルク』……!!!?」

幹部達の前に現れたのは『ツルク』と呼ばれる高身長で綺麗な白銀の髪色、紅い瞳の美青年だった。ツルクは長い舌を出し歪んだ顔をしている。彼を見るなり焦った表情を浮かべている。残りの三人は彼を見て首を傾げていた

「シークレットメンバーのアンタが何故ここに……!?」
「あァ〜〜ん?てめえら幹部が役に立たねえからボス直々に俺様に奴の始末を命じたジャ〜ン。まぁてめえらは暫く俺様の活躍を指でも見てな、ヒャハハハハ」

幹部達に中指をビッ!と立て高笑いをしながら幹部達の前から消えた。ムラサメは拳を強く握った。

「・・・誰あいつ?」

エスペラがムラサメにあの男はは何者かを聞くと

「奴はツルク…ブラック団シークレットメンバーでナナイロ地方の犯罪者よ」
「犯罪者?」
「えぇ、奴の極悪凶悪ぶりにボスが惚れてスカウトしたけどもあまりにも凶悪過ぎて言う事を聞かないからボスは地下に閉じ込めて封印したのよ。それから奴はシークレットメンバーとなり存在はボスとアタシしか知ることはなかった。ボスが奴の封印を解いたという本気でガキを殺すなのね」
「そうだったんですネ〜ところであのツルクってどんな犯罪をして来たんですカ〜?」

ジェシーがムラサメにツルクがどんな犯罪をして来たか聞くとムラサメは難しい顔をした。

「そうね。私がボスから聞いたのは奴は……子供の時から生物の『死』に興味があったの…8歳の時に家の近くにいた野生のポケモンを殺したわ一匹残らずね……。13歳の時にはより生死について研究出来るポケモンセンターでボランティアとしてジョーイの助手として働く事になったけど…彼は死を観察したいがあまり患者のポケモンをジョーイに無断で手術をしたわ、しかも至って健康なポケモンをよ…しかも麻酔を敢えて少なくして途中で目覚めさせるのよ……。麻酔から目覚めた患者は勿論苦痛に叫ぶわよね?奴はその悶え苦しむ姿をビデオカメラに収めて楽しむのよ。」

あまりの想像以上のエゲツなさに流石に三人は黙ってしまった。沈黙を切ったのはジルウェスだ。

「でも、殺されたポケモンのトレーナーはその事について気付くはずですよ…?」
「患者のトレーナー達は精神的に追い込んで自殺させていたらしいわ。数は27人程よ……。でも、そんなのも続くはずもなく遂にジョーイに見つかって警察に連行されたけど連行中にジュンサーを犯した後に殺害して逃亡…。その後も警察から逃走しながら殺人繰り返していき、そして色々あって遂に二度めの逮捕に成功したけどそこにボスが現れて警察と大金と引き換えに奴と交換したのよ」

大金と引き換えにこんな極悪犯を引き渡してしまうナナイロの警察もよっぽどクズの集団である。そしてそんな極悪人を引き取るうちのボスも相当やばい。

「(奴を動かす事になるなんて一体どうなるのかしら…例の小僧はタダじゃ済まない事だけは目に見えているわ)」

・・・・・

「・・・・・ふぅ〜〜。あのリュウトとかいう小僧まだ俺に逆らう気力があったと言うのか…あの時やはり殺しておくべきだった。」

ダイナーは椅子にもたれ掛かりながら大きな溜め息を付きフルートの町で奴を殺さなかった自分の詰めの甘さを悔やんでいた。あれだけ傷めつければもう我々に逆らう事もないと思ったのが甘かった完全にぶち殺しておくべきだった。幹部が二人もあるのに関わらずせっかく見つけたフリーザーを盗られてしまうとは。いや、まだ完全にとられたわけではないがダイナーの直感が言っている今回の作戦は失敗だと

「あの家畜以下のクソ男に頼る事になるとは……。小僧の始末は奴にまかせ次の任務をジルウェスとエスペラに向かわせるとしよう。・・・・・・・ナナリー…」

ダイナーはボソっとこの世にはもういない最愛の人間の名前を呟いた。そして首に掛けているロケットペンダントをそっと開くと優しく微笑んでいる彼の最愛の人間の写真が入っていた。それを優しく両手で握りしめた。

「もう少し…もう少しで君に再開出来るんだ・・・運命を操って君と俺の帝国を作ってみせるよ。その時はシモーナも…」

・・・・・

「へっ、丸聞こえなんだよカスブタが…!死んだ生物はただの肉なんだよ。肉の塊だ…!そんなもんをいつまでも引きずってるんじゃあいつは支配者になんかなれはしねえ・・・運命を操って破壊と絶望の神になるのは俺様だ…!例のガキの始末したらてめえだダイナー!喉元掻っ切ってそこからクソ詰めてやるよぉおお〜〜〜」

ダイナーの部屋の前に立っていたのは良心を1%も持たぬ男『ツルク』だ。彼の独り言を聞いていたようだ仮にも助けて貰ったダイナーに対して一ミリも感謝などしていないそれどころかダイナーを殺して自分が運命を操るポケモンを手に入れて世界の支配者になろうと考えていた。

「さて……ガキを始末するのはいいが俺なりに奴の情報を収集して自分の手持ちを奴に対抗出来るように組んでおかなければな…おっ?」

即刻に始末には行かず作戦や手持ちを組んだりする事にした。クズな割に中々マメなことをする男であるそんなクズ男の目に入ったのは

「やっと休み時間だぜェェェェェ〜〜〜〜飯の時間だぜ」

耳元までかかる黒髪耳にはイヤリング指には指輪をしているチャラそうな男下っ端のまとめ係『ダン』だ。ツルクは彼を見てニヤッと笑った。彼に近寄りポンとダンの肩に手を置いた

「ちょっと頼みてぇ事があるんだけどよォ?いいよなァ?」
「え?な、なんスか?」
「てめえみてえなクソバカにでも分かるような簡単な事だよ?ヒャハハ…!」

・・・・・

ーー氷の地下洞窟

リュウト、シモーナコンビは凶暴なカブトプスと一戦交えていた。リュウトは彼に懐いたクチート、シモーナはユンゲラーを使っている。カブトプスは腕の鎌をブンブンと振り回していた、カブトプスはクチートに右の鎌を振り下ろすとクチートは大きな黒い口で噛み付き止めた

「よしそのままもぎ取れ!!」
「クチィ!!」
「カブゥウウウ!?」

クチートはそのまま口顎で噛み付いたカブトプスの右腕を引き千切るとカブトプスは絶叫する。その絶叫と同時に氷の中で眠っていた奴がいきなり目を開き自分が入っている氷を破壊しなんと飛び出てきた!

「フォォォォォォォ!」
「片手を失ったカブトプス…そして幼鳥のフリーザー……挟まれちゃったわね?」
「サンドウィッチはパンよりも挟んであるキュウリやハムの方が美味いんだよ。挟まれたらいい味出すぜ俺も」
「そう」


・・・・・