二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: ポケットモンスター_ナナイロ冒険記_第二部 ( No.177 )
- 日時: 2016/09/10 15:45
- 名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: BcUtmJZZ)
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「フォォォォォォォ!」
「か、カブトォォ…!」
深い眠りから遂に目覚めたフリーザーの姿にマグナやクロウそしてヒメまでもが魅了されてしまった。カブトプスは血走った目でリュウトを睨んでいる青筋も浮かび上がっている
カブトプスの腕を引きちぎったクチートは「やったよ、褒めて褒めて」と言っているかのように嬉しそうにリュウトの腕に噛み付いている。
「フォォォォォォォ……」
「あのフリーザー様子が変ねずっと上を向いているわ…」
「フォォォォォォォ!!!」
フリーザーは羽を広げ上に飛ぼうとするこの地下から脱出する気だ。シモーナのユンゲラーはウインディの巻き付いある鎖を念力でフリーザーの足に巻き付けた。
「よし、好都合だ!奴に捕まってこの地下洞窟を脱出するぞ!」
「カブトォォ!!」
「てめえみたいな雑魚もう相手なんかしてられっか!ボケ!!『エル』エナジーボールだ!」
「フーーン!」
『モンモン』から『エル』に改名されたエルフーンは片手を失ったカブトプスはエルが発射したエナジーボールをまともに喰らい吹き飛び壁にめり込み戦闘不能となった。
「あいつはもう死んだな。よしみんな鎖を掴め地上までこの鳥公に運んでもらうぞ」
「フォォォォォォォ!」
エルとウインディ、ユンゲラーをモンスターボールに戻すとリュウト、シモーナ、マグナ、ヒメはフリーザーの足に巻き付かれた鎖を掴みフリーザーは三人と二匹を連れれいとうビームで天井に穴を開け外へ出た!地上から出た瞬間にリュウト達は鎖から手を離し地上に着地する。
「流石伝説凄いパワーな上に絶対重いであろ振り払おうともしない心の広さ」
「素晴らしいわね」
「で?ここ何処なんですか…化石広場じゃないみたいですが。」
「この辺はツギハギシティの近くね。進んでると思ったら戻ってきちゃったみたいだね…」
進んでるかと思いきやツギハギシティまで戻ってきてしまった。ヒメはフリーザーのいる方に振り向いた。クスリと微笑みフリーザーに小さく手を振った
「ありがとうございました」
そう言うとフリーザーもヒメの方に振り向きコクリと小さく振り向き山奥へと姿を消した。
「結局化石もメガストーンも手に入らなかったじゃねえか…ん?なんか忘れてる気がするけどまあいいか・・・・」
・・・・・
その頃地下洞窟では…
「アキナ〜いつになったらここを出られるんだ〜?」
「も、もうそろそろきっと出口が見えてくるはずだ…!」
ポケモンハンターコンビは地下洞窟に取り残されたままになっていた。そしてこいつらが今いる場所は先程までリュウト達がいた場所だ、壁にめり込んで死んだと思われていたカブトプスが起き上がり二人に襲いかかってきた。
「ファイヤロー」
「ファアア!」
「カブトォォ……!!……!?」
アキナはファイヤローを出すとファイヤローはギロチンのような翼で一瞬のうちにカブトプスの首を落とした。
「早く出れるといいな〜」
「も、もうちょっともうちょっとだから!!」
何事もなかったかのように出口探しを再開した。天井に穴が空いていることには気づけずに…いた。
・・・・・
「リュウト殿達は一体何処に行ってしまったでござる?」
完全に忘れられているがこいつらポケモン大好き倶楽部の連中も一緒に落ちていたリュウト達を探しているが一生見つからないだろう先に脱出してしまったのだから、彼らの周りに先程のオムナイトとカブトが群がって来た
「な、なんですかな?このポケモン達は…!?非常に嫌な予感がしますぞ!?」
「会長気があうでござるね。小生もでござる…」
オムナイトとカブトはポケモン大好き倶楽部に襲いかかって来た。噛み付いたり引き千切ったりしている
「「「「ぎゃああああああああああああああああ!!!!」」」」
彼らの断末魔が虚しく洞窟中に響いた……。
・・・・・
『そうか。フリーザーは逃したか……構わん戻って来い』
ブラック団達も外に脱出していた。カンナギとクロウがボスであるダイナーに作戦の失敗を報告する。怒られるかと思いきや案外あっさりとしていたダイナーはそれだけ言うとすぐさま通信を切った。
「ま、まあ怒られなくてよかったか…」
「そうだね…。」
「うし、てめえら帰るぞ」
「「「ハッ!!」」」
クロウ、カンナギの後ろに下っ端達がついて行った。
・・・・・
マグナと別れツギハギシティ付近まで戻ってきてしまったリュウト達はせっかくだからツギハギシティにある喫茶店により次の目的地を確認していた。リュウトはコーラをヒメはミルクティー、シモーナは紅茶を飲んでいた
「えーとさっきまでいた化石発掘場がここだから…次近いのはここか。『トカイシティ』か」
地図を広げ次の目的地は先程までいた『発掘場』から最も近い『トカイシティ』だ。ここはプレミシティの次に大きな街だ。
「近いと言ってもここからじゃだいぶ遠いですけどね」
「うるせえやい」
シモーナは今飲んでいる紅茶のある事に気が付いた紅茶の茶柱が立っているのだ。普段ティーパックなどでしか紅茶を飲まない我々には馴染みがないと思うが紅茶もちゃんと茶柱が立つものなのだ
「…ねえ、リュウト君ナナイロにはこんな言い伝えがあるのよ…『紅茶の茶柱が立った時素敵な訪問者』が現れると…」
「それなら知ってるぞ。素敵な訪問者ねぇ……会えるといいんだけどな素敵な訪問者に」
「そうねぇ…」
「(しれっとシモーナが旅の仲間になってます…!)」
・・・・・
ーートカイシティ
プレミシティ程ではないがビルが立っており。車もたくさん走っている…。そんな都会な街に一人の男がやって来た。
「……大暴れしてやるよ…!!へっ…!」
ブラック団の『ダン』であった…。一体何を企んでいるのか?
・・・・・
【第43話:END→第44話に続く】
あとがき
次回からトカイシティ編に入ります。やっつけ?気にすんな。次回からこの前書きあとがきシステムはなくします。