二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: ポケットモンスター_ナナイロ冒険記_第二部 ( No.18 )
日時: 2015/07/22 16:55
名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: w93.1umH)


・・・・

「ん?今なんかリュウトに呼ばれたような気がしました」
「リュウト……?」

リュウトが神秘のジャングルで死闘を繰り広げている中ヒメはルピアとともにポケモンセンターに向かっていた。ヒメはまだリュウトが伸びてベッドで寝ていると思っている思っているからだ。

「わたくしのパートナーです!」
「・・・そう、そのリュウトって人はどんなの人なのかしら?」
「えーとですね。面倒くさがり屋だけど無茶しがちで少し、いやかなりエッチですけど。とっても優しいです!」

ニコニコ笑いながらリュウトの事を説明をするヒメ、するとルピアが頭をナデナデと撫でた。

「よかったわ、あなたは良いトレーナーに恵まれたね。」
「えへへ」
「………」

ルピアに撫でられた事で照れるヒメ、セレビィは黙ってじーっと建物を見ていた。ヒメは首を傾げた一体どうしたと言うのだろうか?すると、建物の物陰から逃げ出すような音が聞こえた

「もう追っ手が来たのね。もうここも時間の問題ね…」
「ビィ……」
「追っ手?時間の問題??あの、話が見えてこないんですけど」
「・・・・あなたなら話してもいいわね。実は……」

ルピアはヒメに何故この町に来たのか、時間の問題、追っ手の事を話した。実はルピアはある国の令嬢らしく両親に好きでもない男と婚約を決めらて嫌で国を逃げ出したらしい。今両親の追っ手に追いかけられているらしい、さっきの物陰に隠れていたのが追っ手らしい

「なるほど、そう言う事だったんですね。とあるとルピアも『姫』なんですね。」
「も?」
「わたくしはダイヤモンド鉱国の姫です。ルピアと同じお姫様ですわ。わたくしも国のルールや大臣の言い付けがイヤになって外の世界に飛び出したんです。あぁ、なんか国の事を思い出したらイライラして来ましたわ。」

国の事を思い出したら勝手に不機嫌になり始めたヒメはプイっとする。どうやらかなり縛られていたようである

「なんか、似た者同士ねあたし達。私も婚約だけが嫌で逃げ出したんじゃない。あたしもディアンシーと殆ど同じよ。それにこのナナイロ地方の全てを見てみたかった発見されていないポケモンとも会えるかも知れないから」

まだ発見されていない新種のポケモン…。マツクリ博士が言ってた『あく・はがね』のナナイロに生息する伝説のポケモン…。ディアンシーも同じポケモンとしてその新種に会ってみたかった。

「このモモンの実を早くリュウトに見せてミズキに持ってかないと。さぁルピア!」
「え?でも……あたしは…あまり人とは…」
「リュウトはいい人です。ルピアもきっと仲良くなれます!」

グイグイとルピアの手を少し強引に引っ張るヒメ。ルピアは少し困惑するも承知をする。この光景を楽しそうに見るセレビィ

「くそっ、早く捕まえねえてまた叱りを喰らっちまう!」
「ア、アニキ…もういっそ俺達のポケモンで襲わせりゃいいんじゃねえですか?」
「てめえは本当に脳筋だなっ!ルピアの奴のバトルの腕はピカイチだ俺達のポケモンじゃ糞の役にも達やしねえ!」

物陰に隠れながらルピアとディアンシーを見ている二人組の男。この二人組こそルピアの言っていた追ってである。兄貴と呼ばれる少しヒョロとしている男、ヒョロ男の隣にいるのは筋肉質の大男いかにも考えるよりも先に手が出るタイプだ

「もう、あの女を追って2ヶ月近く経つのになんの成果もねえ、契約打ち切られるか報酬下げられるかされるぞ!」
「そ、そりゃあきません!」
「だろ?どーした物かぁ」

二人の男はどうやったらやってルピアを捕まえるか考えていると二人の前に執事服を着た老人が現れた。

「な、なんだじいさん?」
「わたくしの名前は『セバスチャン』。あなた達に実はやって貰いたい事があって参りました。」
「なんやろうか、アニキ?」
「知るか、じいさん消えな構ってる暇ねえんだ」
「あのお嬢さんを捕まえられるとしてもですか?」

セバスチャンはニヤリと悪い顔をする。あのお嬢さんとはルピアの事だろう二人は目を大きくした。

「聞かせてみろ」
「えぇ……では、こちらに」

二人はセバスチャンに耳を近づけやって貰いたい事を耳打ちし。三人でニヤリと笑う。

リュウトは神秘のジャングルでブラック団と死闘中、ヒメとルピアも戦いが待っていた。

・・・・

【第28話:END→第29話に続く】

余談
はい、(ようやく)28話が終了しました。夏休みは一週間に一回のペースで更新できたらいいな〜と思ってます。29話その1は来週の金曜か土曜には更新します。誤字があったら教えてん。フーパ可愛いフーパも近いうちに出しちゃうかも