二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: ポケットモンスター_ナナイロ冒険記_第二部 ( No.180 )
- 日時: 2016/09/18 08:00
- 名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: 3UdJFDb4)
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「んだ、てめえは?関係ねえ奴は引っ込んでろよ鼻へし折られてえのか?ボケ!!」
突っかかってきたダンの鼻を掴み左右に振るスキンヘッドの豚男。しかしそんな事に全く動じないダン。
「そうだ俺らは『ナナイロ極悪暴走連合』の一員なんだぜェてめえみたいなくっせえゲロがが手ェ出していい世界じゃ…『ベキ』ーーえ?」
モヒカンが言い終わる前にモヒカンの人差し指を掴みダンは思いっきりひん曲げた。モヒカン男の全身に衝撃的な痛みが走った。モヒカンはあまりの痛みに地面をゴロゴロと「ぎゃ〜!」と叫びながら転がっている
「このカス野郎!俺の相棒をよくも、ぶっ殺してやるっ!!カイロス!」
カイロスは頭のハサミをガチンガチンと鳴らしながらダンに突っ込んできた。ダンはモンスターボールからサナギラスを出した!カイロスは自慢のハサミでサナギラスを挟んだ。ギチギチと痛そうな音が響き渡る。
「へっ、カイロスは体を真っ二つにするまでそのサナギ野郎の体を放さねえぜ!大事な大事なポケモンが真っ二つになる姿をよく見とけよチンカスが!」
「だったらよォ〜ぜってえ放すなよ……ぜってえにな!!サナギラス、かたくなれ!」
サナギラスは力を入れ自分の元々硬い体を更に固くした。サナギラスの固さに耐え切れず…物凄い音とともにカイロスのハサミが折れた、4秒程の沈黙の後…
「カ、カイロオオオオオオ!?」
「あくのはどう」
カイロスは叫び声を上げているその隙にサナギラスの口から黒と紫が合わさった色をした波動を吐きだした。カイロスは両手をクロスさせあくのはどうを防ぐカイロスの両手はピリピリと痺れてしまった。
「お前も行けシュバルゴ」
ダンは二つ目のモンスターボールから一番信頼しているポケモンシュバルゴを出した。シュバルゴは目にも止まらず速さで手の槍をヤミラミの喉元に置いた。ヤミラミは汗がタラタラと流れるこのまま深く突き刺せば頸動脈が切られて即死だ。
「ヤ、ヤミ…」
「メガホーン」
「!?」
シュバルゴのランスがヤミラミの喉元を貫いたヤミラミは串刺しになりそのまま持ち上げヤミラミを投げ捨てる。
「クソが!死にやがった使えねえ野郎だ!くそったれが。頼みますぜ兄貴!ぶっ殺してやってくだせぇ!」
死んだヤミラミを「使えねえ」と評価してそのまま死体を蹴り上げる。モヒカン男は手持ちがもういない為全てはスキンヘッド男に託された。
「てめえらしょうもねえゴミとは生きる世界が違うんだよ。『殺す』と発言する前に殺してるのが悪の世界の常識だ!口だけのてめえらとは全てにおいてが違うんだよ!クソガキ!!」
「「くぎっ……。」」
ダンの気迫に押され気味のゴミクズ二人組は狼狽える、スキンヘッド男の目にタカコと園児達が入った彼女達を見てニヤと笑った。
「俺達が悪かったよ……。もうちょっかいかけねえから許してくれよ」
「え……?あぁ……。そうだよもうしねえ!この街にももうこねぇ!」
不良達は急にダンに対してペコペコと頭を下げ始めるとごろかもうこの街からも出て行くという始末だ。ダンは奴らの睨みつけながらジッと見つめると、シュバルゴをモンスターボールに戻した。
「いいだろ消えろ」
「へっへっへっ…すいやせん…なんてな…!カイロス後ろのガキと女の内臓をかきまぜろ!」
「流石兄貴だぜ!会心のフリなんてクズの極みだ!」
「カイロォオオオオ!」
不良達は会心のフリをしてダンがポケモンを戻すの狙ったビックリするくらい上手くいき自分達でも若干驚いている。ハサミが折れたカイロスは爪を立ててタカコ達に襲いかかったタカコは園児達を抱き抱え強く目を瞑るが痛みがいつまでたっても来ない…恐る恐る目を開けてみると。
「ギラ……」
「カ、カイロ……!?」
サラギラスがタカコ達の盾になってくれていた!
「馬、馬鹿な!?」
「てめえらみてぇな奴らの考える事なんて手に取るよう分かるわ。サナギラスを地面に潜らせてたんだよ…失せろすなあらしだ」
サナギラスは砂の竜巻を作り出したその砂の竜巻にカイロスと不良達を食らった。砂や小石が不良達とカイロスを刻んで行く!
「「ぎゃああああああああああああああああ!!!!」」
「カイロォオオオオオオオオオオ!!?」
「もういいだろ、止めるんだ」
サナギラスが砂の竜巻を解くとズタボロになった不良とカイロスがその場に落ちる。不良達は「ひぃいい!」と声を上げその場から逃げる。
「二度と来んな田舎で米でも作ってろゴミ虫が!!」
「お・・・お兄ちゃん強いだね!!!!!」
「凄い凄い!!すごーーい!!!!君も凄いね!」
「あァんだ!?」
「サ、サナ……?」
後ろにいた園児のケントはダンを掴んで嬉しそうにピョンピョンと飛び跳ね、マサオ純粋な笑顔ではサナギラスに抱き付く。ダンもサナギラスもこんな風にされるのは生まれてから初めてなので戸惑ってしまている
「あの…子供達を助けて頂いてありがとうございます…お名前を聞いてもいいですか?」
「え!?あ、ありがとうだと…!?・・・あ、いやダ、ダンだ…!」
他人から『ありがとう』という言葉も言われるのも実は生まれて初めて…。タカコは「素敵なお名前ですね」と言いながら微笑みダンの両手を掴んだ。ダンは自分でも分かったていた今物凄く顔が赤くなっているだろう…。こんな綺麗な人を間近で見たのはきっと始めてだ体から熱が込み上がってくる、このままでは駄目だこれ以上関わりを持ってしまったら街の破壊がしにくくなる、ここはさっさと引くべきだと判断した
「え、えっとじゃあ俺忙しいんで…この辺で失礼します…」
そそくさとこの場から立ち去ろうとするも園児達に掴まれてしまった。
「お、おいなにするんだよ!」
「僕達の幼稚園に来てよダン兄ちゃん!」
「おれ達と一緒に遊ぼうよ〜〜!お願い!サナギラス以外のポケモンも見せておねが〜い!」
「そうね。それがいいわダンさん幼稚園に来てくだいこの子達あなたの事気に入っちゃったみたいで助けてくれたお礼もしますから…ね?」
「ちょっとまっ……な、なんだよこの展開は〜〜〜!?」
タカコと園児達に捕まり幼稚園に連れて行かれるダン自分が助けたとはいえまさかこんな事になるとは予想だもしていなかった。
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「畜生あのチャラ男今にみてやがーーぶびゃあぁああああああ!?」
「兄貴ィイイイイ!?」
ダンにコテンパンにされたスキンヘッドの不良はダンの愚痴を言いながら逃げていると横から急に飛び出してきた車に思いっきり跳ねられてしまった。
「リュウト!また人を跳ねちゃってますよ!?」
「あなた運転下手クソねぇだから私がやるって言ったのに……」
「仕方ねえだろ初めてやってんだからよォー、あ〜あ掻っ払って来たばっかの車がまた傷ついちまったぜ」
車の窓から顔を出したのはリュウト、シモーナ、ヒメだ。ツギハギシティから窃盗した車でこの街までやって来たようだしかもヒメが「また」とか言っている為ここに来る途中も何人か跳ねているようだ。なぜリュウトは運転経験もない癖に自分で運転しようと思ったのか
「てめえウチの兄貴になんて事しやがるんだ!俺達が『ナナイロ極悪暴走連合』と分かっててやったのか!?どこの組のモン…」
「うるせぇ!!こんな奴の代わりなんぞ探しゃ何処にでもいんだろが!!」
「何言ってやが……ぎゃああああああああああああ!?」
モヒカン不良もついでに引いておくリュウトするとスキンヘッド男のポッケから何か飛び出ている事に気がついた。一旦車から降り死んでいるのか気絶しているのか分からないがスキンヘッド男に近づくとポッケから飛び散っていたのは袋に入っている白い粉であった。それを指で掬い取って舐めてみた。
「こいつは……『麻薬』じゃねえか」
「えぇしかブラック団特性の奴ね。この街にも潜んでいるようね。」
「なんで二人共平気そんな事出来るんですか…」
平気でわけもわからん薬を躊躇いもなく舐めれるリュウトとシモーナに若干引き気味のヒメ。そしてダンとは別に行動して麻薬の取り引きをしている団員がいる事が判明した。
「この街で本当に素敵な出会いがあるんですかね?」
「茶柱が立ったんだからあるでしょう・・・多分ね?」
「ほら警察来る前にさっさと逃げるぞ」
再び車に乗り直しこの場から逃げるリュウト達ヒメは若干あの不良達が心残りのようだ。
「いいんですかね?」
「てめえらの方から飛び出して来たんだ知ったこっちゃねえな」
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