二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: ポケットモンスター_ナナイロ冒険記_第二部 ( No.24 )
日時: 2015/07/24 19:12
名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: w93.1umH)

【第29話:ドラゴン使いと謎の二人組】

・・・・

「オノノクスちゃーん、げきりんヨー!」
「オノォォッ!!」

オノノクスは力を溜めそれを一気に放出し暴れ回る、それはとても豪快である周りの草木花をなぎ倒して行く、隙を見せないオノノクスの攻撃にリュウトと手持ちのポケモン達は避ける事で精一杯であった。

「クソっ…攻撃の隙がない…。でも、あの技は確か効果が切れると…」
「ノォォッ!」

オノノクスは自分がなぎ倒した木を持ち上げるとそれをリュウト達に向かって投げつける。

「おわっ!?オノノクスは優しい心の持ち主じゃねーのかよ!?」

後数秒判断が遅かったら木の下敷きになっていただろう。

「オーゥ!フツー君、逃げ回ってばっかじゃ勝利は掴めないネー!」
「こっちには作戦があるんだよ、よしそろそろじゃないか?」

オノノクスはフラフラと身体がよろつき始めた。『げきりん』驚異的な力で暴れまわれるがその後に『こんらん』するというハンデがある。

「『こんらん』が俺の狙いなんだよ。一気に畳み掛けるぞラッちゃん、ひっさつまえば!モンモンはようせいのかぜ、ロロはでんきショック!」

こんらんしているオノノクスにラッちゃん達は一斉に飛びかかる。

「チルーーッ!!」
「ラッ!?」
「モン!?」
「ロ!?」

いきなり上空からすごい勢いで『チルタリス』が現れ。チルタリスはラッちゃん達を雲のようなモフモフの羽根で薙ぎ払う。薙ぎ払われたラッちゃん達は地面に叩きつけられる

「この子もワタシのポケモンネ、何があってもいいように上空を張らせておきマシタネ」
「あれ、これ勝てねえわ……」

リュウトは引きつった顔でそう言った。手持ちとのレベルの差が開き過ぎている。やられてしまったラッちゃんとロロとモンモンをモンモンをモンスターボールに戻そうとすると。三人は同時に首を横に振った。自分達はまだ戦えるぞと言っているようだ

「お、お前ら……。よし!」
「なにか秘策でもあるのかしラ?」
「秘策はまだあるっ!俺逹はアゲハントのように舞、ビークインのように刺し、キャタピーのように逃げる!」

そう言い残すと猛ダッシュで逃げ出すリュウト逹、ジェシーは思わず「あっ!?」と声を上げる。オノノクスになんでもなおしを掛けチルタリスに乗り奴らを追い掛ける。

「ふふふっ、逃がさないネ!」

・・・・

「ハァハァ……。ここまで逃げれば。大丈夫だろ」

キャタピーのようにジェシーから逃げ切ったリュウト。体力を使い果たしゴロンとその場に寝っころがる。しかし時間の問題だろうすぐにここにジェシー達は来る。

「どうしようか。なんかいい方法ねえかなぁ」
「ブイ!ブイ!」
「ラッ!ラッ!」
「おい、静かにしねえと見つかるって何してんの?」

何故か騒いでいるイブとラッちゃんを黙らせようと二匹の方に目をやると二匹は穴を掘っていた。人1人入れるくらいの大きさの穴だ。

「……ここに隠れろって?いやいや、もし見つかったら逃げ道なくて殺されちまうよ…。あ、いやまてよ……。良い事思いついたぞ…」

この穴を見るとポンと手を叩き何か手を思いつくリュウト。

・・・・