二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 【祝】ポケットモンスター_ナナイロ冒険記_第二部【一周年】 ( No.38 )
- 日時: 2015/08/13 20:19
- 名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: .YMuudtY)
・・・・・
「はっはっは!ウインディがどうなってもいいのかァ?」
「このゲスめ……」
ルピアはグロッグを睨みつける。グロッグはルピアの一言に少しイラつき銃を更にグリグリとウインディに押し付け引き金を引こうとするルピアの額からはポタリと汗が一粒垂れた。ヒメはオロオロと心配しながらルピアの顔を見る
「・・・・・・・・・・分かったわ国に戻るわ。だからウインディを…」
「駄目です!!」
「!」
「こんな奴らの言う事なんて聞かなくてありません!ルピアはこの地方の全てを見たいのでしょ!?新種のポケモンを発見したいのでしょ?その夢をこんな事で諦めるなんてわたくしは許しません、許可しませんわ!」
「余計な事言うんじゃねえぜっ!エレブー、10万ボルト!」
エレブーの10まんボルトがヒメとルピアを襲う。グロッグはチッと舌打ちをした後一歩で大金が手に入る所だったというのにディアンシーのせいで邪魔されてしまった。
ワルサーがディアンシーの事をよく見ると目を大きくして驚いた。グロッグの肩を慌てながら揺らす
「な、なんだ!ワルサー!?」
「ア、アニキ!あのポケモン……『ディアンシー』じゃありまへんか!?」
「な、なにぃぃっ!!?」
名前を聞いた途端に大声を上げた大げさに驚くグロッグ。グロッグとワルサーはディアンシーの事を知っていたようだ。ディアンシーはダイヤモンドを作りだす能力を持つポケモンであるグロッグやワルサーのような金に目がない悪人には喉から手が出る程欲しいポケモンだ。グロッグはプルプルとヒメを見ながら震えている。
「エレブー、ディアンシーを捕まえろ!」
「ブゥゥゥッ!」
エレブーはディアンシーを捕まえるべく襲いかかる。ヒメは攻撃体制に入る。
「ディアンシー!」
「心配要りませんエレブーぐらいどうって事ないで……うっ!?」
ムーンフォースを叩き込んでやろうとした瞬間身体にビリッと言う衝撃が走った。先程の10まんボルトで『まひ』していたようだった。上手く体が動かせれないヒメ。
ルピアの腰についているモンスターボールからボーーンと何かが飛び出した!
「ビィィッ!」
「ブゥッ!?」
モンスターボールから飛び出してきたのはセレビィであった主人とヒメの危機を察知して自らの意思でボールから飛び出してきた。急に飛び出してきたセレビィに驚くエレブー。
「セレビィ、サイコキネシス」
「ビィィッ!!」
セレビィの目が青く光るとエレブーが空中に浮かぶ。エレブーはじたばたと暴れ抵抗をする。セレビィが目を大きく開くとエレブーは空中に浮いたままグロッグのいる方向に吹っ飛ばされる。グロッグとエレブーはどがっ!とぶつかるその衝撃で持っていた拳銃を落っことす
「あぁっ!?」
「ア、アニキ不味い!?」
「もうこれで恐る事はない……。ウインディ。ローブシンにかみなりのきば」
ウインディはがぶっとローブシンの腕に噛みつき電流を流す。ローブシンはあまりの痛さに思わずウインディを離してしまう。
「あ、あわわ……!ア、アニキ!」
「に、逃げろーーーーーーっ!!!?」
グロッグとワルサーは後ろを向き逃げ出す。
「ルピア、正義の鉄拳をかましてやりましょう!」
「そうね。ウインディ奴らにフレアドライブよ」
「ワォォオオーー!!!」
逃げるワルサーとグロッグそして二人の手持ちであるエレブーとローブシンにウインディのフレアドライブが炸裂。
「「うわぁぁぁ〜〜〜〜!?お、覚えてろよぉぉぉ〜〜〜〜!?」」
「エレブ!?」
「ブシーン!?」
グロッグ達はフレアドライブをまともに喰らいサイホーン房の天井を突き破って空の彼方に飛ぶされキランと星になった。
「ふっふっふ、やりましたわねルピア。正義は必ず勝ちます!」
「ふふ、そうね…ウインディ怖い思いさせてごめんね………」
ルピアはウインディの頭を優しく撫でるウインディは嬉しそうにルピアの頬を擦り顔をペロペロと甘えるように舐める、それを見たセレビィもルピアの首回りに抱きつくセレビィの頭も撫でるルピア
「懐かれてますね〜ルピアは〜ふふっ……………リュウト……。はっ!///」
ウインディとセレビィがトレーナーであるルピアに甘えている所を見て無意識にリュウトの名前を読んでしまったヒメ恥ずしくなって顔を赤くする。
「(ま、まさか寂しいと思っている!?ば、馬鹿な…離れてまだ30分くらいしか経っていないというのに…!………そういえばこうやって離れ離れになってるのって初めてですね…)」
「ディアンシー?どぅしたの?」
「いえいえ、何でもないです!本当になんでもないんですよ!!?////」
顔を真っ赤にしてブンブンと首を左右に振る。ルピアははて?と首を傾げる。
「それにしても……。天井に大きな穴を開けてしまいましたね…。とにかくこの事をミズキに報告しに行きましょう」
・・・・・