二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 【祝】ポケットモンスター_ナナイロ冒険記_第二部【一周年】 ( No.41 )
日時: 2015/08/18 01:28
名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: .YMuudtY)

・・・・・

「・・・・?」

いつまで経っても痛みがこないのでリュウトは目を開けると自分とジェシーはピンク色のシールドのような物で守られていた。リュウト達を守ってくれたのは目の前にいる薄ピンク色の小さなポケモンであった。

「こ、このポケモンは?」

図鑑を開くと説明が流れ始める。『ミュウ、みなみアメリカに せいそくする ぜつめつしたはずの ポケモン。ちのうがたかく なんでも おぼえる。』

「ミュウ……?こいつが?」
「ほ、本当にいたんデスネ……しかもミー達を守ってくれてるネ…」

ガブリアスはミュウが作り出したシールドを必死に壊そうと攻撃をするが傷一つ付かない。ミュウは後ろを振り返るとリュウトにニコと微笑んだ。

「……!!」
「キャッ!?」

リュウトはジェシーの頭を掴み穴の下に伏せる。ミュウはシールドを解除しガブリアスに近づく

「ガァアアアアァアアアアアア!!!!」
「ミュウウウウウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥッ!!」

ガブリアスが攻撃を仕掛けようとした瞬間ミュウは眩い光を放つ。ジャングル一帯がその光り包まれたリュウト、ジェシー、そしてラッちゃんやモンモン周りの野生のポケモン達、ガブリアスはあまりの眩しさに目を開ける事が出来なかった。

10秒、15秒程でこの光は止んだリュウトは恐る恐る目を開くまだ若干チカチカするのを我慢する。周りを見渡すと何と先程まで暴れ狂っていたガブリアスが倒れていた
これがミュウの力なのだろうか。ラッちゃんとモンモンは駆け足でリュウトに近づく

「あのデカブツぶっ倒れてやがる…いや、待て!?それどころかガブリアスやオノノクスが崩した木や花が元に戻って俺達が開けた地面の穴も元通りになってる!?」
「ラッタ!?」
「フーーン!?」

ガブリアスが倒れている事にも驚いたがそれ以上にジェシーのポケモン達が倒した木や花、リュウトのポケモンが開けた地面の穴が何事もなかったかのように元に戻っているミュウの放った光はこんな事も出来たのかと驚きが隠せないリュウト達、そんなポカーンとしているリュウトにミュウが近づいて来た

「ミュウ……♪」
「ミュウ…助けてくれてありがとうな。にしても悪かったなお前の住むこの森を滅茶苦茶にしちまって」

リュウトはペコリとミュウに頭を下げる。ミュウは静かに目を瞑り首を左右に振り優しく微笑んだ

「……気にしなくていいって事か?」
「ミュウ!」
「そうか……。おいお目当てのミュウがいるけどどうする気だ?」

ジェシーの方を振り返りそう聞いてみる。

「もういいネ。部下も大量に死んでしまったシ…手持ちもほぼヘロヘロ状態ヨ今ミュウと戦っても勝ち目ないネ。」
「ガブゥ……」

ジェシーはミュウの事を諦めた部下もガブリアスが殆ど殺してしまったし自分の手持ちも既に瀕死に近い状態である。正気に戻ったガブリアスをモンスターボールの中に戻し。林の中に消えていったジェシー、リュウトはジェシーの言葉で思い出した。
周りを更によく見渡すと大樹に潰されて死亡したブラック団の下っ端達だけは元に戻らず死んだままであった。先程の光は死んだ者は生き返らせる事は出来ないのかはたまたミュウが生き返らせなかっただけなのかは分からない。

「まあ、所詮ブラック団の命だしいいか」

リュウトもリュウトで案外外道であった。

「ミュウ!」
「わっ!?なんだ!?まぶっ……!」

ミュウが再び眩い光を放つリュウトは驚きあまりの眩しさに目を瞑る。

・・・・・・

ーー神秘のジャングル入り口付近

「全くリュウトったらなんでじっとしてられないんですかねっもう!」
「落ち着いてディアンシー」

ヒメとルピアはポケセンに戻ったがリュウトはおらずジョーイの話を聞くとここに行ったと知りわざわざやってきた。ヒメはプンプンと怒っているがルピアがそれを定めようとする、早速森の中に入ろうとした瞬間

「あ、あれここは?」
「きゃっ!?」
「急に人が現れた……?」

入ろうとしたその時どこからともなくリュウトが二人の前に現れた。

「もうリュウト!今までなにやってたんですか!もうとっくにモモンの実はミズキに渡しましたわ!」
「・・・・・・・・・・つ、疲れたぁあああああああ〜〜〜〜〜………………」

ヒメのその言葉を聞いた力が抜けたリュウトはどさっとその場に倒れこんだ。

「リュウト?」
「・・・・・・気を失っているみたい」

ヒメは「はぁ…」と溜め息を付き今度はルピアと共にリュウトをポケセンまで運ぶ。
その様子を入り口付近で覗いてた人物がいた。

「ミュウ♪」

・・・・・・

【第30話:END→第31話に続く】

余談
やっとジェシーとの戦いが終わりました。な、長かったwそして次回灼熱のサイホーンレース編が始まります。ラクスタウン編まだまだ続きます。
ちょっと書いてて思った俺リュウトの事あんま好きじゃないかもwww
では、また次回お会いしましょう。近いうちに番外編を書く予定、誤字あったらよろしくお願いします。更新の早さに褒めて