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Re: 【祝】ポケットモンスター_ナナイロ冒険記_第二部【一周年】 ( No.49 )
日時: 2015/08/20 04:52
名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: .YMuudtY)

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「酷いわね、人前であんな事するなんて…」
「ふむ、では確かめるとするでござる。行くでござる!オタチ!!」

ヒラタがモンスターボールから出したポケモンはジョウト地方の初心者ポケモンの一匹『オタチ』だ。これでマリカの周りを確かめるという。

「オタチ!マリカ=アルバートの周りをでんこうせっかでござる!」
「オタッ!!」

ヒラタのオタチが草むらが飛び出しマリカの周りをでんこうせっかし始める。しかし手応えはない

「?……なにこの汚いポケモンは?おっぱらちゃいなさい。」
「ヒトォォッ!」
「オタッ!?」

マリカの周りにいる謎のポケモンが姿を一瞬だけ実体化した。それはローソクの形をしたゴーストポケモン『ヒトモシ』だ。このヒトモシが二人の選手を転倒させロコモの服を燃やしたのだ。ヒトモシはオタチにひのこを浴びせるとすぐに実体を消す。オタチはヒラタの元に戻ってくる。

「今のヒトモシでした!なるほどヒトモシなら姿も消して相手を転倒させることだって、服も燃やす事だってできます。つじつまが合いますね」
「おのれ!マリカ=アルバート!小生のオタチを汚い呼ばわりした次にやけどを負わせるなんて、許さんですぞぉっ!!」

ヒラタは自分のオタチを馬鹿にされた上に怪我を負わせたマリカが許せなかった。怒りに燃えていた。

「・・・出てきなさい、キルリア!」
「キルル〜〜!」

ルピアはモンスターボールを取り出すと『キルリア』を出した。

「キルリアも持っていたんですね?で、どうするんですか?」
「まあ、見ててヒラタさん…もう一度オタチにでんこうせっかをやらせて」
「な、何故でござる?ま、まぁ分かったでござるオタチ行くでござる!」

オタチが再びくさむらから飛び出てマリカの周りをでんこうせっかし始める。流石のマリカもイラッときたのかオタチを睨みつける

「ゴミめ…。ヒトモシ」
「ヒト!」

ヒトモシがオタチを追っ払おうと実態を見せた時。

「今よ、キルリアサイコキネシス」
「キルルルッ!!」

キルリアの目が青く光るヒトモシにサイコキネシスを食らわせた。ヒトモシは目を回しながらバタンと倒れる

「あのヒトモシ技を繰り出す時は姿を出さないと攻撃できないみたい。そこを狙ったのよ」
「ぬぬぬっ、オタチをおとりに使ったのでござるな…まぁいいでござる許すでござる」

マリカのヒトモシは相手を掴んだり燃やしたりする時は姿を消したままでも出来るが『ひのこ』のような技を使う時は実態を出さないと出来ない事をルピアは一瞬で見抜いた。だからオタチをおとりに使うよな真似をしたのだ。

「ちぃいいっ!計画がバレていたのね。セバス、こっちの作戦がバレたわ第三作戦よ。」
『了解いたしました。マリカ様』

マリカは指輪型通信機でセバスチャンと会話をする。

「(今マリカの周りにヒトモシがいてヒトモシが倒れた?)」

後ろからちゃっかり今の光景を見ていたミズキ。草むらからヒメが手を振っているのに気付きなるほどと納得しピースをヒメ達にする。

「(ありがと、ディアンシーちゃん達…マリカの悪事を暴いてくれて。よしこのまま一気に飛ばすわよ!)」

「今、ヒトモシがいたような気がしますが…まぁ気にしないで実況を続けますよ!!」

司会はポリポリと頭を掻くが気にしない事にした。それでいいのか?

「マリカ様を優勝させる為に第三作戦を発動する!行くのだお前達!」

セバスチャンはマリカの命令通りあるポケモン達を檻から出した・・・

・・・・・・