二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 【祝】ポケットモンスター_ナナイロ冒険記_第二部【一周年】 ( No.51 )
日時: 2015/08/21 01:05
名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: .YMuudtY)


・・・・・・

ばさっばさっばっさ……と何か羽ばたく音が聞こえる、サイホーンレーサー達とヒメ達そして司会者が上を見上げると

「あ、あれはペリッパーとキャモメ?」

ミズキは羽ばたく音の状態がペリッパーとキャモメの集団だと気付いた。しかもその集団がこっち向けて『みずでっぽう』や『ハイドロポンプ』を放ってきた!

「なっ!?」

ミズキはペリッパー達の攻撃をかわすが他のレーサー達のサイホーンはまともに喰らい倒れて失格になった。

「まさかの野生のペリッパーとキャモメが乱入!どうなっているんだ今回のレースは!?」

「偶然とは思いませんね…」
「よく見て…あのペリッパー達マリカ以外のレーサーを攻撃しているわ。」

ペリッパー達はマリカ以外のレーサーを狙ってやっている。つまりセバスチャンが解き放ったポケモンはこのペリッパーとキャモメ達だったのだ。

「ペッパァァァッ!!」
「ぐわぁぁっ!?」

ペリッパーのハイドロポンプを喰らいまた一人脱落した。これで残るレーサーはマリカ、ミズキ、ヨウヘイと言う男レーサーの三人になった

「このままじゃ、ミズキのサイホーンもペリッパーの餌食になります!」
「まかせて、キルリアサイコキネシス!!」
「なら、わたくしも手伝います!」

キルリアとヒメのダブルサイコキネシス、ペリッパーのハイドロンポとキャモメのみずでっぽうの動きを止めそのままペリッパー達にお返しする。

「「「ペリィィィィィッ!!!?」」」
「「「キャモォォォォッ!!?」」」

跳ね返されたハイドロポンプと水鉄砲を喰らい空の果てに飛んでったペリッパー達。

「やりましたわっ!」
「ええ」

いえーいとキルリアとヒメはハイタッチをする。ミズキはペリッパーがどっかに飛んでいきホッとする。マリカはギリギリッと葉を食いしめる

「一体何が起きているのよ…!もういいわっ…セバス!!カタをつけるわよ!!!!」
『ハッ!!』

サイホーン達が6番道路は一周して会場に戻ろうとした瞬間。

「このマリカ様の勝ちよ愚民のカス共がっ…!サイホーンジャンプ!!」
「ホォォォォッ!!」

突如マリカのサイホーンが高くジャンプした。その光景を見たミズキとヨウヘイは驚く何故ジャンプをしたのか別に障害物があったわけじゃないのに…すると。

「なっなんだ!?お、おいサイホーン何寝てんだよ!?」
「………zzzz!」

ヨウヘイのサイホーンはいきなり止まり寝始めてしまった。サイホーンが足を止めてしまいヨウヘイはあえなく失格となる。これでミズキとマリカの一騎打ちとなった
しかし、そのミズキのサイホーンも苦しみ始めた。

「サイホーン急にどうしたの?」
「サ、ィィィ……」

ミズキのサイホーンは息も荒くなり額からも汗が大量に噴き出て顔をも徐々に悪くなっていく

「………マリカ=アルバートは一体なにをやったでござる?」
「見えてないんですか?あの一帯一面にほうしが漂ってます!」
「ほうし?」

ポケモンにしか見えていないほうしがサイホーンの周りを漂っている。ルピアは周りを見渡すとセバスチャンが隠れながらモロバレルとキノガッサとパラセクトを使ってほうしをコースに撒いていた。このほうしでヨウヘイのサイホーンはねむり。そしてミズキのサイホーンはどくになっているのだ

「ミズキ殿のサイホーン…かなり苦しいはずなのにスピードを落とさず走ってるですぞ」
「サイホーンはミズキの気持ちに答えたいんです。絶対に優勝させたいんですだからどんなに苦しくたって痛くたってミズキの為に頑張ってるんです。でもこのままじゃ毒で瀕死になってしまいます…!」
「ヒメ…実はモモンの実一つだけ残りがあるわ…」

ルピアは懐からこの前使ったモモンの実の残りを出した。

「流石です、ルピア!これを上手くサイホーンの口に叩き入れます!」

ヒメはモモンの実をサイホーンの口にホールインワンさせる為に投げる構えをする。ミズキのサイホーンは少しづつペースが落ちてきてしまってきた。

「そろそろ、終わりね……このままゴールするわよ」

マリカは更にスピードを上げミズキと距離を突き離す。ミズキはもう駄目だと思い始めた

「……っ!サイホーン、口を開けなさい!!!!」
「!?」

ヒメはバッ!と草むらが飛び出しサイホーン口め掛けてモモンの実をぶん投げた。見事にモモンの実はサイホーンの口の中に入る。みるみる毒が消えていき元気を取り戻す

「ホォオオオオオーーー!!!」
「ありがとっ…!みんな!絶対優勝するわっ!!サイホーン!!!!」

サイホーンはスピードを上げマリカを追いかける。

「よかった……」
「後はミズキに託しましょう…レーサー会場に戻りますよ!!」

・・・・・・

「お、おのれぇ!クソガキ共!!よくもマリカ様の邪魔を…!こうなったら行くのだゲッコウガ!水手裏剣であのレーサーのサイホーンを八つ裂きに…!」
「ゲッコォォーー!!」

影でマリカの援護をしていたセバスチャンはカンカンになっていた。モンスターボールからカロス地方御三家の一匹ケロマツの最終進化形態『ゲッコウガ』を繰り出しミズキを脱落させようとさせたその時。

「フーーン!!!!」

一匹のエルフーンが突如現れセバスチャンとゲッコウガに向けてエナジーボールを放った。

「うぉぉぉ〜〜〜〜!?なぜこんな所にエルフーンがぁぁぁぁ〜〜〜〜!?」
「ゲッコォォ〜〜〜〜!?」

エナジーボールを食らったセバスチャンとゲッコウガは空の彼方に飛んで行きキラーンと星になった。

「やれやれ、真打ちは最後の最後に登場するもんなんだぜ」
「フーーン♪」

・・・・・・