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Re: 【祝】ポケットモンスター_ナナイロ冒険記_第二部【一周年】 ( No.59 )
日時: 2015/08/23 04:50
名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: .YMuudtY)

【第32話:タマゴ騒動】

・・・・・

リュウトとヒメがラクスタウンを後にし次の目的地ツギハギシティに向かっている最中
何度もリュウトの鞄に入っている卵が揺れている。気になりタマゴを鞄から出す

「産まれるのが近いみたいですね。リュウト神秘のジャングルでかなり動き回ったそうですね。だから通常より孵化が早いんですね」
「なるほど、どんな奴が産まれるんだろうな?茹でたら早く産まれるだろうか」
「食べる気ですか…それもいいかもしれませんね!」

この二人の言う事は何処までがジョークなのか分からない。ブラックユーモアにしても笑えないタマゴに入っているポケモンは堪ったもんじゃない。リュウトはモンスターボールに入っている手持ちを全て出す

「よし、みんな今日のご飯はオムライス…嘘だよ睨むな…」

ラッちゃん達はじと〜とリュウトとの事を睨むな。なんやかんやでとにかくみんなでこのタマゴを温めて早く孵化させる事にした。

「ほら、みんなもっとくっ付いてください」

みんなでタマゴの周りにこれでもかと言うくらい集まり引っ付く、みんなの体温で孵化させる作戦だ何も知らない奴が見たら何をやっているんだと思うだろう。

「・・・・・暑いな」
「暑いですね……やめましょうか」

引っ付いているうちに暑くきたのでやめた。孵化する前に自分達が暑さで倒れてしまう。

「まぁ歩いてたら産まれるだろ。うん?」

リュウトは何かがこちらに近づいてくる事に気がつき顔を上げると。大きな鳥がリュウト達目掛けて飛んできている

「バルゥゥゥーーッ!!」
「ぉっ!?」

その鳥ポケモンは声を上げてリュウトを驚かせ持っていたタマゴを油断して落とした所をその大きな足で掴み持ってどっかに飛んで行ってしまった。

「なんだ今の焼き鳥!?俺の夕飯を持って行きやがったぞ!?」
「リュウトもしかしてお腹空いてます?呆れますよ…」

先程の鳥を焼き鳥と呼び、しかも自分のタマゴを夕飯と呼ぶ諦めていなかったようだ。はぁと溜め息をつき呆れながらヒメは言う。言っておくが彼女もタマゴを食べる事には賛成していた、とにかく図鑑を開き今のポケモンの説明を見る

『バルジーナ ほねわしポケモン ほねを ひろいあつめて すづくり。よわった えものを あしで つかみ ほねの すまで かるがると はこぶ。』
「弱ってる所か産まれてすらいないんですけど?」
「バルジーナってタマゴを集める習性なんてありましたっけ?」
「初めて見るポケモンだからそんな事知らん。そうだったら図鑑に書いとくだろ」
「いえいえポケモンの謎は深いですよ。まだ知られていない事だっていっぱいあります」

ヒメの言う通りポケモンは未だに解明されていない謎もかなり多い、例を上げるとすればアンノーンの統一していない体の形や、ユンゲラーが元人間説(図鑑の説明を参照)
など上げればきりが無い。ポケモンのヒメが言うのだから説得力があり過ぎる

「・・・・」
「ロトッ!ロトッ!」

ロロが指をさした方向に先程のバルジーナが飛んでいる、バルジーナは山奥に入っていった。

「げぇっ…マジかよ仕方ない行くか…一応貰いもんだしな。」
「そんな事言ってるとマツクリとシモーナ泣いちゃいますよ」

タマゴを奪ったバルジーナを追いかけ山の方に向かったリュウト達であった。

・・・・・