二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 【祝】ポケットモンスター_ナナイロ冒険記_第二部【一周年】 ( No.62 )
- 日時: 2015/08/25 02:55
- 名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: 49hs5bxt)
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バルジーナのタマゴを盗んだ泥棒を探しにこの名もない山を下っているがこれといった手かがりはほぼない
「たくっ、探すっていったってなぁ…もうタマゴは返して貰ったしもうよくね?このまま無視して行こうぜ」
「そんな事したらバルジーナが何しだすかしりませんよ?」
「そんな事言ったって」と思いながらぽりぽりと頭を掻く盗まれたのはバルジーナの不注意なわけだし。盗んだ奴の手掛かりもねえしどうすればと考えていると岩陰から品のない笑い声が聞こえた。ひょこと覗いてみると
「いっひっひっ、こんなに簡単にタマゴが手に入るなんてなぁぁぁぁ。これでバルチャイは俺のもんだぜぇぇぇぇぇぃぃぃぃ」
「あれ、てめえ何処かで……」
岩陰の後ろに隠れていたのはタマゴを持って笑っている短パン小僧がいた。リュウトはこの短パン小僧何処かで見た記憶があった。短パン小僧はリュウトに気づく。リュウトも短パン小僧の顔を改めてみてなにかに気づく
「「あっ!?」」
リュウトは思い出したこの短パン小僧『はばたきの森』であったクソガキである。ラッちゃんをオニスズメで苛め殺そうとしたクズトレーナー代表格の一人だ(第2話を参照)
「お前ははばたきの森であった生意気に僕を吹っ飛ばしたトレーナーじゃぁぁぁなぁぁぁいかぁぁぁっ!?」
「そういうてめえはオニスズメの短パン小僧」
正確には吹っ飛ばしたのはヒメである。こいつがタマゴ盗みの犯人で間違いなさそうだこんな近くにいるとはバルジーナは灯台下暗しだ。
「おい、お前なんでバルジーナのタマゴを盗んだ?」
「そんなの決まってるじゃないかぁぁっ、産まれてくるバルチャイをバルジーナに進化させて高く売るんだよこの地方じゃバルジーナは珍しいからなぁぁぁぁ」
こいつの目的はヒメの言った通り金であったこの地方じゃ野生のバルチャイは少ないらしくマニアに売ったら高く売れるらしい。金の為ならなんでもする人間のクズそのものだ。しかも歳はリュウトより下であろうこいつはそんな歳からこんな考えの持ち主とは親はロクでもない奴なんだろう
「全く……やれやれ、おいそのタマゴ返してもらうぜ。」
「はぁぁ〜〜?嫌に決まってんだろマヌケっ!!脳みそ腐ってるのかウスノロ!!」
「素直に返すわけありませんわ、リュウトここは前みたいにぶっ飛ばして…」
ヒメがピョンと短パン小僧の前に出る。短パン小僧は余裕そうにふっふっふと笑う
「この前みたいに行くと思わない方がいいよぉぉぉ〜〜僕もあれから色んなポケモンを嬲ってレベル上げたしねぇぇい」
ニヤッと極悪ヅラを見せるヒメは「はぁ…」と溜め息をつくさっさとKOしてしまおうとするがリュウトがヒメを止める。
「なぜ止めるんです?」
「別にこのままお前が殺しちまってもいいが。それだとどうも納得いかねえみてえなんだ。こいつが…」
リュウトの腰についている一つのモンスターボールは早く飛び出たいと言わんばかりにガタガタと揺れている。ヒメはそれを見てこくりたと頷く
「てめえの悪行同じ人間として俺が直々に成敗して地獄に叩き落としてやるよ」
「はぁぁぁぁぁ?意味わかんねえ事言ってんじゃねぇぇぇぇぞぉぉぉ?このトンチキ野郎が!」
短パン小僧はモンスターボールからオニドリルを繰り出したきっとあの時のオニスズメが進化したのだろう。対するリュウトが出したのは
「行け、ラッちゃん!リベンジマッチだっ!!」
「ラァッタ!!!!」
ラッちゃんは勢い良くモンスターボールから飛び出すラッちゃんは鼻息が荒いついにあの時の恨みを晴らす時が来たのだ。
「へぇぇぇぇぇ〜〜〜あの時のゴミ屑コラッタだな?随分立派なになったじゃぁぁぁん?嘘だよっナスがっ!!薄汚ねえポケモンなんか出してんじゃぁぁねぇぇぞ!カス!」
「てめえ小学生かよ悪口がひねりなさ過ぎんだよ」
ボロクソ言われているがリュウトもラッちゃんも全く動じていない並みの人間だったらブチ切れして攻撃を仕掛けているだろうがリュウトはブラック団やらとの戦いのおかげか人の二倍ほどの冷静さを手に入れている。短パン小僧は「チッ…」と舌打ちをする
「そうだ。せっかくだから俺の名前君にぃぃぃ教えてあげるよぉぉ。僕の名前はソウタ。ウスノロ君の名前はぁぁぁ?」
「聞いてないけど?。マイケルだ」
リュウトは『マイケル』に偽名を名乗るこんなのに本名を伝えたくないのだろう。短パン小僧「そうか、そうかそうなんだぁぁぁ」と興味なさそうに言う。
「もういいかな?じゃあ行くぞ。ラッちゃんすてみタックル」
「ラッァァッ!!」
ラッちゃんは全身に力を込めオニドリル向かって突進する。突っ込んでくる時とても速くオニドリルは避けきれずすてみタックルを喰らう。
「オニドォ……!」
「あぁぁ〜!?オニドリル!?」
オニドリルはすぐに体制を持ち直す。ラッちゃんはすてみタックル使用後に来る反動の痛みを表情に出さないこいつを倒して忌々しい過去のトラウマを克服するのだ
「かみつく」
「つつく!!」
ラッタをその嘴で串刺しにしようとラッタと突っ込んでくるが逆にそれを利用されつつかれる瞬間にラッちゃんがオニドリルの嘴に噛み付く!嘴はピキピキとヒビが入る。何処かでみたシュチュエーションだ。
「またヒビがはいちゃいましたね」
「ラッッタァ!!」
ラッタはオニドリルを短パン小僧向けて投げ飛ばす。どがっ!!とオニドリルは短パン小僧に叩きつけられる短パン小僧はふらつき思わず足を踏み外し崖から落ち奈落の底へと落ちていった。
「まあいいかこんなところまで警察こねえだろ。死んで清々するような奴だったしな。おっこいつひでんマシンかいりき持ってやがった」
リュウトは短パン小僧の残ったカバンを物色するとひでんマシン『かいりき』を手に入れた。
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