二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 【祝】ポケットモンスター_ナナイロ冒険記_第二部【一周年】 ( No.64 )
- 日時: 2015/08/26 01:16
- 名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: npB6/xR8)
【第33話:バトル大会!】
・・・・・
ーーツギハギシティ
色々あったがよくやくツギハギシティに着きポケモンセンターのロビーで寛いでいた。
新しく加わったトゲピーの頬っぺたをつんつんとしたり抓ったりしたりしている
「ピィィ〜」
「なんなんだよ、こいつは…」
こんなちっこいのがイブに代わってこれからの戦力なのかと思うと思いやられる。
そんな主人の気持ちなど分かるはずもなく楽しそうに笑っているトゲピー。
「とにかくこいつの名前も考えなきゃな…トゲ…いや、ピィ…それだと別のポケモンになるか。う〜〜ん」
「?」
ドゲピーのニックネームを考えるこれだ!と言ったピッタリな奴が閃かないそんなリュウトの元に回復が終わったヒメが他の3つのモンスターボールを持ってやってきた。
ヒメは戻ってくる前に「面白い物」を見つけたと言いリュウトの素手を引っ張る
「分かった分かった。どれだ?」
「これですわ!」
ヒメは貼ってあるポスターをリュウトに見せた。ポスターには「ポケモンバトル大会。ピチューカップ開催!」と書かれていた。
「バトル大会ぃ?この街で?何々…ルールは1〜30レベルのみのポケモンで戦うとしか書かれてねえぞなんて適当な」
「わたくし達も参加しましょう!面白そうですわ」
「嫌だよやる意味が分からん」
ヒメはこの大会に出ようとリュウトに言ってみるが。即「出ない」と返答したその時間わずか2秒。しかしこんな面白そうな事参加しないなんて勿体無いヒメもヒメで折れない
「でも、この大会出ればトゲピーのレベルも上げるんじゃないですか?」
「そんなもん群れポケモンを一掃すればいい話だ」
二人は「ぐぬぬ…」と睨み合う両者全く引こうとしない。ここでリュウトがとどめの一言
「それに1〜30レベルだから。お前参加出来ないぞ」
「………あ」
この大会は最大で30レベルが制限。現時点でヒメのレベルは50自らの参加は不可能だ。
「そういうわけだ諦めろ。じゃあちょっと街の探索でも行こうぜ」
ひょいとトゲピーを持ち上げ抱っこし街の探索にポケセンを出ようとするまだ納得のいかないヒメ。
「置いてくぞ〜〜」
「あぁっ、待ってください!」
・・・・・
「なんかお祭りだな……。」
街を歩いていると出店や沢山のバトル大会の参加者であろトレーナー達が歩いている。
ドンと肩と肩がぶつかってしまう。
「いてぇ…てめえどこ見て歩いて…」
「あぁん!?そりゃこっちの台詞だクソが!!」
リュウトがぶつかったのはスキンヘッドで見るからに不良の男であった。また面倒な事になりそうだと心の中で思う。
「俺のグラエナが丁度血を求めてるんだぜ。ケッケッケ」
「グラエナって血を求む種族じゃねえだろ」
「やっかましいわ!口の減らねえガキだぜ!」
「リュウトはこういうのに本当よく絡まれますよね。」
確かに彼はこういう頭の悪そうな悪人トレーナーに絡まれやすいこんなの引き寄せる体質なんて真っ平ゴメンである。
「死にらせクソガキがぁっ!!」
「こんな所で殺したらすぐ務所行く事にあるぞてめー」
スキンヘッドの男はモンスターボールを構えグラエナを出そうとした時。
「やめてくださいっ!!こんな所で!」
「なんだぁっ?」
リュウト、ヒメ、そしてスキンヘッドが声がする方に顔を向けるそこにはメガネを掛けた黒髪の青年がいた。
「誰だてめえ」
「本当に誰だよ…」
「さぁ?」
急に現れた青年に戸惑うリュウト達。
「僕が誰とかどうでもいいだろう、ここは喧嘩する場所じゃない人の迷惑を考えろよな!」
「チッ…わーったよ!おい小僧命拾いしたな。」
リュウトは「てめえがな」と言おうとしてしまったがそんな事したらあの馬鹿の堪忍袋が本当に切れるかも知れないから言うのはやめた。メガネの青年がリュウト達に近づく
「災難な目に遭ったな。僕はブリーダーの『タイヘイ』よろしく」
「だから名前なんて聞いてなんだけど?……マイケルです」
メガネの青年…ポケモンブリーダーの『タイヘイ』はニコッと笑って手をリュウトの前に出す。リュウトは短パン小僧に名乗った偽名をタイヘイにも名乗るどうせもう会わないだろうと思ったのだ。
「・・・・握手はしねえぞ。男はあんま好きじゃねえんだよ」
「あはは…会って早々嫌われちゃったか。所で…珍しいポケモンを持ってるんだな君」
「わたくしですか?まぁよく言われますよ!!」
珍しいと言われドヤ顔をするヒメ。
「所で君達もバトル大会に出場するのか?」
「……てめえブリーダーなのにバトルするのか?」
「普段はしないんだけどせっかく来たんだからしてみようかなって…。でも、この大会の一回戦はダブルバトルなんだパートナーを探してたんだ」
嫌な予感がしたリュウト。頼むから自分が思っているような事にはならない事を祈る
「せっかく会ったのもなにかの縁だ俺のパートナーになってくれないか?マイケル?」
やっぱりこうなったか答えはNOに決まってるこの爽やか笑顔に一発入れたくなった。
普通こんな初対面の人間を誘うかこのメガネ?
「そうと決まれば受付をすましてこようぜ!」
「はい?ちょっとてめえこらっ…勝手に決めんな!引っ張るな!」
「強引なメガネですね……。」
・・・・・