二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 【祝】ポケットモンスター_ナナイロ冒険記_第二部【一周年】 ( No.66 )
日時: 2015/08/29 05:46
名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: DyzeSRgi)


・・・・・・

「ピッピ、このゆびとまれ!」
「ピ〜!」

タイヘイのピッピが指を天高く上げた。ブラッキーとエーフィはピクンとそれに反応した。するとロトムを狙っていたサイコショックとイカサマがピッピに放された。
ピッピはエーフィ達の技を喰らい吹き飛ぶ。

今の『このゆびとまれ』は攻撃の対象が全てこの技を発動した物にある技だ。これによりロトムの戦闘不能をとりあえず防いだがピッピが瀕死に近い。

「ロロ、あのバカップルには制裁を食らわすんだ。シャドーボール!」
「ピッピ、ブラッキーにマジカルシャイン!」
「ロロッ……!」

ロトムは顔面に毒素がついているが薄っすらとだが目を開きシャドーボールをエーフィに当てる。ピッピは体から眩い光を体から発射しブラッキーに当てる。

エーフィとブラッキーは効果抜群の技をまともに喰らい戦闘不能となった。

「負けちゃった〜〜〜!ごめんなさい、カズキ先輩〜〜!」
「いいんだよまた次を頑張ろうアリサ」
「優しいカズキ先輩愛してるぅう〜〜♪」

負けたというのにどっちもお互いを責めなかったそれどころか逆に負けたことによって絆が深まった感じだ。リュウトは頭に浮かんでいる血管がピクピクと動く。
リュウトは負けた事によって別れるのを期待していたのだが予想外でビックリしている

「カズキ先輩〜〜!」
「アリサ〜〜!」
「負けたんだからとっとと消えろ※※※※※※共!!!!」
「落ち着け!マイケル!!」
「そうです。ここで暴れたらせっかく勝ったのに台無しになります!!」

タイヘイとヒメが必死にリュウトを宥める、アリサとカズキは完全に二人の世界には入りきっている。

・・・・・・

ーー控え室

「マイケル、すまなかったな俺が不甲斐ないばっかりに…」

控え室でリュウトに深く頭を下げるタイヘイ。リュウトは「はぁ…」と溜め息を付く。

「別に気にしてないから。結局はタイヘイのピッピのあの技覚えてなかったらやられた訳だしお前のおかげじゃねえかよ」
「…ありがとう!!マイケル!!」

タイヘイはバッと両手を広げリュウトを抱きしめた。リュウトとヒメは声を合わせて「なっ!!?」と驚いた。リュウトはじたばた暴れるがタイヘイの力が強く離せない。

「や、やめろぉっ!!!!変に間違われるだろうがぁっ!!」
「間違われる?」

タイヘイは首を傾げる純粋そうな顔をしている分かっていないようだ。周りは二人を見て騒つき始める。

「ぐっ……!」
「リュウ……マイケル、苦しがってますよ?」
「え?ぁあ!?すまん!!」

タイヘイはバッとリュウトを放す。

「ぐぅぅ、気持ち悪ぃ…!これだから男は嫌いなんだよ!」
「マイケル、二回戦からはシングルバトルになるお互い頑張ろう…!」

スッとリュウトの前に手を出す握手と言う事であろう。

「…が、頑張ろう」

リュウトも恐る恐る手を出してみるとタイヘイはリュウトの手をギュッと強く握りしめる。リュウトはぶるるっと寒気が走った。

「あぁ!!頑張ろう!!!」
「こ、こいつ本当に……まさか…!」
「あ、ありえますわね…」

・・・・・

ーー

「あいつは勝ち進んだみてーだな……。」

司会者が一人で何かを呟いているその声は司会している時とは違いおじさん声ではなく若い成人男性の声だった。司会者は付け髭を取りハゲヅラを取るとそこには先程までの司会者『ダンズ』ではなく『ブラック団』の『ダン』がいた。

「あいつをこのブラック団主催のバトル大会に参加させ…。勝ち進んでもらう、それによって今進行している他の作戦の邪魔させない作戦ムラサメさんも頭いいぜっ」

クックックと悪い顔をしながら笑うダン。

「おっと、そろそろあの人の到着か…。迎えに行かなきゃ行けねえな。今回は邪魔されねえで作戦が上手く行くぜ!」

・・・・・

ーー8番道路

「この辺のはずなんだけど…。何処にあるの…か」

綺麗な長い赤髪をした女性。シモーナがキョロキョロと周りを見渡す。わすれている人も多いだろから一応説明しておこう彼女はブラック団と深く関わりがある女性である
ヒロインでプロローグにも登場したはずなんだが都合上中々出して貰えなかったキャラの一人である。今回からばしばし出してくよ!

「すごい失礼な事言われた気がするけどまぁいいわ。それより今は奴らよね奴らがこの辺の洞窟でなにかを作っているらしいけど…洞窟らしいのが見つからないわ。」

シモーナはブラック団が入るという洞窟を探しているらしいが見つからない。

どんっ!!!

「……だ、誰よ?」
「すいません!すいません!すいません〜〜〜〜!」

シモーナにぶつかったのは青いコートに白のスカート。コートの下には白のシャツ。目は黒で髪は金髪長さはストレートで肩くらいの10代くらいの女だった。シモーナはぶつかった彼女をギロッと睨みつけている少女はビクビクしている。すると鞭を持って太っていて醜い男が二人の前に現れた。

「おい、こらっ…『リム』ようやく追い詰めたぞこら……覚悟しろ!」
「プルルルッ」
「ザグゥゥゥッ!!」
「あっ…ああ!…はわわわっ!」

醜い男はハブネークとザングースを連れていた普段は宿敵関係にあるはずの二匹だ。
このリムという女この男に追われていたようだ。リムは男を見るなり以上な程震えている

「た、た、助けてください……!!」
「嫌よ、自分の事は自分で何とかするのが社会のルールよ」

リムにそう冷たく言い放つシモーナ、リュウトとと張れるレベルで冷たい

「た、助けてくれたらなんでもします!!だ、だから」
「なんでも?今なんでもっていったわね…それならいいわ」

シモーナはニヤッと笑い「何でもする」と言う条件で彼女を助ける事にした
しかしなぜ彼女は追われていたのだろうか?

・・・・・

【第33話:END→第34話に続く】

余談
これにて夏休みでの更新は終了です〜。長かったようで短かった僕にとって人生最後の夏休みでした皆様はどうお過ごしでしたか?何処かに出かけたりしたのでしょうかね。
僕は友達なんていないんでずっと家出したけどね。ははは(遠い目
9月から更新が中々出来なくなると思います。僕も勉強したり、ドラ○エしたりで色々忙しいですからね。そして今回で全てのメインキャラを出す事が出来ました。まだモブキャラが残ってるんですけどねw。誤字があったらいつも通りでお願いします。