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Re: 【ダンジョン募集】ポケットモンスター_ナナイロ冒険記_第二部 ( No.92 )
日時: 2015/09/04 20:09
名前: こーすけ ◆TG/gZwenNc (ID: BlQGlUWP)


短編その11『独占欲』

・・・・・

旅の間で起きたちょっとした出来事。バルジーナの卵騒動が終わり下山している間に起きた出来事。下山途中に一人の山男と目が合いバトルをする事になった。

「ゴローン、たいあたり!」
「モンモン、エナジーボール」

やまおとこのゴローンにモンモンがエナジーボールをぶつけ、こうかばつぐんでゴローンは瀕死になりリュウトが勝利を飾った。

「はっはっは!見事に負けた!実に愉快だ。ガーハハハハ!」

やまおとこの中年は負けたというのに実に楽しそうであった。何負けたのに嬉しそうなんだよと理解が出来なかったリュウトとヒメ。すると山男がヒメをじっくりと見たり触り始めた。急な事で戸惑いが隠せないヒメ、顔付きが途端に険しい物になったリュウト

「な、なんですか??」
「君があのディアンシーか〜。まさかナナイロ地方にいたとは〜!岩タイプトレーナーの憧れだよ君は!ハーハハハ!」
「ど、どうも?」
「もーいいだろオッサン。こいつは見世物じゃねえんだよダァホ」

中年に触れているヒメを持ち上げるリュウト。その瞬間とても悲しそうな顔を見せる中年山男。すると山男は手持ちの全てのモンスターボールをリュウトの前に出し土下座し始めた。

「何の真似だ。」
「ワシの手持ち全てと君のディアンシー交換してくれっ!頼む!!」
「………いやいや、勝手な事言うなよオッサン」

青筋をピクピクさせているリュウト最初は温厚に解決しようと思ったが。あまりにもしつこくねがってくる物だから少し痛い目を見せてやろうとした時ヒメがそれを止めた

「ヒメ?どうしたんだよ」
「まあまあ、落ち着いてくださいリュウトわたくしが何とかします。」
「………」
「大丈夫、安心してください」

優しく微笑んだヒメに少し照れ視線をズラしてしまった。

「山男さんとりあえずこれで諦めてくれませんか?」
「え?」

ヒメの手がポゥとピンクに光るとカラン!とピンクダイヤがその場に落ちた。
ディアンシーが作り出すダイヤモンドは値打ちが付けられない程の値段らしい
山男は「ぬぉっ!!?」と驚きの声を上げた。

「こ、こんな高価なものをワシに!!?」
「わたくしを憧れと言ってくれたのは嬉しいです。だけどわたしはあの男と以外じゃしっくりこないんです、楽しいことも嬉しいことも苦しいことも悲しいこともあの男だからわたしは乗り越えられるんです。申し出を断ってすいません。それはそのお詫びです」

山男はプルプルとダイヤモンドを持ち上げる持っている手はまだ震えている。

「気に入りませんか?だったらもっと出します」

ヒメの手がピンクに光ると今度は大量のダイヤモンドを作り出した。ジャラララララとその場に落ちる

「も、もういいっ!?ワシこんな高価なものそんなに貰えねえ!それに君がそのトレーナーを思う気持ちよく分かった!本当にすまなかった。少年!」

ぺこりとリュウトに頭を下げダイヤモンドを貰わずにその場を去っていった。

「・・・・ヒメ…俺はお前と旅出来なくなるのすげえ嫌だから。あの山男が交換を申し出た時凄いイラッと来た。俺は絶対お前を誰にも渡したりしないから」
「分かってますよだから断ったんじゃないですか!わたくしはリュウトだけのパートナーです、リュウト以外の人間とは旅はしないです…信じてリュウト」

ヒメはキュッとリュウトの手を掴んだ。険しいかった表情が一気に柔らかくなったリュウトはしゃがみ自分のデコをヒメのデコにピトッとつけた

「あぁ、これからもずっと俺のパートナーでいろよ?」
「もちろんです!このナナイロの全てを見てやりましょう!!」
「ああ」

・・・・・

「ジョーイさん、このダイヤ全部現金に換えてくれません?」
「ファッ!!?」

ダイヤモンドを作る事は出来てもそれを消す事は出来ないヒメちゃんであった。

・・・・・

END

余談
なんかいちゃいちゃし過ぎてもはや別小説みたいになっとる…w
本編はまだアイディーアを練ってるので難しいです。また土日に短編を一つ更新しますです。超ダンジョン欲しいですでも金はないです