PR
二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 血の味、錆びた味。 ( No.673 )
- 日時: 2015/09/24 22:24
- 名前: 涼月@いちにいですな ◆VUQvTq9Vpk (ID: mJdGQN/J)
ぎねの闇堕ち考えてたら興奮したんで課題やるの止めます。
そのぶんのプロローグ。首吊り審神者のあとですな。
生きる、ってなんだ?
俺にはどうする事もできなかった。
何故かって?
信頼していた主が、目の前で死んでいたんだぜ?
あー、あー、あはは。
「くっだらねえよ…はは…」
夜になって、一人でまた外にいた。
『風邪ひくよ?ほら、あっちでゲームしよ!』
って、誘ってくるのはもういなかった。
代わりに来たのは…
「おー、死んだ目してやーんの♪」
「…何しにきやがった、『黒幕』」
「黒幕…だって?はは、笑わせんなよ」
「お前のせいかよ…」
「いいや?面白かったぜ?」
「面白い、だって?お前に俺の気持ちが…」
一瞬、変な感覚に襲われた。
足が、動かない。
錆びたみたいに。
「錆びさせればこっちのもん…だけど、このままおんのももったいないねえな…あ、じゃあ『からくり刀剣』」
体が、勝手に動いた気がする。
「おーおー…ま、操ればいいんだ…『幻想感覚』」
…はは。
ああ、人の体って、こんな簡単につらぬけんだ。
ぐしゃぐしゃ、って。
ああ、錆が。
錆の味が。
「…血の味、だ…」
『ルイ、みんな。
本当にごめん』
PR