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まずは感想返しを……

＞ソニックさん
こちらでは初めましてになりますね！ ハロウィンは混沌の塊を産み出してくれました！←←←　やはりギャグカオス組が返り討ちに遭うケースは珍しいみたいですね… まぁ、だからこそ面白みが強まるんですけどね！
料理対決の救援物資には本当に感謝しています！ 現在の状況が状況で大問題になっておられますので……　そちらのパロディ話もぜひ読みに行きますね！

さて、再び１１番編を書くと致しましょう……



……マルスの行方が分かり、これで１つ目のミッションは終了。しかし、メンバー全員の心情はもはや不安しかなかった…

坂神さん「…ソニックさん達、大丈夫でしょうか？」
銀時「確かに気になるな…　そっちの方に俺たちも向かうべきか？」
めだか「その方が良いかもしれんな。私の勘では、その料理とやらはマルスのいた場所の近く… すなわち南側の方にあると推測出来るからな！」
剣心「えっと…　今拙者達が居るのは北側のようでござるな… 東と西、どちらを伝うでござるか？」
坂神さん「取り敢えず西の道を伝うようにしましょう。根拠は無いので完全なる勘です！」
他４人『了解！！』


……一方、此方は会場東側。現在此処を捜索していたのは、【坂神さんsideのナルト・リザードン・ゲッコウガ・チルノ・大妖精】の５人であった…

ナルト「なんかスッゲェ嫌な予感しかしないってばよぉ…；」
チルノ「フン！ お兄ちゃんのような人がなさけないわね！　さいきょーなアタイがいる限り、どんな事があったとしても絶対何とかなるわ！」
大ちゃん「チルノちゃんに限ってそんな事は無いと思うけどね！(黒笑)」
チルノ「ちょっと酷くない！？；；」

…そんなどうしようもなく他愛な会話をしている彼らの前に…






『　悪　魔　は　突　然　や　っ　て　来　た　』





ドカァアアアアアアアアアアアアアン！！　という盛大な破壊音が急に辺り一面に響いた！

チルノ「うわわわ、何が起きたってゆうのよ一体！？」
リザードン「もしや…　化け物がこの近くにいるってのか！？」
ゲッコウガ「リザードン殿、化け物とは一体何者のことを指すn……」

……次の瞬間、ソコにいた５人が一斉に震え、足がすくんでしまったのだった……　破壊音の先の方にいたのは……


５人が見たもの：茶色の超巨大なスライムのような何か。しかも全身が非常にドロドロとしており、マジで気持ち悪い姿をしてる


……そんな物を見てしまえば、まぁどんな展開になるかはお察しだろう。すなわち…

５人『うわああああああああ！！ 出たああああああああああああああ！！！；；』

会場内に響き渡る絶望の叫びが上がった…　…が、逆に言えばこの声は会場内の全ての者にも届いたのであり…

美鈴「！ あちらから悲鳴が聞こえてきました！」
咲夜「恐らくそこで何かがあったのでしょう。私たちも行きましょう！」
ルフィ「俺達も行くぞ！！」
べシータ「早速異変のあった場所へ向かうぞ！臆病者は着いてこなくとも良い！！」

…と、このように彼らを助けるべく多くの者が会場東側に集まろうとしていたのだ！
…この状況は、勿論坂神さん達のグループも同じであった。

坂神さん「！？ 今の悲鳴は……！！」
銀時「ああ、間違いねぇ！ 例の化け物を見つけたに違いねぇ！！」
めだか「ならば私達も直ぐに…＼ズザーザザザザ／ん？」
剣心「何か今… 変な音がしたでござるよな？」
ケンシロウ「…確かにした。 …まるでノイズのような音が…」

……この時、彼らは感じていた。この不穏な雰囲気を。 …しかし、彼らは気づいていなかった。…『その不穏の正体が、既に彼らの目の前にあったことを』



　＼グオオオオオオオオアアアアアアアアアア！！／

５人『！？　一体なn……』

突如間近で響いた呻き声。そんな馬鹿な、確か今、あの化け物は東側にいるはずでは…　……そんな彼らの推測をよそに、もう１つの恐怖が今……

＼ドカァアアアアアアアアアアアアアン！！／

『グオオオオオオオオアアアアアアアア！！？？』

…赤いぶよぶよとしたスライムのような体型、手らしき物はあるが足らしき物はない、巨大に開けられた口……

………　も　う　１　つ　の　紅　き　恐　怖　が　、　彼　ら　の　目　の　前　に　訪　れ　た　。

…一体どうなる！？続きは次回！！

続き！


…坂神さん達の前に突如現れた紅き化け物… いや、悪魔。　その周辺には、目に見えるほどの強烈な邪気が生じていた…

銀時「…どうするよぉ坂神、コイツはちょっと面倒な相手のように見えるぞ？」
剣心「かと言って、逃げる訳にもいかないのでござろう？」
坂神さん「ハイ。今ここで逃げてしまっては、いずれもう片方の化け物と合流し、更に厄介な事に成りかねないでしょう… だとすれば！」

言葉を少し強調した後、坂神さんは戦闘体勢に入った！そして……！

『今この場で、あの紅い化け物を倒しますっ！！』


めだか「うむ！！」
銀時「やっぱそう来なくっちゃあなあ！！」
剣心「全力で行くでござる！！」
ケンシロウ「俺も本気で行こう」

…今、こうして異世界より来た５人の戦闘のプロが戦いを始めた！













　　　　　……　様　に　思　わ　れ　た　。

グニャッ！　ブヨーン！　ボヨヨヨーン！

……彼らは確かに紅き化け物に向けて、拳を突きだし、剣で斬りかかった。 ……しかし、紅き悪魔の肉体は一切傷ついておらず、ダメージを受けた素振りすら見せなかった。 それ処か…

坂神さん「！？ あの化け物、私達の事に気づいてないんですか！？」

紅き悪魔は、攻撃を受けたのも露知らず、いや、それよりも優先すべき何かを成し遂げるためなのか、攻撃してきた５人すらもを無視して、ひたすら東に向かって進んでいたのだ！！

ケンシロウ「…コレはマズイかもしれんな」
剣心「あぁ。早くしないと合流されてしまうでござる！」
銀時「だとしても、今のアイツは俺達には無関心だぞ！？ どうやって気づかせれば……」
めだか「いや、気づかせることもなく一撃で消し去ってしまえば良いのではないのか？」
坂神さん「！！ めだかさん、ソレです！その案なら倒せるかもしれません！ ですが……」

紅き悪魔を倒す方法を思いついた坂神さん！ しかし……

坂神さん「…それを行うには、私達の力だけでは足りません。流石に５人では無理があるでしょう……」
銀時「なら、今茶色い化け物と戦っている奴らから何人かを呼んでくれば良いんじゃねぇのか？」
坂神さん「そうですね。最悪合流されてしまった場合は、全員の力を合わせてまとめて倒してしまえば良いでしょうし！」
めだか「では、私達は先回りをして仲間を集めれば良いのだな？」
坂神さん「ハイ！ 時間は長くありません。直ぐに行動に移しましょう！」

５人『おおう！！』

……こうして坂神さん達は、もう１つの化け物の襲来と、それらをまとめて撃破するための戦力を求めに東へと走り出した…


ー グッ… 体が思うように… 動かねぇ…　 けど… 確実に近づいてる… 　必ず…　この手で…　奴を… ー

どうも坂神です！！

・・・恐ろしい事態になっていますね・・・！！

会場にて・・・

坂神「不味いことになりましたね・・・！！」

銀時「早く合流しなくちゃ皆があぶねぇ！！」

めだか「そうだな！！しかも非戦闘員にはますます危ない！！」

ケンシロウ「ああ、ソーマや小松など・・・」

剣心「一刻も早く倒さなければ！！」

坂神「はい！！・・・何が何でも止めましょう！！」

四人「おう！！」

では失礼します！！

＞坂神さん
詳しい視点説明ありがとうございます！ そのまま物語に反映させていこうと思います。今後の展開もぜひお楽しみください！

…では続きです！！



……メンバー達は、確実に会場東側の方へ集まってきており、全員でその化け物と対峙していた。しかし……

コノハ「やぁあああーーー！！」
美鈴「ハイヤァ━━(゜Д゜)━━！！」
ドンキー「ウホォオオオオオオオウ！！」

３人は茶色の化け物に一斉に殴りかかった！しかし……

ベチャッ！ ビチャグチョッ！

坂神さん達と対峙したあの紅い悪魔同様、やはり攻撃の威力が吸収され、ろくにダメージが入らない。それどころか……

美鈴「アレ！？ ちょ、ちょっと、足が抜けないのですがぁ！」
コノハ「アレ？ コレ抜けないよ〜！；」
ドンキー「ぬっ…　これ位、オイラの筋肉にかかれば…！！」

なんと各々の手足が、茶色い化け物の体に入り込んでしまい抜けなくなっていた！　化け物はそんな彼らに容赦なく襲い掛かろうとする…！ ……その時だった！！

ズシャアアアッ！！ ドドドドド！！ ドカァーーン！！

茶色い化け物の体を何かが斬り裂き、貫き、壊していった！！
その際に化け物の動きが一度怯んだ！！ そしてその間に３人は無事に体を取り出す事が出来た！

コノハ「うぅ……　手がベタベタだよ……」
ドンキー「けど、とても良いタイミングでフォローしてもらったウホ！」
美鈴「本当にありがとうございます……





























　　　　　　　　……お嬢様方！！」


レミリア「見た感じ物理攻撃は効かなそうね……　フラン、今回ばかりは貴女の能力を最大限に使わなければならないようね。」
フラン「えっ？…て事はお姉様……　『本気でヤっちゃっても良いんだよねぇ？』」
レミリア「ええ、今回はね。 さぁ、行くわよ！！」
フラン「ハァ〜イ☆(暗黒笑)」
ゲッコウガ「拙者達も参るぞ！！」
リザードン「おう！ もちろんだ！！」

……物理攻撃は通用しないが、魔法攻撃ならダメージを与えられると判断したメンバー一同は、一斉に魔法攻撃体勢を取った。魔法攻撃を撃てない者は、出来るだけ相手の近くで動き回り、相手を翻弄させるようにした！　この短時間での猛攻に化け物は随分と圧されていた！ ……が、かと言ってダメージを受けているという素振りも一切無かったのだが。　と、そこに……


坂神さん「皆さん！ 大丈夫ですか！？」
剣心「遅れてしまい申し訳ないでごさる！！」
銀時「俺達も来たぜ！！」

坂神さん率いる戦闘のプロ５人がやっとで来てくれた！

ナルト「坂神さん達！ 待ってたってばよ！！」
トリコ「コレはそろそろ本気で行く頃か…！？」
ルフィ「俺も準備は良いぞ！」
坂神さん「分かりました！では早s＼ズザザザーザーザ！／なっ、もう来てしまったんですか！？」
銀時「オイオイ、まだ作戦すら伝えてないってのに……！！」
ナルト「なぁなぁ、さっきから皆して何を言ってるんだってばよ…？」
ルフィ「なんかさっきから変な音が聴こえてるぞ……？」

…希望と同時に訪れた妙な不安は、メンバーの思考をフリーズさせるには十分な物であり、それは坂神さん本人の口から伝えられる事となった……

坂神さん「皆さん！ 敵がもう一体現れます！　準備してくださいっ！！」

その言葉が言い終わるや否や…

ドカァアアアアアアアアアアアアン！！！！

＼グオオオオオオオオアアアアアアアアア！！？？／

……なんと、あの紅き悪魔が壁をぶち壊し、もう此方に辿り着いてしまっていた！！？？

さて、再び更新と行きましょうか……



……遂に揃ってしまった紅き悪魔と茶色い化け物。戦闘慣れしていないカゲプロメンバーは皆震え上がってしまい、戦闘慣れしている晴哉sideのメンバーも大半はたじろいてしまっていた。　……全員が、この光景、この事態に一瞬恐怖を覚えてしまっていた。　………だが、

坂神さん「皆さん、落ち着いて下さい！ ココで諦めたらそれこそ本当の終わりですよ！？　ここからまとめて倒したいので、皆さんの力を貸してほしいんです！！」

坂神さんのこの声に一斉に全員が反応した。戦闘慣れしているメンバーは次々と気持ちを落ち着けてきた様だが、戦闘慣れしていないエネが、ふとこう問い掛けた。

エネ「……皆そういう風に言って自分を鼓舞してるみたいだけどさ、…本当に勝つ見込みなんてあるの？ あれほどの射撃をしても相手はまだ疲れが出てないのよ？　私達に… 殺れるっていうの……？」

……普通に考えてみれば最もな考えだ。一般的な人間だったらそこで考え直すだろう。　　……一般的な人間ならばであるが。

ソニック「ん？勝つ見込み？ 分からねぇよそんなモン。　けどさ、やんなきゃ始まらねぇだろ？」
幽香「……殺らなきゃいけないのよ。そうでなきゃ、どっちみち私達が殺られてしまうのだから。」
ベジータ「フン、俺様やカカロットは、そんな無理難題な強さの奴に打ち勝ってきたんだ。今更この程度の相手でそんな弱音を吐くなら、黙って逃げていろ。俺達は俺達でやる。」


……そう、ココはカオス島。そしてカオス館付近特設会場。そんな場所に集まっている者が……








　　【 常 識 人 な 筈 が な か っ た 】


エネ「…………ハァ、駄目だわ。コイツらじゃ話にならないわ。ならもう…」

そう言うとエネは、今まで持っていた空の支給用の銃に弾丸を入れまくり、

エネ「良いわよ！こうなりゃヤケよ！ アンタ達の馬鹿な考えに乗ってやろうじゃない！！」

そう言い、戦闘態勢を整えた！ そして、この言葉を待っていたかの如く、全員が一斉に戦闘準備を整えた！！
そして、ココで坂神さんが指揮を出す！

坂神さん「作戦は先程と同じ様に、遠距離攻撃できる人はそれで攻撃を、出来ない人は敵２体の動きを翻弄させてください！ ただし、今度は遠距離攻撃を１度に全員で放って下さい！ まとまった攻撃であればあの化け物達も倒せるはずです！！」

ソニック「了解だ！ なら俺は囮に回ってるぞ！」
美鈴「私もそちらに回ります！」
咲夜「先程ナイフが通用するか試したけど駄目だったわ。だから私もそちらに回ります！」

フラン「様は皆の攻撃に合わせてドカーンとやればいいのね？」
レミリア「ええ。私達も準備をしましょう。」
ネス「さぁて、久々にガチでPSIを使いますか…！」
ピカチュウ「俺も本気で行こうかな…？」
幽香「久しぶりに血が疼くわね……」
魔理沙「フルパワーで行くぜ！」

……そうしてメンバー全員が作戦を遂行させようとした時だった。　彼らは一瞬、目の前の出来事に目を疑ってしまった。 と言うのも…



……あの紅き悪魔と茶色い化け物は、取っ組み合いのような姿勢をしていたのだった。　…闘っていたのだ。


めだか「……アレはどういう事なのだ？」
ケンシロウ「……俺にも分からない。」
坂神さん「けどコレはチャンスですよ！ 今の内に準備をして、気づかれる前に倒しきりましょう！！」

全員『おおう！！』


…そうして、彼らは２つの化け物の殲滅準備を整えていった。



……しかし、彼らは知らなかった。…この２つの化け物の内の片方に、あるとんでもない秘密が隠されているのを……





























魔理沙(……そう言えば、さっきから作戦の指示は坂神さんしかしてないよな？ 晴哉さんはどうしたんだろう……？)

※最初に言わせていただきます。この先俺得意味不明展開が巻き起こることになります。そういう系統への耐性が無い方は、
なるべく読まれないようにする方が得策かもしれません。
　「今更退くわけには行かない」という方は、ぜひ最後まで読みきって頂けるとありがたいです。

それでは本編をどうぞ。



……依然として、紅き悪魔と茶色い化け物は争いを止めなかった。現在は取っ組み合いから一転、互いにそれぞれが持つ巨大かつ強大であろう豪腕(？)で殴り合いをしていた。　 …しかしどちらかというと、紅き悪魔の方がやや劣勢のように見えた。 その証拠に、紅き悪魔の放つパンチには、だんだんとキレと威力が無くなっていくのが目に見える様になっていた。


…一方、坂神さん率いる戦闘メンバー全員は準備を完全に整えていた！！

魔理沙「……あぁ〜、坂神さん？だっけ？」
坂神さん「？ 何でしょうか、魔理沙さん」
魔理沙「大まかであっても良いんだけどさ…… 狙わなきゃいけない所とかってあるのか？」
坂神さん「ハイ。体全体を狙っていこうとするとダメージが集中せず、敵を倒せなくなる可能性もありますので、敵が前後に並んでいるときに前方の敵の体のど真ん中を狙って頂くとありがたいです。」
魔理沙「了解だぜ！ ……ところで、晴哉さんについては、坂神さん知らないか？」
坂神さん「えっ？ 私達は知りませんよ？　……しかし、確かに変ですね。晴哉さんはこんな大変な状況で逃げるような人では無いはずなのですが……」

…突如として現れた、１つの不安。しかし今はそれよりもやらなければならない事がある。 そう、この２体の化け物を倒す事を。 …覚悟を決めた坂神さんがメンバーに伝えた。


「今ですっ！ 全火力放出でお願い致しますっ！！」


　ウオオオオオオオオオオオオオオオッ！！！！


その瞬間、無数の氷の刃と凍てついた波動砲を始めとし、風を纏った無数の弾幕、魂の籠った巨大な炎弾、安心の強力なる電撃、追撃機能搭載の強力なる銃、光と闇の二極の矢、何もかもを貫き、破壊し尽くすであろう無数の槍、弾幕、波動砲、剣が、同時に、前方にいた紅き悪魔の体のど真ん中に放たれた。


　グギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアオ！！？？




……そうして、体のど真ん中を貫かれた２つの化け物は、遂に意識を失い、倒れ……

































……てはいなかったのだった。


全員『なっ………！！？？』


……紅き悪魔は確かに倒れ伏せていた。 しかし、茶色い化け物は弱まっているとはいえ、まだ普通に動けているのだった。

ピット「そんな……」
ブラピ「アレほどの火力を……」
リザードン「まともに喰らったのに……」
デデデ「いくら紅き悪魔が前方にいたからとは言え……」
トリコ「あんなに耐えれる物なのか……？？」

化け物２体を倒せなかったショック故にか、全員がその場で固まってしまっていた。茶色い化け物は、先程の攻撃を放ったメンバー一同に向かって進んできていた… 　…殺られるのか？この茶色い変な化け物に？ そう誰もが思った……　　…次の瞬間だった。



ズザザザーザーザザーザザーザザザザザザーーーーー！！！！



……倒れ伏していた紅き悪魔の方から、あの雑音が全員の耳に届いた。茶色い化け物すらも振り向いた。 しかし、今回はただの雑音ではなかった。 ……よく聞いてみると、何やら声が聞こえてきたのだ。

………………………カ…

坂神さん「………？」
銀時「オイオイ…… 一体何がどうなって……」
めだか(銀時！ １度黙っていてくれ！ 何か聞こえてくるぞ…)

……テ… ………ルカ……


……ケテ… タマ…… …ル……カ………！



『…マケテェ……　 ………タァマァルゥ…　…カアアアアアアアアッ！！？？』

…はっきりと聞こえたその声。その直後…、 今まで流れ続けていた雑音が、段々とクリアになっていった！　 しかし……

ネス「段々と音がはっきりと聞こえるようになったな…… ん？パステル君、何震えてんだよ？」
パステル「そ… そんな……　((( ；゜Д゜)))ガクガクブルブル」
スネーク「何故…… この曲が流れている……？　　　((( ；゜Д゜)))」
どん「この曲はマズイドン！ 禍々しいオーラが滲み出まくってるドン！？」
ベイダー「ナニ……　コノキョク……？((( ；゜Д゜)))」

音ゲー組のメンバーが揃って震え出してしまった……　 一体どういう意味なのだろうか？

銀時「なぁ… たかが音楽聴いただけで震えるとか頭可笑しいのか？　馬鹿なの？？」
スネーク「……普段から音ゲーをしない奴には分からないだろうな。だが、この曲は間違いない……」
パステル「うん…　 リフレクでは、現在尋常じゃないペースでインフレが進んでるんだけど、この曲はそんなインフレを引き起こした伝説の楽曲………」





　【 Ｈ Ａ Ｅ Ｒ Ｅ Ｔ Ｉ Ｃ Ｕ Ｓ 】



そう答えたと共に、紅き悪魔の体が突然光り出したっ！！

全員『グッ……、何が起こってるんだ…………？』


……数秒後、光は消え、元に戻った。しかし……


　そこにいたのは、紅き悪魔では無かった。


漆黒に染められた禍々しき翼、何処かの金獅子を想像させる金色の巨大な角、白く無造作に伸ばされたような髪。



……一言でまとめるならば『魔王』　 魔王の様な姿へと変わり果てた、あの………



……ようやく分かった紅き悪魔の正体。しかし、その名を言う前に………


　『魔王』が放った黒い爆発に、全員飲み込まれてしまったのだった…………

坂神さん「うっ…　私は一体……？」

魔王の様な姿に変わったあの人の一撃は、確かに全員喰らい、全員倒れ込んでしまっていた。…だが、被ダメージや耐久力などによって起き上がるまでの時間は変化したため、位置がかなり離れていた坂神さんが、１人先に目覚めれたのである。ちなみに、坂神さんが起きたのは、爆発を喰らってから２分後である。
…そしてふと前方を見てみると、あの魔王らしき者が、茶色い化け物と対峙していた。両者が黙って睨み合っていた……　次の瞬間だった！

？？？「……なるほどな。ソコが原動力か。」

そう呟いた次の瞬間、グチャアアアアッ！！？？
…と、何とも気持ち悪い音を立て、右腕を茶色い化け物の体に突っ込んだ。

坂神さん「！！？？」

コレでは相手の攻撃の的になってしまうだけだ！！ そう伝えようとしたのだが、まだ体も動かないうえ、声すらもかすれており、今の坂神さんには情報伝達手段が無かった！　…しかし、魔王の方はというと、化け物からの攻撃を喰らう前に……

…しっかりと腕を取り出していた。……あるものを手にとって。　しかも、その瞬間……

グギャアアアアアアアアアアアアアッ！！？？


……なんと茶色い化け物の体がだんだん溶け始めたのだ！！

坂神さん「！！？？」
坂神さん(まさか…　あの短時間で化け物の体内にある原動力の様な物の位置を把握して、それを一発で無駄なく取り除いたというのですか！？)

…言葉で表してみるとなかなかに複雑なものだが、そんな事が起こったのである。そうして、茶色い化け物はどんどん溶けてゆき……

　……最終的には、まるで始めから何の変化も無かったかのように、ドロドロとした煮物らしき物が残されていた。




霊夢「…っ？ ココは……？」
スミス「私達は、一体……？」
？？？「……ようやく… 気づいて… くれたか……」
全員『！！？？』

…茶色い化け物を無事に倒した後、だんだんと目を覚ます者が増えてきた。そして……


…ようやく、魔王の様な姿をしたあの人の名を言うことが出来た。



































全員『は、晴哉さん！！？？』

晴哉「…ん？ あぁ… 余計な心配… …させちまったな……」


……魔王の様な姿をした男：晴哉は、そう言うと、左肘に付けていたサウンドチェンジャーの「停止」ボタンを押して、元の姿に戻った。しかし……　　　　　　………バタッ。

全員『晴哉さん！！？？』

その後、即座に晴哉は倒れてしまった……
……それもそのはず。晴哉は、いくら紅き悪魔の状態であったとはいえ、坂神さん率いるメンバー全員の総攻撃を喰らっていたのだ。よって立ってる所か、息をしているかすらもが怪しくなっていても可笑しくない状態だったのだ。

そんな急展開に、メンバーは急いで晴哉の元に駆け寄った。 　……しかし、晴哉が次に言い放った一言によって、メンバー全員が再び凍りつく事になるとは、流石に誰も思ってなかったらしい……



晴哉「審査員… 準備は… いいか……？　…コイツヲ…… 食ベルゾ……」



審査員s「…………エッ？」

晴哉「…忘れたか？ コレは… 料理対決だぞ……？ 早くして… くれないと… もう… 意識が……」


……このやり取りに、坂神さんを含めたメンバー全員が唖然としていた。もし、メンバー全員が傷だらけ(晴哉に至っては腹に小さな穴が空いてしまっている)である今、このどうしようもない料理(？)を食べてしまえば、彼らはもはや無事だとは言えないだろう……

……しかし、誰１人として、晴哉を止めようとする者はいなかった。 …皆を真剣な目で見つめて話す晴哉の姿、そして、魔王の様な姿になった晴哉の威圧・恐怖感に、何も言えなくなってしまっていたのだった……


……準備が整い、審査員５人(マルスはまだ復帰せず)は、手にあのドロドロとした煮物(？)をすくっていた。

晴哉「……覚悟は……　いいな……？」
審査員s「…………(無言で合図)」

晴哉「では………　せぇの…………！！」


……遂に、審査員５人は手にしたクトゥルフ料理を口に入れた……！！　 その反応は……！！


リンク「ごぺらばしゃあアアアアアッ！！？？」
スミス「あばばばばばbababababababababa」
霊夢「グゲゲゲゲゲゲボォアアアアア…………」
ロック「グパアアアァァァァ▽◆＠◇※¥●☆」
晴哉「…………グボォッ」

※全員が口から黒い何か(モザイク処理)を吐き出した。

全員『審査員組ィィィ！！！！？？？？』



……遂に登場してしまった２度目の医療室搬送であった。しかも今回はガチシリアス戦闘シーンも含まれていたが故に、全員が医療室に向かわなければならなくなったのだった…………






……やっとで１１番料理が終わりました……　 料理対決、よく考えれば書き始めてとっくに２ヶ月経ってたり……； 更新ペースが鈍足で申し訳ありません……　 今年度までには終わるように努力します；

ココで感想タイムを挟みます。次回で全料理試食完成にさせたいので……

それでは今回はこの辺で。