二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: カオスがかったありふれた日常【料理対決、混沌】 ( No.217 )
日時: 2016/04/13 21:49
名前: 晴哉 ◆ZbGp1lVNU6 (ID: QxkFlg5H)

どうも、晴哉です! 最終ゾーンがそろそろ書き終わるので書き始めに来ました!


>ユリカさん

やはりラゾリーグの結果は全員が驚愕してましたか…… ってそちらのクロウがお怒りだぁぁぁ!? 
コメントの件は本当にありがとうございます。今後も色々と迷惑をかけてしまう……かもしれませんが、ソレでも宜しければ、今後とも宜しくお願い致します。
……あっ、キャラ貸しの件は問題ありませんよ! 確かに私も書いてて文とスミス氏は本当に動かしやすいですね。スミス氏は紳士キャラ確立してますからね……



…………ソレでは本編に参ります。







第2回ラゾリーグも終わり、いよいよお仕置きはラストスパートに向かっていた。

ワープホールを抜けた先、ケツの痛みがまだ癒えない7人の目の前に広がった光景は……!?

ワリオ「……何処だ?ここは?」
モモ「なんか…… 広い空間ですね」
ガノン「しかし、ドアが無いぞ? おまけに灯りまで」
パラガス「なんか色々と荷物があるのだが……」
ファルコ「ソレよりも…… この空間、動いてないか? なんか立つのが結構辛いのだが ……;」
霖之助「動く空間? そして大量の荷物……



    ……! ねぇ、この形の扉って…… !!」
紫「えぇ、間違いないわ……!!」



暗くてドアの代わりに大きな扉がある荷物だらけの動く空間…………

ここで紫と霖之助は、この空間の正体に気がついた!


紫「間違いないわ! ココはトラックの中よ!」
モモ「うぇぇっ!? って事はこのまま何処かヤバイ所に連れてかれるって事ですか!?」
ワリオ「……多分なんだが、それはないと思うぞ?」
ガノン「? ソレはどういう事だ?」
ワリオ「ココを見てもらえば多分分かると思うぞ」
6人『??』


ワリオの言葉の真意を探るべく、たまたま空いていたトラックの隙間を覗いてみる。するとそこに見えた光景とは……!?







遠く… 目視約20km離れた位置にカオス館が見えており、その距離はどんどんと離れていく……

言ってしまえば、カオス館で起こった数々の恐怖からの脱走に成功したのだった!!



モモ「ふぅ〜 けど、コレでもう終わりですよね?」
パラガス「全くですな。ココまで来てわざわざ迎撃をしようとするほど、奴らは執念深くはないだろうしな。ファーッハッハッハッ!!」
霖之助「……ところで、この荷物の中には何があるんd\ガポン!/うわああああ!?」
ファルコ「!? どうした!?霖之s\ガポン!/うおわあああ!?」
他5人『!!??』


安心したのもつかの間、今度は荷物の中身を確認しようとした霖之助とファルコが、どういう訳か上から降ってきたカプセルの中に閉じ込められてしまったのである! よく見てみると、中には高く積み上げられた荷物もあり、そのてっぺんには同じ様なカプセルもあった。 恐らくたまたま運悪くカプセルが降ってきたのだろう……



ワリオ「お前ら!大丈夫か!?」
モモ「直ぐに助けます! う〜ん……!?」
ガノン「どうなってやがる!? さっぱり開かねぇじゃねぇか!?」
ファルコ「内側からもやってるのだが、さっぱり開く気配がしないぞ!?」
霖之助(まだ恐怖は終わってないと言うのか!?)




……一方カオス館では、

晴哉「機材は全部揃ったか?」
ルフレ「あぁ、コレで全部だ」
MZD「音合わせにリハもしたからもう行けるぜ?」
スミス「あちらも作者の思惑通りの展開に進んでる様ですよ?」


いつの間にやらスクリーンの真下の舞台にギターやらドラムといったバンドの一式が揃って置かれていたのだ! 晴哉sideでこんな光景が見られた場合、だいたい行われるのはアレである……!!



リンク「……作者は何考えてるんだ? まだワープホールに入れてる辺り、まだお仕置きは終わってない筈だってのに……」
メタナイト「お仕置きどころか完全に逃がしてしまってるではないか!? それなのに何故作者は悠々とバンドセットなんかを設置してるんだ!?」
ユリカ「……アレ?このバンドセット、何処かで見たような気がしてたんですが、まさか……」
晴哉「そう、そのまさかですよ!!」


その一声と共に、晴哉・スミス・MZD・ルフレという、最近よく見る様になった4人組が舞台に上がってきた!



晴哉「待たせたな、皆!!」
MZD「フィナーレってのは最高潮のボルテージで終えるものだろう?」
ルフレ「クラッシャー組の皆もさ、笑って盛り上がって終わりたいんじゃない?」
スミス「そうなれば、私達が黙ってる筈がないでしょう?」

リザードン「何するのかは分かったが、1つ聞かせてくれ。あの裸族クソ共を放っておいて良いのか!?」
晴哉「イヤ、もう手は打っている。コレを見れば分かるぜ?」


そう言うと、晴哉はトラックの運転席の様子を見せてくれた。するとソコにいたのは…………!?

Re: カオスがかったありふれた日常【料理対決、混沌】 ( No.218 )
日時: 2016/04/13 21:58
名前: 晴哉 ◆ZbGp1lVNU6 (ID: QxkFlg5H)

美鈴「…………」(▼益▼#####)



全員 ( Д )      ° °

紅魔組 ((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル



……ハイ、まさかの紅魔館の門番こと『紅美鈴』が般若の形相で運転をしてました(爆弾投下) ……アッ、よく考えてみれば痛袴の餌食にされて相当落ち込んでいたよな……

……しかし、どういう訳か紅魔組のメンバーだけが、まるでこの世の終わりのような蒼ざめた表情で彼女を見ていた……



霊夢「? どうしたのよレミリア?そんなに震えて? 何かマズイ事でもある訳?」
レミリア「……マズイどころの騒ぎじゃないわ;」
咲夜「下手してしまえば、裸のライドオンよりもよっぽどタチが悪いわね……;」
シンタロー「裸族技よりもタチが悪いってスゲェ嫌な予感しかしねぇんだけど!?」
小悪魔「むしろよくあんなスピードで走れてる位ですよ;」

他全員『……はっ?』



紅魔組から次々と聞こえる絶望と不安の声。色々と確認する必要があるだろう、と考えた作者は、ココから幾つか衝撃の事実を暴露することにした。



晴哉「色々と困惑してるみたいだから、ここでちょっと整理させてもらうぞ。まずはあのトラック。実はアレ、にとりに改造させて最高時速たったの40km/hにしてあるんだ」
全員『遅っ!!??』
カノ「ねぇねぇ、ソレって裸族への配慮なのかな?」
晴哉「違うぞ。美鈴をイライラさせるのと、まだ暴れてほしくない、っていう2つの理由がある」
エネ「はぁ!? じゃあ今美鈴がブチ切れてる理由って……」
晴哉「あぁ。遅いトラックに対するイライラだ」
クラッシャー組『さっきまでの俺達の同情心を返せOTL』


晴哉「……まぁ、コレ位情報を言えば…… もう分かるよな? と!言う訳でー!!」


すると作者は何かスイッチを取り出し……?


晴哉「あのトラックの最高時速を40km/hから『200km/h』にぃぃぃ!? 『リミット・ブレェェェェェェェェェイクッ!!!!』」
他全員『今すぐ八雲さんを始めとしたヴァンガードファンに謝罪しろぉぉぉぉぉぉ!!』

\ポチッ/





\ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!??/

美鈴「!? やっとで本調子が出せるぜオラァァァァァァァァァァ!!!!」


トラックの最高時速が改変された事により、遂に本性を現す(?)様になった美鈴!! しかし、当の裸族+αからすれば……


パラガス「フフフッ、こうしたゆったりとした時間もまた良いもn\ドゴッ!/ドゥオワァッ!?」
ワリオ「ダァハァッ!? 何だ何だ!?急にトラックが加速し出したぞ!?」
紫「そもそも今更な話なんだけど、このトラック誰が運転してるのよ!?\ドカッ!/ 痛ァ!?」
モモ「ちょっと霖之助さんにファルコさん!そのカプセル早く何とかしてくださいよ!!」
ファルコ「目が回るゥゥゥゥゥゥゥゥ!?」
霖之助「本当にゴメン!; けど全然取れないんだよコレ!?」
ガノン「何なんだコレはぁ!!??」



やっぱり振り回されていた。しかも霖之助とファルコはカプセルに詰め込まれている為、 あっちをグルグルこっちをグルグルと、まるで最初のピタゴラスイッチの如く目を回していた。ソレと同時に他5人は、そんなカプセルからの無慈悲なタックルを受けていた……


……実は、現在美鈴が走っている道路はとある山脈であり、一歩間違えれば崖に真っ逆さまになっても可笑しくない程に険しい場所なのである。ソレを美鈴はドリフトで走り抜けているのだから、この時点で美鈴の運転スキルがどれ程の物なのか、というのはだいたい想像がつくだろう。


……と、そんなデンジャラスな光景を背景に、晴哉達『CHAOS CORE』は…………




晴哉「ッシャアアアア! 今からライブを始めるぞぉぉぉぉ!!」

全員『イェェェェェェェイ!!!!』


次回、全てが決する!!

Re: カオスがかったありふれた日常【料理対決、混沌】 ( No.219 )
日時: 2016/04/13 22:02
名前: 晴哉 ◆ZbGp1lVNU6 (ID: QxkFlg5H)

スミス「今回私達が歌うのは、弐寺初登場の不朽の名作!」
ルフレ「その余りの人気ぶりにニコ動にも多大なる影響を与えた、音MAD御用達楽曲!!」
MZD「作曲者は、元BEMANIコンポーザー屈指の人気を誇るTatshとNAOKI!!」
晴哉「それじゃあ聴いてくれ!!」






BGM: RED ZONE

タイトル: RYOURI ZONE





ルフレ「ladies & gentlemen… Let's start Ryouri battle……」

\デデデンデン!デデンデデンデンデン!/

晴哉「長き日常小説の伝統 ココでも刻むぜ!」

\料理対決!/

晴哉「メシウマメシマズ男女混合 差別は一切?」

\ありえなーい!/

晴哉「今宵のテーマは秋の味覚 これこそ日本の」

\風流でーす!/

晴哉「審査員5人揃ったならば さぁ本番だ 覚悟を決めろ!」

MZD「さぁ序盤は調子が良いか? 金平・巨大化松茸ご飯」


ワリオ≪ぐあああー痛い痛い! って段ボールごと降ってごばあ!?≫


MZD「味のないかぼちゃスープに 我らの伝統『O☆KO☆ME』」


紫≪まさかとは思うけどコレがお仕置きなの!? ってかアンタ達重(ry≫


晴哉「発想勝負 現れたのは秋刀魚
   焼き鳥風味だけど 実は『裸族料理』
   アウトな制服 戦犯はミントハゲ
   事実知った俺達 即座に医務室行き→」

スミス「夢は夢のままで……!」
晴哉「まだ前半だろ!?」
スミス「心ズタズタでも……」
晴哉「沢山の人が待っている!」
スミス「皆に支えられ!」
晴哉「再び戦場へ……!!」

4人『向かえ!!』

ルフレ・MZD
『大学芋 ステーキにたたき
 白玉茶碗蒸しに 何故か火山
 色々な料理が来る中
 俺達の前に 立ちはだかる』

晴哉「茶色の化け物と 深紅の悪魔
   2つ出会いてバトル 混乱を静めるためにも
   総火力放射 明かされた真の事実
   クトゥルフ料理食べ やはり再び医務室→」

スミス「数多の被害に」
晴哉「医療班全員驚愕!?」
スミス「間に合わない治療……!」
晴哉「急遽参戦決行したユリカさん!」
スミス「治らぬ病も」
晴哉「音楽の力で皆に…………!!」

4人『届け!!』



晴哉「さぁいよいよラストスパート!!」



4人『どうだったろうか?第1回の晴哉side版料理対決は?王道ラインも邪道ラインもこの戦いの楽しみの1つだね!問題もあった!食材贖罪!お残しは勿論許しまへんで!?この出来事を通して俺達は様々な点で強くなれたね!』


\デェンデェンデェンデェンデンデン!デェンデェンデェン\バギッ/デンデン!/


全員『イェェェェェェェェェェェェェェェェイ!!!!』








名曲をカバーした晴哉side恒例のCHAOS COREによる演奏は、エンディングを迎えようとしていたこの大一番でボルテージを最高潮まで引き上げた!! …………が?



セト「イヤァ〜 しかし本当に盛り上がったッスね! モモちゃん達も良い具合にグロッキーになったみたいで、丁度良い具合のお仕置きになったんじゃないッスか?」
シンタロー「…………いいや。俺は確かに聞こえたぞ?;」
リンク「おお、シンタロー、お前も聞こえてたか; 多分だがあの音って…………;」
ソニック「オイオイ、何なんだよあのsceneは!?」


ライブの終盤、実はよく聞いてみると何かが壊れたような音がしていたのだ。しかし会場内には、何か壊れたような物は一切無い。

そして、ソニックの一言で全員はスクリーンの方を見やった。ソコにあった光景が…………















現在の光景:美鈴が運転していた暴走大型トラックがガードレールを突っ切っている光景





全員『うおおおおおおおおおおおおおい!!??』Σ(゜Д゜ ;;)

霊夢「何とかしなさいよ!? あの馬鹿共は良いにしても、美鈴は流石にマズいでしょうが!」
晴哉「んな事は百も承知! こんな時のために作った『運転席転送装置』! ポチっとな!」

そして次の瞬間、

\シュン!/

美鈴「うわっ! ……ア、アレ? ココは一体……?」


美鈴がカオス館に転送された! そして次の瞬間…………





チュドゴォォォォォォォォォォォォォン!!!!



……大型トラックは大破と共に巨大な爆発を引き起こしていた…… 勿論、中にいた問題児7人を巻き込んで…………


晴哉&カオス組
『 や っ た ぜ (`・ω・)b』

ツッコミ&クラッシャー
『んなもんだと思ったよコンチクショォォォ !!!!』



本編 −完−


次回からおまけに入ります。感想は少しお待ち下さいOTL

Re: カオスがかったありふれた日常【料理対決、混沌】 ( No.220 )
日時: 2016/04/16 19:28
名前: 晴哉 ◆ZbGp1lVNU6 (ID: xV3zxjLd)

おまけ① 〜☆1・2の人達の料理補修〜



……さて、本対決が終わった後、即日中に会場の片付けを済ませてしまった為に、次の日にはあの騒動がまるで無かったかの様に静まり返っていた……

そんな中、カオス館の調理室では、今回の料理対決で☆1・2の評価を受けたレイシス・悟空・ゼルダが料理補修を受けていた…… なお今回の講師は、羽清さんsideの火神大我と桜井良の2人である。羽清さん、本当にありがとうございます……!




火神「それじゃあ今から補修講座…? ってのをやるぜ!」
桜井「い、色々な事について教えてあげますスイマセン!」
レイシス「ハ、ハイ! 宜しくお願い致しマス!」
悟空「悪ぃな〜; オラ達の為にわざわざこっちの世界まで来てくれてよぉ;」
ゼルダ「よ、宜しくお願い致します……」


火神「そんじゃあ早速やっていくぜ! 今回は基礎的にっつー事で、親子丼を作って貰うぜ!」
桜井「作り方は前のボードに書いてありますので、後は個人個人に個別のサポートをしていきたいと思いますスイマセン!」


という訳で始まった料理補修。今回の料理は親子丼である。案外何とかなる……のだろうか?  料理を始めて数分後……




悟空「……ん?鶏肉って簡単には斬れねぇのか……? そんなら…… ふん!」

\スパァンッ!!/(まな板ごと真っ二つに;)

桜井「ヒィィィィ!? スイマセン!スイマセン!スイマセン!;」
火神「だぁぁぁ!? まな板ごと斬れるってどんなパワー持ってんだよ!? 別に簡単に切れなくても何回か包丁を往復させればソレで斬れるんだからよ!」
悟空「うぃっ!? そ、そうだったのか……; オラ知らなかったぞ……;」


レイシス「うぅ…… まだ味が感じられません;」
火神「ぐっ…… 味が全く出てこないってのは全く新しいタイプだからな……; ……こうなったらヤケだ! 味が出るまでひたすら調味料を入れてみろ!!」
レイシス「!? …………ハ、ハイ!」


ゼルダ「ご飯と鶏肉の方は大丈夫な様ですね。では次は味付け様の出汁を作って……  ……アレ?こんなオーロラみたいな色してましたっけ;」
桜井「なんか凄く美しいんですけど出汁はそんな色はしませんスイマセン!?」




……やはりそれぞれにおいて様々なトラブルがあった様だったが、無事に一応3人とも料理を完成させた様だった。 最後にそれを実際に、火神と桜井が食べてみる事にした。以下が、今回の3人の親子丼の特徴と感想をまとめたもの(by火神)なのだが……



 悟空の料理

鶏肉のサイズが大きすぎるのもあれば粉々に砕かれたものまでとバラバラだったな; だが味付けは意外としっかり出来ていたから、力の入れ具合さえ何とかなれば、十分美味しい料理を作れると思うぜ?


 レイシスの料理

後で使用した調味料を量ってから桜井に計算させたお陰でやっと分かったけどよ、醤油大さじ1分の味付けするのに1kgも使ったのかよ!? お陰でだいぶ味は着いて、元から盛付けも良い具合だったから、だいぶ良くなったみてーだけど、塩味だけは感じられなかったんだよな……; コレはとんでもない痛手だぞ……; 10kg使っても味が全く感じられなかったし、今は済まないが諦めろ;


 ゼルダの料理

……ちょっと待ってくれ。誰が北国の銀世界を創り出せって言ったんだよオイ!? 湯気がオーロラになってたり、鶏肉や卵が氷塊や雪原並みに真っ白だったりって可笑しすぎるだろ!? ……まぁ、味が普通の親子丼の味になっただけまだ良い方だろ。しっかし、本当に不思議なもんだぜ…………;




火神「イヤァ〜、しかし今回は珍しく全員が上手くいったな! いつもだとなかなか上達が難しい奴らばっかり残るからな……;」
レイシス「エエッ!? そ、そうだったんでスカ……?」
桜井「僕達も毎度ながらに苦労してたんですスイマセン!」
悟空「オラも色々と学ぶ事があったしな…… 本当にありがとうな!」
ゼルダ「私からも礼を言わせて頂きます。ありがとうございました」
火神「おう! コレからも旨い料理を作っていけよ!」

3人『ハイ!!』




こうして、珍しく全員がその腕前を上げる事に成功して、今回の料理補修は終わることが出来た。………えっ? 肝心な所がまだ直ってない? ……ソコは彼らの努力次第でしょう;

Re: カオスがかったありふれた日常【料理対決、混沌】 ( No.221 )
日時: 2016/04/16 19:30
名前: 晴哉 ◆ZbGp1lVNU6 (ID: xV3zxjLd)

おまけ② 〜反省した者達の今後〜



料理補修を行っていた同時刻、カオス館北部の大コミュニティホールでは……


霖之助「…………;」
ファルコ「…………;」


霖之助とファルコの2人が、何か物難しそうな顔をして考えていた…… 理由は言うまでもなく、今回の料理対決の件についてだ。


霖之助「結局、試食してもらうまではずっとその気だった訳でもあるし、自業自得と言えば自業自得だったんだよね;」
ファルコ「反省してても、やはりそれ相応のお仕置きは貰ったわけだ。そりゃあそうだろ;」


霖之助とファルコは、まじめに反省をしていたからだったのか、お仕置きでの被害をいくらか軽減されてはいた(パイ投げ&ケツバット&爆発)のだが、それでも喰らった物は反省するには十分な物だった。 ……まぁ他のメンバーに至ってはそれを越えるお仕置きだったにも関わらず、未だに反省の気配は無かったようだが;


霖之助「さて…… じゃあそろそろ本題に入るか」
ファルコ「あぁ…………」

2人『どうすれば裸族は何の支障も無く皆と生活していけるのだろうか…………?』



イヤこっちもろくな事を考えてたぁぁぁ!? 良い加減お前達は裸族というのがいかにアホな存在なのか自覚しろよ!?


霖之助「それは聞き捨てならないねナレーション! 僕達は服を脱いだからこそ真なる考えに目醒め、そして今を楽しく生きれているんだ!」
ファルコ「何の取り柄もなくつまらない人生しか歩むことのなかった俺達からすれば、裸族というのは誇り高き文化なのだぁぁぁ!」

2人『とは言ったものの、コレ以上俺達は皆に酷い迷惑は掛けたくはない! だがそれと同様、或いはそれ以上に裸友と結んだ固い絆を棄てたくはないんだああああ!!!!』




……スイマセン、彼らは真面目なのでしょうか?それとも阿呆なのでしょうか? ココに来て2人の裸族は、『世界と裸族は共存出来ないのか』という、ある意味非常に大きな哲学に辿り着きました(爆弾投下)

……まぁ確かに言われてみれば、前回の早苗への謝罪からも分かる様に、現在カキコ界に住んでいる人の中でも、元・裸族の方を含めてみると、その人口はカキコ界全ての種族の内の2%まで昇るのだ。おまけに裸族ファンの人数も合わせて考えると、その人数は総人口の8%までに昇ったりと、もはや裸族は社会現象を通り越し、本格的に社会の一部になりかけようとしているのだ。
しかし、未だに世界から認められていない(ていうか認められる筈がない)事実を目の当たりにし、このままでは裸族の王国を創るのは愚か、裸族文化が衰退、最悪消滅してしまうのでは?と、何時しか2人は危惧する様になったのだ。……しかし、近辺に同じ様な考えを持ってくれる裸友がいなかったが故に、現在こうしてたった2人で悩んでいたのである;


霖之助「やっぱり僕達だけじゃ、まだ出来る事が少なすぎる……」
ファルコ「誰か、影響力の強い俺達の味方が共にいてくれれば……」

……そんな時だった。



『……? 霖之助とファルコだよな?』

2人『!? ア、アンタは……!!』


突如コミュニティホールに何者かが入ってきた。そして霖之助とファルコは、コミュニティホールに入ってきた『あの者』の名を呼んだ。



























2人『タ、タブー!!??』

Re: カオスがかったありふれた日常【料理対決、混沌】 ( No.222 )
日時: 2016/04/16 19:33
名前: 晴哉 ◆ZbGp1lVNU6 (ID: xV3zxjLd)

現れたのは、かの下着泥棒で有名なミントハゲことタブーであった!? 確かに彼は裸族とはよく狂演する事が多く、関係性はかなり深い物だろう……


霖之助「えーと…… ……タブー、ちょっと頼みたい事があるんだけど……」
タブー「ん? お前らから頼み事なんて珍しいな。何かあったのか?」
ファルコ「イヤ、それがな……;」



……2人は話した。 裸族は考えを改めなければならない事。裸族文化を失いたくない事。そして、裸族と人類の共存の為に力を貸してほしい事……

……タブーは黙って真剣に話を聞いてくれていた。 ……そして、



タブー「そういう事がな…… ……良し! お前達にも覚悟があるわけだしな!俺も協力するぞ!」


霖之助「…………えっ?」

2人『えええええええええええええええええええ!!??Σ(゜Д゜ ;;)?』



……ミントハゲ、まさかの快諾。 流石にコレには2人も驚いたようで、早速理由を尋ねる。


霖之助「ちょ、ちょっと待ってくれ! 協力してくれるのは有り難いんだけど、どうしてそう思ったのか、理由を聞いても良いかい?」

するとタブーは……

タブー「は? 何でって…… 俺はこう見えて一般的な考えは普通に持ってるぞ? むしろ…… 『本来なら真面目な役割になる筈だったんだけどな』」

2人『!!??』
ファルコ「ど、どういう事だ……?」

タブー「実は作者、当初の所俺を『真面目な苦労人』に設定しようとしたらしいんだ。ただ、その時の他sideの俺が……なぁ…… 」
2人『全ての世界でロリコン変態下着ドロだったんですねワカリマス;』
タブー「あぁ;お陰様で俺もその時代の波(?)に飲まれて、今日の今日まで下着ドロをやり続けてたわけだしな…… 流石にコレ以上ボスの名を汚し続けるのはどうか、とも思い始めたからな……;」


晴哉sideのタブーの意外な本性を知った2人は、改めて何故彼が裸族と人類の共存に手を貸そうとしてくれたのかがよく分かった気がした。


霖之助「……今は、この3人しかいないけど、いつか僕らの考え、思い、願いが皆に届くと良いよね」
ファルコ「『届くと良い』じゃない。『俺達が届ける』んだ」
タブー「だな! 同じ志を持つ者同士、コレからも頑張っていこうぜ!」

3人『おう! We hope peace!!』



こうして、今ココで、新たな3人の挑戦が始まった…………




〜 後書き 〜

この小説でまともな後書きを書くのは今回が初ですかね?
まずはココまで読んでくださった読者の皆さん、本当にありがとうございました!
それにしても……  ……コレ書く為に7ヶ月も費やしてたのか; 最早秋を過ぎて冬は愚か春真っ只中ですもんね; むしろよくココまで引き延ばしながらも書ききれたな、俺; コレも、私の事を支えてくれた読者の皆さんのお陰です。本当にありがとうございました!
今回のおまけを見てもらっても分かる通り、今後あの3人の動きが少し特殊になってきます。ある意味必見な展開になるかも?


……そしてココで1つ大暴露を。

今回の裸族料理のPVに使用された焼き鳥ネタとあばれる君ネタと厚切りジェイソンネタ。実は元ネタは『私の高校の文化祭で先輩が実際にソレで宣伝をしてた』事にあります(爆弾投下) 先輩、本当にスミマセンOTL

そのネタは非常に面白く、生徒全員で大爆笑してる最中【もしコレを裸族に演じてもらったらどうなるのだろう?】と思考回路が壊れた結果があの様になりますw 我ながらどうしてああなったしwww



最後になりましたが、この番組は抜間さん・坂神さん・ユリカさん・ネオイクスさん・りゅーとさん・羽清さん・ゆめひめさん・ソニックさんの提供のお陰で、お送りする事が出来ました。本当にありがとうございました!




ユリカ「イヤァ〜 本当に楽しかったですよ! カオス島もなかなか良い場所ですね! また機会があったら来てみたいものですよ!」
晴哉「そう言って頂けて本当にありがたいです! ……あっ、もしかしたらですが、半年後の春(つまり今)、また何かやる予定ですから…… その時は連絡しますよ!」





コレで本当のおしまい!! 感想をどうぞ!!