二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: カオスがかったありふれた日常 ( No.25 )
日時: 2015/08/11 23:21
名前: 晴哉 (ID: z5Z4HjE0)

どうも! 今回はオマケ編なのですが、コレを読む前に1つお願いがあります。このオマケを読む前に、1度>>12を読んでください。そうでないと、ストーリーの意味が解らなくなってしまうので。

スミス「随分と投げやり感があるのですが大丈夫ですか?」

晴哉「大丈夫だ。問題ない。」

それでは本編をどうぞ!


…ココはカオス館1階の図書館。ココには各世界から寄せ集められた本が約2万冊ある。なお、司書はいない。そんな物静かな図書館… それも夜の時間だと言うのにも関わらず、僅かな灯りを灯して話し合う2人の姿があった。   ルイージと早苗だ。

晴哉初のお仕置き『ラゾリーグ』終了後、合格した2人は晴哉によって地上に引き上げられた。その後、晴哉自らによる説教を受けた後自由になったので、この図書館に訪れていたのだ。…勿論、残り3人は今もなお、何も食べずに巨大穴で生活(?)している。

早苗「今回のイベントについては本当に申し訳ありませんでした… 私がルイージさんを誘わなければ…」

ルイージ「いいよ、別に。もう終わった事でしょ? それに、あれは強制的に5人1組にならなきゃいけなかったから、必ず誰かが犠牲にならなきゃいけなかったんだ。それが今回は僕だっただけだよ。」

早苗は今回の被害・お仕置きにルイージを巻き込んでしまった事を後悔していた。…逆にルイージは、酷く落ち込んでしまった早苗をひたすら慰めていた。

ルイージ「…そう言えばさ、なんで早苗さんはまだ裸族を続けているの? 何か理由でもあるの?」

早苗「理由… ですか…。 他3人の裸友のため、というのもあるのですが、やはり1番は『その方が楽しい』からですかね…?」

ルイージ「…あんな目に遭っても?」

早苗「………えぇ。 どんな目に遭っても、服を脱いで心を解放したら、気持ちは一気に楽になるし、途端にはっちゃけたくなりますしね。」

ルイージ「………実際の所はどうなの?」

早苗「………………え?」

ルイージ「………『実際に裸族をやってて、本当に楽しいって思えているの?』」

早苗「…………………!!」

早苗は動揺していた。今、自分が最も悩んでいることを、急にルイージから突き付けられたからだ。そして、ルイージはその早苗の一瞬の動揺を見逃さなかった。

ルイージ「…ねぇ、もしかして早苗さんはまだ『自分が建てているその理由は違っているって疑っているんじゃないかな?』」

早苗「!?」

ルイージ「…本当は悩んでいるんだよね? 苦しいんだよね? 自分は裸族で居続けなきゃいけないのか、変わらなきゃいけないのか。」

……早苗の目元は潤んでいた。だがそれでも構わず、ルイージは言葉を続けた。

ルイージ「他の3人は正真正銘の馬鹿だから、早苗さんみたいには悩ないんだよ。そしてこれは、他サイドの裸族の皆さんも言える事なんだ。けど早苗さんは悩んでいる。それってつまり、早苗さんは裸族になりきれていないって事だよね?」

…早苗は黙って俯いていた。ルイージの言っている事は本当だったからだ。そしてルイージは、トドメを刺しにこう言った。

ルイージ「早苗さん。僕から言わせてもらうと、あなたには裸族になってほしくない。むしろ、『あなたは裸族にはなれない』 …だって早苗さん、心を解放できていないもん。そうでなきゃ、今僕にこんなこと話してないよ。心を解放できずに裸族で居続けるなんて、そんなの苦しすぎるよ! だから早苗さん、『もう現実から逃げるのはやめよう?』 もう大丈夫だよ。『これからは僕がついてるからさ、ね?』」


…その瞬間、早苗の理性が『完全に崩壊した』。

早苗『…う"わあ"ああああああああああああん!! ヒッグ… 本当に… 怖かったです…』

…早苗はルイージに抱きついて、大声で泣いた。ルイージもまた、そんな早苗を優しく慰めてながら抱き合った。











…そんな中、図書館入り口の方では…

晴哉「ウゥ… 良い話じゃねぇかよ… (。´Д⊂)」

…ハイ、『晴哉がしっかり話を聞いちゃってました』(衝撃事実

晴哉「…コレは、俺がなんとかするしかないかな…? そうなりゃ、紫やMZDにも手伝ってもらわないと…」

…そう呟き、図書館に2人を残して、晴哉はその場を後にした…







…ハイ!やっとで第1部を終えれました! 本当にありがとうございます! 私、初の恋愛系だったんですが、非常に文才スキルが無いものなので、駄作に見えてしまった方は申し訳ありません…

紫「…で? 私達を呼び出して何がしたいのかしら?」

晴哉「あぁ、それはな…」

…ココから第2部にも繋げていこうかな…と思ってます。

勿論感想OKです! それでは今回はこの辺で!